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2010.01.26
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カテゴリ: 教育相談だより
2人で花見.gif



 久々の教育相談だよりです。

 以前、ちょっと難しい子に関わりました。
 学校では、ちょっとしたことでキレて友だちに暴力をふるいます。一度キレると人が変わったようになり、しばらく元に戻りません。しばらく別室でクールダウンさせるとようやく落ち着きます。先生のちょっとした言葉に腹を立てて固まったまま、そのまま給食を食べなかったりするなどということもありました。
 特徴的なのは、「うちの人に報告する」ということを極度にいやがり、というよりは恐れていました。
 お母さんと学校で話をしました。
 お母さんの話によると、家ではまったくそのようなことはなく、いい子なのだそうです。「学校でだけ荒れるというのは、学校での指導に問題があるのではないでしょうか」
というのがお母さんの言い分でした。
 家ではいい子なのに学校で荒れる→学校の指導が問題
 学級崩壊状態になった学級での問題行動を取る子の親御さんがしばしばこういう事を指摘されます。
 最近、これがはっきりと間違っているという確信が持てるようになりました。
 乱れてしまった学級、崩壊しかかった、あるいはほとんど崩壊状態の学級をたくさん見てきました。また、逆に子どもをびしっと引き締める担任の学級の子ども達も見てきました。それらを観察する中で、自分なりにわかってきたことがあります。

 子どもは、選択的に荒れを出す

ということです。

 子どもは学校生活、家庭生活、習い事、友だちづきあいその他すべての生活の中で蓄積するストレスへの反応を、それが出せる場面でのみ表出するのです。
 学校で荒れを出すのは学校でストレスがたまるからではなく、学校で荒れを出しやすいからなのです。実際には家で親子関係での緊張感などからストレスを感じて、それを出すことができない家でなく、学校で出していたという例は、けっこうあるのではないでしょうか。
 学級崩壊などでは、周りがそのようは雰囲気、他に落ち着かない子がいるなどの環境があるので、自分の中の荒れを非常に出しやすいのです。
 これを、モデルにしてみました。子どもが段ボール箱の中に体育すわりをしています。この段ボールは、子どもを包む家庭や学校などの環境だと想定してみます。
狭い箱の中で脚を折ってじっと座っているのは疲れます。この疲れが、生活の中で子どもにかかってくるストレスだと考えてください。
段ボール2.jpg
 この子は、できることなら段ボールをぶち破って足を伸ばして楽になりたいと思っています。そこで、段ボールを足でつついてみます。前面はしっかりしていてびくともしません。今度は右側、左側、後ろと、段ボールの作りの弱そうなところはないかともがきます。左側が弱そうだと見ると、子どもはそこを思い切り蹴飛ばして、箱を破ってしまいます。そして、子どもは箱の左側から足を外に出して楽になります。
 段ボールの箱の弱い面、実際は家庭、学校、友だち関係など、生活する局面の、もっともやわらかい部分(やさしい、脅迫的でない、荒れて見せても受け入れてくれそうな感じがする相手)を選んで荒れを出すのです。
 親御さんが保護的で、過保護で、子どもの言いなりになってしまっている場合、子どもはわがまま放題、母親に対してまるで暴君のように振る舞います。子どもは、「母親との人間関係」という箱の弱い面を突き破って足を出しているのだと言えるでしょう。
 学校でそれほど目立った悪でもなく、家庭でも普通にしているのに、友だちに陰湿ないじめをしているという例もよくあります。
 これらはみんな、子どもが、自分を取り巻く環境の中で、出しやすい場面を選んで荒れを出している結果だと言えるのではないでしょうか。





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Last updated  2010.01.26 23:38:46
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Re:段ボール箱の中の子ども (1)(01/26)  
りぃー子  さん
きっとそうなんですね。
そうだと思います。

息子も家では優しくてのびのびして良い子でしたが、(小学生の時)スポ少で荒れを出してたように思います。

私自身が、自分に対しても足りない点を省みて反省し気にしてしまう性格なので、子どもについても良い点よりも、足りない点、不満なところを注目してしまってたような気がします。

最近、娘の不登校を通じて、やっと「でも、幸せ」
という心境に近づいてきました。

不満な点より、面白いことや楽しいことに注目して、「もっと頑張らなきゃ~」という考えが、段々どうでも良くなってきちゃいました。

不登校だけど、話してると楽しい、なんか、シアワセー。
成績は悪いけど、面白い話をしてくれた。幸せ~。
ってな風になってきちゃって。

悲しい事、将来への不安は、以前はまず最初に頭に浮かんだんだけど、最近はワザワザ考えようと思わないと考えられないし、「そんなこと親の私が考えても無駄」なことがわかってきたので、考える気にもなれないというところ・・・

だから、特に良いことがあるわけでもないのに、なんか幸せなこの頃です。

長男も話すのが楽しくなってきてるようだし、
まあ、これも良いのかな・・・?なんて気がしてます。 (2010.01.28 21:55:25)

りぃー子さんへ  
tot23  さん
こんにちは
お久しぶりです。

段ボールは、第2部書きますので読んでくださいね。

子育てではだいぶ苦労されてるみたいですね。僕も苦労してます!

>不登校だけど、話してると楽しい、なんか、シアワセー。
成績は悪いけど、面白い話をしてくれた。幸せ~。

これはいいですよね。
ここまで気持ちが落ち着くと、子どもの方も
「ほんじゃあ、こっちも落ち着いて自分の課題に取り組んできよっかな」
なんて気持ちになるものですよ。

長い人生、ほんの一時期、学校に行けるかいけないかにばかり目がいきすぎてカリカリするのはいいことないですよ。
とくに良いことがなくても、なんか幸せを感じられるというのはいいですね。
(2010.01.31 00:53:06)

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