『丸福』『大龍』『大砲』『味府』 の巻




 『恐るべきさぬきうどん』ツアーが終わったら、(正確には、日記が終わったら、だが)最近始めた、京都のラーメン屋さん巡りをネタに日記を書こうと思っていた。
 が、しかし、先日敢行した『福岡・ラーメン探訪の旅』を書き始めないと、忘れてしまいそうなので、こりゃまた紀行文な日記をしばし・・・。


 「2月って何日までだっけ?」という毎年繰り返される会話が聞こえるようになったその月の末、私は伊丹空港に立っていた。手には福岡行きのチケット。そう、これから福岡へラーメンを訪ねて旅に出るのだ・・・。
 なぁんて、なんのことはない。「修士論文の発表も終わった&仕事行くのが嫌になった(etc・・・)から、とりあえず、年休取って、福岡行ってラーメン食べてこ!」的な今回の度。しかもJALだとダブルマイルキャンペーン中だし。ANAの1/50に賭けるより堅実だぁな、ってことも考えての旅でやんす。

 とりあえず、伊丹から福岡へ。福岡到着は13時過ぎ。やっぱ、大阪よりはあったかい・・・。しかし「雨かよ!」(←三村突込みで読んでね)。
 到着後、直ちに地下鉄へ。なれた手つき(足つき?)で『よかネット』カードを購入&天神へ。そのまま天神地下街も三越も、ましてやZ-SIDEにも見向きもせずに西鉄乗り場へ向かう、snufkin1969。そうなんです、今回の1番目の探訪地は・・・ジャン! 久留米。(←ASAYAN風に読んでね)

 頭の中まで赤い画面が出てきそうなので、ASAYAN風な日記は置いといて・・・。
 とりあえず、まず最初に向かったのが『丸福』。西鉄花畑駅近くにあるラーメン屋で昼間の営業時間が15時まで。だから、天神で寄り道せずに“トットコいそぐよハム太郎♪” なのだ。
で、運良く天神ですぐ、急行花畑行きに乗れたので、花畑についたのは14:20。すぐさま『丸福』を捜す。そして少し迷う、のち、発見、そして「ガラガラ」。

 お昼のピークもとっくに過ぎていたので、「おっちゃん1人、奥で新聞読んでる」の図が目に飛び込む。
「いらっしゃい。」と口をモグモグさせながら厨房にもどるおっちゃん。すかさず「ラーメン、かた麺」と私。それに併せて麺を一掴みし、お湯の中へ掘り込もうとするおっちゃん。それを見ながら上着を脱いで店の中をきょろきょろする私・・・。結構、田舎のラーメン屋っぽい佇まい。
 「これで、八代亜紀でも流れたら完璧だ。」と妙な納得をして、再び厨房のおっちゃんに目をやる。すると、おっちゃん、鍋のようなところから大きな昆布を一枚、菜箸で取り出す。
 「え? 昆布・昆布・昆布つゆ、昆布をぎょうさんつこてんの?」(←芦屋雁之助風に・・・って分かる人だけでいいです。)と、思っているところに、今度はいい色になった玉子を一つ。
 「これを乗せるのか?」と、想像した私の目の前で予想だにしなかった光景が! ・・・な、な、なんと、こんにゃく! ・・・単におっちゃんの昼ごはんのおかずでした。(おっちゃんの昼ごはんのメニュー:チャーハンとおでん。 snufkin1969覗き見調べ)

 ま、そんな小ネタは置いといて・・・。
 肝心のラーメンのお味、アッサリしていておいしかった。久留米ラーメンと聞くと、濃くって臭そう(表現が悪いか?)っていう先入観があったのに、全然そんなことナシ。近所にこんなラーメン屋があったら、通うね、俺。

 ということで、はじめの1杯をサラサラっと平らげた私。続いてのお店は『大龍』。って『丸福』のまん前! 「向かいかよ!」(←またまた三村で、よろしく)
腹を減らすヒマも与えてもらえないまま『大龍』ののれんをくぐる私・・・。続きはまた次回。
 「続く、かよ!」(もうえぇ・・・)。

**********************************************

『福岡・ラーメン探訪の旅』②【麺+スープ=ハーモニー】(大龍)


 さて、続き。鼻歌歌いながら、行きますか。

 『丸福』で、最初の1杯を口にした後、道路を挟んだ向かいの『大龍』へ、Jay Walk。(良い子はまねをしてはいけません…。唄い出してもいけません。きれいな指してたのは、OK!)

 早速お店の中へガラガラ。また、こじんまりした店構え。こういう(どういう?)雰囲気は好きです。これで石川さゆりでも流れてくれば…って使ったな、このフレーズ。あぁ、リフレインが叫んでる。

 で、この『大龍』、この花畑が本店で支店がちらほらあるらしい。
 久留米では人気店なのかな? とにかくラーメンの並を頼んでみる。
 『丸福』からどれくらい経っているのかな?カウンターの向こうには、もうラーメンか待っているぅ~♪。

 で、出来あがり。匂いはそんなにきつくない。くるめラーメンってもっととんこつ臭さがあるのかと思ってたけど、意外や意外。思いこみは駄目ね。でも、久留米ラーメンの盛り付けはシンプルというかなんと言うか…、どう言おう? カップラーメンの調理例のようというか、とにかくいい感じ。値段も¥500しないのが、いとよろし。
 で、で、早速食す。一口食べて水を飲む。だって、まだ『丸福』のラーメンの味が口にも胃にも食道にも残ってるもん。ただ、一口目でわかったこと。ちょっとくさみはあるな、ってこと。でも気にならない程度。スープも思ったほどこってりしていない。ただ、『丸福』が想像以上にあっさりしていたので、そのイメージが残っているのかもしれない。
 だから、解からないぃ~、分からない~、どうなるのか。
 でもとろみがあったような気がする。良い感じでね。

 しかし、ラーメンにキクラゲを最初に入れた人は偉いね! 麺がなくなってもキクラケは最後の1つまでキチンと捜索するもん。テーブルの高菜とかの薬味(というのだろうか)も店によって味が違うね。最初にドバッと入れたらオリジナルの味がわからなくなるから途中から入れるけど、最初と最後では印象がまったく違う。みんないろいろ試して好きな味を決めるンだろうね。ちなみに私、『一蘭』では味付けが決まってます、はい。

 なんや、かんやと考えながら『大龍』での2杯目完食。ちょっと腹にきたかな?って感じ。 
 「もう1軒行きたいしなぁ。」とスープを残そうとしたが、最後に一口。「あれ、こんな味やったっけ? うまいがな。」この後結構飲んじゃいましたとさ。


************************************************


『福岡・ラーメン探訪の旅』③【今は昔・・・、のラーメン】(大砲)


 だんだんと、記憶があいまいになってきた。急いで日記にせねば! と、思いながらあいまわらずだらだらとしている俺。体がついてこない?!

 で、『丸福』と『大龍』と立て続けに完食した後、さすがにお腹にきたので、しばし久留米の町を散策することに。
 花畑駅から久留米駅までは1駅。適当に歩き出す。「こんな時、雨降りはつらいよね。」という言い訳をしながら道すがら、ゲームセンターに立ち寄る私。シャア専用ゲルググを操ること約10分で再び久留米駅を目座す。 

 久留米駅発見。繁華街っぽい方へ歩く。あいにくの雨降りだったので、アーケードの商店街がやたらと立派に見える。
 とりあえず、2杯もラーメンと食べるとのどが渇くので休みがてらコーヒーでも飲もうかな、と思いきや(表現間違っている気がする)ドトール発見!
 アイスコーヒーを飲みながら、久留米駅から『大砲』までの行程をチェック。だらだらとしながら30分くらい過ごす。さっき飲んだ鎮痛剤が効いてきて、少しオネム(←ムネオじゃないよ)になる・・・が、まだ腹は空かない。
 「とりあえず、歩き回って腹へらそ!」と、いうことで商店街へ。

 とことこ・・・。だらだら・・・。てれてれ・・・。で、散策終了。
 なんやかんやで、2時間くらい経ったが一向に腹が減る気配ナシ! しゃーないので、とりあえz、『大砲』へ向かう。
 しかし、運のいいことに(?)道に迷う。ちゅーか、迷いすぎ>俺。
 雨降りの中、一人たたずみ考える俺・・・。「腹、減らんなぁ・・・。」

 何とか気を取り直して探す&歩く&目を凝らす・・・。
 『大砲 本店』という看板発見! よかった、良かった。これでさぬきうどん屋みたいに、どーみても物置きにしか見えないような店なら絶対、迷って&あきらめて&腹減って・・・って、それでいいんやがな!

 で、店内に入って「昔ラーメン」を頼む。が、頼んでも腹が減ってないのが今の私。運ばれてきたラーメンをしばし見つめた後、今までで一番重く感じたハシを、そっとラーメンへ、「♪運ぶぅ~ つまむぅ~ 上げるぅ~ そしてぇ 食べられるぅ~」。

 自分でも思う、よーこの状態でラーメン食えるなぁ・・・と。しかし、昔ラーメン、やっぱちょっと匂いがあるゾ。昔はこんな味が好まれてたんやな、ということはわかる。が、「飲んだ後にこの1杯!」ていう気持ちには、現代人の私はならない。もちろん、お腹をすかせてこのラーメンを食べたならこの感想は変わってくるんやろうけどねぇ。

 だから味のレポートは自信なし。ちょっとくささというか、粉ぽいと言うか・・・???。 また今度、腹を減らして食べに来ます。

 とにかく、久留米での駆けつけ3杯を完食して博多へ戻る。しかし、ラーメン。のどが乾くよぉ~。


*********************************************


『福岡・ラーメン探訪の旅』④【警固公園-ドォーモ=屋台】(味府)


 大学院を修了してすっかりヒマになった私・・・。って、フツーの社会人に戻っただけなんだけどね。
 しかし、阪神タイガーズ。4連勝なのだ! どーしちゃったんでしょうか??? GWまでは持ちそうだ。W杯まで持ってくれれば・・・ってそりゃぁ~贅沢だ。しかし、星野監督、ついでにトルシエのとなりに立っててくれないかなぁ・・・。

 と、いういとこで、フツーの麺食いに戻って久々にラーメン。


 久留米で駆け付け3杯を済ませて博多に戻る。そしてその足でホテルにチェックイン。しかし、ラーメン3杯も食べると、のどは渇くわお腹一杯やわ・・・でホテルで休憩。何気に明日の約束を確認する為にTELなんかしたりしながら・・・って、「そんなことで腹が減るかい!」ってな感じ。だから街をブラブラすることにする。しかし、腰がイタイ・・・。

 博多の街もそれ程変わっていない。ま、俺が年に1回は来ていることもあるけど。だからってこともないけど、とりあえずIMSに行ったりする。そして何気にソラリアにも行ったりする。やっぱりZ-SIDEにも行ったりする・・・。全くいつもと一緒。
 そして、いつものゲームセンターでいつものゲームをしながら、いつもの本屋でいつものように立ち読みなんかもしたりして、いつものパチンコ屋でいつもより多めに負けたりする。あぁ、なんて素晴らしき福岡。あぁ~、しょーもな。

 なので、途中のドーデもいい話はすっ飛ばして、1日目のシメのラーメンの話。
 警固公園の『味府』という屋台。ここは長崎時代の友人のオススメな場所。とりあえず、行ってみる。
 しかし、警固公園と聞くと九州の人間は『ドォーモ』を思い出す。そういえば村仲ともみ(←あってる?)は元気なんだろうか? 山本佳代はあいかわらず100ライター片手にやけぼっくいに火をつけてまわっているのだろうか? 気になる。(知らない人の方が気になる?)

 最初、『味府』に行ったら一杯だったのでスゴスゴと退散&ゲーセン。そして30分後にいったらお店の人と目が合ったので「?」「!」(世界一短い手紙から引用)で暖簾をくぐる。
 「ラーメンと・・・餃子、固麺ね!」と頼んでしばし待つ。ホンとは『焼きラーメン』が食べたかったが今回はラーメンの旅。がまん我慢。
 ラーメンはすぐにやって来た。一口、「ズズっとな!」(←ボヤッキー口調希望)
 「うまいがな!」こんだけ腹が膨れていても「おいし~い!」(←岡村or仲居口調希望)
 スープは少しとろみがあって、私好みのとんこつ感。結構いけるよ、これ。薦めてくれた友人の言いたかったことが分かった。ガッテンガッテン。

 で、屋台の中ではおやっさんが、餃子の皮とひき肉とへらみたいので製作中。ちょっと小ぶりのその餃子は値段の割には数大目。って値段いくらやったかな? お?数もいくつだっったっけ?? 

 ま、そんなことはさて置き(?)餃子登場。またまた「おいすぅぃ~い!」(⇒香取風リアクション希望)
皮がプリプリ! 食感はむちゃくちゃ良い。ただねぇ~、にんにくがちょっときついかな? にんにく無しなら女性にもかなりの好感触!になるんじゃないでしょうか。

 とにもかくにも、かなり満足した1日目。途中、インターネットカフェで楽大福さんにラーメン屋情報ももらえたし。「このまま福岡でも食いまくるのだ!」と心に誓いながら屋台を後にする今日のワンコでした。



© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: