初夏。

二度とはもどれない時間がある。


そんな日々をつらつらと。


2024年11月26日
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前回日記を書いてから半年ぶりくらいかな、
などと気楽に考えていたら、なんと9ヶ月以上も経っていました。
その間にお子は産まれ、すくすくと育っています。
最近5本目の歯が生え始めたようで、カリコリと歯を鳴らす音が数日前から聞こえています。


『私の馬』(川村元気著)を読みました。
数年前に実際に起きた地方馬主の横領事件をモチーフに作られたお話。
長く勤めた会社の労働組合で経理を担当していた独り身女性が、
偶然出会った一頭の馬へ、一億もの金を奪い注ぎ込んでいくまでの破滅的な姿が描かれています。
実際の事件では馬は複数、かつ被害総額が10億円以上だったようなので、
小説ではややこじんまりとした仕上がりになったのかもしれません。
お話としても、馬と心を通わせのめりこんでいく主人公に、
「私は何を見せられているんだ」という冷めた気持ちになってしまうこともしばしば。
まあでも、馬を追いかけて日々を過ごしている身としては、
周囲からはこのような冷ややかな目を向けられているんだという
反面教師になって良かったのかもしれません。
また、作品には全然関係ありませんが、
作中、主人公が陶酔する馬を世話する乗馬クラブの場長が、
『動物には言葉なんて使わなくとも、コミュニケーションをとる能力があるってことだ。
人間だってそれができてたはずなんだが、もう無理だ。俺たちはすっかり洞察したり共感する能力をなくしてしまったからな』
と語るのですが、乳児と言葉のない日々を過ごしているせいか、全く共感できず!!(笑)
でも、そんな日々もあと少しなのだと気付かされて、寂しくなってしまいました。
すでに「まんま」だのなんだのと声を出しまくっているので、
そのうちに意味のある言葉を発するようになるのでしょう。
どんどん成長してくれるのは嬉しいことですが、
それはまた、赤ちゃんだった日々と別れていくことでもあって。
夫は特に「あいーや!」という娘のことば(?)が好きだったのですが、
それもあっという間に言わなくなってしました。
新しく頭を抱えることが出てきて、ほっとしたのも束の間、
かわいかったあれこれはもうみられなくなってしまうのです。
これが子育てってやつか!と思うと、もう一分一秒でも見逃せないなーという気持ちにさせられます。
これ、みんな育休一年で本当に終われてますか?
すでに延長or退職に向けて動き出している自分がいて恐ろしいです。
赤ちゃんこわい(うそ、かわいい)。


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あと、すっかり忘れてましたが、今年でブログ開設から20周年でした。
中2の自分と母になった自分が隣同士で並んでいるってのは、ブログの醍醐味かもしれません。
20年間続いててくれた楽天ブログさんありがとう。
おやすみなさい。






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最終更新日  2024年11月27日 01時04分38秒
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