よんきゅ部屋

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Jan 6, 2006
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カテゴリ: 時事
今朝、朝のワイドショーで大学の行っているビジネスが取り上げられていた。最初の部分を見逃してしまったのだが、見た範囲で言うと近畿大学のクロマグロ養殖と東京大学のミカンから作るサプリメントの話が出てきた。

どちらも、研究されてきた技術の中から生まれたものを事業化して市場に売り出すというものだった。今後は大学も研究費を外部から自分で獲得してこなければならないという認識がかなり広まりつつある。このことはアメリカだとすでに当たり前のこととなっている。研究費をいかに捻出するか、また外部から獲得するためにいかに研究内容を売り込むかが勝負になっている。

この話、理系にとってはかなり使える話であるし、大企業の助けをうまく借りるか、あるいは小規模ながら内部の人材で試行錯誤しながらやっていくということで事業化は可能であろう。もちろん、儲かることと学問とがうまいサイクルで流れていくことに越したことはない。できる限り可能になることが望ましいと私も思う。

ところが、問題は文系の方だろう。臨床的な心理学ならば使うこともできるであろうが、文学は?経済学は?どうなってくるのだろうか。また、事業の問題そのものを扱う経営学といっても、なかなかビジネスとして成り立たせることは難しいようだ。

日本でそういったことが難しい理由は、特に文系に関して言えば、研究と教育とを両立させるように求めていることにあるような気がする。日本の大学教育は問題ありという認識は、特に文系において広がっているように思う。外から見ていてもおそらく、理系は実験で忙しそうにしているが、文系はそのようになかなか見てもらえない。また、講義が中心となりやすい仕組み(そういうことをずっとやってきた結果だとも言えるが)であり、教員一人あたりの持ちコマ数がかなり多い(文系学部は規模拡大路線をずっと走ってきたことに起因する)。それにしばられるとなると、アメリカで行われているような企業のコンサルティングなどはかなり難しいだろう(逆にできている人はよほど恵まれた状況にいると思う)。さらに言えば、日本の文系では社会と大学とが分断しやすい状況がずっと続いている(大学は教育しなくていいと言われたこともあったような...)ことも、その問題を難しくしている。

文系の場合はそのあたりの問題をうまく整理していかないと難しい。学問の性質上直接的な儲けに結びつきにくいことと、多くの講義ノルマが多いことなどを勘案して位置づけを考えなければならないように思う。そう考えれば、外部で稼ぐと言うことを強調されないかわりに、受験生を集めてこなければならないと言われるのも仕方ないのだろうか...。大学の舵取りをされている方はどのようにお考えなのだろう。

あと、文系で扱われる話には、企業やそれがもたらす副産物(例えば格差の拡大とか)に対して批判的に切り込むものもあるのだが、そういった学問は社会で生きていけないということになるのだろうか(実際に使えてナンボと考えるアメリカのように)?まあ、それはきっと大げさだろうが、学問しながらなおかつ儲けるというラッキーなパターンがすべてではないし、そうあるべきでもない(つまり、ほどほどにしておいた方がよい)と私は思ったりする。多様化や個性が叫ばれる中で、実は向いている方向は皆同じというのも社会的に望ましいのだろうか。





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Last updated  Jan 6, 2006 08:34:55 PM
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