英知を磨くは何のため

英知を磨くは何のため

2005/06/05掲載分続き

リーダーは打って出よ
一、私は、若き日から、攻撃精神、破折精神で戦ってきた。
学会を、戸田先生を、誹謗する者がいれば、どこにでも飛んでいった。そして、相手が誰であろうと、青年らしく、真正面から対話し、「それはちがう!」「真実はこうである!」と相手の誤りを一つ一つ正していったのである。
 リーダーならば、外へ打って出ることだ。最前線で人と交わり、一人でも多くの理解者をつくっていくことだ。戸田先生は、「幹部だ。幹部で決まる」と厳しく言われた。すべては幹部の一念で決まる。行動で決まる。できあがった組織の中で、ただ号令をかけるだけでは、皆の共感は得られない。拡大の勢いも生まれてこない。
 先日も紹介した御金言であるが、もう一度、拝読しておきたい。
「どのような大善をつくり、法華経を千万部も読み、書写し、一念三千の観念観法の道を得た人であっても、法華経の敵を責めなければ、それだけで成仏はないのである」(同1494ページ通解)
この烈々たる破折精神こそ、仏法の根本である、戸田先生の結論であった。
「あの幹部がいると安心!」
一、大聖人は、「人の身の五尺・六尺のたましい(神)も一尺の面(顔)にあらはれ」((同1402ページ通解)と仰せである。また、顔には、「人生の年輪が現れる」ともいわれる。風雪に耐え、逆境に打ち勝った顔は、どこか光って見えるものだ。労苦こそが、人間を輝かせる。また、自分が苦労してこそ、他人の苦労が分かるのである。ゆえに、学会の将来を担う青年部、そして青年部出身の幹部は、求めて苦労していくことだ。外見や見栄など、かなぐり捨てて、戦うことだ。
 真剣に戦う会員の気持ちが感じられない幹部であるならば、あまりに無慈悲である。学会のため、同志のため、苦労し抜いた人こそが、本物のリーダーなのである。戸田先生はこうも言われた。
「地位や学歴で、偉さが決まるのではない。日蓮大聖人の弟子として『広宣流布に働く人』こそ『一番、偉い人』である。その人を一番、大事にするのだ」
 まじめな学会員ほど尊く、偉大な存在は絶対にない。だからこそ、だれよりも自分が汗を流し、広布に戦い、会員に尽くしていくリーダーであっていただきたいのだ。そしてまた、同志の話に真摯に耳を傾けていくことである。とくに、婦人部、女子部の意見を良く聞き、最大に尊重していくべきである。
「会員が、あの幹部を見ると、心から安心して信心に励めると言った幹部であってほしい」・・・これが、戸田先生の悲願であった。
一、今、現実の上で、人と会い、人と語り、社会の隅々にまで仏法を広めているのは、わが学会しかない。なかんずく、婦人部の皆さま方の功績は、あまりにも大きい。人間として、最も正しい行動である。自他ともの絶対の幸福の道を開いているのである。わが生命に未来永遠に朽ちない「福徳の宝」を積んでいることを確信していただきたい。

悩みがあるから成長できる!
一、さらに戸田先生のご指導を、いくつか紹介したい。
「お金がなくて悩む。体が弱くて悩む。勤めが面白くなくて悩む、子どもが成績が悪くて悩む。夫が教養がなくて悩む。上司がやかましくて悩む。こうした悩みは、多次元にわたって、時々刻々と起こってくる。これが人生である。そのなかにあって、『法』を弘めようとして悩む。人々を幸福にしようとして悩む。正しき信心に立って、法のため、人のため、広宣流布のために悩む、ということは最大の素晴らしき悩みである」
 「煩悩即菩提」と仏法では説く。悩みがあるから成長できるのだ。いわんや、広宣流布のために、悩み、祈り、苦労するならば、その分だけ、偉大なる仏の境涯が開かれていく。生々世々、大福運に包まれていくのである。

青年に託す
一、戸田先生は、青年をこよなく愛された。ゆえにまた、青年を徹底的に訓練された。どんなことも、「青年部にやらせよう」「青年部にまかせておけ」と、私たち青年に託してくださったのである。私も必死だった。家に帰ると、もう靴も脱げないくらい、くたくたになるまで動きに動いた。そうやって、戸田先生に言われたことは、すべてやりきってきた。この恩師の薫陶があったがゆえに、今の私がある。私は、次の学会を担う本物の青年部を構築するために、もう一度、本格的に力を注いでいきたいと決意している。断じて、広布のために!会員のために!
 この戸田先生の魂を、そして私の魂を、永遠に変わらぬ「師弟の魂」を、わが青年部に、断固として受け継いでいただきたいのである。21世紀の勝利を決しゆく「青年部革命」の波を起こしてまいりたい。
一、戸田先生との思い出は尽きない。ある時などは、「何とか、大作を長生きさせてあげたい。だが心配だ。30まで生きられるかどうか、わからない」と涙を流されたとも、うかがった。もともと肺病を患っており、体は弱かった。その私が、今日まで元気に広宣流布に戦い続けてくることができた。すべては、戸田先生のもと、わが身を捨てて、お仕えしてきた功徳にほかならない。本当にありがたき師匠であった。

広布に働く人が尊い
全国の同志に心から感謝
労苦が人間を輝かせる

負けない人が新の勝利者!
一、戸田先生は、青年を激励して言われた。
「人生にあっては、大なり小なり、何らかの難に直面するものだ。その時は、もうこれでおしまいかと落胆し、あきらめようと思うことがあるかもしれない。また苦しみのあまり、絶望の淵に沈む場合もあるにちがいない。しかし絶対に、人生の苦難に屈してはならない。負けてはならない。必ずや、あとになれば、あの時、頑張り抜いて本当に良かったと、さわやかに思い返せるものだ」
 負けない人が真実の勝利者である。大変な時ほど、宿命転換できる。人間革命ができるのである。またある時、激戦に臨んで、戸田先生は厳として叫ばれた。「どんな戦いでも、団結の強い方が勝つ!」
 異体同心・・・これが永遠の勝利の軌道である。

病気になる前よりも健康に
一、牧口先生は、信心の偉大な力について、こう語られた。
「”この病気を、必ず変毒為薬してみせるぞ、健康という大福運、大功徳を開くのだ”と確信し、決意して信心を続けていくことが大事だ。そのとき、病気が治るだけではなく、全快したときには、以前よりも健康になるのが、変毒為薬の妙法である」
 全同志のますますのご健康とご長寿を、私は、妻とともに、真剣に祈り続けている。
一、全国には、だれも見ていないようなところで、黙々と、わが学会を支えている方々が数多くおられることも、よく存じ上げているつもりである。私は、こうした方をサーチライトを当てるように探し出し、顕彰して差し上げたい気持ちでいっぱいである。全国の同志の皆さま方、本当にありがとうございます!
 結びに、「創価学会は、どこまでも『師弟の心』を合致させて、永遠に『広宣流布の勝利』を成し遂げていくのだ!」との戸田先生の遺言の叫びを紹介し、私のスピーチとします。
 健康第一の前進を、お願いします。お体を大切に!賢明に、そして勇敢に戦いましょう!
 イタリアの皆さん、皆で喜びの曲を奏でながら、仲良く朗らかに進んでください。各地の婦人部の皆さま方も、本当にご苦労さまでした。お会いできなかった方々に、くれぐれもよろしくお伝えください。きょうは、本当にありがとう!グラッチェ!(イタリア語でありがとう)(大拍手)
(2005・5・31)


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