出産までの経過
「おしるし」がありました。すぐに病院に電話したのですが、陣痛がくるまでは家にいるようにと言われ、動いたほうが陣痛がきやすいと聞いていたので、夕ご飯を作ったり入院の準備のかばんを確認したり、洗濯物を干したりといつも通りすごしていました。
１１月２日 ＡＭ１２：００頃
寝ようと思ったのですが、おなかが張ってまったく眠れず、張りもいつもと違うので気持ち悪くなり、ＡＭ３：００頃起きてリビングをうろうろしていました。その後、３：４０頃陣痛？と思われるような痛みがあり、時間を測ってみたら４：００に同じような痛みがあり、「２０分間隔なのかな？」なんて思っていたら、次は５：００まで何事もなく静かになっていました。
おなかの張りもなくなったので、５：００から主人が起きる６：３０までベッドで寝ました。途中、何度か痛みを感じたのですが、起きるほどでもなかったので無視していました。
ＡＭ６：３０頃
ベッドから体を起こしたら、腰からおなかにくるかなり強い痛みがあり、これが陣痛だと確信したので、痛みがおさまるまでゆっくり深呼吸していました。このときの陣痛は約２０秒ほどでおさまっていました。
それから、主人の朝ごはんを作ったりしていたのですが、陣痛の間隔だけは測っていました。でも、これがまったく定まらず・・・２５分かかったり８分くらいできたり、１５分になったりと見事にばらばらでした。
主人が会社を休めなかったので、母に電話をして来てもらうように頼み、自分も朝ごはんをしっかり食べました。空腹も陣痛を遠のけると言われていましたし、なんといってもこれからの長丁場、体力がいるだろうと思ったのでなるべくカロリーの高いものを食べておきました。
ＡＭ８：４０
母が到着して、９：００の病院の診察時間を待って病院に電話しました。間隔はばらばらだったのですが、８分や１０分でくるのが多くなっていたので、入院の準備をしてすぐに来てくださいといわれました。
ＡＭ９：１０頃
病院にむかう車の中で、陣痛の間隔がきっちり８分間隔になっていました。
ＡＭ９：４０頃
病院について診察をしたら、子宮口が２、３ｃｍ開いていて、陣痛も間隔が８分なので、即入院が決定しました。部屋が空いていたのですが、掃除がまだ終わっていないとかでしばらく待機室なる廊下にカーテンで仕切ってベッドがおいてあるところに入れられました。モニターで陣痛の間隔を正確に測ってもらってから、部屋に移動しました。
その後、部屋ではひたすら陣痛と戦う私・・陣痛がきたら母に腰に手を当ててもらい背中を支えてもらっていました。
ソフロロジーの基本は、絶対に叫ばないことと体に力を入れないこと。いかに呼吸をしっかりして、体の力を抜くかが大切なのです。確かに、しっかり深呼吸をしていれば、叫ぶほど痛くもならないし強い痛みも数秒で消えて、耐えられる痛みが数十秒続くという感じでした。
ＰＡ１２：００頃
部屋に昼食が運ばれてきました。まだまだ、陣痛の間隔の間は元気だったのでしっかり完食しました。ちなみに、そのときの昼食です。
おいしかったですよ～でも、その後・・・強い陣痛の影響でほとんど吐いてしまいました・・
ＰＭ２：００頃
陣痛の間隔が２分を切ったくらいに、突然痛みが変わり始めました。今まで、普通の深呼吸で乗り越えられていたのに、一生懸命呼吸をしないと強い痛みが止まらなくなり、とまってもまたすぐにくるの繰り返しになってきました。看護師さんが内診してくださったのですが、子宮口の開きは朝と変わらず２、３ｃｍ。まだかかると言われました。
時間がかなり過ぎているのに、子宮口が変わっていなかったことがショックだったので、そこからは時間を見ないようにと思い時計とメガネをはずしました。
ＰＭ４：００頃（後で母に聞きました。）
陣痛の間隔がほとんどなくなったので、再び看護師さんを呼んでもらいモニターをつけて陣痛を測ってもらいました。この頃から、お水を飲んでも吐いたりし始めていたので、かなり疲れてきていました。一応、陣痛の間隔も１分になっていたので、先生が内診してくださいました。
最初は、下の内診台まで来いと言われたのですが、動けるわけもなく・・先生が部屋に来てくださいました。内診結果は、子宮口４ｃｍ。５ｃｍにならないと、ＬＤＲに移ってもなぁ～と先生は言ってたのですが、看護師さんが「これ以上待ったら、動けなくなりそうです」と言ってくださったので、この時点でＬＤＲの部屋に移動が決定しました。
幸い、誰も使っていなかったので、すぐにＬＤＲに入れました。この移動のせいかおかげか・・ここからさらに陣痛も強くなりました。
ＰＭ６：００頃
夕食がＬＤＲの部屋に運ばれてきたのですが、とても食べられず・・匂いも気になったので部屋から出してもらうように頼みました。この夕食は、５：３０頃病院にやってきた妹が、私の部屋に持って行ってしっかり食べていたそうです。
ＰＭ６：３０頃
看護師さんが「下の内診台まで移動できる？先生が診察したいと言ってるけど・・無理みたいね。」と私の様子を見て、先生を呼んでくださいました。はっきりいって、あの時ＬＲＤのベッドから降りたら、再び乗ることはできなかったと思います。人の声がほとんど聞こえないくらい、強い陣痛に変わっていました。先生が来て、内診して子宮口７ｃｍくらいと言われ、人工破水させると言われました。私はまったく知らなかったのですが、このとき先生が看護師さんと母に「早くて９時くらい、まぁ今日中に産まれるかなぁ～」と言って行ったそうです。
ＰＭ７：００頃
おなかの感じが突然変わって、何かが降りてきている感覚がありました。さらに、陣痛がまったく止まらなくなっていて、おかながおかしいのに声も出せず。看護師さんを呼んで欲しかったので、そのとき背中を支えていた妹に「ナースコール」を押して欲しくて、ボタンを指差したのですが、妹は私が暴れていると勘違いし、腕を押さえたうえに「大丈夫？」なんてのんきに言ってました。母はというと、父や祖母がタイミング悪く電話をかけてきていたようで、携帯で話しながら部屋を出たり入ったり・・このときばかりは、うちの父と祖母を恨みました。
おなかがおかしいのに、誰も気づいてくれなくて、先生や看護師さんが来ないうちに産まれたら・・なんて、恐怖が襲ってきて絶対にやってはいけなかった叫ぶをしてしまいました。それでも、妹は全然わかってくれなくて、単に痛みが倍増して呼吸も乱れまくって、私がしんどかっただけでした・・・それでも、なんとか妹に「おなかが変だから看護師さんを呼んで」と伝えることはできたのですが・・
なにしろ、母も看護師さんも９時くらいと思っているので、母が看護師さんに「なんか娘の様子がおかしいらしです。」と伝えても、看護師さんも「こっちの処理が終わったら行きます」とのんきな声が・・１５分も待たされてから、「どうしました～？」と、聞きにきました。その後、内診すると顔色が変わって、ＬＤＲのベッドが分娩台にすぐに変えられて、助産師さんと看護師さんが２名入ってきました。
それからは早かったです。助産師さんと看護師さんと一緒に、７回くらいいきんだら骨盤に頭が固定されました。
このとき、モニターをつけられていたので、陣痛のくるタイミングがよくわかりました。「赤ちゃんの心音が早くなると、息を吸い始めて、痛みがきたら吐く。」これが、ソフロロジーのいきみです。できるだけ、長く強く吐くのがポイントらしいのですが・・これは練習していよかったと本気で思いました。
頭が骨盤に固定された時点で、先生が呼ばれました。最後は、先生と助産師さんの合図で、３回くらいいきみました。
ＰＭ７：４０
３２９２ｇの男の子を無事出産しました。私が望んでいた、臍の緒がついた状態での写真もちゃんと撮れました。
↑の写真がそうです。抱いているのは先生ですよ。わかります？まだ臍の緒がついたままなんですよ。
産んでしまえば、すっきりしていました。けろっとしていて、その後処置をしてくれている先生や看護師さんと世間話をしていました。人工破水の後の進行が、予想以上に早かったようで看護師さんも先生も油断していたそうです。それでも、一人で産むことにはならなかったはず・・と笑われたのですけど・・でも、あの時は真剣に怖かったです。私としては、立会い分娩でもナースコールのボタンだけは自分で握っていたほうがよかったと思いました。特にソフロロジーだと、全然声を出さないので、周りには痛みの具合が通じないようです。妹も「まったくわからなかった。」と言っていました。出産経験のある母ですら、自分と違って私が静かなので、変化していることには気づかなかったそうです。
その後、きれいに拭いてもらって、慶汰と対面しました。寒かったので暖めてもらう機械の中に入れられてました。出産後も同じベッドで２時間回復するまで安静にしているので、そのとき暇だったので・・・
ここの日記を携帯で更新していたのです。
↑の画像です。ちなみに、左手に持っているのはパンです。おなかがすいていたので、妹が買ってきてくれていたパンを食べていたのですが・・こんなに早く産まれるのなら、夕食を取って置いてもらえばよかったと後悔しながら、食べていました。奥で、慶汰がこっちを見ているのですけど・・「赤ちゃん、ほって携帯かい！」とつっこまれながら妹に撮られた写真です。
まぁ、早くみなさんに出産したことをお伝えしたかったので・・・
慶汰の臍の緒は先生が切りました。母か妹が切る？なんて聞かれていたのですが、「怖い」と拒否していました。
主人が病院に到着したのは、ＰＭ１０：００頃です・・２時間の回復も終了して、ＬＤＲを出て部屋に行ってからでした。ですから、当日は主人は慶汰に会えませんでした・・
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