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( 前回 に続く→)
梅雨に入り、種から育て、植えつけた夏野菜の苗も、順調に育っている。
例年、わずかながら、もう少し欲しい苗、足りないぶんの苗を、ホームセンターなどで買い足し、植え付けることがある。
今年は、知人がもらった、という苗が、まわってきた。
道の駅で売りに出される苗が余ったもの、だとか。
私のもとで育った苗に比べると、一見、随分立派な苗である。
すごい、と思うのは、苗の大きさに対して、土の入っているポットが不釣り合いに小さいことだ。
いや、逆か、小さいポットに対して、苗が不釣り合いに大きいのだ。
肥料を使わない自然農に馴れ親しんでいると、よくこの土の量で、苗がここまで育つ、とある意味感心する。
肥料を十分に与え、おそらく水も毎日与えられ。
ひょっとすると、ビニールハウスの中で育ったものかもしれない。
その手のかけようで可能なバランス、なのだろう。
そのバランスは、肥料のよく効いた、農薬で虫も草も少ない畑に植え付けられるならば、大きく崩れることはないのかもしれない。
しかし、彼らにとっては、不幸と言えるかもしれないことに。
私の手元に渡り、待っていたのは、肥料も農薬もない、虫も草も容赦のない、リアルな大地、自然農の畑であった。
私のもとで育った苗と、過保護と呼べる程に手を加えられて育てられた、市販の苗。
植え付けられる前の様子の違いも、先に書いた通り、明らかだが。
自然農畑に植え付けらえた後の経過もまた、明らかに違う。
私のもとで育った苗は、概ねその後も淡々と、着実に成長してゆく。
一方、過保護に育った市販の苗は、植え付けられた直後、急激に弱りを見せる。
時には、虫の猛攻を受け、枯れてしまうものもあるが、そうでなくとも、かなり弱る。
それまで立派に繁っていた葉が嘘のように力なく垂れ下がり、色もくすんでしまう。
まるでメッキが剥げたような、ドーピングが切れたようなあり様だ。
保護の乏しい環境に馴染むまで、彼らにとっては相当のストレスがかかるのかもしれない。
自らの生命力を発揮するようになるまで、追い込まれるようにも見える。
それでも、やはり、生命はすごい、と感じるのは。
過保護から解き放たれて、一度は弱った苗が、環境、自然農の畑に見事に適応し、甦ってくるところだ。
眠らされていたであろう生命力が覚醒、発揮されてゆく様である。
私のもとで種から育った苗が、植え付けた自然農の大地で自ら育ってゆくのはもちろん、嬉しい。
しかし、過保護に育てられた苗が、命を吹き返し、自ら活きてゆく様には、希望を見出さずにはいられない。
過保護に管理され、弱りゆく現代人を自覚、姿を重ねるゆえ、であろう。
(→続く?)
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