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「ほら、 リンゴ やで。 リンゴ が赤くなり始めてるやん。」
「ええなあ、 リンゴ やもんな。 但馬 でも 柿 やったらなってるけどなあ。 柿 なんかなんぼなっとっても、カンドーがないからなあ。 リンゴ やもんなあ。」
「何言うてんねん、 柿 は 奈良 の宝やぞ。」
「ほんなら、 柿の歌 うたってみいや。」
「うーん???」
「 リンゴ の歌やった、すぐ歌えるやろ。」
「そうや、なあ、このあたりなあ柵も何にもしてないんやから、一つくらい貰ってもええんちゃう。ちょっと車降りて行ってこいや。おまえ、一番若いねんから。」
「ワイがとりに行って、捕まったら自分らどうするんや。」
「この先で待ってる。」
「そやから、捕まったらどうすんねんっていうてんねん。 信州 くんだりまで来て、道端の リンゴ 泥棒して 懲戒免職け? 」
「走って逃げんねん。捕まっても、お前の職場には黙っといたるから。これだけあんねんから、こらえてもらえるって。」
「そうや、どうせ、老後採用やろ。退職金はもうもろてんねんから大丈夫や。こわいもんナシやで!」
「何が、大丈夫やねん、さかのぼって退職金取り上げられたらどうすんねん。」
「もう、ソロソロ着くよ。それからね、 リンゴ で盛り上がってるけど、 小布施の名物 は、 栗 だからね。」
「たわけ旅」
(のちに 「極楽とんぼ旅」
と正式に呼ぶようになりました)
の車中はこんな感じです。いい年をしながら、ホントに全員還暦を過ぎているんですよね。
相変わらずというか、ガキのままの
「たわけ」会話
がはずんでいます。
「レンタ・アルファード号」
をおりると石碑がありました。一つだけじゃなくて、三つ四つ、あったんですが、字が読めたのがこれ一つ。
栗拾い ねんねんころり 云ひながら 小林一茶 ですね。中々いい句ですね。ところで、彼がこの寺の裏にある池之端で、蛙合戦を見ながら詠んだというのが、あの有名な句だそうです。
やせ蛙 負けるな一茶 これにあり ちなみに 蛙合戦 というのは、雌蛙の争奪戦ですね。
これがまあ つひの栖(すみか)か 雪五尺
と詠んだ、 信州、柏原(カシワバラ)
は、今回訪ねた 小布施
よりも、もう少し北に見える 黒姫山
とか 妙高山
のふもとあたりのようですね。今でも、とても、雪の多い地方らしいですね。 一茶
の、もともとの故郷で、 15歳くらい
で江戸に出て、 俳諧師
になった彼が帰ってきたところのようです。
さて次は 「北斎館」
です。
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