東京都の感染者が、『緊急事態宣言』を発動した4月の倍以上に増えているというのだ。
このグラフを見ると、あたかも『緊急事態宣言』を解除したがために第二派に襲われたように見えるが、このグラフにはトリックがある
思い出してほしい。
3月4月の頃は、PCR検査がなかなか受けられなかった。
検査を受けるには次のようなハードルを越える必要があった。
発熱があって4日後、感染者と接触があった、感染国からの帰国者、重篤な症状のある人。
このルールに合致した患者だけにPCR検査が行われた。
4日ルールに従ったため、志村けんさんや岡江久美子さんは検査を受けられず手遅れになった。
4日ルールに殺されたと言ってもいい。
誤解されたなどとしらばっくれた加藤厚労大臣の罪は重い。
さらに、50歳以下は感染しても重症にならないということでPCR検査の対象外となり、力士の勝武士さんはこのルールせいで持病を悪化させ、28歳という若さで命を落とした。
今PCR検査で陽性になっているのは、ほとんど50歳以下だ。
4月には調べてもなかった、50歳以下の感染者数をグラフに乗せて増えたと騒ぐ。
まったく意味がないし、ほとんど詐欺に近い。
ちょっとわかった人ならナンセンスなグラフだが、マスコミはこれであおるあおる。
しかも、PCR検査陽性で感染者のレッテルを張られた多くの人は、重症化せず治ってしまう。
不顕性感染者も他人に感染させるというが、そのレベルの感染は重症化しない。
4月の頃も低レベルの感染者がいることはわかっていたが、自然に治るレベルだとわかっていた。
ゆえに低レベル感染者はPCR検査を受けさせなかったので、数字にも入らなかった。
つまり、4月と7月の比較は無意味である。
しかし、感染者数は比較ができないが、死亡者数は比較できる。
4月は370人、7月は32人。
明らかに変わった。
感染しても重症化せず、死亡することも少ないなら、新型コロナの正体は、ほぼインフルエンザか通常の風邪と同じレベルになったといっていい。
そもそも報道で”感染者”と呼んでいるのは、実は”PCR検査陽性者”のことだ。
”感染”というのは、ウイルスが細胞内に入り込んで増殖している状態のことで、細胞の外にくっついていても感染ではない。
しかしPCR検査は細胞の外にくっついているウイルスも、遺伝子を100万倍にして拾ってしまう。
また過去に退治したウイルスのDNAの残骸も検知している可能性もある。
PCR検査は、症状の出ている患者に対しての、病因確定のためだけに使うべきもんなのだ。
無症状者の検査に使ってはいけない。
昨年の交通事故死が、警察庁の発表によると3215人だった。
新型コロナ死は、7月末時点で1004人。
自粛要請なら外食するなより、車に乗るな、外に出るなということだ。
熱中症だって年間1000人ぐらいは亡くなる。
新型コロナ予防と言って、炎天下でマスク装着を強いるなら、熱中症死は増大するだろう。
それよりなにより、一番の問題は、自粛要請で生活が困窮し、借金苦から自殺に追い込まれる人が増えることは大いに予想ができる。
昨年の自殺者の数は約20000人。
この数より多くの犠牲者が出たら、それは『自粛死』と呼べる。
失業率と自殺率はリンクしている。
今の段階で今年の自殺者数は1万から1万5千増加すると予測する学者もあり、もっとも危惧する問題だ。
そもそもなんで新型コロナウイルスが、これほど世の中に影響を与えてしまったのかを考えると、1月7日に安倍首相が『指定感染症』にすると発言したことによる。
何でも安倍が悪いというのはいかがなものかと思うが、結果的にはそうだ。
武漢やイタリアなどヨーロッパの騒ぎを聞けば、そうなることはある程度理解できるし、遅すぎるという見方もできる。
しかし、緊急事態宣言解除の頃には、日本と欧米ではどうも違うということがわかっていた。
だからあの時、『緊急事態宣言』も『アベノマスク』も『全国一斉休校』も間違いだったと認めて、新型コロナを『指定感染症』から外すべきだった。
「新しくインフルエンザ並みの感染症が上陸したので、みなさん防疫の協力をお願いします」、ということで十分だった。
日本では『感染症法(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)』というものがあり、指定された感染症は法によって縛られる。
そして感染症法によって、感染症は分類され、その分類によってさまざまな規制を受ける。
指定感染症とは、これまで感染症法に指定されていない感染症のうち、緊急で患者の行動を制限することが必要な場合に、一定の期間に限って措置を行えるようにする。
臨時で特定の感染症を感染症法の中のいずれかのカテゴリーに一時的に当てはめることができる。
一時的とは、通常1年、必要に応じてさらに1年延長し2年、というものであり、その後も必要であれば審議の元に1類~5類のいずれに指定される。
今回の新型コロナウイルスの病原性や感染性を考慮すれば、おそらく2類感染症相当とされる可能性が高い。(以上、忽那賢志医師の解説)
感染症法の分類、1類・2類は結構厳しく、強制的に隔離措置を受ける。
ちなみに、1類はエボラウイルス、クリミア・コンゴ出血熱ウイルス、痘そうウイルス(天然痘)など。
2類はSARSコロナウイルス、炭疽菌、ペスト菌、ボツリヌス菌など。
かなりやばそうな名前が並ぶが、新型コロナウイルスは正式には『SARS-CoV2』と名付けられているいるように、SARSの仲間で、2類に分類されているようだ。
指定感染症になると、感染症指定医療機関で診療することになるので、備えのない一般医療機関に負担をかけることはなくなる。
それはいいが、一方では指定医療機関に押し付けることになり、患者が増えキャパを超えると医療崩壊につながる。
指定をした分、収容人数に限りが出るのだ。
だからPCR検査を広げて感染者をあぶりだすことには否定的にならざるを得ない。
無症状のPCR検査陽性者は必ずしも感染者ではない。
また、無症状の非感染者がPCR検査陽性者になり、人権が制限され医療現場を圧迫するという事態が起こることにもなる。
新型コロナ騒動が始まってから、知事が露出するようになった。
『指定感染症』に認定されたことで、入院措置を指導するのは都道府県知事になるからだ。
『指定感染症』のレッテルさえ外せば、感染症素人の知事が専門家会議にあおられて強硬手段を発することもなくなるだろう。
(ただし、感染症専門家が危険を訴えるのは正しいことである)
4月の段階で100人を超えていた重症患者も、7月は10人台だ。
医療機関の崩壊は心配いらない。
欧州やアメリカが感染爆発を起こしパニックになっていた3月4月の頃は、まだ新型コロナウイルスの日本人に対する影響が不明だったので、自粛要請も指定感染症指定もやむを得なかった。
しかし、今は違う。
医療体制は整っている。
治療方法も安定している。
もはや、新型コロナウイルスは未知のウイルスではなく、強毒性ウイルスではなかった。
通常『指定感染症』の指定を行うと、1年はそのままになる。
しかし、これを続ける限り、”新型コロナ不安”が暴走し続ける。
いつまでたっても社会は元に戻らない。
新型コロナウイルスが季節性インフルエンザ並みの感染症だと分かったから、季節性インフルエンザ並みに指定感染症解除をすべきだ。
新型コロナ騒動は、指定感染症を解除すれば収まっていく。
ただし、夏の期間に限ってウイルスが弱いので重症に至らないという可能性もある。
秋冬になると毒性が増し、危険な状態が復活するかもしれない。
その危惧に備えて指定感染症解除はできないという考え方もあろう。
そこはやむをえない。
だったらせめて、冒頭の感染者グラフはインチキだと政府がちゃんと説明するべきだろう。
新型コロナの被害は、ウイルス自他の毒性ではなく、対応する人間の不安が原因なのだ。
追伸
夏場の新型コロナが弱いのだったら、逆に今の時期に感染を広げて自然免疫をつけてしまった方がいいという考え方もある。
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