~Time And Tide~

2009年03月27日
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カテゴリ: 娘のこと



どちらかというと、クールな子ども達だった。
何か問題が起きても人事で、『誰かがどうにかするだろう』
『私には、事を変えることなんか出来ない』
・・・そういう心がありありと態度に出ていた。


単クラス。
6年間クラス替えもなく、過ごしてきた35名。
変化することのないメンバーの中で無難に過ごすことで
自分を守ってきた子ども達だった。
当たり障りなく生きることに。


この問題に果敢に攻め込んだ担任。
泣き虫の熱血教師。
保護者会でも昔の生徒の話をしながら泣き出すこと数回。


そんな先生の下、1年を過ごした子ども達は35名全員が卒業式で泣いた。
式中盤から男の子も女の子も・・・号泣。
もちろん、最初に泣き出したのは担任だったけど(^^ゞ
保護者、来賓。。。在校生を巻き込んで
そして、校長先生まで。
退場前、『いままでありがとう。。。』と深々と頭を下げる先生を目の前にして
ただただ、泣きまくる35名。





思い出深い式だった。




一歩前に踏み出す事によって失う場所と友。
その寂しさと怖さを涙に込めて。
クラスの半分は、私学の学び舎に。。。
引っ越す子も3名。
バラバラ・・・
子どもと同じ様にクラスの子達をあだ名や呼び捨てで呼んできた親たちも
寂しくて、寂しくて仕方がない。









卒業式を終え、謝恩会を終え帰宅したらポストに手紙が届いていた。
集団登校の同じ班の1つ下の女の子から。
遅刻が多くて、集団登校の集合時間に遅れてくる女の子。
『遅刻しないで、一緒に行こう』と言い続けた皐月に
反感さえ持って、わざと遅れてくる感じだったと聞いていた。


そんな彼女から~
『いっしょに登校しなくてゴメンネ・・・
こんな悲しいことがあるなんて気がつかなかったから・・・
いつまでも、いっしょにいられると思ってたから・・・』
嬉しそうに私に手紙を見せる皐月だ。



最後の最後まで、心が揺れる1日だった。。。 
















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最終更新日  2009年03月28日 01時25分35秒
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