羊の墓場

羊の墓場

古い家

戻る家は 朽ちてしまった

++ 古い家 ―黒い家の残骸テキスト― ++

このサイトの前身になる「黒い家」運営時に書いていた文章です。
閉鎖して放置して久しいですが未だに存在していたので引っ張ってきてみました。

Do You Still Love Me?



*








*

羊が居たよ。
一人で住んでいたよ。
冬にあって、冬眠した。
でも、春になっても目を覚まさなかった。


*

好きな様に 生きよう
好きな様に 死のう
どうせ この世は 今限り。
楽しむために在るんです。
選択の余地なんて無いんです。
貴方が 自由を求める限り
私が生を求める限り
何処まで 行っても
誰かの 玩具 なんだから。


*

信じられる何か 持って。
1つでも良いから 持って。
僕が居る世界と、貴方が居る世界
どうして同じと言いきれる?
頼らないで、信じる事以外。

僕は貴方の味方じゃないよ。
だってそこには誰も居ないんだ。

ねぇ、貴方が信じてるのは何?


*

太陽が私を殺そうとしてる

真っ直ぐに射す光は 夏に近づいて
私に冷や汗を流させた
もうすぐ五回めの夏がやってくる
眩暈がして 眩暈がして
次の夏が来るまでに
土の中に入ってしまいたいけど
白い白い羊は モグラにはなれないから

耳の奥が痛い
何か破裂した
何か何か風船よりも大きくて分厚いもの


みんなみんな無くなればいい。


*

解からない事が たくさんある
それって 幸せじゃありませんか
少なくとも
明日 何をすれば良いか
迷わないじゃないですか。

まだまだ たくさん 在りますよ?


*

不遇であることと 不幸であることは 全くの別物である
自分の周りの環境を変える事はとても難しく、多くは無理であるが
自分の意識を変えるくらいならすぐに出きる
自分の身を嘆く人は哀れである
しかし、今の自分の状況に感謝できる人は幸せである
地球上の64億人、そして宇宙の生命体
今にも死に逝く人にも感謝の意を贈ろう

とてもとてもありがとう


*

全て生きている者が、
同じ苦しみと同じ喜びを共有しているのなら、
全てを許して愛する事も出来て、
そしてそれでも 憎める人がいるという現実。


*

死んだ者を悲しむのは、
その人が生きていた時の想い出のせいで、
流れた子を哀しむのは、
その子が産まれたらと想像した分の哀しみで
想い出は美化されて、望みはそのまま光って見えるから、
生きて苦しんでいる虫けらの事なんて、
さぞかし見苦しいのだろう。


*

彼らに間違いがあるとしたら、
私を生きたままこの世に出してしまった事で、
私に間違いがあるとしたら
今まで生きてきてしまったことなのだろうと。

そう、全ての人が後悔すればいいのに。




風が優しくて、余計に
人は冷たいと思った。冬だ。


*

古いノートを引き千切った。
私に未来が在るのなら、
こんなものは もう要らないと。
さようなら。さようなら。


*

【黒い家】:冬眠した羊 もう起きない。

現在の文章と見比べて幾つか無限ループしてる箇所も見受けられますが
基本的にまだ感情が不安定だった頃に書いたものばかりです。
「黒い家」は日記サイトのくせにお化け屋敷がコンセプトのようでした。
ええ(初期は特に)素直に閲覧できないサイトでした...
05.03.07 旧・黒羊 拝


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