雪香楼箚記

夕暮まで



    夕 暮 ま で




 やわらかな夏草を踏んであるかなきかの径(こみち)を下りてゆくと、さくさくとちいさな足音が二人ぶん欅(けやき)並木のなかに響いた。つめたい土の感触がかすかに湿つてゐる。しつとりとつま先にまとはりつくあかるいこげ茶色の土くれのなかで、落ちた小枝がひそと音を立てて折れるのが聞えた。縁に黒木を埋めて作つた階段が隅から朽ちてきてゐるのを踏みはづさないやうにとゆつくり歩きながらふと目をあげると、ささやかな谿(たに)の傾斜がつきたあたりのしづかな暗がりにガラスのなかの水を日に透したやうな木漏れ日が浮いてゐるのが見えた。
 高校の裏、町全体でいふと北西のはづれにあるお城の北側は三百メートルほどの空堀になつてゐて、その大半が欅の老木に被はれてゐる。いつか町が遊歩道を整備して公園にしようとしたらしいが、日当りがわるいのに加へて大手門の桜並木とは違ひこれといふ名物もないために人気が出ず、「お城の裏」は常からあまり人の寄りつくやうな場所ではなかつた。だからほんとうは谿ではなくて堀と呼ぶべきなのかもしれないけれど、とにかく人がちつともゐないのでわたしたちは学校の帰りによくこの欅並木の谿を歩いた。五回に一回はわたしが弓の袋を梢に引つかけ、三回に一回は上の空の尚(なほ)弥(や)くんがどこかに躓(つまづ)きさうになつたけれど。
 遠くのほうで弦(つる)走(ばし)りの音がした。まだだれか引いてる、と何げなく口にすると、気になる? と尚弥くんがふりかへつた。谿の底まで一段ばかりを残して階段の上から見ると、木漏れ日でまだらに染められた二つ年下の男の子の顔はふだんと違つて変にまじめくさつてゐるやうにも感じられた。
「気にならないこともないけど……」
「もつと引きたかつたんぢやないの? ごめんね」
 十人もいない弓道部でわたし一人が思はぬ勝ち方をし、九月の大きな大会に出られることになつてゐた。ほんとうは三年生の夏で部活は引退のきまりだし、九月の大会は偶然みたいなもので出たところで勝てさうな気もしなかつたけれど、けつきよくわたしはずるずるとお盆を過ぎても学校で弓を引く毎日を送つてゐた。家にゐて参考書に手が伸びるわけでもなく、昼から出ていつて四時をまはるころまでといふいかにも怠惰な稽古だつたが、それでふしぎと調子はわるくなかつた。
「ううん、いいの。調子のいいときは練習しすぎてもだめだし」
「それならいいけど……」
「うん」
 それに、今日は尚弥くんと……。さういへば喜んでもらへるとわかつてゐるのに、しかしどうしても口にできず、出かかつた言葉がのどの奥で萎(しほ)れてゆくのがわかつた。別れ話なんてどう切りだせばいいのだらう。年下の恋人に夢中になつてゐる女の子の役をあかるく演じながら気ばかりが重かつた。なにも言へなくなつてゆく。
 代りにわたしは草を踏む。足もとで、ほき、ほき、と折れた茎が鳴つてほつそりとした葉の緑に土がにぢんだ。草いきれのなかで露草の藍いろが日陰の露に埋れるやうにして咲いてゐる。
 水の底にしづんでゆくやうなふしぎなしづけさだつた。身じろぎするのさへ憚られる気がして、目だけで佇んでゐる尚弥くんを見た。日が翳(かげ)つてきたのだらうか、制服のシャツがあわく青いろに染つて見える。
「アイスクリーム、食べようよ。溶けちやふ」
 なんとなく怖くなつて、急いでさう言つた。ただ立つてゐるのが不安だつた。尚弥くんを見てゐるのが不安だつた。「ほんとだ、溶けちやふ」。どこまでも素直な彼の声が遠いところで谺(こたま)するやうに響く。
 遊歩道といつしよに作られたはずのベンチは大半が欅の木陰で朽ちてゐて、制服のスカートを汚さないやうなのを探すのはひと苦労だつた。けつきよくすこし離れた桜の木の下に多少新しいベンチを見つけて、落ちた蘂(しべ)や実を夢中になつて払ひながら坐つた。ちよつとだけ左にかしいでゐる。
 がさがさと袋を探つて、二、三年クーラー・ボックスの中味を入れかへてゐないのではないかと思はせるほどにさびれた堀端の文房具屋で二つだけ買つてきたアイスクリームを舐めた。蝋のやうに白いプラスチックの容器に《白くまくんのアイス》と印刷してある氷菓子は牛乳と砂糖と氷の味がするだけの淡泊なシャーベットで、舌の上でまとはりつくやうな脂くささとは無縁のかろやかな感じが気持よかつたけれど、固くていつしよにもらつてきた木の匙がなかなか立たなかつた。仕方なくわたしたちは、蓋に大らかな線で《白くまくん》の漫画が描いてあるアイスクリームの表面をうすく削るやうにして口に銜(ふく)んだ。耳の奥でつめたい音がした。
「毛虫、落ちてこないかなあ」
「あれ、日(ひ)菜(な)さんもそんなの気にするんだ」
「あたりまへぢやない。嫌ひなんだもん」
「ふーん、さうなんだ。新情報」
「毛虫とか蜘蛛とかゴキブリとか、ああいふの、ダメ。こはい」
「意外に……」
「意外に?」
「言はない」
「どうして? 言つてよ」
「だつて言つたら怒るもん」
「怒らないから」
「……」
「……?」
「かはいい。女の子らしくて」
 冗談めかして胸のあたりを打つと、笑つて逃げながら「ごめん」と謝つた。
「かはいいつて言はれるの、好きぢやない?」
「はづかしい。そんなタイプぢやないでしよ」
「さうかなあ。かはいいよ、日菜さん」
「からかはないでよ」
「ううん、ほんとに」
 やめてよ、とちいさく呟いた。さういふのつてわたしには似合はない。たぶん。かはいい女の子なんかぢやないの、あなたの目の前にゐるのは。
「日菜さんは……」
 尚弥くんはどこまでものんびりとした口調だつた。だいぶ食べやすくなつたアイスクリームを上手に掬(すく)つてゐる。
「好きなものと好きぢやないものと、自分でよくわかつてるからなあ」
「さうかなあ」
「うん。かはいいつて言はれるよりやさしいつて褒められるのが好き、待つてるのより歩いてくのが好き、なぐさめられるよりなぐさめるのが好き」
「……」
「スカートとジーンズならジーンズが好き。手首に何かするのは苦手だけどピアスは好き。ピアスはちいさめの桜いろのやつが好きで青は嫌ひ。髪はまとめるのが好きだけど飾りのついたピンは使ひたくない。いつしよに歩いてるとき歩調を合はされるのはあんまり好きぢやなくて、でも手を繋ぐのは大好き」
 さう、何かといへば手を繋ぎたがるのを「日菜さんでも……」つてよくからかはれた。わたしはよつぽどむかう気のつよい子だと思はれてゐるのだらうか。
「ぢやあ、食べものは?」
「えーつと、好きなものはシャーベットに、いちごに、さくらんぼ、トマト、プリンとヨーグルト、それから卵焼き、たらこ、柿の種、烏賊(いか)の足。チョコレートはだめだけどチョコレートケーキは好きで、さくらんぼは好きなんだけど蜜豆のなかの缶詰は食べられない。コーヒーは冷たいのだけで、紅茶はミルクが好き。ちなみに砂糖は一杯だけ。嫌ひなのはアスパラガス、茄子、葱の入つた納豆、ココア、ミントとカレー味全般、若布と筍の煮物、フライド・ポテト、生魚。生魚は特に鮪の赤身」
「なんでそんなによく知つてるのよ~」
「だつてぜんぶ教へてくれたぢやない」
「わたしそんなに好き嫌ひの話ばつかりしてたのかなあ」
「日菜さんは特別だよ。なんでもきつぱりしてるもん」
「さうかなあ」
「うん。日菜さんには勇気があるから」
「勇気?」
「好き嫌ひする勇気」
「……」
「……」
「それつて……、勇気なのかな?」
「勇気なんだよ、たぶん。」
「でも……」
 わたしは臆病で、だからかうやつてあなたの前でまで自分を繕はなくちやならないのに、それなのに……。
「思ひだした」と尚弥くんが唐突に言つた。
「なに?」
「まだ知つてるんだ、日菜さんの好み」
「え?」
「……やさしくされるのと」
 ふつと自分の視線をはづされるのがわかつた。風のなかで梢が鳴つた。制服の白い肩に乾いた桜の蘂が落るのが見えた。
「年下の恋人は好みぢやない」
「どうして」
 そんなこと……、と言はうとして言葉の代りに咽の奥でなにかが込みあげてくるのがわかつた。今日は、今日は泣かないつて決めてたのに。
「日菜さんの好き嫌ひならなんでもわかるんだよ」
 もう一度わたしの眼差しをとらへた尚弥くんの声はやわらかだつた。
「須賀さんでしよ」
「うん……」
 空になつたプラスチックの容れものを丁寧に袋のなかに片づけながら、彼はわたしのクラスメイトの名前を挙げた。
「わかつてた?」
「なんとなく」
「さう」
「うん」
「ごめ……」
「謝ることないよ。最初からの約束ぢやない」
「でも」
「……」
「ねえ、どうして……」
「だつてクラスもいつしよだし、同じ部活だし、それに……」
「それに?」
「須賀さんを見るときの日菜さんの目がとてもやさしかつたから」
「……」
「第一、あの人は日菜さんに似てるよ。ふたりとも好き嫌ひをするだけの勇気がある人だと思ふ。ぼくなんかとは違ふんだ」
 さう言ふ彼の口調はいらだたしいほどに穏やかで、素直に落ちついたいつもどほりの尚弥くんだつた。まるで植物標本と図鑑を見比べるかしこくて聞きわけのいい小学生みたいに冷静でやさしかつた。
 ああ、さういへばこの人とわたしはいつもこんなふうにちよつとづつズレてゐた、と今さらのやうに思つた。はじめは年下の尚弥くんの遠慮だと考へてゐたそれは、しかし決してそんなに単純なものではないことに気づくまでさほど長い時間を必要としなかつた。
 尚弥くんは決して怒らない人だつた。ものを嫌ふといふことのない人だつた。あるいは嫌ふにしても相手が傷つかないやうにそつと眉を顰(ひそ)めるといつたたぐひの人だつた。やさしくて、聞きわけがよくて、繊細で、最初はそんな彼がうれしくてわたしは夢中になつた。こんなにわたしのことを想つてくれる人に恋されてなんて幸せなんだらう、と思つた。しかしある時期を過ぎたときからそれはなんとはなしにものたりなさへと変つていつた。穏やかで、やさしくて、すべてを受けいれてくれるだけの尚弥くんとのあひだに、無数のちいさなズレが生じるやうになつた。
 ほんの些細なことだつた。どうしてそんなこと言はれて怒らないの、とか、尚弥くんはわたしの言ふことにはぜつたい反対しないんだね、とか。でも彼はいつもすこし困つたやうな顔をするだけで、わたしたちはいちども喧嘩にならなかつた。ずいぶんひどいことも言つたのに。……そして、それがいつそうわたしをいらいらさせた。
「どうして……」
「……」
「どうして怒らないの?」
「どうしてつて……」
「約束だから? 《好きな人ができたら、ぼくのことは気にしなくていいから》つて最初に約束したから? 《日菜さんに好きな人がゐないあひだだけでいいからぼくのことを好きになつてほしいんだ》つて言つたから?」
「……」
「悔しくないの? わたし、尚弥くんにひどいことしてるのよ。 それなのに……、それなのにどうしてそんなに平気でゐられるの? なんでそんなに聞きわけがいいの?」
「ごめん……」
「謝らないでよ……。どうして尚弥くんが謝るの? 悪いのはわたしぢやない。悪いのは……」
「ごめん……」
 いつもいつも、さうやつてあなたはわたしに謝るのね。謝つて、わたしを守つてくれる。やさしくしてくれる。お姫さまのやうに大切にされて、わたしはもう天蓋のついたベッドのなかで欠伸(あくび)が出さうよ。
「……いくぢなし」
「え?」
「いくぢなし。こんなときに格好つけなくてもいいぢやない。怒つてよ。悔しいなら悔しいつて言つてよ」
「だつて、ぼくはただ……」
「なにが《あの人は日菜さんに似てる》よ。バカぢやないの。わたし、須賀くんのことが尚弥くんより好きだつて言つてるのよ。どうしてそんなに落ちついてゐられるの?」
「……」
「まだ好きなんでしよ、わたしのこと」
 自分でもびつくりするほど無慈悲な声が出て、そして、言ふべきではないことを言つてしまつたことに気づいた。
 わたしはいつたいどうしてほしかつたんだらう。あんなにやさしい尚弥くんにひどいことを言つて、彼を傷つけたかつたのだらうか。未練の言葉で自分がどれだけ愛されてゐたのかたしかめたかつたのだらうか。あるいは彼に詰(なぢ)られて贖罪をしたやうな気持になれればそれで満足だつたのだらうか。自分でもよくわからないままに、わたしはかういふときにまでやさしすぎる目の前の恋人に対してまるで癇癪でも立てるやうにもどかしく苛立つた気分になつてゐた。ただひとつ、彼がわたしのやうに感情をたかぶらせてゐない、といふそれだけの理由によつて。
 まだ好きなんでしよ、なんてわたしは言ふべきではなかつたんだ、きつと。
 木の下闇の薄墨いろをした暗がりのなかでまぶしいものを見るやうな目をした若い男の子は、そつと二、三度まばたきをしてやがて小さな声で「うん」と言つた。しづかな声だつた。半袖からつきでた腕が傾いた日のなかでたよりなくぼやけてゐる。
 この人のことをわたしは傷つけてしまつたのだらうか。たつた半年だけ恋人だつた年下の男の子。いつでもわたしのことを愛しむやうなまなざしで見つめてゐた男の子。肩まである髪とあかるい色のスカートが好きで、でもそれを面と向つてわたしには言へなくて、だからときどきこつちが気を利かせてさういふ格好をしてあげなくちやだめだつた男の子。最初が佐和さんで、その次が日菜さんで、けつきよく日菜子つて呼んでくれなかつた男の子。最後までわたしの心のなかに土足で踏みこむことをせずに、別れ話の言ひづらさまで察して自分から切りだすやうな、そんな男の子……。
 だれが好きなのか、自分でもよくわからなくなつてゐた。わたしはほんとに尚弥くんのことを好きぢやなくなつてしまつたんだらうか。半日引いて後輩がびつくりするほど調子のいい今の弓のやうに、ずるずるべつたりとおだやかでたのしい日がつづくことに飽きてしまつただけなのではないだらうか。須賀くんつて、いつたい何だ? わたしはそんな人、好きになつたんだらうか?
 叢(くさむら)のなかで涌くやうに蟋蟀(こほろぎ)が鳴いてゐる。欅の梢に被はれてあたりはうすい藍いろの影を帯びてゐた。ときどき思ひだしたやうに風が吹いて、そのたびに葉鳴りの音が聞こえる。足下にちいさな草の花が咲いてゐた。あわい朱が闇に沁みとほるやうだつた。
 不意に尚弥くんが立ちあがつた。日菜さん、と誘ふでもなく声を掛けられて何も考へずにつられるやうに立ちあがると、思はないつよさで肩をつかまれた。
「へ?」
 声にならない声をあげたのを無視してわたしの体はぐつと引きよせられ、両肩に置かれた掌のあついほどの熱が肌につたはつてくる。なにがどうなつてゐるのかとつさにわからないままあたたかいものが顔におおひかぶさつてきて嫌ひなお刺身のやうな感じをあじはつたとき、はじめて自分が何をされてゐるのかが理解できた。すこしつめたくて甘い香りがした。《白くまくん》の功徳だ。
 抱きしめられながら、手が気をつけのやうな格好になつてゐるのに気づいて、せめて相手の胸を押さへるやうなかたちになつてゐればかはいらしくてよかつたのに、と変なところで口惜しい気がした。目の前にゐるのはもう好きではない人のはずだつたけれど、ふしぎに嫌ではなかつた。なぜかわたしの頬には涙が流れてゐる。やつぱりわたしには、かはいいのも、やさしくされるのも似合はないのだらうか。
 やつと肩を離すと、尚弥くんはひと言だけ「ごめんね」と言つて露草の咲いてゐる斜面を駈けのぼつていつた。いちども振りむかなかつた。その後姿を見ながら、梅雨の入口の雨のなかで「佐和さん、好きなんです。好きな人がゐないんならつきあつてくれませんか。佐和さんに好きな人ができるまでのあひだだけだつていいんです」とはつきりと言つた尚弥くんの声が遠くでよみがへつた。わたしはきつと彼を恋してゐたのだ、愛してゐたのかどうかはわからないけれど――、と理窟のとほらないことを思ひながら、かなしさがコップに溢れる水のやうに心のどこかを満たしてゆくのを感じた。

 ………………さてこれが小説のやうなものである以上、ここでどうにか話の始末をつけてやらなくてはならないはずなのだが、生憎うまい終り方が見つからずに困つてゐる。尚弥くんがのぼつていつたのは堀跡の遊歩道なのだからもちろんあんまり高くはなくて、要するにその後姿はあとに取りのこされた主人公の視界からすぐに消えていつてしまふ。呼びとめるひまがあるやうな、ないやうな、じつに曖昧な時間の長さで、彼らの幸不幸を好きにする権利を与へられてゐるほうとしては自分の手委ねられたものがあまりにも重大すぎて、そりや高校生のころの恋人のことがその人の一生にかかはるやうなものではないことくらゐいくらぼくでもわかつてはゐるのだけれど、なにしろここに出てきた二人は高校三年生と一年生の夏休みのある日の午後、それもほんの三十分ほどの時間のほかには人生といふものを持つてゐない。ここまでの二十枚ばかりで切りとつたものが彼らの人生のすべてなのである。さうであればいきほひ慎重にならざるをえないし、できれば作中人物に恨まれないやうな決着をつけてやりたいといふのは人情といふものでせう。
 そこでいろいろと考へてはみたけれど、ここは読者のご想像にお任せするといふのがいちばんいいやうである。何も手を抜いてゐるわけではなくて、小説といふのは何をどう書いてもいいのださうだから、なかには何をどう読んでもいい小説があつたつてかまはないぢやないか。ちなみにひと言だけ付言しておくと、アイスクリームの容れものはよく気のつく尚弥くんが始末しました。ご安心ください。日菜さんは案の定忘れてゆきさうになつたけれど。





                                                     (題名は吉行淳之介のパクリ?!)


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