志鬼朗の部屋

志鬼朗の部屋

妖怪人間べム


そこで使われていたオープニングナレーションを紹介しましょう。

それはいつ生まれたのか誰も知らない。暗い音の無い世界で、ひとつの細胞が分かれ増えていき、みっつの生き物が生まれた。彼らはもちろん人間ではない。また、動物でもない。だが、その醜い体の中には正義の血が隠されているのだ。その生き物、それは人間になれなかった妖怪人間である。

このナレーションを聴くだけで、非常にこの物語が物悲しく感じてしまいます。子供心に恐怖とはまた別の感情が芽生えていたのでしょうか。詠み方としては、とにかく静かに詠む事で雰囲気が盛り上がります。

この作品のすごいところは、人間になりたいと願う妖怪人間が戦うのはただの怪獣的なものではなく、どちらかというと醜い心を持つ魔性にとらわれた人間の場合が多いところだ。敵を倒してもそのやりきれない気持ちを持ちながら、それでいてもなお人間になりたいという強い意志をもって旅を続けるところだろう。

また最終回では、猛火に包まれ、妖怪人間は姿を消す。人間になるという彼らの目的は、肉体的なものではなく人間らしい心を手に入れたという結末を迎える。すばらしい締めだ。

今ひそかに、考えているのですが(別にたいしたことではないが)この作品こそ、実写映画にして欲しい作品だと思うのです。テーマ性・キャラクター・世界観どれをとっても、キャシャーン以上に映画化に向いているとは思うのですが、だれかやってくれないかな。


点数:
なつかしさ     ☆☆☆★★
インパクト     ☆☆☆★★
声に出したい度   ☆☆☆★★

個人的なところで、このような点数ですがご了承ください。







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