an up-to-date Perfect-style from マスタ~☆

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NICUという場所


『NICU』 という存在はテレビドキュメントなどで
最近では知っている方も多くなってきたと思います。
判りやすく言えば 「未熟児のための集中治療室」 ・・・
まさしく命との戦いの現場です。

監視モニターや点滴・人工呼吸器などが取り付けられた保育器が並び
医師・看護師が24時間休むことなく治療・ケアにあたっています。

娘がお世話になっている病院では、
例え子供の父母であっても通常は1日1回、1時間までの面会に制限されます。
前室でガウンに着替えクリーンキャップとマスクを着用、
ヨードチンキの入った清浄液で手を洗って面会です。

保育器は常に湿度と温度を管理してあり、
皮膚から水分が奪われる事を未然に防ぎながら、
体温維持の補助をしてくれます。
基本的に未熟児は自発呼吸が難しく、
出生直後から専用の人工呼吸器をつけられます。
これは大人が使うものでは負荷が掛かりすぎるため、
小刻みに肺を振動させながら呼吸を補助するシステムです。
そしてへその緒には動脈・静脈へのカテーテル管が通され、
投薬や点滴などが極少量ずつ注入されます。
また、体には電極が付けられ24時間状況がモニタリングされているのです。

前述の通り面会は基本的に1日1時間までなので、
担当医師・看護師とのコミュニケーションが大切でしょう。
予約した面会時間には担当医師が容態について詳しく説明してくれます。
判らない事、不安な事はこの時に話し合います。
娘の担当看護師は交換ノートを用意してくれていて、
1日の出来事を記録しています。

医師・看護師にとっては現実がつきまとう厳しい現場ですが、
家族に不安を与えないために最大限配慮をしてくれるので、
「家族の生活の延長線上」として気兼ねなく訪問できます。


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