宿泊した「釧路プリンスホテル」からの釧路市街沿岸部の眺め…下の方に広がる広大な駐車場・その背後のビル(釧路支庁合同庁舎)の土地はかつて国鉄の釧路車両工場だった跡地…きれいに再開発、とはいっていないようで(汗 ホテルでは朝食バイキングがセットになっていたのですが、謹んで遠慮。 釧路の朝でホテルバイキングなんてもったいない!! |
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もちろん釧路の台所 『和商市場』
で朝食を!!朝早いのでやや空いて見えますが、ピーク時にはすれ違いすらままならないほどの人出になります。 ■北海道釧路市黒金町13の25(JR釧路駅から歩いて5分) ●営業時間/8:00~18:00 ●定休日/日曜日(ただし7・8・9月は日曜営業日あり) ※地下駐車場は買い物すれば1時間無料。 |
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で、和商市場名物といえば新鮮な海の幸をお好みで丼に盛って食べられる『勝手丼』ですよ! 手順としては… ○惣菜店で容器入りのご飯を買う ○海産物のお店で好みのネタを買う ○ひたすら食べる♪ もちろんネタを単品で買うので、ネタもおかわり自在! ※ただし、すべての店で勝手丼用のネタを用意してくれているわけではありませんのでご注意を。詳しくはHPを参照。 まずは品定めのつもりで一回りしたんですが、優柔不断な妻のため、勝手丼の丼ご飯を売っているお惣菜やさんの丼モノで朝飯、と相成りました。 あら汁が付いて1,500円♪ 強いて言えば勝手丼ならぬ『お任せ丼』? |
観光列車としてすっかりお馴染みになった『くしろ湿原ノロッコ号』です! 札幌近郊で活躍していた50系客車を改造したトロッコ風客車が4両+悪天候時の控え車となる普通の客車1両の5両編成をDE10型ディーゼル機関車が牽引します。 車内は3番目の写真のようにウッドチェア&テーブルがずらり! 湿原ビューが楽しめる側は3人がけ、指定席で言うとA・B・C席となります。 もっともテーブルを挟んだボックスシート状になっていますので、他人との相席になってしまうことは覚悟してくださいね。 折りしも「はなたび北海道」という観光キャンペーンに合わせて内地からの観光客がドッと乗り込んで来ている時期、平日だというのに10時56分発の列車はほぼ満席!すごいもんです。 ※一番列車の「2号」は札幌朝7時発の"スーパーおおぞら1号"(10:51着)に接続します。 (釧網本線の上り/下りの考え方の相違から、順番に釧路駅発が「2号」「4号」、折り返しの塘路駅発が「1号」「3号」となります。指定席を買うときはご注意を!) 運転日等は 【JR北海道釧路支社】 のホームページをご確認ください!! |
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札幌からやってきた特急『スーパーおおぞら1号』が到着!「くしろ湿原ノロッコ2号」に接続します。 所定は6両編成なのですが、9~10両に増結される事がザラ…今日も堂々の9両編成でした♪ 釧路~札幌間を1日6往復、130Km/hで疾走する振り子式ディーゼル特急です。 |
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ノロッコ号は釧路駅発車後、10分ほどで市街地を外れ湿原の中へと入っていきます。 ビューポイントに迫ると10Km/hという低速で乗客を楽しませてくれる…これもこの列車の魅力…何といっても「日本で一番遅い列車」ですから。 窓から見えるツインタワー(?)は釧路川に備わる水門、岩保木(イワボッキ)水門です。かつて釧路川は暴れ川、ちょくちょく大洪水を起こした為に放水路を作った(今で言う新釧路川)際に設置されたのが木造の旧水門でした。 老朽化のため平成になってから新水門が築造されたのですが、旧水門が持つ雰囲気から壊されずに今も建っています。蛇足ながらこの旧水門、完成からこのかた1回も開門されていない『開かずの水門』という特徴も持ちます。 この水門が見えてきたらいよいよ湿原の真っ只中に立ち入りますよ♪ |
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釧路駅から23分、その名も「釧路湿原駅」に到着します。 (「ノロッコ号」はこの2駅先の塘路駅まで走り、カヌーでの川下りでお馴染みの釧路川の大蛇行を目前に自然に触れる事ができます) この駅から歩く事15分に絶景の展望処があり、そこが目的地。 |
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展望処へ向かうには前半は急坂を階段で上る事になりますが、所々湿原を見渡せそんなに苦になりません…下を見下ろすと湿原駅が。 こんな所に駅があるんですよ♪ |
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遊歩道の途中にすずらん見っけ♪ 一服の清涼剤ですな…くれぐれも摘み取る事なきようお願いしますよ♪ |
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そしてこの大パノラマに出会えるのが『細岡大観望』! ざっくり山手線内側の面積の3倍はある日本最大の湿原…余計な言葉は要らないでしょう。 ぜひこの風景を実際に見に行ってください!! 東京で暮らす事のちっぽけさに呆れてしまう事でしょう。 |
細岡大観望と釧路湿原駅のほぼ中間に位置する「ビジターセンター」は一息入れるのに最適。 四季折々の湿原を写したパネルやメカニズムの解説のコーナーがあり、湿原をより知る事ができます。 軽食コーナーもあります。 |
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釧路湿原駅のある釧網本線は、釧路とオホーツク海側の網走を結ぶローカル線。優等列車はなく、1日1往復の快速列車を含めほとんどの列車が1両で単車運転しています… でも、夏場は「くしろ湿原ノロッコ号」、冬は「SL冬の湿原号」や「流氷ノロッコ号」といった観光列車も目白押し♪ |
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塘路から折り返してきた「1号」で釧路に戻りましょう。 5号車の客車はエンジンはなくとも運転台があり、反対側にあるディーゼル機関車を遠隔操作する、という工夫がされています。 こちらから見るとパッと見「電車」ですなぁ… でもこれは「列車」ですからね♪ |
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大自然の中からわずか10分でもう市街地です…それだけ釧路という都市の背後にある大湿原! すごいでしょ? |
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昼食は釧路を代表する蕎麦「東家」のざるを堪能。 ここの本家「竹老園」はかつて昭和天皇が御行幸の際立ち寄られ、お代わりをされた程の誉れある名店です。 麺は緑色…蕎麦粉と混ぜられたクロレラの色で味わいは蕎麦そのもの。ちょっと濃い目のつゆにくぐらせて口にすれば昭和天皇のお気持ちも判るというものです。 で、下の写真は「かしわぬき」という東家独特のスープです。 平たく言えば"かしわそば"から"そば"を抜いたもの、とでも言いましょうか。ざるそばとの相性は抜群ですよ♪ 東家、というノレンを掲げる蕎麦屋は釧路市内に多数ありますが、基本的にすべて暖簾分けした「分店」。味は基本に忠実ですが、分店によってはオリジナルのメニューがあるところも。 |