システムエンジニアの晴耕雨読

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2007.05.18
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カテゴリ: 書評・読書メモ



梅田望夫・茂木健一郎「フューチャリスト宣言」


 梅田望夫さんの新刊ということで手に取る。

 今回の対談相手は、クオリア&「プロフェッショナル」の茂木さん。


 フューチャリスト・・未来学者・・未来に対する楽観的な希望を持っていること、

 茂木さんが梅田さんの資質を評して、

 「楽天的であるということは一つの意志である」

 という表現できるような決意と世界観を表わしている、という。


 前回の平野さんの対談と違って、

 お二人とも、インターネット、そしてブログやSNS等を前提としたコミュニケーションの

 形態及び社会への期待、そしてその過程に何があろうとも・・という信頼感があります。

 そのため、却って、インターネットとそれをベースとする文化に対する強い反発・・、

 既存のイスタブリッシュやローカルな場所からの反発があることが繰り返し言われますが、

 読みながら、あ~、苦労されているんだな、でも、いまどきそんな反発心を持つ人の方が

 問題、と思う。



 内容的には、梅田さんの発言は、過去の3冊の本やブログ等で拝見しているせいか、

 そうそう、と頷きながら流れてしまって、

 茂木さんの発言が、なるほどな~、と感心して時折り立ち止まりました。

 というのも、梅田さんの言葉がとっても良い触媒になっていたからだと思います。



 茂木 「脳科学、神経経済学を研究している立場からいうと、

脳とインターネットの関係 は、大変おもしろいテーマです。

  インターネットの世界は、私の言葉でいう 「偶有性」 、つまり、

  ある事象が半ば偶然的に半ば必然的に起こるという不確実な性質に充ち満ちています。」  

 「・・ネットは セレンディビティ(偶然の出会い) を促進するエンジンでもあると思う。・・」


 「ブログを書くのでも、コメントをつけるのでも、あるいはオープンソースでも、

  誰も頼まないのにやる。・・・人から認めてもらうことの喜びですね。

脳の報酬系 をもっとも活性化させるものの一つは、他人からの承認ですから。」


 「人間の成長を分ける大きな分水嶺は、偶有性をどう受け入れるかということだと思う。

  成長する能力のある人というのは、自分にとって痛いこと、つらいこともきちんと受け入れて、

  それを乗り越えていける人だと思うんですよ。・・」

  → 「ブログは修行」と梅田さん。

 「僕は、インターネット時代には、逆説的ですが、古典的な教養というものが、

  復活するんじゃないかという気がしています。

  総合的な視野が求められる世になるから、かえって、

  それこそ孔子だとかゲーテだとか、総合的な知を実現した人たちに関心が再び向かうだろう

  というのが僕の直感です。ネット時代の教養における「固定点」のような役割を本が

  するのかもしれませんね。」

  → そうそう、プラトンさんなんかも?!


 梅田さんが、90歳まで現役で働きたい、という発言されて、

 茂木さんが、そのためにはネガティブ・ファクナターがない環境に身をおくことの大切さを指摘。

 そして、二人して、「未来が良いものだ」という意志を持つこと、

 「フューチャリスト宣言」をする!

 とっても素晴らしい!!!



「ウェブ人間論」・・・きっと良くなる!

梅田望夫「ウェブ時代をゆく いかに働き、いかに学ぶか」・・「学習の高速道路」のその先を生きる

グーグル「20%-80%」ルール





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最終更新日  2007.11.15 22:35:58
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