「やんなきゃなんない」という言葉があって、英語ならmust doか、have to doでいい。これは、文法上理解しやすい。でも、先の日本語の場合、一度正しく戻して「やらなくてはならない」とした上で、『動詞の「やる」と、否定の「ない」のそれぞれを活用し、助詞の「て」でつなぎ、その全体が主語になるからその位置づけを示す「は」を入れ、述語として「なる」で受けながら二重否定の「ない」で締め、"can't be without doing"というニュアンスで表現したもの』と説明した上で、『「やら」が訛って「やん」、「なくては」を縮めて「なきゃ」、「ならない」を口語的に「なんない」とする』とでも言わないと文法上説明できない。恐らく、理詰めで語学を勉強しようとする外国人にはとてつもなく高いハードルが日本語にはある。今、台湾の友人が日本語を勉強中だが、大変だと思う。五十音を覚えてしまえれば何でも読めるので、初心者にとっては簡単に見えるが、その先が底なし沼という恐ろしい言語だと思う。日本人でよかった。