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こんにちは。花粉症の症状が出てきた静岡の畳屋の姉さんです。 昨日、今日と静岡は暖かい日が続いています。気持ちがいいですね!しかし、最近ティッシュが手放せなくなってきました。あ~、鼻水さえ出なければ快適なのに~。 2/25午後、「モダン乱敷き畳 中四国勉強会」の座学が始まりました。 初めに、カリスマ女性設計士さんから「モダン」とは何ぞやというお話や、消費者目線から考えられる「モダン乱敷き」の可能性や魅力、私達畳店が克服すべき課題などを伺いました。「モダニズム建築」のお話は、久々に大学の美術の講義を受けているようでちょっとワクワクしましたよ。 次に、日本でたった4人しかいない「龍鬢表」の生産者さんから、「天然イ草、龍鬢、染色イ草の特性と、モダン乱敷き畳での活用法」というお話を伺いました。 次に、対話形式営業トークレッスンが行われました。 (例題1)72歳の田中さんは、座敷の8畳を介護が必要になることを考えてフローリングにしてベッドを置きたいと話されています。畳を無くさずに田中さんの満足のいく提案とプラン作りをしてください。 (例題2)32歳の伊藤さん(主婦)は中古住宅を購入して引っ越しまでにリノベーションする予定です。限られた予算の中でお洒落で今風な畳を提案してください。(例題3)借家の大家さんである横山さんは、借家の老朽化とニーズの変化で入居率が悪化してきたことに頭を悩ませている。不動産屋さんからは、リフォーム業者をあっせんするのでフローリングにする工事を勧められている。畳の利点と、入居率が上がる「モダン乱敷き」での提案と交渉をしてください。 いや~難しいですが、よくありそうな事例ですね。借家の大家さんを説得する畳屋さんが最も苦戦していました。勉強会で配布されたお茶↓ 九州から関東から、勉強会に集まった畳業界の方々。↓お世話になりました。 翌日、岡山名物「えび飯」を皆で食べて解散しました。↓えび飯の写真の画像↑と、リアルなえび飯の画像↓うどんを食べそびれたので、お土産に買って帰りました↓ ここで学んだことを早速今後に活かしていこうと思います。
2018年03月14日
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こんにちは。同級生にバイクの修理を頼んだ静岡の畳屋の姉さんです。 一昨日、次男の高校にバイクで行こうとしたらエンジンがかかりませんでした。寒い日と雨の日はバイクに乗らない軟弱ライダーは、春、いよいよバイクに乗ろうとすると毎年動かないのです。でも・・・何歳まで乗ろうかな・・・。 2/25宇久津の朝。友人とホテルの近くを散策しました。「入浜式復旧塩田」がありました。 「入浜式」とは、堤防に水門を設け、潮の干満の差を利用して塩田に海水を取り込む方式です。その海水を、太陽熱と風で水分を蒸発させて濃い海水にし、釜で煮詰めて塩の結晶にします。 水門と釜屋↓ 明治時代、宇久津には200ha程の塩田があったそうですが、新しい塩の製法が主流になり、昭和47年に塩田は廃止されました。 朝の散策を終え、温泉に入って朝食をいただき、ホテルを後にし電車に乗りました。車窓からはまるで富士山のような山が幾つも見えました。 瀬戸大橋の手前の駅で友人と別れました。色々有難う!またいつか会う日までお元気で。 そして私は一人瀬戸大橋を渡って倉敷に向かいました。いよいよ研修会本番です。
2018年03月13日
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こんにちは。次男の部活の「三送会」で大笑いした静岡の畳屋の姉さんです。 昨日、3/1の卒業式以来久々に高校に行った3年生達。「三送会」というのは、「三年生を送る会」のことです。あまり観に行く保護者はいないのですが、それでも図々しく観に行ってしまう私。最初の方の1.2年生の出し物しか観れませんでしたが、1年生のドリフターズ風のコントと2年生の3年生の物真似が面白過ぎて大笑いでした。 2/24、畳縁工場見学後、ジーンズストリートに行きました。 これは↑ジーンズの生地でできた「ジーンベイ鮫」ですねそれで畳縁工場にも畳縁でできた巨大なジンベイ鮫があったのですね。 これは↑畳縁でできた「Gパンダ」の小物入れですね児島の方は駄洒落がお好きなのかな? ジーンズストリートにはあちらこちらにジーンズが吊るされていました。 そして、置いてある物がほぼ全部ジーンズ柄です。自動販売機も、灰皿も 畳業界の皆さんとは翌日の研修会での再会を約束して一旦ここでお別れです。この後児島駅まで送っていただきました 児島駅にはまだまだジーンズが!これは自動改札口ですよ 巨大なジーンズとお雛様 この後私は友人と電車で瀬戸大橋を渡り、宿泊先である宇田津に向かいました。私にとっては人生初の四国上陸です。 瀬戸内海って、島が沢山あるのですね。船も沢山
2018年03月12日
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こんにちは。初めての確定申告を終えた静岡の畳屋の姉さんです。 昨年まで母がやってくれていた確定申告を、今年は私がやることになりました。しかも長男の分まで!さっぱりわけがわからない状態でしたが、どうにか終わりました。やれやれ。 前回の続きです。 岡山城と岡山後楽園を見学した私は、岡山駅からマリンライナーで児島に向かいました。「ジーンズの街」と言われるだけあって、児島駅の入口のアーケードの下にジーンズが何着か吊るしてありました。 ここで他県から研修に来ている数名の畳屋さんと、高松在住の友人と待ち合わせをしていました。そして車数台に分乗し、畳縁工場の高田織物株式会社さんに向かいました。 ここは工場の入口にある「FLAT」という展示スペースです。↓ 実に多種多様の畳縁と小物が展示販売されていて、普段縁や小物を販売している畳屋さんでもつい買いたくなってしまいます。(実際皆さん購入されていました。勿論私も!新海畳店が仕入れたことが無いような縁を選んで購入しました。) さあさあ、またあとでここに戻って来ますから、と催促されて工場へ。 凄い速さで縦糸に横糸が通されて、「ガシャガシャ」と畳縁が織られていました。 これは、畳縁ではなくて「たすき」かな?!↓ 工場を出ると、始めに行った「FLAT」とは違う展示場が2棟ありました。今年1月にオープンしたばかりだそうで、まだ木の香りがしました。 2/24ということで、畳縁で作られたお雛様が飾られていました。 おっと!畳縁でできた巨大なサメに私の友人が食べられそうになっています(続く)
2018年03月08日
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こんにちは。ブログネタがどんどん溜まっていく静岡の畳屋の姉さんです。 前回のブログの続きです。 2/24、岡山城を見学した後、すぐ隣にある岡山後楽園に行きました。 岡山後楽園は日本三名園の一つです。と言われると、後の2つは何か気になりますね? あとの2つは、石川県金沢市の兼六園と、茨木県水戸市の偕楽園です。 丁度今日のお昼、NHKの番組で偕楽園から中継をしていました。畳の縁が葵の御紋の紋縁畳でした。 話を岡山後楽園に戻します。岡山後楽園の広さは13.3haとても全部を見ることはできないと思い、まず梅林に向かいました。 黄色い梅は満開でしたが、ピンクと白の梅はこれからという感じです。三色同時に咲けばいいのに・・・。 あとは駆け足で広~い園内を出口に向かって進みました。 来た時と同じようにバスで岡山駅に戻ろうと思ったら、電車に間に合いそうもないのでタクシーで戻りました。運転手さんがず~っと岡山の名勝の解説をしてくださったので、なんだか得した気分でした。 さて、次の行き先はジーンズの街、児島です!(続く)
2018年03月06日
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こんにちは。岡山県で楽しく勉強してきた静岡の畳屋の姉さんです。 2/24(土)~26(月)、家事などを主人に任せ、倉敷で行われた「モダン乱敷き畳 中四国勉強会」に参加してきました。 24日、まず岡山駅で降りて岡山城に行きました。静岡には今は走っていない路面電車で行くのもいいと思いましたが、丁度バスが停まっていたのでバスで。100円は安いですね! 表書院の横のこのような趣のある門をくぐって少し歩くと・・・ わ~!黒い 色も形もインパクトがありますね! 入口でいただいたパンフレットによると、岡山城は天守台が北に大きく突き出た不等辺五角形という、全国に全く例のない珍しい形をしているそうです。レトロなお顔立ちのお雛様↓ 石垣の殆どは昔のままの状態で保存されています。特に貴重なのは、石積みが、丸い形の自然石を用いた野面積(のづらづみ)であることだそうです。 この岡山城を築いたのは、豊臣秀吉の養子となった宇喜多秀家です。年若くして異例の出世をとげ、「備前宰相」と呼ばれましたが、関ヶ原の戦い以降に島流しになってしまったそうです。 明治2年、岡山城は国の所有となったものの、全ての建物を維持していくことができず、明治15年以降に残ったのは天守閣、月見櫓、西の丸西手、櫓および石山門の4棟だけでした。 昭和20年、第2次大戦による市街地空襲で天守閣と石山門を焼失してしまいました。 現在の天守閣は、昭和41年、市民の長年にわたる要望で作られた鉄筋コンクリート造りですが、外観は昔のままに再現されました。外壁の下見板には黒漆が塗られていたので、カラスの濡れ羽色に似ているということで「烏城」の別名があります。 (続く)
2018年03月02日
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こんにちは。やはりランナーよりも疲れてしまった静岡の畳屋の姉さんです。2/18、主人が「浜松シティマラソン」のハーフの部に出場しました。 昨年も応援に行ったのですが、凄く寒くて手袋をしていかなかったことを後悔したので、今年はちゃんと手袋を用意しましたよ。ところが浜松で車を降りたとたんに想像を絶する寒さと浜風!同じ静岡県なのに、静岡市とは寒さが全然違います。マフラーとマスクをしてこなかったことを凄く後悔しました。 私が「寒い~」と震えているのに、これから20km以上も走る主人は元気なこと スタート地点に行ったら松原たたみ店さんの目の前だったので、思わず声をかけてしまいました。 「来年は一緒に走りましょう!」とお誘いしたのですが、複雑な微笑みが返ってきました・・・。 さて、主人のスタートを見送った私は、歩いて遠鉄の最寄の駅まで行き、そこから電車+徒歩でゴールの四ツ池公園陸上競技場まで行かなければなりません。「ゴールから一番近い駅はどこ?」と主人に尋ねると「曳馬だよ。」と自信たっぷりに断言したので、その言葉を信じて「曳馬」で電車を降りて四ツ池公園陸上競技場を目指しました。 ところが、なんだか去年と景色が違うような気がするのです。それに、去年よりも随分沢山歩いているような・・・。おかしいな、と思い始めた頃、丁度郵便屋さんがバイクを止めて何かされていたので、道を尋ねてみました。そして教わった道をひたすら歩きました。 ようやく遠くに競技場のライトが見えてきました。そして私は確信しました。「曳馬駅は四ツ池公園陸上競技場の最寄の駅ではない!」と。 主人は純粋に間違えただけなのか、それとも私を歩かせようという作戦なのか。 寒い中予定外に長時間歩いた私はすっかり体が冷え切って疲労困憊してしまいました。 帰り路、温かいお蕎麦を食べ、さがら「子生まれ温泉会館」にも寄りましたが、私のダメージは大きく、21時半には布団に入ってなんとか回復させました。 は~、主人と同じくらいとは言いませんが、もう少し体力がほしい・・・。
2018年02月19日
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こんにちは。慣れない雪道にヒヤヒヤした静岡の畳屋の姉さんです。 この前の日曜日、静岡市葵区大間の「縁側お茶カフェ」に行ってきました。 この辺りは最近「オクシズ」という愛称で呼ばれる地域です。要するに山間部ですね。 ここの何件かの民家が縁側でお茶を出してくれるというのです。美味しい空気を吸い、素晴らしい景色を眺めながら、民家の縁側に腰かけてお茶をいただく・・・なんて贅沢なんでしょう私はこの「縁側お茶カフェ」のことをfacebookでみつけ、ずっと前から行きたいと思っていました。 しかし、オープンするのが第1.3日曜日の昼間のみです。休日に予定を詰め込んでしまう私は、なかなかタイミングが合わず、行くことができずにいました。 そして2/4、やっと時間を作ることができたので一人で出かけました。 この日はとてもいい天気だったので、久々にバイクを動かして行ってみようかとも思いましたが、初めての道で山間部なので、とりあえず車で行くことにしました。 大間の下にある市営の「湯の島温泉」には何度か行ったことがあります。湯ノ島温泉までは静岡市街地からで50分程度でしょうか。大間にはきっとあと10分くらいで到着するのではないかと予測しました。 しかし、湯ノ島温泉を過ぎた辺りから道幅が狭く、カーブが多くなり、そのうち路肩に溶けない雪が現れ始めました。めったに雪が降らない静岡で雪を見ると、静岡人は大体テンションが上がるのですが、そんなことは言っていられません。私はたった一人、ノーマルタイヤの車で大間に向かっているのです。「大丈夫、大丈夫。きっと雪は路肩だけ。」と自分に言い聞かせながらそろそろと車を運転していたのですが、そのうち山道全体が雪で覆われるようになりました。つくづくバイクで来なくて良かったと思いました。雪が積もっている日陰の山道が随分長く感じました。 やがて日の当たる開けた所に出ました。「縁側カフェ 営業中」という看板をみつけた時には「やれやれ」とほっとしましたよ。でも、周辺の茶畑や庭に雪が残っているくらいの気温です。縁側は寒いということで、屋内の囲炉裏端でのカフェとなりました。 ワイングラスのようなガラスのコップに入っているのは、お茶の葉に氷を乗せて、ゆっくり抽出していただく水出し茶です。 この他に、お汁粉、漬物、昆布の煮物が提供されました。 そしてまだまだお茶が出そうで、捨てるのはもったいないくらいの茶殻は、ポン酢を付けていただきました。ほろ苦い中にも甘味が感じられました。 次回は社長と一緒に行きたいです。
2018年02月10日
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こんにちは。平昌オリンピックが楽しみな静岡の畳屋の姉さんです。 いよいよ平昌オリンピックが始まりました!私が一番楽しみにしているのは羽生さんです。けがはすっかりいいのでしょうか?気になります。寒さに負けず、頑張れ、日本 さて、日本の村が好きすぎて「中村」と名乗っているリトアニアの方が、畳屋さんを訪問しました。「畳は地方によって大きさが違うんですよね?」と言っていました。凄い!よく勉強されていますね。 大きく分けると関西の「京間」と関東の「江戸間」に分けられますが、その中間の「中京間」というのも存在したようです。ちなみに静岡は基本的に「江戸間」ですが、「京間」の仕事もあります。 まあ、結局畳のサイズは同じお部屋の中でも1枚1枚違いますから。お部屋に合わせて隙間なくぴったりと畳を作るのが畳屋の技術なんです。 そして畳屋の技術の一つに紋縁の柄合わせがあります。 下の画像は「九条縁」という、高貴な身分の人が使用した柄の畳縁です。 紋縁も九条縁も、隣り合った畳と柄を合わせる為、ある時は縁を引っ張りながら、ある時は緩めながら、微調整しながら手縫いで仕上げます。ありがとうございます! それから、畳屋さんが実際にお部屋を採寸し、畳を作って収めるまでの様子が紹介されました。 製造中の微調整により、施工前にあった僅かな隙間は全く無くなりました。 番組では仮設住宅のこともとりあげられました。 東日本大震災の時に建てられた仮設住宅はフローリングによる底冷えに悩まされた為、熊本の地震後に建てられた仮設住宅には畳が採用されたそうです。 これは単に寒さ対策というだけでなく、畳があるとなんとなく落ち着く、ほっとするという心のケアもあると思います。 その通り! 最後にリトアニアの中村さんは、周囲が畳に囲まれた桧風呂に入りました。 リトアニアの方がこれほど日本の文化に惚れ込んでいます。日本人にも気付いてほしいです。自国の文化の素晴らしさに。そして是非2020年の東京オリンピックで日本文化を活かしたおもてなしをしてほしいです。
2018年02月09日
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こんにちは。株のお勉強を始めた静岡の畳屋の姉さんです。 昨年行われた同窓会のあたりから、今まで何年も話したことのない同期生と話す機会が増えました。その中には証券会社に勤めている人がいたり、株を持っている人が何人かいたり。 「株」・・・正直言って未知の世界です。でも新海畳店も株式会社だし、もっと株のことを勉強する必要があると思いました。とりあえず優待券狙いでY電機の株を買ってみることにしました。 さて、番組の続きです。 リトアニアの「中村さん」は、いよいよ熊本県のイ草農家さんを訪ねました。 現在、国産畳表のほとんどが熊本県産です。熊本県は台風が多く、水はけも悪いので、お米とイ草の二毛作を行うようになりました。イ草は冬に植えられて夏収穫します。 収穫したイ草は、農家さんのお父さんと息子さんがそれぞれ目で厳しく選別します。(折れたイ草をみつけて排除↓)(白いイ草も排除↓)そして選ばれし優秀なイ草のみが織機にかけられて畳表になります。↓ 織機で織られた畳表は更にお母さんが厳しくチェックします。小さな蜘蛛の糸が付いているのを見つけて取り除いていました。 本当ですね。 このように手間暇かけて、愛情をこめて、イ草を植えて育てて収穫して織られた畳表です。 一畳あたり4000~8000本のイ草が使われているそうですよ。 ここまでがイ草農家さんのお仕事です。畳屋はこの畳表の他に、畳床、畳縁、糸などの材料を問屋さんから仕入れて、お部屋に合わせた畳を作ります。 次回は畳店の様子をお伝えします。
2018年02月07日
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こんにちは。YouTubeが観れなくなっていてショックな静岡の畳屋の姉さんです。 前回のブログの続きを書くためにもう一度Youtubeで番組を観ようと思ったら、観れなくなっていました。再生できる期限があったのでしょうか。どなたか録画していないかな・・・。画面を撮影してあったので、それを観て思い出しながら書きます。 畳はどうやってできているのか材料から詳しく知りたいというリトアニアの「中村さん」(日本の村に憧れるあまり、自分のことを「中村」と名乗り、名刺まで用意していました。)は、熊本県のい草農家さんを訪ねることになりました。 ここで番組では畳そのものの説明が入りました。 冬は室温を逃さないから暖かく、夏は暑さを遮断するから暖かい・・・「畳ビズ」と言われるようになったゆえんですね。 日本最古の畳や、なぜ「畳」と言われるようになったのかという説明です。↓ 3年前でしたか、奈良の正倉院宝物展で聖武天皇が使用したとされる畳が展示されるということで、私は教え子さんと観にいきましたよ。ゴザが幾重にも折りたたまれたような畳でベッドになっていました。 畳表に使われるい草の香りが集中力を高めるので、学習塾に使われることもあります。 最近の研究で、い草の香りは脳血栓や脳梗塞を予防する効果があることもわかってきました。 そしていよいよリトアニアの「中村さん」はい草農家さんへ。 (続く)
2018年02月06日
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こんにちは。実は寂しさを隠している静岡の畳屋の姉さんです。 1/28の夜、次男が「明日は最後のお弁当だよ。」と言いました。「えっそうなの?何かリクエストある?」「普通のお弁当がいい。じゃあ明日もお弁当よろしくお願いします。おやすみなさい。」 最後ということはしっかり言う、でも普通がいい、というところがいかにも次男らしいと思いました。 今日は2/2。一か月後の3/1は次男の高校の卒業式です。そして引っ越し・・・。 先日、あるテレビ番組が畳業界で話題になりました。その番組が静岡で放送されたかどうかはわかりません。私はYouTubeで観て凄く感心したのでご紹介したいと思います。 主人公は日本が好きで好きでたまらないリトアニア人のデザイナー。独学で日本家屋のことを勉強し、たった一人で10年かけてリトアニアに日本家屋を建ててしまいましたでもこの家は未完成だそうです。なぜならば・・・。 日本家屋の中でも特に畳に強く興味を持たれているようです。畳は日本独自の文化ですもの。 さて、ついにこの方は番組の企画で日本に来ることになりました。 白川郷に憧れているということでしたので、番組ではまずそちらにサプライズでお連れしました。 彼は白川郷の集落を見て、「神様が隠していたような場所」と感動していました。 「合掌造り」の茅葺の屋根、昔蚕を飼っていた2階の部屋、寒いのに紙1枚で外気と遮断できる障子・・・。日本人である私たちが見ても感心することばかりでした。 その日の夕食、彼はは囲炉裏端で郷土料理を堪能しました。そして夜・・・。 (続く)
2018年02月02日
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こんにちは。ISO9001の2015年版維持審査が終わってほっとしている静岡の畳屋の姉さんです。 一昨年くらいから2015年版の勉強を始め、「品質マニュアル」を全面改訂し、それを何度も手直ししてきました。「品質マニュアル」以外の文書も記録もほぼ全部手を加えました。そして迎えた審査の日。審査員さんのおかげで沢山の「?」がかなり解決しました。 さて、次なる試練は、娘と次男のそれぞれの引っ越しと確定申告・・・。確定申告は今まで母にやってもらっていたので、何をどうすればいいのかさっぱりわかりません。勉強しなきゃ。 先日、建て替えたお宅の現場見学会に出かけました。 玄関を入ると木の香りがぷ~んとして、思わず深呼吸をしてしまいました。丁度近くに大工さんがいらっしゃって「畳の香りはいいねぇ。」とおっしゃいました。「いや、木の香りこそ!いい香りですね。」と言うと、「僕らは木の香りをあまり感じないんですよ。」 実は私達は畳の香りをあまり感じなくなっているのです。多分施主様はどちらの香りも強く感じておられるのでしょう。 玄関に1本の無垢の木でできた重厚な感じのベンチがありました。建て替える前の家の梁を使って作ったベンチだそうです。 こういう工務店さんの心配りがいいですね。
2018年01月30日
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こんにちは。清水住宅公園に行ってきた静岡の畳屋の姉さんです。 1/6、静岡市清水区に「清水住宅公園」がオープンしました。早速社長と見学に行ってきました。 住宅公園には9戸のモデルハウスがあります。そのうち2戸の畳のお部屋をご紹介します。 まず1戸めです。 上の画像の右奥にチラリとキッチンが見えます。キッチンの方から畳コーナーを見るとこうなります。↓テーブルから畳コーナーを見るとこうなります。↓畳の下に収納が付いていて便利ですね。 もう1戸の畳のお部屋です。↓こちらの家も、畳とキッチンとテーブルが近くにあります。 畳の下は収納ではなく、床を照らす間接照明になっています。 いずれにせよ、キッチンからテーブル、畳コーナーがよく見えるのは、主婦としてはありがたいですね。 清水住宅公園では1/21(日)曜日にもイベントが行われます。お近くの皆さん、是非足をお運びください。
2018年01月15日
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こんにちは。教え子さんのお子さんにメロメロの静岡の畳屋の姉さんです。 先日、教え子さんに赤ちゃんが産まれたのでお邪魔してきました。 なんて可愛くて小さいこと!赤ちゃんってこんなに小さかったっけ? 早速抱っこさせていただきました。 教え子さんのお子さんを抱っこできるなんて幸せだな~。お兄ちゃんもすっかり大きくなって。 前回お兄ちゃんに会ったのは、2013年7月末でした。 教え子さんが家を建てた時には和室が無かったのですが、やはり畳が欲しいということで新海畳店に相談にみえたのです。そして、フローリングの一角に半畳の畳を6枚置いて畳コーナーを作りました。下の写真はその時のものです。↓ あれから4年。赤ちゃんが誕生し、ベビーベッド横に新たな畳コーナーができました! この写真の右側にベビーベッド、手前にはお兄ちゃんがお母さんと並んで勉強ができる学習机があります。 ベビーベッド横の可愛い畳コーナーは、4年前に作った畳コーナーから2枚の畳を運んできたものです。では後の4枚は・・・? 以前と同じ場所で、こたつのテーブルの下で活躍していましたよ。フローリングにラグを敷いただけでは痛いし暖かくないけれど、畳があるので痛くないし暖かいということでした。 教え子さん、アレンジがきく置き畳にして本当によかったと言っていました。家族の状態によって暮らし方も変わりますものね。 ところで赤ちゃんも相当可愛いけれど、赤ちゃんのお世話を一生懸命にするお兄ちゃんも可愛い うちの子供たちもこんな感じだったな~。
2017年12月21日
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こんにちは。県外の友人のおかげで浅間神社を再発見した静岡の畳屋の姉さんです。 今月初旬のことですが、名古屋からママ友が静岡に遊びに来ました。 まずママ友がどうしても行きたいというパワースポット、浅間神社へ。 私のような地元の人間からすると、浅間神社は身近すぎていつでも行ける所なので、かえってあまり行かないのです。パワースポットという意識も薄く、年に一度、4月初めの静岡まつりの時に行くかどうかという感じです。 境内は12月初めの土日の為、七五三参りの家族連れが大勢いました。着物を着た幼い子たち!可愛いですね~。そして銀杏の葉が綺麗に色づいていましたよ。 このママ友とは娘同士が幼稚園の同級生なんです。娘が小学校に上がるときに名古屋に御引越ししてしまいましたが、それからもずっと年1くらいのペースで会っています。今回も娘たちを巻き込んで会う予定でしたがそれが叶わずちょっと残念・・・。そこで娘たちにお揃いのお守りを購入しました。 更にママ友は、お嬢さんの為に浅間神社のお水を汲んで帰るのだと空のペットボトルを3本も用意していました。私は境内にお水を汲む所があることも、それを汲んで持って帰れることも知りませんでした。今度浅間神社に行く時には空のペットボトルを持って行こうと思います。 境内をウロウロしていると、このようなチラシや張り紙がありました。 「かえるまた」?「よみがえる」?駄洒落?よくわかりませんが、私の大好きな「期間限定」「特別公開!」という文字が!しかも丁度その限定された期間内ではありませんか!せっかくなので行ってみることにしました。「静岡市文化財資料館」は、浅間神社の池のすぐ近くにある建物です。池にかかっている赤い橋を渡って行きました。池には大きい鯉が沢山泳いでいました。 資料館の中は撮影禁止なので「静岡文化財資料館」のブログをご覧ください。 蟇股(かえるまた)について調べてみました。ここの部分↓を「蟇股」というのですね! 上の写真は左甚五郎という彫刻家が作った、日光東照宮の「眠猫(ねむりねこ)」です。 蟇股は、蛙が脚を広げて踏ん張った姿勢と似ているところから名付けられました。でも「蛙股」とは書きません。 蟇股は天平時代は構造材と装飾材を兼ね備えていましたが、やがて建築技法の向上で装飾専用になりました。作り手も大工さんから彫刻家へと変わっていきました。 現在、静岡の浅間神社の中の「大歳御祖神社」の蟇股彫刻が外されて修復され、ご本殿の蟇股に取り付けられる前に展示されています。展示されていたのは十二支のうちの10体の動物の彫刻でした。 彫刻が外された浅間神社内の大歳御租神社の蟇股↓(静岡文化財資料館のブログより) 「大歳御祖神社」のご本殿は、普段は一般には公開されていません。特別公開日があったとしても、蟇股に彫刻を取り付けてしまうと高い位置になってしまうので、近くでじっくり彫刻を見られる機会は今しかないのですしかも修復途中の、下地に漆を塗って真っ黒になっている状態の写真なども展示されています。 この貴重な機会をどうかお見逃しなく!
2017年12月12日
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こんにちは。最近ストレッチを心掛けている静岡の畳屋の姉さんです。 毎年恒例の年末のダンスの発表会が近づいてきました。先日ビデオで自分たちの動きを撮影して確認したら、私の足が全然上がっていません!しかも太いし。急に痩せることはできませんが、せめて体を柔らかくしてサッと足が上がるように、そして何よりもけがをしないように、ずっとさぼっていたストレッチに力を入れ始めました。あと3週間しかありませんが、やらないよりはマシでしょう。 私は体をほぐす手段として、ストレッチ以外に月2回インド式ヨガを、更に都合がつくときにタイ式ヨガを習っています。 先日、タイ式ヨガの先生から、レッスンしているお部屋に畳を敷きたいとのご相談をいただきました。先月新海畳店で行われた打ち合わせの様子↓「畳の縁ってこんなに沢山の種類があるんですか!どれにしようかな~。」無地の縁ということまでは決まりましたが、色で迷われていたので二色使うことを提案しました。 そして昨日、社長と共に納品に伺いました。 お部屋の隅から隅まできっちり収める畳ではなく、いわゆる「置き畳」です。 二色の縁をこのように配置しました。↓お洒落でしょ? こちらの二畳は先生がお手本を示すスペースです。 こちらの八畳は生徒さんのスペースです。↓社長がカエルの逆立ちをしています。 ヨガは深い呼吸をします。うつ伏せに寝て行うポーズもあります。イ草の香りでヨガの効果が倍増すること間違いなしです。 皆さん、中村祐子先生のルーシーダットン(タイ式ヨガ)やリフレクソロジー、ヘナトリートメントなどを是非体験してください!
2017年12月08日
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こんにちは。土日で体重が増えてしまった静岡の畳屋の姉さんです。 早いものでもう12月の2週目です! 先週の土曜日、早速忘年会が二つ重なってしまいました。翌日曜日はお友達とランチ、夜は次男の誕生会でしゃぶしゃぶ食べ放題。こんな生活で痩せるわけがありません。今日はあまり食べないで動くぞ~! 前回のブログで「四天付き拝敷」の製造の様子を投稿しました。 拝敷全体が仏界における世界一高い山「須弥山(しゅみせん)」を表し、四隅の四角い紋縁が四天王を表すとなると、これは四天王について調べないわけにはいきません。 私が「四天王」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、東大寺戒壇院の四天王(塑像 国宝 8世紀天平時代)です。 各四天王のポーズと表情、踏まれている邪鬼達。どこを見ても見飽きない仏像です。 四天王は天上界の「六欲天」という人間界に近いまだ欲望のある世界の中の第一天、「四大王衆天(しだいおうしゅうてん)」に住んでいます。そして須弥山(しゅみせん)頂上に住む帝釈天に仕えて仏法を護っています。釈迦から仏教の守護を託されたそうです。【持国天(じこくてん)】 四天王の中で唯一兜をかぶっているのが特徴。四方のうち東を守護するが、他の三州もかねて守護するため「持国天王」と呼ばれる。領土を守り、人々を安心させてくれる神。持ち物は刀や鉾、宝珠が多い。【増長天(ぞうじょうてん)】 口を開き、右手に刀剣を振り上げるポーズが多い。梵名の『ヴィルーダカ』の意味が『成長、増大した者』と言う意味から、『増長天』と呼ばれるようになった。生育、増長する力から五穀豊穣を司る南方の守護神。【広目天(こうもくてん)】 右手に筆、左手に巻物を持つ姿で表現されることが多い。特別な眼で世の中を観察し、衆生を導き守る西方の守護神。【多聞天(たもんてん)】 宝塔を捧げ持っているのが一般的。「仏陀の近くで多くの説法を聞く」という意味の名を持つ北方の守護神。財宝富貴を司る。 日本では四天王の一尊として造像安置する場合は「多聞天」、独尊像として造像安置する場合は「毘沙門天」と呼ぶ。 室町時代末期には日本独自の信仰として七福神の一尊とされ、江戸時代以降は特に勝負事に利益ありとして崇められる。 え?多聞天=毘沙門天=七福神の一尊?知りませんでした。 神様、仏様の姿は時代によって変わりますね。四天王も、東大寺戒壇院のものよりも前の飛鳥時代に作られた法隆寺金堂のものは、このような直立像で、表情はかすかな微笑です。↓ 仏像は奥が深いですね。 さて、そんな歴史的且つ仏教的な意味のある「四天付き拝敷」を縫っている長男。お尻の下には最新の熱圧着工法で作った薄畳があり、靴の中には畳表の中敷きが入っているのがなんだか面白いと思いました。
2017年12月05日
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こんにちは。同窓会でいい刺激を受けた静岡の畳屋の姉さんです。 11/25、私の出身中学校の創立70周年記念大同窓会がグランシップで開催されました。900人強の参加があったようです。 同窓会は5年ごとに行われていたのですが、5年前も10年前も覚えが無いのです。(でも10年前は出席したことになっています・・・。) 今回、今までの幹事から直々に幹事を頼まれ、にわか幹事として奔走していました。数名の同期生の助けを借りてなんとか同窓会の参加者や記念誌のとりまとめと同期会まで実現することができました。同期会は学年180人中60人の参加がありました。 幹事になったおかげで中学校時代には話をしたこともないような人と何人も関わることができました。一気に友達が増えた感じです。 今までの幹事と、今回協力してくれた同期生に心から感謝です。 先週、長男がお寺の「四天付き拝敷」を制作していました。 まず、反物のように巾の広い紋縁を切るところからです。 紋の数を間違えないようにメモしてありました。 上の図のように、紋縁をござの周囲と四隅に縫い付けます。その時、周囲の紋と四隅の四天王を表す紋はきっちりと模様が合っていなければなりません。 下の画像は以前弊社が製造した、違うお寺の拝敷です。 長男の仕事を見ていると、縫う時間よりも、測ったり、ずれないように鋲で留めたり、紋縁に霧をふいて叩いて縮めたりしている時間の方が長いように感じました。 縫い始めると速いです!手前に写っている四天は、まだ途中ですが紋の模様がしっかり合っていますね。 「四天付き拝敷」とは、仏教に関する有職畳(ゆうそくたたみ)の一種で、仏界における世界一高い山「須弥山(しゅみせん)」を表しています。この中央に僧侶が座って読経を行います。 本来「須弥山」の頂点は、阿修羅を征した帝釈天が坐する所であり、僧侶が拝敷の中央に座るということは、それぞれの宋派の本尊を想定し、本尊の代理として読経するという意味があります。 次回のブログでは四天王について書きます。
2017年11月29日
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こんにちは。長男に対抗意識を燃やす静岡の畳屋の姉さんです。 昨日11/23は勤労感謝の日ということで、日頃の勤労のご褒美にゴルフを楽しんでまいりました。 メンバーは社長、社長の体操部の先輩、長男、私です。 長男は昨年ゴルフを始めたばかりで、コースに出るのは昨日が3回目です。 私はゴルフを始めたのは約30年程前ですが、結婚後出産や育児に追われて何年もブランクがあります。5年前から小中学校の同窓会ゴルフコンペに参加するようになり、年に2~3回コースを回るようになりました。 ゴルフの前日、これではまずいと感じた長男と私は、一夜漬けの練習に行きました。 11/23当日は予想通りの大雨。でもお天気は回復傾向にあるという予報を信じ、雨具を着てコースに出ました。 お昼ご飯で私はステーキ丼、社長と長男は相良CC名物の巨大メンチカツを食べてエネルギー充電。 後半は雨も上がったので、雨具を脱いで戦闘開始です。しかし今度は強風に泣かされました。 結果は長男も私も素晴らしいショットやナイスなパターが出るのですが、その足を引っ張るような大たたきや砂遊びもしてしまい、スコアはイマイチ、いやイマサンくらいでした。でも自分の課題がみつかったので、またボチボチ練習に行こうと思います。 次回は会長を誘って親子三代ゴルフをしようかな。長男が一番うまくなるのもそう遠い日ではないと思います。
2017年11月24日
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こんにちは。本当は京都に行きたかった静岡の畳屋の姉さんです。 2013~2016年の4年間は毎年、11月の第三水曜日は社長と私は京都に居ました。「京都畳技術競技会」の見学と、京都畳技術専門学院の保護者会の為です。 長男は今年学院を卒業したので競技会には出ませんが、昨年優勝したので「優勝旗返還」の為に単身京都に行きました。本当は私もついて行きたかったのですが、ちょっとそれだけでは仕事を休み辛く・・・。誰か長男の写真を撮って送ってくれないかな~、と思っていたら、私の気持ちを察して送ってくださった方が本当に感謝です。 長男が4年間の京都での修行中、獲得したトロフィーが4本!つまり四連覇です。どこに飾ろうかな~。
2017年11月17日
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こんにちは。腰、背中、肩、首がバキバキに凝った静岡の畳屋の姉さんです。 11/3~5、娘が在籍している音大で学園祭が開かれました。 先月、娘から、声楽科の学生が学祭で日本の歌を歌うので、舞台を和風に演出したいから畳を貸してくれないかと依頼がありました。 畳を大学に運ぶ=娘に会える→勿論、喜んで行きますよ!リハーサルから使いたいと言うので、実は先月、社長と一緒に畳4枚を車に積んで、娘の所に置いてきました。 11/5の夕方、畳を使う舞台の本番です。この日社長は器械体操の大会があり、その役員なので娘の所に行けません。そこで私が一人で車を神奈川県の音大まで運転して、畳を回収してくることになりました。 私はこの日は午前中子ども会の行事があったので、昼過ぎに静岡を出発しました。大体2.5~3時間で行けるので、遅くとも16時頃には大学に着き、学祭を楽しむつもりでした。 ところが、御殿場を過ぎたあたりからでしょうか、「この先事故による渋滞」といった表示が出るようになり、とうとう渋滞にはまってしまいました。 マニュアル車は渋滞にはまると辛いですね。半クラッチ→ゆっくり走行→停止の連続で左足が痛くなってしまいました。余程近くのICで降りてしまおうかとも思いましたが、せめて神奈川県に入るまでは我慢しようと思いました。ナビがついているとはいえ、東名高速道路を降りたら道がさっぱりわかりませんし。 とにかく我慢して渋滞の中を進むと、やっとスイスイ走れるようになりました。やれやれと思ったのもつかの間、また事故渋滞の表示です。 結局、渋滞を完全に抜けるまでに3つの事故があったようです。娘の大学に着いた時にはもう完全に舞台が終わり、学祭も片付けムードでした。 ちなみに、畳はこのように使われたようです。↓ 観たかったな・・・。 大学に着いたら、すぐに男子学生が数名畳を運んで車に積んでくれました。でもこのまま帰るのはあまりにもつまらないので、娘と一緒に晩御飯を食べて買い物をして帰りました。 帰り道は睡魔との闘いです。SAに4回も停まって休憩をしたり仮眠をとったりしました。それでも3時間で帰って来れました。 トータル8時間以上のボランティア耐久ドライブ娘と一緒にご飯を食べられたのが唯一の救いでしたが、翌日に疲れと凝りが残るくらい疲れてしまいました。 やっぱりドライブは誰かと一緒がいいな~。
2017年11月07日
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こんにちは。龍髭表に対して勉強不足を痛感した静岡の畳屋の姉さんです。 下の画像は京都迎賓館の「桐の間」の床の間です。↓龍髭表が使われています。 龍髭表の魅力は、何と言ってもこの美しい黄金色です。 なぜこんなに美しい黄金色なのでしょう?い草を天日干ししてから畳表に織るということは知っていましたが、それが具体的にどんな作業なのか、広島県の龍髭表の生産者さんのFacebookを見て、わからないところは直接質問してお勉強させていただきました。以下掲載させていただく画像は、生産者さんがFacebookに投稿されたものです。 い草を天日干ししていますね。上の画像のい草はまだ緑色ですが、下の画像のい草は黄色っぽくなってきています。 青空と黄色いイ草とのコントラストが綺麗ですね。 しかし、このような晴天が何日も続くとは限りません。実際、先々週あたりから台風が2回日本列島に上陸しています。そのような時には雨が降り出す前にこの広げたイ草をとりこまなければなりません。 最終的に、い草を何日間干すのか、何回ひっくり返すのか、生産者さんにお尋ねしました。 夏場は2週間~3か月、冬場は40日~1年越しになることもあるそうです。そして干す回数はなんと7~8回大変な作業ですね。 風が強い日は飛ばされないように対策もします。 イ草を干すだけではありません。大きな水槽に一束ずつイ草を入れて、ジャブジャブと何度も水洗いもします。 このような作業の繰り返しのおかげか、龍髭表はカビが生えにくいです。(私は龍髭表にカビが生えているところを観たことがありません。) い草が美しい黄金色になったら、このように↓織っていきます。 この美しい龍髭表の生産者さんがたったの4件だなんて・・・。安部さん、早急に政府でこの4件を保護して龍髭表の消滅を食い止めてください 和室も畳も減っている現在、それ以上に床の間は減少が進んでいるのでしょう。明治村で観た坐漁荘の脱衣所のように、床の間以外でも龍髭表を使わないと・・・。
2017年11月01日
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こんにちは。龍髭表の生産者さんのお話にショックを受けた静岡の畳屋の姉さんです。 新海畳店ではここ2.3日、偶然ですが床の間の表替えのお仕事が続きました。 今日長男が手縫いで製造しているのは「床ござ」です。↓ これは三日前の様子です。↓ 今日製造の床の間と三日前製造の床の間とでは、紋の模様と大きさが違いますね。でも、どんな大きさの畳でも、どんな大きさの紋でも、畳の端と紋の端が合うように、そして縁幅と紋の直径が同じなるように、ある時は紋縁を引っ張りながら、またある時は逆に引っ張らないようにと微調整をしながら紋を縫い付けなければなりません。これは技術がいりますね。 畳表に注目してください。床の間に使われる畳表は全てというわけではありませんが、この黄金色の「龍髭表(りゅうびんおもて)」が使われることが多いです。 これは、床の間に飾られる掛け軸や生け花を引き立たせる為とも言われています。 また龍髭表は何日も天日干しされているため、壺や花瓶を置いても、青畳のようにそこだけ日焼けせずに周囲と色が変わってしまうということがありません。 長男が龍髭表で作ったミニ畳↓ このように、新海畳店にいると龍髭表があることがそんなに珍しいことだとは思っていませんでした。 ところが・・・。 前回のブログで明治村の坐漁荘にある龍髭表について触れたところ、広島県の龍髭表の生産者さんからコメントとメッセージをいただきました。 まず驚いたことは、龍髭表の生産者さんが、現在この日本中でたった4件しかないということです。しかも4件とも後継者は無し。龍髭表が消滅してしまうのは時間の問題ということでした。 そういえば新築物件には和室が減っているし、和室があったとしても床の間が無い、つまり床の間の減少傾向は畳の減少傾向よりも激しいと言わざるを得ません。 近い将来、龍髭表が消滅するなんて・・・そんなの嫌です!!現存している今、何か手を打たなければ。そんな思いに駆られて私は今ブログを書いています。 (続く)
2017年10月27日
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こんにちは。「興津坐漁荘」に行きたくなった静岡の畳屋の姉さんです。 前回のブログでは、坐漁荘に使われている竹のことを主に書きましたが、今回こそ畳に注目して書きたいと思います。 下の画像はお風呂場に隣接している脱衣所です。↓ 流しの部分にやはり竹が使われていました。 ここの畳は目が大きくて、イ草は太くて黄色いですね。まるで床の間のりゅうびん表のようです。床の木のはめ込み方も面白いですね。 隣の風呂場です。↓浴槽が意外と小さくて質素な感じを受けました。 この右側の細くて小さい畳は何でしょう?↓お茶を点てる時に御釜を入れるにしては細長過ぎるような気がしますが・・・。でも振り向くと水屋があるので、やはり先ほどの細い畳は炉畳なのかもしれません。2階から見たお庭の風景です。↓木々の向こうに水面が見えますね。これは明治村の隣にある「入鹿池(いるかいけ)」です。 私は静岡市の「興津坐漁荘」にはまだ行ったことがありませんが、きっと似たような景色が見れるのだろうと思いました。興津坐漁荘から見える水面は駿河湾ですね。興津坐漁荘にそのうち必ず行こうと思いました。
2017年10月20日
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こんにちは。見学時間になんとか間に合った静岡の畳屋の姉さんです。 明治村で「早く、早く!」と社長にせかされて駆け込んだ「坐漁荘」。玄関から入ろうとしたら、すでに立ち入り禁止のような竹の柵(下の画像の下の方)が置かれていました。 一瞬、玄関の土間に茫然と立ち尽くしていたら、案内人のお姉さんが竹を外して入れてくれました。まだ案内が始まったばかりでした。どうやら「坐漁荘」は決められた見学時間の途中からは入れないようです。 「坐漁荘」は西園寺公望(さいおんじきんもち)の別邸で、静岡県静岡市清水区にあったものです。昭和45年に明治村での移設公開が始まり、平成15年に登録有形文化財に登録され、今年2月に重要文化財に指定されました。静岡市清水区にも平成16年に復元され、「興津坐漁荘」の名で一般公開されています。 西園寺公望は幕末~昭和に活躍した政治家です。戊辰戦争では官軍の総督を務め、その後貴族院議員や伊藤博文内閣の時に文部大臣や外務大臣を務め、第12代、14代内閣総理大臣を務めました。そして最後の「元老」として大正天皇、昭和天皇と関わり、政界に大きな影響を与えました。隠居後静岡県静岡市清水区興津にある坐漁荘で過ごしますが、訪問者が多く、なかなかゆっくりと過ごすことが難しかったようです。 公望さんは竹がお好きだったそうで、坐漁荘のあちらこちらに竹が使われています。先ほどの画像、玄関の土間の天井も竹、下の画像、玄関を上がってすぐの畳の間の天井も竹です。でも形状が違いますね。 そして襖の紙に漉き込まれているのは・・・杉の皮だったかな?すぐ奥のお部屋はまた天井が違いますね。 この建具の手をかけるところ↓なんと竹の節を埋め込んでありますよ! このお部屋にも竹が!畳を観に来たはずなのに、いつの間にか竹探しが面白くなっていました。そして天井の違い!上を見たり下を見たり大忙しです。 二階のお部屋の欄間です。これは↓細い竹を格子状に縛ってありますね。 そして下の欄間はなんと竹を縦に薄く切り、節の部分も折れないように残し、その竹の曲線に合わせて板を削ってはめています。 凄い技術ですね!(続く)
2017年10月17日
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こんにちは。最後は小走りで頑張った静岡の畳屋の姉さんです。下の明治村の地図をご覧ください↓ 私たちは1丁目と2丁目の間にある正門から入り、歩いて北の5丁目まで来ました。最初に見た武術道場「無声堂」は4丁目、「聖ザビエル天主堂」「大明寺聖パウロ教会堂」は5丁目です。 その他に5丁目で、大急ぎで帝国ホテルと金沢監獄中央看守所・監房を見ました。 そしてどうしても見たい建物があと二つありました。それは茶室「亦楽庵」と「坐漁荘」で、どちらも南の方の3丁目です。歩いて行くにはちょっと時間が・・・。そこで村営バスを走って追いかけて乗りました。 3丁目の入口でバスを降り、茶室「亦楽庵」に急ぎましたが・・・残念ながら公開されていませんでした。仕方がないのでなるべく近づいて、庭の外から写真を撮りました。 最後に西園寺公望別邸「坐漁荘」を見学しました。 この建物は元々静岡県静岡市清水区にあったものなので、とても親近感を感じていました。お庭から見える和室の写真を撮っていたら、社長に「そんなの後でいい!早く来て!!」とせかされました。「坐漁荘」は案内人の解説があり、入れる時間が決まっていたのです。 (続く)
2017年10月14日
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こんにちは。肉離れがなかなか完治しない静岡の畳屋の姉さんです。 私はここ数年、週1回のHPダンスとテニス、月2回のヨガを続けていました。しかし、7~8月は家庭の事情により、それらがほとんどできませんでした。教室に通えなくても自分で運動すればいいのに、なんだか気持ちが疲れていてそれもできず・・・9月半ば過ぎからボチボチ教室に復帰しはじめました。そんな矢先、テニススクールの最中に突然左膝裏に痛みが走りました。足がつったと思いましたが、翌日になっても痛みが増していたので、病院に行ったら肉離れでした。 「しばらくは安静に。痛いことをしてはダメだよ。気をつけないと、左足をかばって右足を痛めるからね。大体3週間くらいかかるかな。」というようなことをお医者さんに言われました。あ~それなのに、一昨日痛みが少なくなってきたので、つい重いものを持って何往復も階段を上り下りしてしまった私。今、右足も痛いです。体重はジワジワ増え続けるし・・・。早く治らないかな~。 さて、明治村の続きです。 限られた時間の中でとにかく畳がある施設を見たいと思っていましたが、今日ご紹介する建物は例外的に、畳が無くても是非見たいと思っていたところです。 その一つめは、聖ザビエル天主堂です。建物や丸いステンドグラスの大きさがわかるように社長に入口に立ってもらいました。↓ この丸いステンドグラスは、建物内の入口近くにも展示されていました。背の高さよりも大きい直径に圧倒されました。 建物内から見上げた入口のステンドグラス↓天井のアーチとステンドグラス↓祭壇のステンドグラス↓厳かな気持ちになりますね。ステンドグラス、大好きです。もう一つ教会があったので行ってみました。大明寺聖パウロ教会堂です。 ステンドグラスはありませんが小さくて趣のある教会でした。特に建物内の白壁と木のコントラスト、木の曲線の美しさに惹かれました。 そしてちょこっと腹ごしらえ。明治村特製「食道楽のコロッケ」です。 社長と二つの味を一つづずつ頼んで半分こしました。 (続く)
2017年10月12日
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こんにちは。明治村を駆け足で回った静岡の畳屋の姉さんです。 前回のブログでご紹介した明治村の「無声堂」では少し時間をかけてじっくり見学しましたが、このペースでは見たいところが見れなくなってしまいます。次に畳がありそうな所は小泉八雲の家と呉服座辺りでしょうか。そちらを目指して急ぐことにしました。 しかし、好奇心旺盛な私は、ついフラフラと・・・ まずひっかかったのは「日本赤十字社中央病院病棟」(明治23年築)です。建物に入ってすぐの所に立派なレリーフがありました。↓ 病院の廊下にはずっと窓があり、明るくて通気・換気が良さそうです。でもやはり昔の病院はどことなくちょっと怖い雰囲気が・・・。 病院の窓の外のデザインはおしゃれですね!華やかな透かし軒飾りです。 この病棟の設計に当たったのは、宮廷建築家として名を馳せた「片山東熊」だそうです。 次にひっかかったのは「鉄道寮新橋工場(機械室)」のリンク精紡機です。 そして「宇治山田郵便局舎」(明治42年築)でも引っ掛かり・・・ でも中に入るのは諦めました。黄色い壁と白い漆喰のレリーフが綺麗です。 やっと畳がある建物「小泉八雲避暑の家」(明治初年築)に着きました。 小泉八雲は「耳なし芳一」で有名な静岡県焼津市にゆかりのある人です。 建物の1階は駄菓子屋さんになっていました。ここでは畳よりも、梯子のように急な階段に目が行きました。降りるときは怖いだろうな・・・。 そして「呉服座」(明治25年築)です。ここは客席全て畳敷きでした 今日はハイペースで見学した所をご紹介しました。 (続く)
2017年10月04日
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こんにちは。25年振り(?)に明治村に行った静岡の畳屋の姉さんです。 前回行ったのは多分独身の頃です。でも、いつ誰とどのように行ったのか、さっぱり思い出せません。だから見学した建物もほぼ覚えていません。 今回は工務店の研修旅行で行きました。静岡市の畳組合の研修旅行で明治村に行ったばかりの社長に案内してもらいました。 じっくり見学すると丸一日あっても足りないと言われる明治村の滞在時間はたったの2時間。これはポイントを絞って、畳がある建物と有名所だけにしなければ。 そこで真っ先に向かったのが「無声堂」です。 「無声堂」は石川県金沢市の第四高等学校の武術道場です。柔道場と剣道場と弓道場が一つの建物になっています。 下の画像は入口の方から撮影した柔道場と剣道場です。畳の上で社長に、高校時代の弓道部を思い出して「黙想」をしてもらいました。 柔道場の手前は小上がりの畳スペースになっています。おそらくここに指導者が座って稽古を見ていたのでしょう。 この小上がりの畳は一般的な縁付き畳でしたが、柔道場の畳はちょっと変わっていました畳表の上から畳全体をザクザクと縫ってあります。こういう畳を「目つぶし」というそうです。これならどんなに投げられても、踏ん張って力を入れても、畳表がよれたりずれたりしませんね。 下の画像は剣道場の方から撮影したものです。 剣道場の左右には畳が敷かれていました。ところがここの畳は・・・ いくら古い建物をそのままの形で保存するとはいっても、畳も替えてはいけないのでしょうか?畳だけ新しくなると違和感があると言うのなら、新品の畳表をある程度日焼けさせてから表替えをすることもできるのですが・・・。畳屋としては悲しくなってしまう畳でした。 そしてその隣の弓道場へ。 高校、大学と弓道部だった私は、思わずエアー弓道しちゃいました。 さあ、次の建物に移動しなきゃ!
2017年09月21日
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こんにちは。朝寝坊して大慌てだった静岡の畳屋の姉さんです。 私は毎朝タブレットのアラーム(振動のみ)に起こしてもらっています。しかし今朝は珍しく自然に目覚めました。すぐに違和感を感じました。妙に明るい・・・。なんと、いつも起きる時間よりも50分も過ぎているではありませんか!アラームは・・・セットしていないどうやらあまりにも疲れていて、布団に横になった瞬間に眠ってしまったようです。 それからはも~、大変です。朝食の支度とお弁当作りに集中し、その他のことは諦めて出社しました。 さて、前回のブログの続きです。 畳の採寸でややこしいのは、「尺杖」「長さ尺」といった独特の尺貫法の物差しにもあります。メート法の物差しのように数字が書いてありません。下の画像でいうと真ん中の物差しがメートル法で、上下のものが尺貫法の物差しです。 中央辺りに写っている丸い印は五尺ごとにある印です。 赤い長方形の印は、端から五尺八寸または二尺九寸を表しますが、物差しの右端から測るときと左端から測るときで使う時と使わない時があります。 真ん中のメートル法の物差しは、尺貫法の物差しに見慣れている畳職人のために、あえて2mm間隔の目盛でメーカーさんに作っていただきました。 物差しを熱心に見る畳やさん達↓ 部屋の壁に向かってレーサー光線が発射される寸法取りの機械と、目盛を読み取って表示し、図面まで印刷できる機械付き物差し↓研修終了後・・・主催者である東海機器工業株式会社さんには大変お世話になりました。 千葉県からお越しのオサダさんと↓栃木県からお越しの石川畳店さんと↓ オサダさんとは「全日本ISO畳振興協議会」で、石川さんは「モダン乱敷き」の会で(石川さんが創始者で、現在全国に加盟店が160以上に発展しています)、また東京オリンピックに向けての「畳でおもてなしプロジェクト」で、そしてお二方とも災害時に無償で畳をお届けする「5日で5000枚の約束。」でご一緒させていただいております。 日本の畳業界を牽引している方々にお会いすることができ、大変勉強になりました。
2017年09月15日
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こんにちは。畳の寸法は難しいと改めて思う静岡の畳屋の姉さんです。 皆さん、畳は1枚1枚大きさが違うということをご存知ですか? 「関東と関西で違うんでしょ?関西の方が「京間」とか言って大きいんだよね?」 「一軒家とアパートで違うんじゃない?アパートの畳は小さいよね?」 これらは一般的によく言われることですが、実際はお部屋の寸法に合わせて畳を作るので、同じお部屋の中でも1枚1枚の寸法が違うのです。 畳の寸法は、基準値(関西は六尺三寸×三尺一寸五分、中京は六尺×三尺、関東は五尺八寸×二尺九寸)よりもどのくらい大きいか、または小さいかを「○分大」「○分小」という言い方でで表現します。(一分=0.3cm、一寸=3.0303cm、一尺=30.303cm) こちらがある六畳間の寸法帳です。↓ 左上に「二大」、右上に「一大」と書いてありますね。これはそれぞれ「にぶだい」「いちぶだい」と読みます。そして畳を製造する時には、上の2枚はなるべく同じ大きさにしたいので、「一分五厘大」ずつに均等に割って製造します。基準の畳の長さよりも一分五厘(約3.15mm)長い畳ということです。 しかし、この畳業界独特の、尺貫法による相対値での寸法の表し方には不都合な点もあります。 例えば・・・・畳業界以外の人(設計士さん、ハウスメーカー、お客様・・・)にこの言い方では伝わらない。・一つのお部屋に複数の基準値が存在することがある。結果、サイズの違う畳を作ってしまう間違いが起こる。・柱や斜めのラインがあるような変形したお部屋は、相対値で表すと複雑になる。 これらを解決する方法として、昨年弊社の会長が、尺貫法の相対値からメートル法の絶対値へ変えていこうということを提案し、業界内でちょっとした話題になっています。 このことを実現させるために、畳製造の機械メーカーさんと寸法取りの物差しや道具を作っているメーカーさんにお願いをし、新商品を開発していただきました。試運転をし、改善点を見つけて報告し、メーカーに改良を要請をして改善し・・・を何度も繰り返して、やっとここまできた感じです。 超伝統的な畳製造法を4年間京都で学んできた長男には、入社してすぐに関東式の尺貫法の相対値と、メートル法の絶対値との両方で仕事を覚えてもらいました。 そして9/1、機械メーカーさん主催の研修会を弊社で行うことになったのです。メートル法の絶対値で寸法をとって割り付けることを解説する会長↓見学に来られた皆さんに挨拶する社長↓お部屋にみたてた青いエリアで寸法取りの実演をする長男↓メートル法に対応した畳床を切る機械を見学する(主に県外の)畳屋さん↓(後半に続く)
2017年09月15日
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こんにちは。畳のショールームでお仕事をするようになった静岡の畳屋の姉さんです。 9/1、新海畳店に大勢のお客様が研修にみえました。(詳細は後日書きます。)ちょうどいい機会なので、9/1に向けて畳のショールームと弊社のホームページを作っていました。 ホームページはこちらをクリックしてご覧ください。→http://www.shinkai-tatamiten.com/ 畳のショールームはこんな感じです。↓お部屋の隅にある草は、畳表に織る前のイ草です。 「あれ?畳はどこ?」という声が聞こえてきそうです。普段はなるべく物を置かずにスッキリさせておき、必要に応じて畳表や縁などの見本を戸棚から出すようにしますので。 ほぼ私が一人でここにいます。お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。(大歓迎しちゃいます~)
2017年09月13日
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こんにちは。メモと撮影が追いつかなかった静岡の畳屋の姉さんです。 少し日にちが経ってしまいましたが、7月から8月にかけて、たった3回で茶道のことを学ぶ講座を受講していました。その最終回のことを書きます。 1.2回目はカルチャーセンターのお部屋に畳を敷き、床の間のようなものを置いてお稽古をしていました。 畳屋としては正直言って「う~ん、ビニールの畳表か・・・。」と思っていました。 しかし、最終回はなんと!先生のお宅でお稽古できるのです! 先生宅の門の木戸を開けたところから玄関まで、短い距離ながら和の雰囲気満載のお庭があり、もう別世界に足を踏み入れた感じでした。 玄関から上がって和室に入り、これからのお稽古の説明をうかがい、受講生の役割(正客、お詰めなど)を決めました。 「正客」は、客のリーダー的存在です。客の中では一番上座に座り、亭主との問答も正客のみが行います。 「お詰め」は最後に入る客で、一番末席に座りますが、お詰めにはお詰めの大切な役割があるので、ある程度知識がある方が務めた方がいいそうです。 というわけで、知識も経験もほとんど無い私は三客(三番目の客。正客→次客→三客)になりました。 少しゆかりが入ったようなさっぱりしたお湯をおいただいた後、玄関から一旦お庭に出て、つくばいで手と口を清めて茶室に入りました。 清める順番は左手→右手→口です。これは神社でお参りする前に清める順番と同じですね。 にじり口です。↓次に入る人が前の人の靴を横によけて揃えてあげるといいようです。 それから床前に進み、掛軸を拝見し、お部屋の角まで斜めに戻ってから真っすぐ進んで釜などを拝見しました。 この釜の下の灰と炭も芸術的なのです! 炭の燃えかすが手前に飛んできて着物などに穴が空かぬよう、灰で土手を作ってあります。そこに「割ぎっちょ」「丸ぎっちょ」「化粧炭」といった名前が付いている炭を、先生が丁寧に並べていました。 さて、ここから後のことはもうメモをとるのに必死で、画像はこれしかありませんでした。 3回の講座は終わってしまいましたが、お稽古着も買ったことですし、今後も茶道の勉強を続けたいと思います。
2017年09月07日
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こんにちは。初回の反省を活かして講座に臨んだ静岡の畳屋の姉さんです。 「茶道のい・ろ・は」という講座に初めて参加し、Gパンを履いていたことを凄く後悔した私。2回目の講座はワンピースで臨みました。しかも、初回の受講生の中に「お稽古着」を着用していた方がいらっしゃったので、それもネットで購入しました。 すっかりおなじみ!簡単・気軽に着られるベスト茶の湯の友!ちょっと贅沢な茶道おけいこ着「ベストタイプ茶の湯の友」(選べる4色)【茶道/稽古着】【お稽古着】【ゆうパケット(160円)対応】 お稽古着は洋服の上から羽織るように着用します。胸の合わせが着物のようになっているので、袂に懐紙や扇子などを入れたり、ふくさを帯に挟んだりするのと同じ動作ができるのです。 ワンピースにお稽古着を付けてふくさのたたみ方などを教わっている私↓ 全くぎこちなく、隣の人を見ながらです・・・。これがなかなか難しくて・・・。 先生のお手本を撮影させていただきました。 これは何度も練習して慣れるしかないようです。 その他覚えたことは・・・・茶筅の綴じ目は上にして置くこと↓・茶巾のたたみかたと置く位置↓(お盆の中央にお茶椀が来ます。) まだまだ沢山ありますが、長くなるのでこの辺で。 ところでワンピースでお稽古に臨んだ私は足がしびれなかったかというと・・・やはりしびれてしまいました。高校、大学と弓道部に所属し、長時間正座していても平気だった人とは思えません・・・。
2017年08月21日
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こんにちは。お勉強についていくのがやっとの静岡の畳屋の姉さんです。 「茶道のい・ろ・は」の講座では、始めに先生から千利休と裏千家のお話がありました。 「皆さん、『四規七則』はご存知ですよね?」という先生の問いかけに、「知りません。」と答えるわけにもいかず、先生がホワイトボードに書かれた「四規七則 和敬清寂」という言葉とその意味を急いでメモするのがやっとでした。 帰宅後、改めてネットで検索し、復習しました。 「四規七則」とは茶道の心得、お茶の極意です。「四規」というのが「和敬静寂」のことです。・「和」=お互い仲良くすること ・「敬」=お互い敬いあうこと ・「清」=見た目だけでなく心の清らかさのこと。道具もきれいに。・「寂」=どんな時にも動じない心のこと。「七則」とは、他人に接するときの七つの心構えです。茶は服のよきように点て(飲む人がおいしいと感じる加減にお茶を点てて)炭は湯の沸くように置き(炭は頃合よくちょうどよい加減の湯が沸くように置き)冬は暖かく夏は涼しく(冬も夏も過ごし易い環境を整えて)花は野にあるように入れ(花は野に咲くように自然に生け)刻限は早めに(時間には余裕をもって) 降らずとも雨具の用意(何事にも心がけ、怠らず準備を整えて)相客に心せよ これらは茶道の場面に限らず、人と関わる時には常に心掛けたいことだと思いました。 それから色々な道具の名前を覚えました。お抹茶を入れる「なつめ」、なつめを拭く「ふくさ」、お菓子を受ける「懐紙」、それらの道具や扇子などを入れる「すきや袋」・・・。(メモメモ) 実際にお茶を点ててお菓子もいただきました。お抹茶がなかなか細かく泡立たなくて・・・。 お茶碗の置く位置、持ち方、回し方、いただくときのお辞儀の仕方も教わりました。お抹茶は三口半で飲み、最後に「ズッッ」と音を立てて飲み切ることも教わりました。 それにしてもこの日Gパンを履いて行ってしまったのは失敗でした。もう足がしびれてしびれて・・・。次回のお稽古はスカートにしようと思いました。
2017年08月09日
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こんにちは。この歳になって学習意欲が出てきた静岡の畳屋の姉さんです。 私、50歳を過ぎた頃から妙に学習意欲が出てきた感じがします。知らないことを知るのが楽しくて。(子供の頃、こんな気持ちで勉強できればよかったのに・・・。)昨年から月に一度の「古典戯曲を読む会」と英会話教室に通うようになったのもその為です。 そして最近、お勉強を始めたのが茶道です。 以前から興味はありました。でもとても奥が深そうで、始めたら深みにはまりそうで避けていたところがありました。 きっかけは、今年5月に上野で行われた「茶の湯」展に展示されていた茶室を観て、長男の口から「相伴畳(しょうばんたたみ)」「貴人畳(きにんたたみ)」という言葉がスラスラっと出てきたことです。長男に対する変なライバル心も手伝い、畳屋として茶室や茶道のことをもっと知りたいという気持ちに駆られました。 そして先日、この講座を受講しました。↓ たった3回で茶道の「い・ろ・は」を勉強するわけですから、それはもう盛り沢山な内容でした。学習したことを忘れない為にも、これから何回かに分けてブログに書いていこうと思います。 受講生は7人でした。教室はカルチャーセンターの床に畳8枚が置いてあり、床の間に見立てたものが置いてありました。 講座の途中で床の間の掛け軸と生け花についてのお話がありました。 このお花は「むくげ」別名「祇園守り」というそうです。丁度祇園祭りの頃に咲くお花ですが、朝咲いたお花は夕方には閉じてしまう一日花です。 掛け軸の「清風」という言葉と青竹の絵にしても、「むくげ」にしても、「まさに今」というものを揃えることがおもてなしの心だと教わりました。「一期一会」ですね。(お茶菓子も先生が京都へ出向いた折、祇園祭りの時にしか作られないというお菓子を買ってきてくださったものでした。) 床の間のすぐそばの畳は「貴人畳」なので自ら進んで座らないことも教わりました。私達7人は床の間を右横に見て一列に座りました。 座る位置は膝頭が畳縁から16目の位置です。女性は手の平の長さが大体12~13目なので、それを目安にすると一々目を数えなくても適切な位置に座れるようになるということでした。「真、行、草」という三つのお辞儀の仕方も教わりました。「真」が一番深いお辞儀、「草」は浅いお辞儀です。どのお辞儀も背筋を伸ばしたまま上体を前に倒していきます。 すり足で歩くこと、畳の縁は踏まないことは知っていましたが、縁を左足でまたぐことは知りませんでした。 歩き方、座る位置、お辞儀の仕方を意識するだけで、なんだか落ち着いた美しい女性に一歩近づけた気持ちになりました。 (続く)
2017年08月03日
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こんにちは。棚卸でバタバタしている静岡の畳屋の姉さんです。 新海畳店は今月末で決算です。数日前から前期の棚卸表や仕入れのファイルを見ながら今期の棚卸表を作って準備をしていました。それでも毎年この時期は時間に追われてしまいます。 先日、弊社の近くにお住いのお客様から、新畳と入れ替えたいというお電話をいただきました。もう20年くらい畳を替えていないということなので、「裏返し」は無理です。「表替え」ならできるかもしれないと提案させていただきましたが、とにかく替えたい、いい畳にしたいとのこと。そこで藁床に熊本県産の高品質の畳表を付けて新畳を仕上げました。 これが施工前のお部屋です。↓ 入口近くには畳の上にゴザが敷かれていました。よく歩くところは畳が傷みやすいです。畳を保護する為のゴザ゙も擦り切れていました。 ゴザをはがし、家具が乗っていない所の畳から運び出しました。 畳を敷く時は部屋の隅の方から敷きます。 家具を古い畳から新しい畳の方に移動させました。「カグスベール」を使って二人がかりでスルスルっと! 最後にお部屋の中心の畳を収めます。 敷き終わったら掃除機をかけてからぶきをします。 施工後の写真です。↓ 作業は約1時間ほどで終了です。
2017年07月31日
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こんにちは。長男の友人の幸せを願う静岡の畳屋の姉さんです。 先月末、長男の友人が畳の相談にみえました。 畳は畳床と畳表と縁の組み合わせでお好みの畳が作れることを説明しました。「畳ってこんなに色々あるんだ~!」と驚いていました。 畳表については、イ草の他に和紙表やビニール系の畳表もあることを話しましたが「絶対イ草がいい!畳のお部屋でイ草の香りをかぎながらゴロゴロしたい」と。嬉しいですね。 畳床については、オールボードとケナフボードを紹介し、実際に踏んで感触を確かめていただきました。 長男の友人は柔らかい感触のケナフボードを選ばれました。 縁は見本帳をお持ち帰りになり、家で悩んでくるとのこと。 そして先週末、長男友人宅に畳を納品させていただきました。 畳表は熊本県産です。それを証明するタグが付いています。畳縁は紺色の「鮫小紋」になりました。 畳床、畳表、畳縁、全て素材をご覧になり、選ばれてできた新畳。とっても喜んでいただけました。 いつまでもお幸せに
2017年07月24日
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こんにちは。アースカレッジを楽しんだ静岡の畳屋の姉さんです。 7/15(土)16(日)、「アースカレッジ」が行なわれました。 二日間で開催された講座は全部で60講座です。私と社長は「魅力いっぱいの畳表でコースター作り」という講座を7/15の2時間目に開講させていただくことになりました。 7/15の1時間目、私は「静岡県産の素材で和ピクルスを」を受講しました。そして、ジャガイモのピクルスと甘夏のピクルスの作り方を教わりました。 ジャガイモをピクルスにするという発想が私には無かったので、それだけで驚きでした。そして、固めに茹でるというその茹で具合や、生で食べられる野菜も煮沸してから漬けることなど、初めて知ることばかりでした。 持ち帰ったピクルスは家で少しずついただいています。ジャガイモと甘夏が無くなったら、他の野菜と果物を漬けてみようと思います。 私がピクルスの講座を受講していた時、社長は「昆虫の世界の不思議」を受講していました。 社長は虫のことに詳しいので、知っているお話ばかりでつまらないのではないかと私はいらぬ心配をしてしまいましたが、講師は更に昆虫が大好きで詳しい方で、とても面白い講座だったそうです。 さて、2時間目はいよいよ私達が講師になります。何人くらいの人が来てくれるでしょう。数名~十数名くらいかなと予想して、少し多めにと資料を20部用意しておきました。 急いで腹ごしらえをして20分前くらいに会場に行ってみると、すでに数十人の方がお部屋でお待ちになっていました。その後もどんどん受講生は増え続け、12畳の和室に40~50名の方が来てくださいました親子で参加の方が多かったので、資料は一家庭一部にしていただき、なんとか足りたような感じでした。 初めに社長が、イ草の吸放湿性や空気清浄効果、アロマ効果、集中力を高める、衝撃を和らげるなどの様々な効果や、イ草の産地や製造工程などを写真を見せながらお話しました。そして、和紙やビニール系の畳表があることも見本帳を提示してお話しました。 その後の質問コーナーでは、畳のお手入れ方法や、イ草と和紙の畳表のお値段等の質問が寄せられました。畳について知りたがっている方が多いことにも驚きました。 そしてコースター作りです。ハサミもボンドも数本しか用意していなかったので、急きょアースカレッジの主催者である国際交流協会の方にハサミとボンドを沢山用立てていただきました。 来年はもっと広い和室で、長男にもアシスタントになってもらって開講できたらいいな~。
2017年07月19日
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こんにちは。今年も母とお墓参り兼旅行に行けた静岡の畳屋の姉さんです。 私の実家の父は93歳、母は89歳になります。毎年お墓参りを兼ねて伊豆方面に一泊旅行に行くのが母の兄弟姉妹を中心とした親戚との恒例行事となっています。 今年は父は体調不良の為留守番になりました。しかし、この旅行の主役は母です!姉家族と協力し、なんとか母だけでも連れ出すことに成功しました。 母は最近すっかり食が細くなり、体重も減ってしまって心配していたのですが、ホテルのお食事が美味しかったのと、久々に妹達に会えて嬉しかったのでしょう。夕食も朝食も美味しそうに食べてくれました。 今年の旅行でちょっとショックだったのは、母の妹である叔母の衰えです。叔母は今年79歳になります。 昨年のこの旅行では、私は叔母とバドミントンを楽しみました。今年も早朝に一緒にお散歩に出かけました。しかし、お散歩の後の朝風呂には入らないと言うのです。理由は、お風呂場の椅子に座ると立ち上がるのが難しいからだそうです。私は大浴場に偵察に行き、座面が高い背もたれ付の椅子も洗い場にあるから大丈夫、一緒にお風呂に行きましょうと誘ったのですが、遠慮もあるのか断られました。 寝る時にも叔母の布団の敷き方には工夫が必要でした。 私は二人の叔母と一緒に下の写真と似たようなお部屋に泊まりました。↓ 畳コーナーがテーブルが置いてあるフロアよりも15~20cmくらい高くなっています。その段差を利用して布団から立ち上がれるように、敷き布団を2枚重ねて畳コーナーの一番端に敷きました。そうすることで叔母はベッドから立ち上がれるように楽に立てるのです。 昔の日本人は毎日布団の上げ下ろしをし、和式のトイレで用を足していたので足腰も丈夫だったと言われています。しかし、ずっと畳の上で布団の上げ下ろしをする生活をしていた叔母が、たった1年ご無沙汰していた間に、何かにつかまらないと布団から立ち上がれない程体力と筋力が落ちていたのです。 叔母は、できればスイッチ一つで背もたれが起きるベッドが欲しいと言っていました。そうするとますます衰えてしまうのはわかるのだけれど・・・と。 一人暮らしの叔母に、なるべく自力で頑張ってとも言えません。高齢化が進む日本で畳はどうあるべきか、改めて考えさせられました。
2017年07月11日
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こんにちは。「アースカレッジ」が楽しみな静岡の畳屋の姉さんです。 アース(明日)カレッジとは、「誰もがセンセイ、誰もがセイト」をコンセプトに、静岡県に在住する方がそれぞれ「センセイ」となって講座を開講し、「セイト」としてその講座に参加するというもの。年齢や国籍を超えて多様な人々が一同に会し、みんなで地域のことや世界のことについて楽しく学ぶ場になるようです。 アイセル21での開催は今年3年目を迎え、去年のセイトが、今年はセンセイやボランティアとして参加するなど、参加者の輪も広がっているとのこと。今年は7/15~16の二日間にわたり、60講座が開講されます。 この「アースカレッジ」に新海畳店がセンセイとしてもセイトとしても初参加することになりました センセイとしての講座は7/15の2時間目(12:30~13:30)で、講座名は「魅力いっぱいの畳表でコースター作り」です。 始めの20~30分は社長が「畳の良さ」「色々な畳表の紹介」「イ草の良さ」についてお話をします。 社長は畳の話に夢中になると一晩中でも話してしまうので、最長30分で私がストップをかけます。後は受講生とお話しながら畳のコースター作りをします。 さて、受講生は何人来てくれるでしょう。なるべく多くの人に来ていただきたいです。 そしてこの日の1時間目と3時間目はどの講座を受講しようかな・・・。私は「静岡県産の素材で和ピクルスを」と「直虎で静岡再発見」に目をつけています。ピクルスの方は予約が必要なので、あとで電話してみようと思います。
2017年07月08日
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こんにちは。改めて清水次郎長について調べた静岡の畳屋の姉さんです。 清水次郎長(本名 山本長五郎。文政3(1820)年~明治26(1893)年)は、浪曲、映画で「海道一の親分」として取り上げられました。講談の「清水次郎長伝」も有名で、大政、小政、森の石松等「清水二十八人衆」という屈強な子分もいたそうです。 次郎長は清水の船持ち船頭、海運業者である高木三右衛門の次男として生まれ、米穀商の叔父である山本次郎八の養子になりました。 やがて次郎長は妻帯し家業に従事しましたが、一方では賭博や喧嘩を繰り返し、天保14(1843)年、喧嘩の果てに人を斬ると、妻を離別して家業を姉夫婦に譲り、出奔してしまいます。その後諸国を旅して修行を積み、交際を広げて人間的に成長した次郎長は、清水湊に一家を構えました。 慶応4(1868)年1月の「鳥羽・伏見の戦い」から,、旧幕府軍と新政府軍との内戦である「戊辰戦争」が勃発します。 旧幕府軍を乗せた「かん臨丸」は8月、銚子沖で暴風雨に遭い下田港に漂着、その後清水港に入港し、修理をします。しかし修理が遅れた「かん臨丸」は新政府軍に追いつかれ敗北、乗組員の多くは戦死または捕虜になりました。(「かん臨丸事件」) その時、逆賊として駿河湾に放置されていた遺体を次郎長は小船を出して収容して埋葬し、翌年には「壮士墓」を建立、1887(明治20)年には清水市興津の清見寺に「かん臨丸乗組員殉難碑」を建立しました。 次郎長は、清水港の発展のために茶の販路を拡大することに着目し、蒸気船が入港できるように清水の外港の整備を訴え、横浜との定期航路線を営業する「静隆社」を設立しました。 また、静岡刑務所にいた囚徒を督励して富士市大渕の開墾に携わったり、東京大学医学部卒の植木重敏を招聘して清水町に済衆医院を開設したり、私塾の英語教育を熱心に後援したと伝えられています。 次郎長の死後は梅蔭禅寺に銅像が作られました。このお寺には、次郎長の他、子分の大政、小政のお墓もあります。 さて、この次郎長さんの生家に先週畳を収めさせていただきました。 今週末、いよいよオープンです
2017年07月05日
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こんにちは。次郎長生家の完成が楽しみな静岡の畳屋の姉さんです。 幕末から明治時代にかけて、静岡市清水区で「清水次郎長(しみずのじろちょう)」という人が活躍しました。本名を山本長五郎(やまもとちょうごろう)というそうです。私は子供の頃から「清水の次郎長さん」という名前をどこかで何度か聞いたことがありました。そして次郎長さんの生家が清水区にあることもなんとなく知っていました。 この次郎長生家の老朽化が進んだ為、安全性を確保する為と、国の登録文化財を目指し、耐震工事が進められていました。 工事は、なるべく幕末の創建時のスタイルを大切にしたいということから、薄皮を剥ぐように、調査をしながらの解体作業だったそうです。そして骨組みだけにしてジャッキアップし、水平を保ちつつ基礎を造るという、手間のかかる難しい工事だったようです。 4月初旬、マルワ建工さんからお声がけがあり、新海畳店で次郎長生家の畳を担当させていただくことになりました。でも畳の製造と収めは工事の終盤になってからですね。 4/15.16、工事途中の次郎長生家が一般公開されたので、社長と観に行ってきました。 裏口の方は昔の格子窓がそのまま残っている感じです。 幕末に造られた既存の梁を、SE構法?ラーメン構造による門型フレームで支えるという工事が行われていました。 ネブラスカ州オマハ市の駿府茶屋建設でご一緒させていただいた瓦やさんの渡邊商店さんは、既存の瓦を1枚1枚点検して使える瓦は洗浄し、正面の見える部分に葺いたそうです。 補足瓦は旧清水市の産業遺産である清水瓦を忠実に復元しました。 新しい瓦の裏には地元の幼稚園児等が寄せ書きをしました。 様々な業者さんと「清水次郎長生家を活かすまちづくりの会」の皆さんのご尽力と寄付をしていただいた皆さんのご厚意により、工事は着々と進められました。 (続く)
2017年07月04日
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こんにちは。 教え子と呑めることが嬉しい静岡の畳屋の姉さんです。 私が教員を結婚退職して24年経ちました。当時中学生だった教え子達は、今年誕生日を迎えると40歳になります。15歳の中学生と27歳の教員は全然違うと思っていましたが、最近かなり追いつかれてきた感じ、いや、立派になって私を追い越していった教え子が沢山います。 昨日、ご主人のお仕事の都合でバンコクで暮らしていた教え子が一時帰国するのに合わせ、懇親会を行いました。久々の静岡ということで、静岡らしいメニューが揃っている居酒屋さんを選びました。静岡おでんと生しらす、生桜海老と鮪の刺身↓富士山蒸し↓火をつけて暫くすると、富士山の火口から湯気が出てきました。まるで噴火しているようです。7~8分蒸らし、富士山を外すと・・・鮪のしっぽの煮付け↓ この他、黒はんぺんフライとコロッケ、焼きそば、鰹節とじゃこが乗った冷奴等が提供されました。 そしてこの度、中学生の時には美術の成績が振るわなかった教え子に、卒業後の努力に敬意を表し、「美術5」に勝手に認定しました にわか作りの成績表をとても喜んでくれて、帰宅したら奥様に見せると言っていました。
2017年06月26日
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こんにちは。さつまいもの苗を植えた静岡の畳屋の姉さんです。 先週日曜日、子ども会でさつまいもの苗を植えました。 先ず畑を耕して畝を作ったのですが、今年は雨が少ない為、土がからからに乾いて固くなっていて大変でした。苗を植えた時にたっぷり水やりしたつもりでしたが、翌日にはもう土が乾いていました。 昨日は久々に雨が降りましたが、今日は晴れて真夏日です。 やはり梅雨には雨が降らないと色々なことが調子が狂ってしまいますね。 皆さん、体調など崩されていませんか? 体調管理には、栄養と休養を充分とることが大切ですね。それとできればエアコンを使って適切な温度と湿度を保つことです。それは防カビや食中毒の防止、熱中症対策にも繋がります。 しかし!エアコンをつけっぱなしで一日中家から出ないのもいかがなものかと。 そこで静岡県地域産業課商業まちづくり班では、数年前から「ふじのくに魅力ある個店」登録店を対象に、「節電避暑店キャンペーン」という取り組みをしており、新海畳店もそれを実施しています。 趣旨は「厚い夏の昼間を、クーラーの効いた家庭で過ごすのではなく、涼しい小売店で過ごすことにより地域商業の活性化につながるとともに、節電・熱中症対策の一助とする。」です。家庭のエアコンを切って出かければ、各家庭の節電にもなるというわけです。 新海畳店では、ご来店いただいたお客様にこのようなおもてなしをいたします。 畳製品をご購入いただかなくても構いません。畳のお手入れ相談や工場見学のみでもいいですよ。特にお子様は、夏休みの自由研究に畳のことをとりあげてはいかがでしょうか?ご協力いたします。 尚、工場見学をご希望の際は、事前にご連絡をいただけると助かります。 どうぞお気軽に新海畳店に足を運んでくださいね。
2017年06月23日
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こんにちは。感動を反芻(はんすう)している静岡の畳屋の姉さんです。 6/17、静岡市立清水桜が丘高校吹奏楽部の定期演奏会が行われました。昼~と夕方~の二公演でしたが、どちらもほぼ満席でした。 長男は清水ウインドオーケストラの団員として裏方を務めました。娘は神奈川県から観に来てくれました。 思えば長男が桜が丘高校の前身である清水商業高校の吹奏楽部に入部したのが7年前。カッコよく楽器を演奏する長男と、清商吹奏楽部の素晴らしいステージに憧れて、娘も次男も清商~桜が丘高校の吹奏楽部に入部しました。 私は長男が入部する前年からずっとこの高校の定期演奏会を観てきました。そして今回、ついに我が子が出演する定期演奏会としては最後のステージとなりました。 清商の頃は定演が11月に行われており、そこで3年生全員が引退していました。しかし桜が丘高校になってからは、普通科ができた関係で定演が6月になり、定演で引退する子、夏のコンクールで引退する子、秋の演奏会で引退する子と、3年生がだんだん少なくなっていくようになりました。この定演で引退する3年生もいることから、部員総勢87名による演奏はこれが最後になります。 さて、部長である次男君、部長挨拶でどんな話をするのでしょう。事前に次男にきいたところ、絶対話すことは決めてあるけど、あとはアドリブで、その時の気持ちで話すということでした。 演奏会は本当に素晴らしいものでした。曲の演奏自体はまだ伸びしろが感じられましたが、演出(ストーリー、衣装、ダンス)は充分お客様を楽しませてくれるものでした。また、パソコン部による壁面の画像や映像の投影も、かなり工夫が凝らされていました。OBOGと保護者会役員さんの裏方のサポートもありがたかったです。 そして部長の挨拶は・・・実に堂々としていましたよ。夜の部では泣きそうになるのを堪えて話しているのがちょっとわかってしまいましたが。 部長の挨拶のあとの合唱は、これまた感動的で・・・。大体毎年合唱で泣いてしまいますが、今年も泣きました。 私は清商、桜が丘高校の吹奏楽部を、そしてこの部活で頑張ってきた子供達を誇りに思います。 今年の定期演奏会は終わってしまいましたが、7/16清水みなと祭りでの演奏と、夏のコンクール、9月のサンライズコンサートと次男はもう暫く部長として頑張ります。そして来年の定期演奏会では裏方ですね。 来年も清水桜が丘高校の定期演奏会が楽しみです。
2017年06月19日
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こんにちは。長男も通学合宿に巻き込んだ静岡の畳屋の姉さんです。 先週金曜日、通学合宿の二日目は、子供達は授業が終わり次第家庭科室に集合し、前日ウォークラリーをやった班に分かれてカレーを作りました。 班ごとに作ったカレーは大きな一つの寸胴で合体させ、保護者の車で公民館に運びました。 公民館でサラダを用意して夕食の準備完了です。 皆で食べ始めて少し経った時に長男が到着しました。私は別の会合があるのでこれにて選手交代です。 長男の主な使命は、食後歩いて静岡駅まで行き、電車に乗って東静岡駅近くの銭湯に出かける子ども達の付き添いです。銭湯の中は当然男女別れなければならず、大人の男性の付き添い人数が少なかった為、長男にお願いしたのです。(社長はこの日は東京で会合に出席していました。) 長男が小学生だった頃はまだ通学合宿をやっていなかったので、長男にとっては初めての通学合宿で、初めて会う子供達ばかりです。しかし長男の性格ならすぐに子供達とも仲良くなれるし、上手に引率してくれるだろうと思っていました。 翌日の通学合宿最終日、私がお手伝いに参加すると、何人もの保護者の方や子ども会の役員さんから、長男への感謝の言葉をいただきました。予想通り、長男はしっかり役目を果たしてくれたようです。 ところでこの公民館は、建物の老朽化により昨年建て替えられました。古い公民館には畳の大広間と和室が一つ(二つ?)あったのですが、建て替えの際、全てフローリングになってしまいました。通学合宿の時は新海畳店が畳をお貸しするので、畳の上のに布団を敷きましょうと提案したのですが、フローリングに畳の傷が付くと困るという理由で却下されました。なんだかな~・・・。
2017年06月14日
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こんにちは。家族を通学合宿に巻き込んだ静岡の畳屋の姉さんです。 先週木曜日~土曜日、学区の子ども会で通学合宿を行いました。参加した児童は3~6年生の男子7人、女子10人でした。 初日、参加者は自宅で夕食と入浴を済ませて、宿泊所である学区内の公民館に集合しました。 まず皆で宿題を済ませました。その後、学区のスポーツ振興課の方のご指導で、ナイトウォークラリーとレクリエーションを行いました。 ウォークラリーでは、4~5人の子ども達と大人一人でチームを作り、計4チームに分かれて独特の記号を解読しながら学区内を歩きました。我が4班は「B」と書いた地図を渡されました。 「えーっと、先ず(1)の鳥居をくぐって左に曲がるんだよね。次に(2)の横断歩道がある角を・・・ってどこ???横断歩道もホテルも駐車場も沢山あるけど・・・。」「横断歩道の前にあるホテルなんて無いねぇ・・・。」 (2)で早くもわけがわかりません。悩んでいると、6年生の女子が「とにかくチェックポイントを通ればいいんじゃない?大体チェックポイントは公園だから近くの公園に行ってみよう!」 6年女子の言う通りに公園に行ってみると、予想通り子ども会の役員さんがいました。「随分早いね。」と言われましたが。役員さんと班員全員じゃんけんをし、勝ち数を地図に書いてもらいました。 ウォークラリーはコースを早く回ればいいというものではありません。そのコースの標準タイムがあり、標準タイムに近い程高い得点が与えられます。その得点にチェックポイントで行ったゲームやクイズの点数を加算して、合計得点が高いチームが勝ちとなります。 このようにいつもよりも周囲の様子に気を配りながら歩くことは、危険個所をチェックすることにもなり、防災や防犯に役立つのです。 ウォークラリーを終えて寝る支度をしているうちに、会合を終えた社長が到着。ここで私と選手交代です。社長は子ども達と一緒に公民館に宿泊し、翌朝ラジオ体操と朝食、集団登校を見届けてから新海畳店に出勤しました。 (つづく)
2017年06月13日
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こんにちは。子ども会の役員として通学合宿に参加した静岡の畳屋の姉さんです。 昨夜から明日にかけて、学区の子ども会で「通学合宿」をしています。宿泊先は地域の神社の中にある公民館です。 通学合宿についてはネタが満載なので、全てが終了してからお話を整理して投稿します。今日は畳のお話をします。 先日ちょっと珍しい畳表で施工させていただきました。 一瞬、絨毯か何かに見えませんか?これは積水の「美草」という樹脂系の畳表で「アースカラー」というシリーズの「ミッドナイト」という色名の畳表です。 色のネーミングがいいですね!他に「アースカラー」でどんな色名の畳表があるかというと・・・「サンドビーチ」↓「グラウンド」↓「オータムリーフス」↓つまり「秋の葉」ですね? ではここで問題です。下の畳表の色名は何でしょう?皆さんならどんな名前をつけますか? ヒントは鮮やかな赤と黒が混じっているところですね。 自然現象を表す言葉と言ったらいいでしょうか? 日本にはいくつかありますね。 何年も活動を休止しているものもありますが・・・。 お分かりになりましたか?答えは「ボルケーノ」つまり「火山」です。 この材質の畳表は色あせがほとんどありません。しかもこの色なら汚れも目立ちませんね。水にも強いです。そして洋風のお部屋にもマッチします。 残念なところはイ草の香りがしないことでしょうか・・・。
2017年06月09日
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