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2007/03/19

聖書・新共同訳『イザヤ書』（日本聖書教会）

テーマ：聖書からの日々の御言葉(206)

カテゴリ：聖書に親しむ

聖書の通読中ですが、このたび『イザヤ書』を読み終えたので、感想をまとめておきます。
手元の本によると、旧約聖書には16巻の預言書があるそうです。
その中でも、イザヤ、エレミヤ、エゼキエル、ダニエルは「大預言書」と言われているそうです。
預言書中の預言書に相応しいものなのでしょう。

今回『イザヤ書』を通読しましたが、内容については理解できていない箇所も多々あります。
もちろん1回の通読ですべてを理解するなの不可能なことでなのでしょう。
また、通読にかけた時間というか日数がやたらに長く、というのも気が向いた日に2ページ位読むという読み方に、何時の間にかなってしまったからです。

ともあれ、 【この本からの引用】 と 【上記の感想】 という形で、少々書いておきます。

【この本からの引用】

疲れる者も、よろめく者もない。
まどろむことも、眠ることもしない。
腰の帯は解かれることがなく／サンダルのひもは切れることがない。（5章 27節）

【上記の感想】

『イザヤ書』が書かれたのは紀元前720年頃と言われています。
その頃、すでにサンダルがあったというのには、少々驚きました。
最も、現在の私達の履物とは、いくらか異なるものなのでしょう。
そこで、サンダル史を調べてみました。
以下は、ウィキペディアより引用です。

-----引用開始-----
ギリシア人（ミュール）やローマ人（カリガ）、さらに遡れば、古代オリエント文明発祥と考えられる。なお、似たような履物は温暖な気候をしている地域では、よく見られる。動物の皮革等を利用していた文明では、現在サンダルと呼ばれる履物は、ごく一般的なものであったと考えられる。ゆえに、その起源に関しては、どこであると一意に定めることは出来ない。
-----引用終了-----

当時のサンダルは、動物の皮革を利用していたようですね。

【この本からの引用】

それゆえ、わたしの主が御自ら／あなたたちにしるしを与えられる。
見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み／その名をインマヌエルと呼ぶ。（7章 14節）

【上記の感想】

インマヌエルはイエスのことですが、このことは『マタイ伝』の1章に書かれています。
そういうこともあり、この箇所は、『イザヤ書』ではとても大切な箇所のようです。

さて、タイムリーな話題としては、東京国立博物館で明日から6月17日まで、ダ・ヴィンチの「受胎告知」が展示されるそうです。
同館のＨＰによると、「受胎告知」は、一人前の画家すなわち「親方」として認められたばかりの若きダ・ヴィンチが渾身の力を傾けて描いた最初の単独作品とのこと。

【この本からの引用】

ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。
ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。
権威が彼の肩にある。
その名は、「驚くべき指導者、力ある神　永遠の父、平和の君」と唱えられる。（9章5節）

【上記の感想】

これもイエスの誕生を預言している箇所です。

「みどりご」と「イザヤ」をキーワードにして調べたところ、ヘンデルのメサイアに当たりました。
メサイアはヘンデルによって作曲されたオラトリオですが、私は詳しくは知りませんし、じっくりと聴いたことがありません。
が、手元の本によると、クリスマスやイースターに上演されるのを慣例としているそうなので、イースターが近付いている今は、タイミング的には聴くのに良い時期かもしれません。

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