やさしいうた

やさしいうた

幸せについて本気だして考えてみた


使い慣れて、まるで身体の一部のようになったシューズの紐を縛る。
スッと息をして、閉め切られた空気を全身で感じる。
ここに立つと、宇宙のように、ふわりと飛べる。
ボールを持つ手も、いつものように。
爪で引っ掛けて回転をかけたシュートがリングに吸い込まれる。

「最高だ」

体育館の外で待つ、皆の期待を受けて、
たくさんの思いがつまった23を着る。



皆の歓声が、背中を押す。

さぁ、ゲームスタートだ。











なんて、いつか夢見てた。
ボールを回していた指先は、たくさんの書類とキーボードの上を
忙しそうに動いている。
走り回ってるのは、コートの上じゃなくて、取引先の会社。

一日の仕事を終えて、家に帰る。



愛する妻と子供、かけがえのない家族がいる。



それで充分じゃないか。

それが幸せじゃないか。



富や名声はないけど、

心から、

全てを、

愛し、

愛してくれる人がいる。











マイケルになれなくても、

俺は毎日幸せだ。

































































と、思う。


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