システムエンジニアの晴耕雨読

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2013.11.03
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カテゴリ: 音楽


ひのまどか「プロコフィエフ―音楽はだれのために?」 (作曲家の物語シリーズ)

リブリオ出版

2000年刊



 ペテルブルグ音楽院の「怪物」といわれたプロコフィエフ・・

 23歳のプロコフィエフにとって、周りの人間がバカに見えてしかたのなかった。

 ロシアで十分な評価を得られそうにないことがわかり、

 プロコフィエフは、アメリカを目指す。

 その時、第一次世界大戦のさなか。大西洋航路には、ドイツの潜水艦がたくさんいて

 片っ端から船を沈めていたため、シベリア鉄道経由で、ひと夏を日本で滞在します。

 大田黒元雄との交友や、帝国劇場での公演などがありました。


 アメリカで、年長のラフマニノフに出会って気づいたこと。

≪-芸術家は祖国を持たなくてはならないのだ。

 根なし草になってはいけないのだ。

 祖国から求められているうちに帰ろう。

 その方が、作曲家として一層実りのある仕事を残せるにちがいない。≫


 ロシアに戻り、ロシアまた新生ソビエトで数多くの作品を発表する。

 しかし、

 1948年、KGBに呼び出され、

 ショスタコーヴィッチ、ミャスコフスキー、ハチャトゥリアン、

 カバレフスキー、ポクロフスキーなどとともに、

 ブルジョワ傾向のある形式主義作曲家、「人民の敵」として告発される。



 「本音はあくまでも内にひた隠し、上辺は党中央委員会の決定にすなおに従い、

  自己批判の気持ちを文書や口頭で繰り返し表明し、なおかつ早急に行動でも示した。」



 スターリンがなくなった同じ日に、プロコフィエフは亡くなる。

 そのためその日、すべての花はスターリンのために買い占められ、

 プロコフィエフのためには1本の花もなかった、といいます。





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最終更新日  2013.11.03 19:33:37
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