水蓮

水蓮

アヤシイ本レビュー


読書記録がてら、レビューしときます。


■『日本神人伝ー日本を動かした霊的巨人たちの肖像ー』 不二龍彦 著


幕末から明治・大正・昭和初期までの、宗教的天才および霊媒で知られた
人達を集めた、霊能者辞典のような本でした。

江原さん?
喫茶アンデルセン?
サイババ?

そんなの全然普通。



国安仙人が面白いです。

テレポーテーション当たり前、海上歩行当たり前、そんな仙人はこんな人。

「国安仙人の買い物というのは、すべて売り手のいいなりで、決して値切るということがない。
そのため高く売りつけられることもあったが、仙人はまるで意に介すことはなかった。

(中略)

いつもニコニコして穏やかだったが、生活は謹厳であり、膝をくずすことがなかった。」


なんとなく、五日市剛さんを連想しました。



たとえば、黒住宗忠。

「いつも春風のようにほほえんでいる宗忠を、人びとは“にこにこ先生”と呼んで
心から敬愛した。

(中略)

“その者を言い負かせば、彼の心が傷つく。彼の心も神の分霊であるから、そのように
ありがたい神を消沈させて、陰気にさせることは道に外れる”

自分のもとに金があれば、あるだけの金を貧者に与え、他人の借金まで自分の借金
として支払った。
そのあまりの人の良さ、無欲さに困惑した弟子が、もう先生には金は渡さないでおこう
と取り決めたほどである。」


どのページにも、そんな感じで、信じられない奇跡を起こした人たちの、
日常の様子や人となりが描写されてるんだけど、共通点の多いことといったら。


図書館から借りてきた本だけど、自分の手元に置きたいかも・・・と、
アマゾンを検索したら、既に絶版なのか、1800円の定価が、
在庫2900円になってました。

・・・定価以下で買いたい。


■『インナーチャイルド 本当のあなたを取り戻す方法』 ジョン・ブラッドショー著


たとえば、子供の頃に読んだ物語や映画などのファンタジーによって、
もしくは、周りの大人から受けた影響によって、人格がつくられていきます。

価値観が汚染されたまま大人になると、その魔術的な思い込みによって、
人生が汚染されてしまうことがあります。


※お金さえあればなんとかなる
※恋人に捨てられたら、生きていけない
※いい学校を出れば、もっと良くなる
※一生懸命やろうとすれば、報われる
※長いこと待てば、王子様およびお姫様が現れる


これらは全て、子供の頃に形成された「思い込み」である可能性があって、
真に自由な、幸せな人生とは、遠ざかってしまうかもしれません。

というわけで、この本は、子供のときに形成されたトラウマを、
大人になってから解消するための、さまざまな心理療法のワークを、
ケースごとに、詳細に解説してあります。

クライアントの症状によって、心理療法家が、どのような言葉で
治療にあたっていけばいいのかがわかります。

実際のカウンセリングは、本に書いてあるそのままの台詞と流れでやれば、
誰でも可能なんではないか。



■『魂のコード』 ジェイムズ・ヒルマン 著


この本も、上記の『インナー・チャイルド』と同系色の本でした。

人は、遺伝子と環境の相互作用によって組み立てられるのではなく、
それぞれ固有の、魂のコードによって存在し、それぞれの人生が開花する。

霊的なアプローチから解説された、スピリチュアルな心理学の本。

って感じかな?
あんまり興味持てませんでした(爆)


■『カミーノー魂の旅路ー』 シャーリー・マクレーン 著


古代レムリアでは、水晶でできた人間が、両性具有(男女の性別無し)で存在し、
非常に高度な文明のもとで、暮らしていたようです。

カミーノとは、キリスト教でいう三大巡礼路の一つ、サンチャゴ巡礼の別名
だそうで、聖ヤコブの墓を詣でる路のことだとか。

シャーリー・マクレーンは、生まれ変わりを認めない、キリスト教圏の人ですが、
古代レムリア体験を本書で解説しているところをみると、「輪廻転生」に対して
肯定的な思想を持っているようです。


陰と陽、正と負、男性性と女性性が完全に均衡している状態が理想。


物語の中で、レムリア時代の出産のシーンが詳細に描写されていました。
ちょっと衝撃。

いや、これはファンタジー。。。
と思えば、面白かったです。



■『カラーセラピーで夢をかなえる』 泉智子 著

先日習った、マインドマップで思ったのは、色を塗るという作業で、
手(に繋がる脳)が癒され、目が癒され、心が癒される、と感じたのです。

で、せっかくだから、カラーセラピーについて学んでみようかと。

なんとなく、体験的にわかっていたことですが、黒い服を着ていると、
人生が停滞するようです。

というのは・・・


仕事を辞めたとき、私のワードローブは、黒一色でした。

黒は、有益な紫外線や光線を遮断してしまうことからも、肉体や情緒面での
健康回復が必要な医療現場では、決して使われない色だそうです。

少しずつ、黒い服を処分して、新しく買う服は、なるべく明るい色のものを
購入することにしていくうちに、心も、軽くなっていきました。

色を着る。
光を身にまとう。

ビタミンカラーを身にまとう。すると、出会う人も変わってくる。動き出す。


そのことを裏付ける理論と、カラーコントロール法が解説されている、
良書でしたよ。

以上、とりあえず長くなったので、このへんで。

2008.02.02


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