システムエンジニアの晴耕雨読

システムエンジニアの晴耕雨読

2007.01.11
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森昭彦 「SEのためのIT投資効果の測り方」


 企業がITシステムへ投資する際の費用対効果について説明した本。

 「IT投資の目的はシステムを構築することではなく効果に結びつけることである」


 「SEのための」という言葉が題についているとおり、
 常日頃いかにシステムを構築するかにばかり意識が集中し、
 作った後のシステムの効果については目がいかない・・・それはユーザが考えること、と思いがちな「SE」「ベンダー」の立場に向けて書かれたもの。
しかし、RFPの作成や案件の起案時にユーザー部門から相談受けたりすることを思うと、ITシステム化案件の立案に携わる方、全般向けの本になります。

 ITシステムへの投資結果を測定するための目標・指標の考え方、手法の説明は当然想定どおりなのですが、
内容的には、
 ・B/S、P/L・・投資に関する経営分析指標
 ・バランススコアカード
 ・ABC分析
 ・PMBOK、CMMI、COBIT
 等についても各々の説明量は少ないですが、盛りだくさんです。

 システム投資のステップ論への説明の中で、将来のあるべき姿と現状との差を踏まえて一歩ずつ進めていく
EA(Enterprise Architecture)のことに触れたりと、理解しやすい構成です。

 第2章で、システム開発のライフサイクル・・基本構想から要件定義・基本設計、開発、テストまでの個々のフェーズを取り上げ、IT投資効果の観点で再点検されています。
・・・はじめは、ちょっとくどいように感じましたが、
IT投資プロセスの成熟度を測るCOBIT(Control Objectives for Information and related Technology)のKPI(key performance indicator)やKGI(key goal indicator)の観点でおさらいされているので、一読の価値ありか、と思いました。





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最終更新日  2007.01.11 23:28:28
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