《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2014年06月06日
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テーマ: ニュース(22)
カテゴリ: 世の中の話

このブログは、年末に1年のニュースをまとめて解説する事にしているので、同時刻での事件はあまり取り上げていません(基本「健康ブログ」ですので)。

現在進行中の事件はニュースソースの偏りもあって、間違った情報で判断をして恥をかくことがあるからということもあります。

(もちろん僕の知恵の浅さが根源ですが。)

昨年も「パソコン遠隔操作事件」の片山被告を擁護して間違っていました。

どうしても弱者の応援をしたくなる、判官贔屓的発想が原因かもしれませんがー。

そうなると今回もそんな気がしますが、ここ数カ月の「小保方バッシング」に違和感があったので、現在の感想をあえて残します。

バッシングが始まったころ、床屋でこの話題になり、「小保方さんは悪くないよ」と主張した覚えがあります。

あれから3カ月以上たちましたが、僕の感想は変わりません。

「小保方さんを利用して、金儲けを企んだ奴が混乱を招いた」というのが僕の見解です。

科学者の世界については、周りに存在する知り合いもないので、伝聞と想像になってしまいますが、真理を求めたいとか、人類の役に立ちたいという”普遍的な夢”に立脚する仕事でありながら、一方、有名になりたい、尊敬されたい、お金持ちになりたいという”欲望的な夢”に囚われることにもなりがちな職業です。

もちろん他の職業にも夢はあるのですが、科学者の成功者の頂点は、ノーベル賞だったり、歴史に名を残す発明・発見だったりするので、対価報酬が桁外れなのです。

しかし、それだけ達成も困難で、成功と呼べるのはごくわずかの人になります。

目指すには困難以上の頭脳と精神力を備えた限られた人で、環境に恵まれるということも条件になるでしょう。

小保方晴子さんもそんな一人でした。

能力的にどの程度だったかは解りませんが、この道を目指したのですから条件は備えていたのでしょう。

この事件に関わるバカンティ教授、若山教授、笹井教授もそれぞれ自分の夢のために研究をしていて、彼らは経験と実績を持っていました。

小保方さんはSTAP理論を実証すべく、ハーバード大のバカンティ教授のもとで実験を繰り返していました。

当初誰もその存在を信じなかったのですが、未知のものを追究するのが科学者の特性であり、理研の若山氏が自分の研究所に招き協力するようになります。

iPS細胞でノーベル賞を受賞した山中教授に対抗してか、理研も万能細胞に力を注ぐ方針を取ります。

そんな時にSTAP細胞発見の報告を受け、検証もないまま「STAP細胞プロジェクト」がスタートしました。

そして、科学雑誌に論文を発表し、同時に特許を取得するという「スケジュール」が、理研によって組まれます。

2012年に一度却下された論文が、京都大から招いた笹井教授の手で直すことによって、今度は見事に査読(学術誌に投稿された論文を専門家が読んで査定する)も通ります。

この一連のタイムスケジュールが、「特殊法人の指定」に間に合わせたいという力が大きく働いていたことが最近分かりました。

周知のように、「ネイチャー」に発表された論文は、結果を急ぐあまり内容に不備があり(70枚のうち3枚の写真が間違っていた)、撤回を余儀なくされ計画は失敗に終わります。

(この不備の発見があまりに早かったので、発見者には何かの意図があったと思われます。)

しかし、その失敗の原因を小保方さん一人に負わせようとする動きが、僕には全く納得できませんでした。

「一人の未熟な研究者が膨大なデータを集積し、極めてずさんな取り扱いをして、責任感に乏しかった」という、理研理事長(野依良治・ノーベル化学賞)の指摘は唖然としました。

その未熟な研究者をリーダーに祭り上げたのは誰なんだ。

小保方さんは、STAP理論を実証すべく、一途に実験を重ねていただけで、実験の適否は上司や共同研究者が行うべきことでした。

出来てもない細胞が出来たというなら、共同で実験していた仲間にばれるわけで、複数で行う研究では観客をだますマジシャンのようなことはできないはずです。

まだ20代で駆け出しの研究者であることは誰でもわかっていることですし、無給研究者の小保方さんがこのプロジェクトのリーダーになったのも、前記のスケジュールが作られた後なのです。

実験はまだ完成ではなく、明らかに仮説でしかない段階でスケジュールが組まれ、結果を示す締切が設けられてしまったのです。

これで間違いが3か所あったからと責められては立つ瀬がない。

小保方さんの責任度は、理研が言うほどには高くないと僕は思います。

人間だから、間違いもあるし、経験のなさで未熟なところがあっても当然です。

それが許されないなら、若い研究者は育てられないでしょう。

3人の教授も夢に向かって共同研究をしていただけで、研究のすべてに実績が伴わなければだめだというのなら、誰も未知の分野に挑戦しなくなります。

悪かったのは、研究を金儲けに役立てようと画策した理研上層部と、何も考えないでブームを作ろうとしたマスコミです。

万能細胞の医療への貢献度は計り知れないものです。

その完成の暁には莫大な利益と名誉が待っています。

それだけに競争も激しく、一刻を争っていたのでしょう。

理研の上層部が焦る気持ちもわからないではありませんが、失敗の責任を研究者一人に負わせるのは話が違います。

小保方さんは金儲けの宣伝に使われただけです。

ピンクの研究室もムーミンのぬいぐるみも理研で用意したことが解っています。

マスコミはスキャンダルで儲けようとして、個人のプライバシーまでさらしものにしました。

小保方さんの精神状態に異常が出てるのも解ります。

完全に人間不信に陥っていることでしょう。

今回不本意ながらも小保方さんは論文撤回に同意し、この研究はなかったこととされてしまいました。

まだ仮説段階を出ていなかったので、致し方ないとは思いますが。

しかし、理研の出したSTAP細胞の特許申請はそのままなのです。

論文の撤回は強制して、同じ内容の特許申請は取り下げない。

小保方さんの研究は否定しても、金儲けの種は残しておこうという魂胆なのでしょうか。

補足:STAP細胞 とは、「刺激惹起性多能性獲得細胞」のことで、動物の細胞に外部から刺激を与えるだけで、細胞が初期化し万能細胞ができるという理論から生まれた細胞。

小保方さんの論文では弱酸性の液に浸すことで作られるとあり、自らは200回以上成功していると証言しました。

しかし、他の誰も成功していないので、何か錯覚か間違いがあるのですが、その後の検証ができないので不明です。

それじゃあインチキだったのじゃないかと疑われるでしょうが、『ホンマでっかTV』を見てもわかるように、科学雑誌に出てるからと言ってすべてが真実とは思えません。

科学の多くは”仮説”なのです。

仮説の中からいくつかが、実際に世の中で役に立つだけなのです。

また、仮説が間違いだったとしても、罪には当たらないでしょう。






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最終更新日  2014年06月06日 14時23分24秒
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