Shameeee

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2018年01月06日
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カテゴリ: 科学
阪大が昨年度の入試の出題・採点に誤りがあることを公表した。
公表内容の詳細・社会的な影響等についてはここでは触れず、その出題の誤りについて言及しようと思う。

平成29年度大阪大学一般入試(前期日程)等の理科(物理)における出題及び採点の誤りについて


内容の概略は下図の通り。
問題〔3〕問4について、想定した正答から複数の正答が追加された。

図1 公表内容の概略(上記リンクより)



争点は下図において、壁に音波が到達した際に固定端反射するのか、自由端反射するのか、という事に集約される。
固定端反射(反射時に音波の位相が180°ずれる)するのであれば当初の正答が、
自由端反射(反射時に音波の位相がずれない)するのであれば検討後に新たに追加された正答のみが正しい事となる。


図2 問題設定(上記リンクより)

実際のところは、壁のような空気に対し十分に固く重い物質に対しては音波は自由端反射する。
(​ 音波の指導で気になっていること ​ が詳しい)
そういった意味では当初の回答は誤りであり、検討後に追加された回答のみが正しい事となる。

正解としていたものを不正解とする場合の影響を考慮して、いずれも正答としたというのが裏事情としてあると推察する。


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最終更新日  2018年01月06日 23時33分35秒
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