パンだふるワールド

パンだふるワールド

夏の庭



1994年・日本・113分

 監督 相米慎二
 出演 三国連太郎
    戸田奈穂

12歳の夏、3人の少年は人が死ぬ瞬間を見てみたい
との好奇心から、もうすぐ死ぬのではないかと
噂されている一人暮らしの老人を見張り始める

おじいさんと少年たちの一夏の関わりを描いた
児童文学の映画化

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なんか違うぞ。というのが素直な感想。
思い描いていた景色が監督さんと合わなかったということか?

少年3人もちょっとイメージが違った。

何度も読み返した本だからイメージが
出来上がりすぎていた

おじいさんと少年たちの距離が少しずつ縮まるための
エピソードが、かなり、はしょられている。

あのエピソードがないと、ラストを迎えた時の
少年たちの思いに共感できない

少年たちの内面、家庭での葛藤なんかもなくて、
あのへんを丁寧に描いてくれてたら
おじいさんの少年たちへの接し方が光るのに。

大事な部分は、はしょっといて
いらないシーンが多い。
あの、病院でのシーンは絶対にいらんな
もっと、単純でよかったと思う

この一夏で大きな経験をして成長したな・・・・と
見終わっても思えないんだよね

老人と少年とのちょっとほのぼのとしたいいお話
なーんて感じになってしまっているのが悲しい。


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