ココノコボ

ココノコボ

PR

プロフィール

ココ+

ココ+

カテゴリ

カテゴリ未分類

(33)

恋心が芽吹く頃~Blooming Days~あらすじ

(27)

【現代劇】ひそかな恋模様は、曇りのち晴れ あらすじ

(4)

神隠し あらすじ

(10)

花朝秋月夜~時をかける愛の音色~あらすじ

(8)

長相思 シーズン1全39話

(40)

七時吉祥(シチジキッショウ) 全38話

(38)

星河長明 運命の妃と不滅の帝 全25話

(25)

安楽伝 全39話

(39)

虚顔(キョガン)~偽れる顔と真実の愛~全8話

(8)

今宵、若様は恋におちる 全38話

(38)

花令嬢の華麗なる計画 全24話

(24)

覆流年〜復讐の王妃と絶えざる愛〜全30話

(30)

星漢燦爛(セイカンサンラン) 全56話

(56)

【現代劇】マリアージュ・ブラン~嘘つき弁護士の愛の法則~全40話

(40)

馭鮫記(ギョコウキ)後編:月に愛を誓う 全20話

(20)

馭鮫記(ギョコウキ)前編:月に君を想う 全22話

(22)

蒼蘭訣 ~エターナル・ラブ~ 全36話

(36)

夢華録 全40話

(40)

九齢公主~隠された真実~全40話

(40)

屏里狐~私の愛する守り神~全22話

(22)

玉昭令 全52話

(52)

風起花抄~宮廷に咲く琉璃色の恋~全40話

(40)

雲間の月は輝きて~運命の恋人~全40話

(40)

斛珠夫人~真珠の涙~全48話

(48)

風起隴西-SPY of Three Kingdoms-全24話

(24)

長歌行 全49話

(49)

上陽賦~運命の王妃~全68話

(68)

【現代劇】イジワルな君に恋をした~Sweet First Love~全24話

(24)

星から来た猫将軍 全16話

(16)

琉璃 全59話

(59)

花の都に虎われて 全24話

(24)

燕雲台-The Legend of Empress-全48話

(48)

皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて 全40話

(40)

山河令 全36話

(36)

麗姫と始皇帝~月下の誓い~全48話

(48)

天舞紀~トキメキ☆恋空書院~全28話

(28)

三千鴉の恋歌 全30話

(30)

宮廷の茗薇~時をかける恋〜全40話

(40)

東宮~永遠の記憶に眠る愛~全55話

(55)

夢幻の桃花~三生三世枕上書~全56話

(56)

大明皇妃〜Empress of the Ming〜全62話

(62)

白華の姫~失われた記憶と3つの愛~全58話

(58)

陳情令 全50話

(53)

如懿伝〜紫禁城に散る宿命の王妃〜全87話

(87)

如歌~百年の誓い~ 全52話

(20)

月に咲く花の如く 全74話

(74)

扶揺〜伝説の皇后〜全66話

(26)

霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~全63話

(64)

永遠の桃花~三生三世~全58話

(58)

本国配信ドラマ

(37)

華流エンタメ・その他

(11)

お知らせ・その他

(2)

コメント新着

ココ+ @ Re[1]:恋心が芽吹く頃~Blooming Days~#26 あらすじ(11/21) New! ぽんぽんさんへ Pちゃん、上手いのよ…多分…
ぽんぽん@ Re:恋心が芽吹く頃~Blooming Days~#26 あらすじ(11/21) ココさんへ あらすじありがとうございます…
ココ+ @ Re[1]:恋心が芽吹く頃~Blooming Days~#25 あらすじ(11/20) ぽんぽんさんへ >ラスボスは海遥夫人か?…
ぽんぽん@ Re:恋心が芽吹く頃~Blooming Days~#25 あらすじ(11/20) ココさんへ あらすじありがとうございます…
ココ+ @ Re[1]:恋心が芽吹く頃~Blooming Days~#22 あらすじ(11/17) ぽんぽんさんへ >どんなカラクリが有るの…

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

サイド自由欄

ご訪問ありがとうございます
あらすじは予告なく中断・削除することがあります
なお事情により現在はリクエストにお応えしておりません
✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎


お買いものパンダ Edyキーホルダー(ラバー)
価格:1430円(税込、送料別) (2021/12/18時点)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]






2021.05.08
XML


三千鸦杀 Love of Thousand Years
第27話「よみがえる妖魔」

傅九雲(フキュウウン)の懸念は的中、実は妖王は生きていた。
「妖神大人(ダーレン)、私が命拾いしたのは妖神大人のお導きのおかげです!」
妖王は火口に感謝を捧げ、待ち続けていた日が間もなく訪れると高笑いする。
すると極寒の地で封印されていた火山が噴火し、ふもとの住人たちは慌てて避難した。

一方、鯪(リョウ)州王府に身を寄せた左紫辰(サシシン)は衰弱した玄珠(ゲンシュ)を付き切りで看病した。
しかし翌朝、玄珠が目を覚ますと薬湯だけ残して紫辰の姿がない。
そこで紫辰の部屋へ向かったが、中から亭渊(テイエン)の声が聞こえて来た。
「覃川(タンセン)が帝女だと知っていたんだな?彼女は霊灯で敵を討つつもりだろう?」
実は驪(ラ)国の帝女・燕燕(エンエン)は天原国の第二皇子の許嫁だった。
決まったのは亭渊がまだ12歳の頃だったが、まさかこんな形で許嫁と出会うことになるとは…。
すると紫辰は静かに燕燕のことを語り始めた。
「霊灯について話す彼女の顔はとても穏やかで、家路につく旅人のようでした…
 私が代わりに命を捧げると申し出ましたが、もちろん聞き入れてはくれなかった」
燕燕の意志は固く、このまま失意のうちに一生、過ごし続けるのは耐え難いことだったのだろう。
亭渊は覃川が国のために死ぬことを自ら望んでいると知り、なぜ喜んで人生を終えようとするのか腑に落ちた。
「こうなると知っていたら、少年時代に彼女を娶っておけばよかった」
「二皇子殿下、これまでの経緯があったからこそ彼女を愛したのでは?」
「そなたは彼女をどう思っているんだ?」
立ち聞きしていた玄珠は紫辰の答えを聞くのが怖くなり、そこで引き返した。

紫辰は燕燕への未練はないと答えた。
実は亭渊も紫辰の想い人が玄珠だと気づいていたという。
そこでもっと積極的になり、玄珠を待たせるべきではないと助言した。
一方、玄珠は自分たちを迎えに来た左相国(サショウコク)と回廊でばったり出くわしていた。
左相国はまず息子に話があると断ったが、玄珠が自分も同席したいという。

左相国は帝女が驪国のため自ら香取(コウシュ)山に入り、霊灯を奪取したと報告した。
自分に化けた妖魔と靂渊(レキエン)を倒し、ついには南蛮(ナンバン)妖王に決死の戦いを挑むため、犠牲になる覚悟だったという。
左相国は大きくため息をつき、自分が代役を努められるのも長くないと言った。
帝女を失えば驪国の民は意気消沈するはず、しかし帝女は敵討ちで頭がいっぱいなのだろう。
すると玄珠が自分が帝女の代わりになると申し出た。
左相国はそれよりまず元気になって欲しいと遠回しに断り、ともかく今は帝女の邪魔だけはできないという。
「紫辰、公主殿下は本当にご無事なのか?妖王の力を侮ってはならん、仙人とて…」
その時、左相国は紫辰の目配せに気づき、玄珠を傷つけたと分かって話をやめた。

玄珠は中庭でひとり敗北感に苛まれた。
…誰も彼も帝女のことばかり、私の努力は何だったの?
…身分なんてどうでもいい、結局、帝女には何ひとつ勝てないのね
「もうたくさんよっ!」



元気を取り戻した覃川は九雲と一緒に川兒(センジ)餅店を始めた。
そんなある日、店に2人の男が現れ、旅で金を使い果たしたので安くして欲しいと値切って来る。
実はその2人は北の果てからやって来た旅人だった。
旅人の話では突然、火山が噴火、氷原に沈んでいた火山がせり上がり、何でも山肌の溶岩に奇妙な模様が浮き出ているのを見た人がいるという。
その姿形はまるで妖魔のようだったとか。
覃川は結局、旅人に餅を半額で売ると、妖魔への不安を募らせた。

覃川と九雲は宿に戻った。
すると九雲は覃川に用事があるので先に戻るよう告げる。
そこで覃川はひとり上階の部屋へ入ると、ふと旅人の話を思い出して手鏡に話しかけた。
「小白?今日はとても恐ろしいことを聞いたの」
しかし手鏡は何の反応もない。
困惑した覃川は水に浸かっていた手鏡を取り出したが、それはただの手鏡だった。

一方、九雲は宿にいる香取山主の姿に気づき、声をかけた。
「茶を飲みに来たのか?」
「礼を言いに来たんだ」
山主は強欲ゆえ多くの罪を犯したと反省し、修行に入る前にしがらみを断ちたいという。
そこで清瑩石(セキエイセキ)の本当の在りかを教えることにした。
「恐らく南疆(ナンキョウ)海底の最深部だ
 清瑩石は玉石のように冷たく、潮のように澄んだ光る石で、普段は貝に化けている
 見つけ出すのはかなり難しいだろう、ただ清瑩石は自ら主を選ぶと言われる 
 選ばれれば探さずとも得られよう」
「そこまで知っていながら、なぜ手を出さなかった?」
「南蛮妖王に関わるものなど怖くてかなわんさ、宝より命が大事だ」
「師父でさえ、ついぞ見つけられなかった清瑩石が本当に南海にあると?」
「お前の師父は見当違いな場所を探し続けた
 神聖な清瑩石が仙界ではなく、妖魔がはびこる南海にあるとは思いもしなかっただろう」
すると山主は話が終わったと言って席を立った。
「九雲…さらばだ、自分を大切にしろ」
「…修行の道は険しいぞ、保重!」

山主が出て行くと、眉山(ビザン)君が姿を現した。
「あいつを信じるのか?」
「ああ、だが南海より先に行くところがある」
九雲と眉山は再び極寒の地を訪ねた。
すると火山の想像以上の威力に驚愕し、どうやら妖王だけの力ではないと気づく。
「九雲、山肌を見ろ」
「…まさか、妖神か?!」

九雲が宿に戻ると覃川はまだ起きていた。
しかし覃川の様子がおかしい。
「あの手鏡は偽物ね?本物の小白はどこへ行ったの?」
「川兒…すまない、小白は死んだ」
覃川は白(ハク)公子が自分たちを守って犠牲になったと知り、呆然となる。
「無駄死にではない…」
すると九雲は覃川を抱きしめ、気が済むまで泣かせてやった。



玄珠は中庭でひとりぼんやりしていた。
すると紫辰がやって来る。
「玄珠、今後はどうしたい?」
「…さあ、分からないわ」
「白河龍王から譲り受けた白河氷原の小屋で暮らそうか?父亲が建ててくれた桃林の家はどう?
 私はどこでも構わないが…ふっ」
しかし玄珠は紫辰の本音が分からず困惑した。
「何が言いたいの?」
「私は…そなたと一緒にここを出たい!2人さえ幸せなら世界がどうなってもいい!
 そなたとずっと一緒にいたいんだ!」
玄珠はようやく紫辰の想いを知って笑顔を見せると、急に″東風桃花曲(トウフウトウカキョク)″を弾いて欲しいと頼んだ。

翌朝、九雲は覃川を連れて湖に向かった。
風呂に入るのが好きだった小白は水の中なら安らかに眠れるだろう。
すると九雲は白月星雲鏡(ハクゲツセイウンキョウ)のかけらを投げ入れた。
覃川は小白の犠牲を無駄にしないためにも、一緒に清瑩石を探しに行こうという。
「あなたのためなら深淵の中にだって飛び込めるわ」

玄珠は紫辰の演奏で燕燕が踊った東風桃花曲を舞った。
しかしうっかり足がもつれて転んでしまう。
「玄珠!大丈夫か?」
「…帝女みたいだった?ふっ」
「玄珠、思い詰めるな」
すると玄珠は居たたまれなくなって逃げるように部屋へ戻ってしまう。
玄珠は自分でも自分の気持ちが分からなかった。
紫辰と一緒にいたい、紫辰の告白は嬉しいはずなのに、どうしても燕燕と自分を比べてしまう。
…あの子に勝たなければ自分のこともあなたのことも愛せないわ…
( ๑≧ꇴ≦) メンドクセー!

覃川と九雲は南疆の海岸へ到着した。
九雲は覃川に丸薬を飲ませ、これで海の中でも溺れないという。
すると1日1回だけ起こるという大きな渦潮が見えて来た。
九雲はあの渦潮に入れば海底にたどり着けると説明、覃川と海へ入る。
「川兒、何があっても絶対にこの手を離すな」
「うん」
( ๑≧ꇴ≦)って早速、手を離してますけど~w

九雲と覃川は渦潮まで泳いだ。
やがて激しい海水の流れに引き込まれ、九雲は覃川と離れ離れにならないよう強く抱きしめる。
それからどれくらいの時間が経っただろうか。
「…川兒、もう大丈夫だ、目を開けろ」
覃川がゆっくり目を開くと、静かな深淵まで潜っていた。
「ここはとても寒い…怖くてたまらないわ」
「川兒には私がいる」
すると2人は自然と顔を近づけ、口づけを交わした。



九雲と覃川は無事、海底に到着した。
覃川はその美しさに感激しながら、早速、清瑩石を探すことにする。
そこで目に付く貝を開けてみると、美しく大きな真珠があった。
最初こそ真珠に目を輝かせていた覃川、しかしさすがに落胆の色を隠せなくなる。
「この丸い形もそろそろ見飽きたわ…」
「嫌なら捨てればいいだろう?」
その時、覃川は自分の後をついて来る貝に気づいた。
九雲は気のせいだと言ったが、覃川がふいに振り返ると、同じ貝が動いているのを目撃する。
「ほら!見間違いじゃない!」
覃川は貝を捕まえ、なぜ追いかけて来るのかと迫った。
すると貝が自ら口を開き、美しい玉のような石が現れる。
九雲は清瑩石が自ら主を選ぶと聞いたことを思い出し、これが清瑩石だと確信した。

つづく


|ω・`)あらやだ、いつの間にか九雲は″川儿″呼びに変わってたのね〜





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021.05.08 15:57:19
コメント(0) | コメントを書く
[三千鴉の恋歌 全30話] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: