Serendipity

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4月のワイン日記


CucinaTokionese Cozima にて (2004年4月14日)
(クチーナ・トキオネーゼ・コジマ)

1. Louis Latour Montrachet'89
ルイ・ラトゥール モンラッシェ

生産地:ブルゴーニュ地方 コート・ド・ボーヌ地区

一緒に食べた料理:まぐろのタルタル(海苔の入ったコンソメジュレと一緒に)

色:金色がかった濃い黄色。粘性がかなりある。
香り:クリーミーなバターの香り。熟したマンゴーや洋ナシの香り。華やかな果実の香りがいっぱい広がります。
味:バター、コクのあるナッツ。杏、マンゴーの熟した味。余韻は長く、甘さと深さのある味。

これを飲みながらいただいた、マグロのタルタルも、とーーーーってもおいしかたのですが、この味の印象と余韻があったので、デザートに思わずたのんでしまった、マンゴーピュレ。
涙が出そうに美味しかった(涙)。

一緒に食べたらお互いもっともっとおいしかったかもぉ。
ところでモンラシェって○○モンラシェと、色々ありますね。
なに?モンラッシェって?

モンラッシェとは『耕されていない山』という意味。
その名の通り、この地方の土地が石灰質で、表面にピンポンボールほどの小石がごろごろしているところから名づけられた名前です。
ピュリニー村に4つ、シャサーニュ村に1つの特急畑があるそうです。

モンラッシェ(ピュリニ-村)
シュヴァリエ(ピュリニ-村)
パタール(ピュリニ-村)
ビアンヴニュ(ピュリニ-村)
クリオ・パタール・モンラッシェ(シャサーニュ村)

アレクサンドル・デュマ(三銃士の著者)はこのモンラッシェをこのように表現した、といわれています。

「帽子を手にとり、ひざまづいて飲むべし」

うーん、そのとおり!おいしかったですよ♪ダルタニアンのような素敵な騎士と一緒に飲んだら、美味しさ倍増間違いなしです(笑)

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2.Ch Leoville Las Cas '85
シャトー レオヴィル ラスカーズ

生産地:ボルドー地方 メドック地区 サンジュリアン村(北側はラトゥールに接する)メドック2級

カベルネ・ソーヴィニヨン・・・65%
メルロー・・・20%
カベルネ・フラン・・・12%
プチィ・ヴェルド・・・3%

一緒に食べた料理:和牛サーロインステーキ(たくさんのルッコラと一緒に!)

色:紫がかった深いガーネット。
香り:ブラックベリーや熟したプラムの香り。バニラの香り、ラストにスパイシーな香り。
味:熟した黒い果実のしっかりした味。コクのある果実の甘さと酸のバランスもよく、ボリューム感があり、余韻も長い。

鉄っぽい味も感じたこととタンニンのしっかりした味から、チョイスしたサーロインステーキとの相性は大成功!(サーロインとはいえ、脂が少なめで、ルッコラと一緒に食べるので、全体的には野性味のある味になります。)
私はこれはやはり”肉”だぁ!と感じるくらい、料理とのマリアージュでさらに美味しかったワインです。

学校で習ったばかりの、ボルドー地方!なのでちょっと復習。

ポイヤックのラトゥールと隣接したこの土地の土壌の特色は、砂利層が厚い→CSの育成に最適!(粘土質の土壌でO.Kはメルロー。)
そして、85年なのにこの色の濃さに驚きますが、それもこの地域の特色で、相当な晩熟のため、少なくとも10年以上たってからが飲み頃となり、従って今回は本当にベストな飲み頃だったのですね。
それからこのレベルの高さの秘訣のひとつだろうと思ったのは、ミッシェル・ドロンという有名オーナーの品質管理によるものなのではないかなあ。樽で熟成したときのバニラの香りの残り方がとても上品に思ったので。

さて以上の1と2を開けたレストラン、クチーナ・トキオネーゼ・コジマは骨董通りのパパスカフェの向かい側の道を脇にちょっと入ったところです。


3.PARAISO SPRINGS Pinot Blanc '97
パライソ・スプリングス ピノブラン    

色:ゴールドがかった濃い黄色。

香り:ライチ、マンゴー、といった黄色い果実が熟した香り。オーク樽の香りがしっかり。

味:酸味と果実味のバランスはとてもよく、コクがしっかり。クリーミーな味。余韻も長い。グラスも香りを楽しめるやや大ぶりのもので!

あまり見かけることのないワインですが、モントレー郡サンタルシア・ハイランド にあるワイナリーだそうです。
西武百貨店B2Fのやまざきで購入しました。
カウンターのテイスティングで美味しかったので、購入したのですが、ホームパーティーの場でなかなかの評判を得て嬉しかったです♪
(みなさん、ワインに詳しい方たちでしたので。)

一緒に食べたもの?

出前の美味しいおすし♪

ちなみに食前酒はグーグ・クリコ(イエロー)で、この白の後開けたのが、マルゴーのセカンド、そしてプピーユetc…。

一番の無名な子でした。。。

4月は実はものすごく色々飲んだのですが、ワインとしてコレ!というものを他に思い出せず。。。


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