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これは昨日の話。東京でキーボード奏者として活動している卒業生(もちろん、私は音楽の教員ではないので彼も大学では音楽は専門外)が自分のバンドのライブツアーということで帰ってきた。メインのライブに本当は行きたかったのだが、授業で行けなかったので、ある店の店頭でやるというミニライブに足を運ぶことにした。ライブが決まったときに彼からメールが来たのだが、行けたら行くという返事をしておいてどうするかは黙っておいた。サプライズということで。
目的の店へ着いたのはかなり早かった。ライブ会場は店の奥かと思っていたら、本当に店の入口のところだった。リハーサル中のようだったが、店に入るなりいきなり彼と目が合った。曲が終わると「先生~!久しぶりやねえ!」と言って彼がやってきた。メールのやりとりは時々しているが、実際に合うのはけっこう久しぶりで、ライブとなるともう何年前だろうという感じだ。
彼は、私が今の大学に移ってきた時のゼミ1期生である。初めて会ったときの印象は、とにかくノリが軽いというものだった。気安いのはいいのだが、それにもほどがあるという感じだったのをよく覚えている。限りなくタメ口に近い話し方だったのだが、それでも完全に崩れないのは彼の持ち味だった。気安さときっちりした感じとの間にうまく線を引ける人物だということは、しばらくして知ったことだ。
そんな彼がバンドをしていると聞いて、どんな感じなのだろうとは、最初から興味があった。東京行きを決めるときに相談があったのだが、そのときが初めてだろうか、彼が本当に私の前で軽くないノリを見せたのは。本気でプロになりたいという覚悟がよく伝わってきたし、聞けば師匠がちゃんといてその人にもやめておけとは言われなかったようだ。ちゃんと筋があるということなのだろう。それ以降、彼はいい卒論を書き、ゼミをうまくまとめたりしながら卒業していった。
彼のバンドはまだ自分たちの車で動いているそうだ。東京までかなり大変である。新幹線に乗って帰れるように、頑張ってもっと売れるといいな。こうして時々頑張っている姿を見られるのはとてもうれしい。みんな頑張れ、そして私も頑張ろう。
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