Serendipity

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vol.3 CITABRIA サイタブリア



今もっともその評判の高さを耳にするダイニング、サイタブリア。

青山は富士フィルム本社の裏道沿いにあります。
そう、けっして交通の便がよくないにも拘らず、店内は常に満席!

どうしてそんな不便なところに、夜な夜な、人々が集まってくるのか、というと。。。

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料理の内容は、カリフォルニアフレンチ、もしくはメディタリアンとよばれる、洗練された地中海料理です。

アラカルトの平均単価は2000円から3000円。アンティパスト3皿にメイン1皿を二人でシェアして丁度くらいの量といえます。
おすすめは、たらば蟹のサラダ、牛肉の赤ワイン煮、それから時期によりますが、春から初夏にかけては、パスティスで香りをつけたホワイトアスパラガスのグリル、シェリーソース添え。
この一皿は、とくに味のバランスも絶妙で上手!の一言に尽きます。(紙一重っていうワザです)

そして、こちらの特徴はワインリスト。
ほとんどがカリフォルニアワインであり、内容も目を見張るほどの充実さです。
グラスで飲んだおすすめのシャルドネも、カベルネもこの上なく美味しい!!
なんといっても、料理とのマッチングがぴったり♪になっていました。

この料理のメニュー内容だったら、このようにカリフォルニアワインを合わせたほうが、お店の個性として、印象的な味をつくれるだろうなぁ、と思いました。

店内の照明はかなり暗いので、それがちょっと気になるといえば気になる。。。

しかしながら、きちんとした身構えたディナー、というよりも、むしろ、ゆったりとお家のソファーのあるコーナーで、おいしい食事をつまみつつ、ワインをゆっくり楽しむ、そんな感じですので、この暗さでもまあいいかしら、と解釈しています。
(ちなみにお店のほうのダイニングはちゃんとしたテーブルです。)

お客様は半数近くが外国人の方。ビジネススーツの4人組もいれば、モデル風のグループもいるし。
日本人のお客様も、夜が更けるにつれて、ユニークな個性的な大人の方々が増えていきます。
素敵な雰囲気のお客様が大変に多く、レセプションの女性も格好いいし、L.A
とかN.Yのレストランのレセプションの雰囲気でした。

お料理や店内の雰囲気からすると、サービスはこてこての”ラウンジ”系のサービス(=かたひざついて、サービスしてしまうような○ブローズ風のサービス)になりそうなのに、従業員のユニフォームはクリーンな白で、サービスも極めて機敏で目が行き届いており、小気味の良いキレがよいのです。

料理、サービスともに100点満点でいえば100点満点以上だと思います。

レストランとしての評価、というよりも、私は”東京で外食と東京の夜を楽しむ”という点で、一番クールでおいしい食のスペースだと思っています。
空間、人(働く人、お客様)、料理、サービス、すべてがハイレベルで、それらが組み合わさって、とても個性のあるお店が作られている、と思います。
久々に一目ぼれのレストランです。


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