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Suica/PASMO相互利用案内

Suica
Suica/PASMO相互利用案内

2007年3月18日(日)、関東の公民鉄26社とバス75社が参加するICカード乗車券 『PASMO(パスモ)』 がデビューします。
2001年に登場したJR東日本の 『Suica(スイカ)』 とあわせ、 首都圏のJR・公民鉄・バスが1枚のカードで乗り降りできる シームレスなサービスが提供されることになります。

ただ、PASMOに関しては若干取り扱いが違う部分もあり注意が必要となります。
ここではお馴染みとなったSuicaとの比較で説明していきたいと思います。

【カード構成】
Suica …使用者が限定される "MySuica"(記名式) "こども用MySuica"(記名式) "Suica定期券" のほか、 "Suicaカード"(無記名、従来のSuicaイオカード) がある。
このほか、JR東日本のクレジットカード"VIEWカード"が一体となった"ビューSuicaカード(提携カード含む)"、ケータイを用いた"モバイルSuica"もSuicaグループである。
PASMO …使用者が限定される "記名PASMO" "小児用記名PASMO" "PASMO定期券" のほか、使用者を限定しない "無記名PASMO" が発行される予定。

【SuicaとPASMOの相違点】
(1)モバイルはSuicaのみ
PASMOはICカードのみの発行となるため、おサイフケータイでの機能は持たない。モバイルSuicaはPASMO区間での利用は可能。
(2)オートチャージ機能に差異がある
SuicaではビューSuicaカードによるオートチャージの設定金額(残額xxx円の時点でyyyy円オートチャージする)がユーザーの希望で変更できるが、PASMOでは改札機にタッチした時点で残額が2,000円以下の場合、改札機で自動的に3,000円がチャージされる1パターンのみの対応である。
なお、オートチャージサービスはSuicaでは提携カードを含むビューSuicaカード所持者で当該カードのSuica部分利用時に対応、PASMOでは各事業者のグループ企業によるクレジットカードまたはPASMOが発行するパスタウンカードで利用申請すれば「オートチャージ専用PASMOカード」が送付される事になっている。
(3)連絡定期券は磁気定期券同様の対応
JR区間~公民鉄区間相互の連絡定期券についてはSuica・PASMOいずれでも発行が可能。
公民鉄区間~公民鉄区間相互の連絡定期券はPASMOのみでの発行となる(JRによるSuicaでの発行は不可)。
また従来通り、公民鉄区間~JR区間~公民鉄区間といった3社以上の連絡定期券は発行できない。
いずれか一方のみIC定期券、もう片方は磁気定期券となるので、自宅に近い方或いはよく利用する区間を含む定期券をIC化することをお勧めする。
(4)バス利用時は一部のSuicaは利用不能
バスでは電子マネー機能を利用しての運賃決済となるので、Suica電子マネー開始以前の初期タイプSuicaイオカード(ペンギンの絵のないカード)では利用できない。
JRの券売機や窓口で無料で交換ができるので、この機会に新しいカードに交換してもらおう。

【Suica・PASMO共通機能】
(1)IC乗車券としての機能
Suicaで公民鉄路線へ、またPASMOでJR路線(ただし当分の間首都圏エリア限定)にそれぞれ乗車が可能、また各社の対応機器でチャージが可能となる。
また、JRのSuicaグリーン券もPASMOで購入ができる。Suica同様、改札横・ホーム上のグリーン券売機で乗車前に購入が必要。
(2)電子マネーとしての機能
エキナカなどでSuica加盟店・PASMO加盟店相互で電子マネー決済ができる。
(3)記名式カードなら紛失時も安心
こども用を含め記名式カード・定期券なら紛失をしても再発行が可能(要手数料)。もちろんチャージ部分も保護される。同時に紛失カードは使用不能となるため悪用もできない。
(4)こども用ICカードが首都圏初登場
関西圏では発行されていたこども用ICカードがSuica・PASMOともにデビュー。
12才の3月31日までが有効期限で、翌日以降は改札でエラーとなり扉が閉まる。窓口で一般カードへ切り替えできるので手続きしよう。
ただし発行にあたっては保護者同伴で本人の生年月日が確認できる資料等が必要となるので、事前に購入予定の事業者へ問い合わせする方がよい。

【Suicaにおける3月18日以降の変更点】
(1)運賃引き落としのタイミングの変更
従来は乗車駅の改札通過時に当該駅からの最低運賃がカードから引き去られ、下車駅で残りの差額が清算される複雑なルールだったが、今回から下車駅での一括引き去りに変更される。
なお、乗車駅で最低運賃相当のチャージ残額がない場合はエラーとなり扉が閉まるので、乗車前に十分なチャージをお勧めする。
(2)記名式カードの発行
これまではSuica定期券とSuicaイオカードの2種類で、定期券の場合のみ紛失時の再発行が可能だったが、今回から記名式のMySuicaが発売され定期券同様の再発行対応が可能となる。
SuicaイオカードはSuicaカード(無記名式)に変更される。この場合は使用者を限定しないため複数人でカードを共有する場合はこちらを。
ただし1回の利用で複数人分の利用はできないことには変わりない。
(3)再発行手数料が変更
Suica定期券を紛失した際の再発行手数料が、今までの1,000円から500円になる。
※定期券以外のSuicaカードの再発行は、再発行手数料500円と預り金(デポジット)500円が必要となる。

【他地区IC乗車券との相互利用について】
※Suica(JR東日本・りんかい線・東京モノレール・埼玉新都市鉄道ニューシャトル線)
PASMO参加公民鉄・バス各社、JR西日本ICOCAエリアで利用可能
※PASMO(PASMO参加公民鉄・バス各社)
Suica首都圏エリアで利用可能(仙台エリア・新潟エリアでは当分の間利用不可)
※ICOCA(JR西日本)
Suica全エリア、PiTaPa(関西公民鉄ICカード)で利用可能(PASMOエリアでは利用不可)
この通り、各事業者ごとに相違があるので利用の際は注意が必要となる。

参考までに JR東海のTOICAはいずれのエリアでも利用不能 である(相互利用の話は進んでいない模様)


なお、現時点でPASMO加盟社局であっても参加を見合わせている事業者が関東鉄道・千葉都市モノレール・舞浜リゾートラインの3社ある。
バスについては加盟していてもすべての車両に対応機器が搭載されている会社はごくわずかで、暫くの間はバス共通カードが必要になるものと思われる。


以上、大まかな概要を説明しましたが、詳細については各ICカード事業者のホームページや最寄りの駅でご確認をお願いいたします。

Suicaについては 「こちら」 (JR東日本)
PASMOについては 「こちら」 (パスモ)



注)これらの情報は2007年2月20日現在における情報をもとに作成しています。


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