よんきゅ部屋

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Mar 30, 2009
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カテゴリ: 時事

これは、大学入試でも企業でも起こり始めている話。

大学入試においては、確実にそしてできるだけ早く入学者を確保するために、AO(アドミッション・オフィス)入試というのがしばらく前に話題になり、現在までに少しずつ定着してきた感があった。しかし、文部科学省は大学による願書の受付を8月以降に限定する方針を固めたようだ。その理由は、高校3年生の1学期にすでに合格が出されていることが問題になっているからだろう。

確かに、早く進路が決まるというのは、受験生によって精神衛生上ありがたいことなのだろうが、問題はその後で勉強しなくなるということである。高校でもあと2学期分のカリキュラムがあるのだが、すでにゴールした後なのでモチベーションが上がらない。しかし、そういうふうにしていると、大学に入学してから困ることになる。低いモチベーションで知識が定着しないという問題もあるだろうが、より深刻なのは「勉強するという行為」自体を忘れてしまうことである。推薦入試で入学した学生と、冬の一般入試で入学した学生とを比較すると、自分がきいて知っていることと感覚として持っていることからすれば、推薦入試の学生の方が大学に入ってから成績がよくないように感じる(ただし、意味のある差があるかどうかは検証しない限りわからないのだが)。

また、AO入試の場合は、AOと呼ばれる人の面接を中心にして合否が判定されることから、学力試験を課さないケースもある。しかも出願期間も自由であることが多い。これでは実質的に入試制度の抜け穴になってしまうということを文部科学省は懸念しているのだろう。

一方では厳しい入試での競争、他方ではそれを避けることのできる方法の存在、しかもしれが同じ大学に入学できるということになれば、こういうことは当然起きうることだろう。何のための入試制度なのかというところが問われる。しかし、一方で学生を確保することがしんどい大学の場合は、どうしてもそれを使わざるを得ない側面もあったりするわけで、どのようにこの問題が進展していくのか、見通しは定かではないが、大学と受験生とが振り回されてしまう状況にならなければいいのだがと思う。

企業でも、特に明後日入社式を迎える学年はプチバブル的なところもあり、「青田買い」のような状況が見られた。しかし、新4年生についてはそうもいかないようだ。ゼミ生とはできるだけ連絡を取るようにしているのだが、そこできいた話だと「筆記が通って3月中旬に面接すると言っていた企業が、 実際は4月中旬に面接の連絡が入ったり… 説明会が告知より遅かったり…というのもあります」ということもあるようだ。確かに、今年は業績等を見ながら慎重に考えていると言うところもある。決算後に微調整があるのかもしれない。もちろん、仕方のないところはあるわけだが、こちらも学生が振り回される状況にならなければいいのだがと少々心配である。もちろん、「青田買い」をやめるということは、健全な方向へと向かっているという点からすれば評価されるところではあるのだが、一度切った舵をどう戻すか、その行方に注目すべきだろう。






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Last updated  Mar 30, 2009 10:20:27 PM
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