《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2012年07月24日
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カテゴリ: アンチエイジング

最近話題のダイエット法に、俳優の美木良介さんの考案した『ロングブレスダイエット』というのがあります。

ダイエット情報は一応チェックしているのですが、これはなかなか良いのではないかと思い、僕も実行しています。

と言っても、着目したのはダイエット効果ではなく、"腰痛"治療としてです。

ご本人も言っているように、この方法は腰痛治療として研究実践していたものが、結果としてダイエット効果もあったというものです。

内容は映像を見てもらうとして、どこがいいかというと、これは"インナーマッスル"を鍛えるのにとても優れていると感じました。

"インナーマッスル"というのは、力を入れて動かす筋肉・アウターマッスル(力こぶになる上腕二頭筋や腹筋・背筋、太ももの大腿四頭筋など)ではなく、身体の奥で体幹を支えている筋肉です。

アウターマッスルは負荷をかけてトレーニングをすれば鍛えることができますが、インナーマッスルは意識して動かすのが難しいのでなかなか鍛えられません。

ロングブレスダイエットは、力を入れた呼吸をすることにより、腰周りのインナーマッスルである腹横筋、大腰筋、腸骨筋などが鍛えられます。

腰痛の85%は原因不明だといわれています。

腰椎・椎間板ヘルニアや脊柱間狭窄症など、レントゲンで損傷箇所が見られる腰痛は少数で、ほとんど何処が悪いのか分からない痛みです。

最近の脳科学では、これらの原因不明の痛みは、神経の過剰反応だと考えられています。

僕の想像では、神経が反応しているのは、レントゲンに映らないインナーマッスルの損傷なのではないかと思います。

ぎっくり腰の経験がある人に聞くと、特別重いものを持ったとか、無理な姿勢で作業したとかでなく、何気ない動きで不意に痛みを発した場合が多いのです。

重いものを持つ、無理な姿勢で力を入れるという場合は、力を出すべき筋肉・アウターマッスルが活動します。

しかし、そういう場合ではない、油断している時に力が加わると、主力以外の筋肉・インナーマッスルに負担がかかってしまいます。

その筋肉がいきなり訪れた負荷に耐え切れず、損傷を起こし神経が痛みを感知するわけです。

僕も10年ほど前まで、ぎっくり腰を毎年のように発症していました。

初めて起きたときは、普通に仕事の動きをしているときでした。

建築の仕事ですので、肉体労働ではあるのですが、やはり特別重いものを持ったとか、無理な姿勢をとったとかではなく、普通にしゃがんで上体をひねる動きをした時でした。

腰骨の辺りが、ごりごりっとした何かがずれる感覚がして、突然動けなくなりました。

動けないのを無理に動かそうとすると、初めて体験するような激痛が走りました。

これが噂のぎっくり腰だと判ったとき、もう仕事が出来なくなるという絶望感が訪れました。

3日ほどは寝返りも打てず、トイレに行くのがこんなに辛いものかと泣いていました。

ようやく立てるようになって、病院に行ってレントゲンを撮ったのですが、どこがどうなったという確証は得られず、結局、湿布して寝ているしかありませんでした。

そして、一週間たった時、けろりと治ったのには驚きました。

2度目も仕事中で、これもそれほど重くないものを、不用意に持ち上げた時、腰がごりごりっとしかかりました。

今度は経験していたことなので、すぐに動きを中断して、前回のような強烈な痛みは回避しましたが、それでも早退して、やっぱり1週間休みました。

この間、子どもの運動会があり、杖をついて観戦に行った記憶があります。

通常なら張り切って競技に参戦していたものですが、動けない自分が情けなく、人生の終末を迎えている感を覚えました。

三度目は、家のトイレでくしゃみをした時でした。

しゃがみかかった時、不意にくしゃみが出て、そのまま動けなくなりました。

こうなるとどんどん自信を失います。

あの頃は、腰だけでなく、肘、膝、肩も痛みを抱えていて、全身サポーターだらけのいでたちで仕事をしていました。

どこか痛い部分が発生すると、そこをかばうために他の部分に負担がかかり、連鎖的に次々故障していったのだと思われます。

ただ、今になって考えると不思議なのは、何もしていないときは体中が痛いのに、いざ仕事をしている時はそれほど痛みを感じていなかったということです。

集中している時は、痛くないのです。

それを思うと、痛みは神経の錯覚である可能性が高いと言えます。

ぎっくり腰にしても、その他の痛みにしても、始めに痛みを感じたのは、その部分に損傷が出来て神経が感じたからです。

痛みがあったのは間違いありません。

ただし、損傷の大きさと痛みの強さは比例しません。

痛みを感じる神経の慣れ不慣れも関係します。

常に痛む危険の多い、アウターの部分は、怪我に慣れているので、経験したことのある痛みであり、痛みは想定内で長引きません。

しかし、普段痛むことのない身体の深部で筋肉が断裂したりすると、その部分の神経はかなりおおげさに損傷を脳に通報します。

通報を受けた脳は、非常事態宣言を発し、損傷部分の近辺に戒厳令を敷きます。

この間脳は、たいして痛くない場合も、拡張して痛み信号を発してしまいます。

体が動けなくなるのはこのためです。

損傷部分がたいしたことなくても、また簡単に治ったとしても、戒厳令が解かれるまでには時間がかかります。

ぎっくり腰が一週間でけろりと治るのは、戒厳令解除の通達が一週間後に出て、その通達により痛みが消えるからです。

そもそも"痛み"というものを感じるのは、人間だけなんだそうです。

他の動物は、危険回避のための"痛感"を感じても、それを"痛み"として引きずりません。

筋肉が切れたり骨が折れたりすれば、動きにくくはなりますが、痛がったりはしません。

"痛み"は、脳が作り出す概念で、大脳の発達した人間だけが抱くものです。

ほかの事に集中すると痛みを忘れてしまうのは、ただの概念だからなのです。

さて、現在の僕はというと、あれだけ満身創痍だったのがうそのように、どこにも痛みはありません(時々心は痛むけど)。

ヨーガと呼吸法と半身浴が、血流を良くし、治療効果を高めたと考えられますが、それ以上に精神的な救済が、痛みから解放してくれたと思います。

5年ほど前にぎっくり腰になりかけたのが最後で、仕事を変えてから、肘、膝、肩の慢性痛はいつの間にか消えていました。

腰痛も、車の運転などで長時間固まっていると痛くなってたのが、最近は平気です。

姿勢を工夫したのと、インナーマッスルトレーニングが効いたのだと思います。

半年前ほどから、毎朝行うヨーガの中に、ピラティスの要素も取り入れています。

ピラティスというのは、もともと負傷兵のリハビリのために、ドイツ人看護師が考案したもので、プログラムにヨーガのポーズと呼吸法が取り入れられています。

形が似ているのはそのためですが、主旨は少し異なります。

言ってみれば、ヨーガのポーズはストレッチの部類なのですが、ピラティスは筋肉トレーニングが目的になります。

そして、どの筋肉をトレーニングするのかというと、まさにインナーマッスルなのです。

ロングブレスダイエットも、美木良介さんがどの程度意識したかは判りませんが、ピラティスのトレーニング方法と重なります。

まず大事なのは、解説の中で何度も言っている、「お尻を絞めます」という動きです。

お尻をぎゅっと絞めることで、骨盤低、大腰筋、腸骨筋が引っ張られます。

筋肉はすべて、縮まることで力を出す仕組みになっています。

この状態で、強い息を長くすると、腹横筋、多裂筋など腹部のインナーマッスルも鍛えられ、腕を前にして全身に力を加えることによって、肩や背中のインナーマッスルも緊張し、体幹が強くなり、体の内側から鍛えられ、姿勢が安定します。

この感覚が身につけば、日常の生活の中で、インナーマッスルを鍛えることが出来ます。

つまり、お尻の筋肉をギュッと絞めて、下腹部(丹田)に力を入れて呼吸をする。

立ち仕事の最中でも出来ますし、座っていても出来ます。

テレビを見ながらでも、本を読みながらでも、いつだって出来ます。

アウターもインナーも、筋肉は鍛えれば一生強くなります。

筋肉が衰えるのは、避けられない老化現象ではなく、使わないことによるの廃用萎縮なのです。






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最終更新日  2012年07月24日 09時09分25秒
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