JAPANESE GIRLS&BOYS

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THE★ダンカイ(其のニ



『只今、下校時刻の10分前です』
初「これ絶対入っとるよな(笑」
チ「皆の声で掻き消せばええんよ(笑」
『繰り返します』

~聞き取り不能~

陸奥「皆で好きなこと喋ってるし(笑」
S「はぃ、やめよう」
チ「わからん;;」
初「ちょっと、誰か、私にもわかる本のタイトルを出してください」
葵「何読むん?・・・読まんのじゃねん」
初「最近時間がない!」
葵「ゃ、嘘じゃけん・・・・・・ぁ、ごめんなさい!ごめんなさい!」
チ「うちに対するようなテンションで行ったら怒るんじゃけん;;」
葵「・・・ごめんなさい」
陸奥「ちゃんと人によって変えなきゃ(笑」
チ「うちは最近あれ読んだ、あれ、何だっけ・・・ぁあ、あれ凄い感動した、山月記!」
2年「あ~~!」
葵「あれはえぇよな!教科書載ってんだけど、俺らの(1年生へ」
初「あれ、本の他の話の方がえぇ!」
柳「虎になる話でしたっけ?」
チ「そうそうそう!」
累「虎・・・あっ、何か中国系のですよね。わかるかもしれません」
陸奥「おぉ知ってる」
葵「ほら知ってる」
葵「ぇ、山月記のどこが良い?」
チ「うちあれな、虎の気持ちがとてもわかる」
葵「あぁ」
陸奥「てか載ってたね」
初「だよなぁ!」
チ「ぃや煩いな、やめてや!(照」
陸奥「なんで俺の載ってんのって。何か表現技法間違ってんのに気づいた。自分の書いたやつ」
チ「そぅなん?・・・ちょ、待って。何の話をしとん今」
葵「それ、古文・・・」
チ「来年になって、古文のなんかあるんよ、示現の由」
初「勘解由小路だよ(笑」
チ「話を読んで、ちょっとこう、どう思うかみたいな」
陸奥「山月記の話じゃ・・・」
チ「ぁ、そう。山月記の話が何でこんなんなっとん(笑」
チ「山月記は良い話だよ。良い話っていうか凄い・・・わかる」
葵「説明してあげんちゃい。わかってないけん」
陸奥「物語を」
チ「なんかな、人間がおるんよ。李徴っていう」
陸奥「人間がおるんよって(笑」
葵「まぁ当たり前じゃないん(笑」
チ「そいつがある日、おかしくなるんよ。頭良くて強いんじゃけど、」
陸奥「強い?」
チ「強いんじゃないん。なんか戦士だったんじゃないん?」
数人「え!?」
初「なんかあれじゃないん。試験に受かった!試験って強いのじゃないよ(笑」
陸奥「頭良いの」
チ「まぁええがん。そんな変わらんって!」
葵「こんな先輩になっちゃいけんで(藁」
チ「で、なんか、ちょっと狂ってしまうんよ。詩家の人を目指して、なんか頑張ってみるんじゃけど、挫折するんよ。なんか俺は駄目だみたいなかんじで、で、ちょっとお金もなくなってきたけん、もう一回その偉い人の所に戻るんじゃけど、腹立つがん。なんか、命令される・・・」
初「下っ端なんでな、今度」
チ「そうそう。じゃけん、腹立って、発狂するんよ。わーって、うはーーって言って、森に走って行くんよ。で、ちょっと月日が流れて、かつての友達が、森に行くんよ。まぁ遊びに来とるわけじゃないんじゃけど、で、歩とったら、虎がわぁって出てくるんじゃけど、あぁ危なかった、みたいなかんじで、」
陸奥「友達の名前は?」
チ「袁さん!(漢字出ません:)えぇがん別に!李徴ってさっき覚えてなかっただろ?(笑」
チ「じゃけん、まぁ袁さんが、ぁ、その声は、危なかったって言ったがん?虎が言うんよ。で、袁さんがおぉその声は李徴じゃねぇんかって言って、あ、そうですよ、みたいな、まぁ、李徴さんなんよ。ちょっともぅあたし限界が来そう!なのでもぅやめてもいいですか?」
葵「はぃ。わかった?わかった?」
一同笑
初「山月来丸ごとカットな(藁」
葵「大部分カットな」
チ「とりあえず良い話なんだって!先輩にさ、借りて?教科書を。で山月記読んで」
累「ぇ、誰が書いた・・・」
葵「中島あきらだろ。敦か」
チ「ん、敦」
陸奥「あきらあつしなん?」
チ「いや違う、中島?」
初「中島?・・・あぁ、そう中島!」
陸奥「中島敦か」
葵「山月記で・・・検索したら出るんじゃないん。そんなめんどいことせんか」
陸奥「教科書借りたら早い・・・貸してあげたらいいんじゃない?」
葵「教科書貸すっておかしくねぇ?」
一同笑
チ「ごめん、山月記は駄目だね」
葵「オススメしたい本とか皆持っとん?」
チ「ある」
葵「凄ぇな。ある?柳葉君」
柳「僕は、うぶめのなつ(???」
陸奥「あぁ、でもあれ結構初心者にはキツイで。量。」
累「でも、それの後の作に比べたら一番薄くないですか」
陸奥「見せられて、これ、鈍器だろって思ったし」
一同笑
陸奥「ちょ、喋ってないじゃん!『・・・』だよ(→とまき」
と「もぅ無視して;;」
葵「SOさんは?てかSOさんて呼んでえぇ?」
陸奥「さん付けだね」
葵「SOでさん。そんなかんじじゃけん。ゴメンな」
陸奥「さん付けなかったらそれはそれでバランス悪い」
葵「SOさん」
陸奥「SOさん」
陸奥「『そう』って映画見た?」
チ「見た。とっても・・・面白くなかった」
累「『そう』って会うやつの『そう』で怖いやつ」
チ「2がある。見た?」
陸奥「や、1しか」
チ「最悪だよな、あれラスト」
葵「ま、後二人、放課後残って話しんちゃい」
陸奥「『そう』について?アレ気持ち悪い映画で」
チ「何の話しだったっけ。あ、そぅオススメの。うん、レコグナイズ」
初「うちグッドラック」
チ「何それ?」
初「なんか超薄い本!緑の表紙と赤の表紙があるやつ」
葵「あぁ、知っとる知っとる」
累「読みました」
初「なんか面白くない?あれ。すぐ読めるし」
累「なんか教訓っぽいですよね」
S「30分で読んだ」
初「さるじゅっぷん?」
一同笑
「意味がわからん(笑」
葵「ゴメン俺も聞こえた(笑」
葵「グッドラックなぁ、読んだらちょっと幸せになる本だろ?」
初「そうそうそう!あの四つ葉のクローバー表紙にあるやつ」
チ「わかった!おっさん二人のアレだろ?」
初「おっさんかなぁ(藁」
チ「四葉のクローバー探せ、みたいなやつだろ?」
初「そうそう」
チ「あたしアレちょっとさぁ、悲しかったし。読んで」
初「なんで?」
チ「なんかちょっと必死に探しとった人可哀相じゃがん。なんか土とか耕した人間じゃない方が可哀相。あんな必死になって」
初「どんな話だっけ?」
チ「なんかそういう話がちょっと出てくる」
初「説明になってないよな(藁」
チ「や、ごめんなさい」
葵「ゃ、熱く語ってらしたんで」
チ「別に語ってないです」
陸奥「温度差が凄いな」
初「なんかどんな話題でも、どっかで温度差が生じるよな。なんか盛り上がったらそっちさがっとる」
陸奥「全員合う話題がない」
チ「なんかとまきさん平均的にそうじゃがん。何かないん」
と「え」
陸奥「常温じゃん(藁」
一同藁
初「ゃ、うち良く知っとるけん(藁)うちと似たかんじ」
と「や、もぅ、ちょっと窓開けてえぇ?」
チ「なんで閉まっとん」
葵「煩かったけん」
S「平均てか・・・局地的てか」
窓開ける音
初「で、本の話は終わったん?」
葵「俺?別にオススメは・・・サッカー?(藁」
チ「サッカー?」
葵「誰が話せるん(藁」
陸奥「じゃ、自分のこれだけは負けない、みたいなのないん?」
葵「国名言えるとか」
陸奥「10文字以上あるような物とか言えんの?」
チ「なんかもぅ・・・」
初「なんかバラけたで!」
葵「あぁ、はいはい!収集つかんようになった。話題変えるかもう」
陸奥「今変えようとしたのに」
初「別に本から、本じゃなくて本じゃないほうのなんかさぁ」


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