式根島倶楽部

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式根島の伝説 3



昔、大蛇が娘を好きで追いまわしたところ、娘は神様の力で鳩に姿を変えて逃げた。その鳩が、式根島のさしじ山で羽を休めたが、その時に、躑躅(つつじ)の枝で目を刺してしまったのであった。

 蛇は三宅島で神様に退治されたのだが、その時、大蛇の頭は大島に、胴体は新島と式根島に、尻尾は八丈島に飛んでいったのだという。

 だから今でも三宅島には蛇がいないし、大島には毒蛇がいるが、式根と新島には毒のある蛇がいないのだという。

 また、さしじ山のツツジは、娘の目をさしたというのが原因で、今でも花が坂内のだという。



 本当かと聞いたところ、確かに蛇はよほどいじめないとかかってこない。
 この間見事な抜け殻を見つけたので(瞼までついていた)嬉しくて職場に持って帰り、机の引出しに入れていたのをすっかり忘れていたところ、同僚の女性に見つかってしまい、大変な顰蹙をかってしまいましたよ。

 しかし、話は変わりますが、娘をかばってあげたのに、ツツジの花がいまだに咲かないというのはおかしいと思う!勝手に怪我したんじゃないのか!などと。

 現在式根島で咲いているツツジは後に植樹したものなのだそうな。








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