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5でだいたい完結したなーと思っていたら…これが、完結本だー!!赤い目の男の正体もわかっちゃいます。今までの疑問も、解消。そして、八雲と晴香も、ちょっと変わって…。所々に、ニヤニヤとしちゃう部分があるのよね~!首筋、ベンチでの手、呼び捨て、ラスト。しかし、悲しい!あの人が…逝ってしまいます。ラストは、涙ちょちょぎれです。職場で読むのは、危険です(。>0<。)この巻にて、1つのシリーズが終わったなーなんて。すがすがしさと同時に、寂しさも。もう謎がないもんね。八雲にこだわる理由とか。もちろん、まだ何も終わってないのよね。邪悪コンビ健在だし。どこにでも現れることが出来るし。この先、八雲と近しい人たちが心配です。八雲がL(デスノート)とかぶる、今日この頃です。
2007.12.11
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↑これは、文庫の表紙。弟の青波だね。まさか、こんな展開とは…の2巻。ただ思うのは、この本を読んだ時、現役中高生は共感するの?という事。今回私は、主人公巧に共感できず。なぜあんなに、全てのものに、つっかからなきゃいけないの。母親同様、これからの巧が心配です。私自身、中学では本当に素直でした。だから、嫌いな先生の悪口を、聞こえるように言って、目の敵にされたり。私を集団で無視したから(いわゆるいじめってやつ)、別にいいやって思って、集団を無視していたら(1人でだよ!)、私がいじめてるって親に報告されて。(いやー、びっくりしたのなんのって。もちろん私がいじめられてるんだけど…とは言ったけどね。先生なんて、そんなもんよねー)あっ、書いてたら、巧みと同じ位か(^o^) そんなもんなのかな、中学生って。
2007.10.31
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すげぇー!!また新しい世界が。霧の民が隠しているのは、何なのか?エリンは、どうなっていくのか?と読み進めると、すごい!すごいぞ!真実は!霧の民から知ったことを、若き真王に伝えるエリン。なるほどー。それで王獣規範が作られて、霧の民はこんな生活を。しかし、真王(ヨジェ)に真相が伝わっていなかったのに、びっくり!こんな大事なことなのに。口伝だったのかな?大きな事故で急に2人も死んだからなのだろうけど、これだけの秘密(国の根幹)を。そして、やっぱりの黒幕。しかし、結果的には彼の動きによって、新しい国が、本当に新しく作っていけるようになったという事もあるのよね。大公の長男シュナンが、かしこくてよかったー。獣との付き合い方を悩みつづけるエリンだけど、ラストのリランの行動に涙涙。動物好きには、たまりません。ただし、あのラストは、ちょっとーな、という気もする。蜂飼いジョウンや、王獣リランにアルやエク。魅力的な登場人物が、一杯。エリンと、堅き盾イアルはどうなるの?(というか、学校に残ったトムラって、どうしていたのでしょう?)国のその後も気になります。だからこそ、エピローグで語ってくれてたらー。しかし、守り人シリーズと同じで、信仰が根幹の国が負けますねー。(^o^) 闘蛇(へび)と王獣(ライオン=犬)の戦いは、八犬伝?かと思っちゃいました。西洋と東洋でも、同じなのかな?
2007.10.23
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振り込め詐欺グループVSマコト連合軍。絵画商法の“ヴィーナス”に恋をしたオタク青年、少年放火犯VS連続放火魔、マコトの俳優デビューとタカシの危機…。刻々と変化するストリートで、生き残りをかけた若者たちの「いま」を描く新世代青春ミステリー。・要町テレフォンマン(振り込め詐欺の話。変幻自在の声音を持った少年が、振り込め詐欺団から抜けたい。)人の才能なんて、わからん。新しいメディアを通してでなければ、効力を発揮できない変わった才能もある。今のフリーターやNEETにも、実は何かあったりしてね。・詐欺師のヴィーナス(絵画商法、デート商法)・バーン・ダウン・ザ・ハウス(少年放火犯vs連続放火魔)これが1番泣ける話。特に13才少年ユウキ(自宅を放火)の言葉。「悪いことをする人の中でも最低の人間は、なにが起きたか、誰を傷つけたか、決して自分で見ようとはしない人間なんだ。」その通り!少年犯罪のバカたちに教えたいよ。同じ少年犯罪でも、この子は違う!ちゃんと被害者に謝りに行く勇気を持っている。身内だけど(^o^) ・Gボーイズ冬戦争(マコトの俳優デビューとタカシの危機)Gボーイズのナンバー2が、キングに襲われた!?戦争に?残念ながら、京一のようには頭が働かず、1話限り。タカシ、危機でもなんでもなかったぞ!しかし2人の友情が。それにしても、この事件の真犯人。…わかりません。(^o^) 事件が思い出せません(。>0<。)こっそり何巻って書いておいてくれれば、読み直すのにー。しかし、IWGP、またドラマ化しないかなー?キングは、良い復帰作になると思うんだけど。さすがにもう、長瀬と妻夫木の共演は無理なのか?妻夫木のサルは、出番いつも少ないから、特別出演でどうですか!?
2007.09.29
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15年前にある屋敷で起きた一家惨殺事件。その現場で撮影されたビデオを見た八雲は、突然消息を絶つ。時効直前に逃亡中の容疑者が姿を現すが、追跡中に後藤までもが失踪。迷走する謎解きの果てに浮上したのは、八雲の母にまつわる過去。残された晴香と石井がとった、大胆な行動とは。第1部完結とでもいいますか。いくつかの謎が明らかになります。「いいなー、この終わり方」って思います。謎はまだあるので、続ける事も出来る。でも、それはものすごく大きな謎。いくつかの近いというか身近な謎は解決されるので、ここで終わっても文句なし。(登場人物のその後は、是非見たいですけど)今作は、な・なんと、頼りになる八雲と後藤刑事が、大ピンチで失踪していません!(作中でも言ってるけど、テレビなら視聴率が…。)後藤さんと八雲を助けるべく、頑張ります!一心さんに、また巻き込まれてる(^o^) 元署長の娘真琴、晴香、後藤さんの部下石井。特に今回は、石井さんが頑張ります!偉いぞ!石井雄太郎!そして捜索の過程で明らかになっていく、八雲の母の過去。八雲と晴香の過去の繋がりには、若干ムカっとしましたけどね、韓流ドラマかいっ!って。で、解決したわりには、まだページ余ってるなーと思ったら、ここからが八雲の出番で、真相なのでした。良かったねー、八雲。愛されてたんだよ、お母さんにも、お父さんになるはずだった人にも。それにしても、後藤さんはどうするのでしょう?私は続けた方が、いいと思うんだけどねー。
2007.09.27
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うわぁー、終わっちまったー。終わっちまっただよー。残念だ、本当に残念だ。もう見られなくなるとは。うーむ、うーむ。タルシュの皇帝争いも、もっと見たかった。ヒュウゴは、どうなった!新ヨゴの再建も、もっと語って欲しかった。いやー、でも惜しいな。別に続けてもいいんでないかい、守り人・旅人シリーズ。守り人の主役バルサは少々年のせいか無理があるかもだけど、チャグムの旅人シリーズは、帝になってからだって。今後は帝として、隣国に行ったりするだろうし。シュガ・チャグム・ルィン・ジン(好き。チャグムの枕もとで泣いた時には、隣国幹部同様、私ももらい泣き。読者はみんな同じ気持ちだもんね。こんなに大変な不可能と思われる旅をして、助けに戻ってきたのに、この仕打ち)、タルシュのヒュウゴを主役の新シリーズでも。(^o^) 国が安定してしまえば、サンガルの海賊の皆にも、再会して欲しい!一杯書けるじゃないですかー!神の子の国とか、長く戦争を体験していない国とか、もう読むほどに、日本だよ!って気がしないでもないので、大敗する所は心が痛い。日本も、戦争したら、きっとこうなんだろうな。チャグムの父も、立派なんだか、立派じゃないんだか。あの環境を思えば、仕方のないことかも。ジンへの処遇には、ホロッとしたけど。悪い人じゃないんだよなー。しかーし、あの男、ラドウは許すまじ。皇帝をそそのかして、チャグムを罠に追い詰め、間違った戦略で戦争を続け、最後はチャグム暗殺だとー。このアホオヤジー!!!!それにしても、このバカ親父がいなければ、帝の行動も少しは変わっていたのかも。頼むから、妾作る時は、その女の血縁者も見てくれよー、一国の主はよ。もう守り人・旅人シリーズで、ロタもカンバルもサンガルもタルシュも、もちろん新ヨゴも気になるし、チャグムが帝としてこれからどう生きていくのか。あまり語られなかったタルシュの中のヨゴ国の事も知りたいし。まだまだ、読みたいーー!!
2007.08.09
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カンバル王国編すごい、すごいぞ、第2巻。ちゃんとひとつずつ、少しずつ動いてるぞ(^o^) 国と国の思惑、国内の人の思惑、複雑に絡み合って、不可能かと思われた同盟が。そして、1巻のままでは、ファンタジーと言うより、現実にも通ずる戦争指南書だったけど、事はファンタジーの要素を含んで、大きく動いています。1つは解決し、新たな問題発生。しかし、1巻よりすごい興奮する。だって、話が解決しつつあるんだもん。当たり前だけど(^o^) しかし、完結しちゃうと寂しいな~。もうこの世界には、会えないんだー。バルサの言葉が、最近読んだ薬丸岳の小説を思い出されます。(まだ感想ここに書いてないんだけど…)「わすれてしまうんだよ、人を殺した苦しみを。身体が傷をなおそうとするみたいに、心もさ、傷をとじようと、いろんな言いわけを見つけだしてくる。」
2007.07.22
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天と地の守り人「第1部」はロタ王国が舞台。行方不明の新ヨゴ皇国皇太子チャグムを救出すべくバルサは一人ロタ王国へとむかう…『天と地の守り人』三部作の第一巻。やっぱりです(^o^) チャグム探しに、バルサが動きます。まー、チャグムが見つからない!そして普通なら、チャグムとバルサ両方の視点で、物語が同時進行していくところを読者は読めるはずが、チャグムの視点が全く描かれないので、バルサのように読者も心配。そして、これまたやっぱりヒュウゴも登場!お久しぶりのタンダやアスラまで出てきて、カンバル・ロタ・新ヨゴ・タルシュの国内事情まで出てきて、オールキャストのかなーり壮大な話になっちゃってます。こんな状態で、あと2巻で終わるのかー??!!それにしても、神にすがる?チャグムのお父さん…。ある意味、幸せな人ですね。神が守ってくれるなんて、信じられて。まっ、この人がいなければ、「蒼路の旅」がなかったわけで、そうすると対タルシュにおいて、チャグムが間違いをおかす可能性もあったわけだけど…。
2007.07.21
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新ヨゴ皇国皇太子のチャグムは罠と知りながら、祖父トーサと共に新ヨゴの港を出港する。この船出がチャグムの人生を大きく変えていく…罠におちひとり囚われの身となるチャグム。愛する人との別れそしてあらたなる出会い…。タイトル そうろの旅人なんだけど、そうじと読んでしまう私。この本が出版されたのが、2005年。そして、読んだのが今2007年6月。2年もかかってしまった…。というのも、先月まで出てるの知らなかったんだもん!4月始めに、図書館の最新刊コーナーに「守り人」シリーズ最新刊発見!!うわー、久しぶりー!続き出たんだーと、手にとって、何の気なしに見た既刊欄。???!!!蒼路の旅人??読んでなーい!!急いで図書館探すが、ないじゃないか!!仕方ない、買うか!と思ったら、5月に入った!何やってるんだか、図書館は(^o^) 旅人シリーズは、チャグム(チャングムと脳内変換してしまう私。ドラマ見てないのに)の物語と言う事で、チャグムがーーー!!!チャグムより、読者の私の方が、あまりの展開にあ然…。で、こんなにスケールの大きい話が、この1冊で終わるのかーと思ったら、当然終わらなかった…。とにかく読んでの感想は、国って難しい!!この本を読んでしまった後では、ニュースを見る目(クーデターとか王位継承とか)が違ってきそうです。それにしても、類は人を呼ぶのか、チャグムの周りには、又頼りになり・頼もしい・気難しい人物が新たに出現。未来はチャグムにも、新ヨゴ皇国にも厳しいけど、偶然か必然かヒュウゴも北の国にいる。シュガやバルサもだまっていないはず。チャグム、頑張れー!!!!ラストでタイトルの蒼路が出てきたよー!本はこうじゃなきゃ。それにしても、新ヨゴ皇国とタルシュ帝国。日本とアメリカみたい。ちっぽけでひ弱な国と、強大で貪欲な他民族の国。
2007.06.10
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世界最先端の施設警備システムROMESに守られた海の要塞、西日本国際空港。だが、ROMESの全貌を知る者は、西空警備チームでもただひとりだけ。成嶋優弥。ROMESの最高運用責任者。鋭い知性と飄々とした言動で他人をケムに巻く、常識はずれの天才が信じるのは、愛犬ハルと、自らが運用するシステムのみ。ある日、西空に複数のテロの予告状が届く。そしてROMESの警告装置が作動した!?成嶋とテロリストたちの、知と情を賭けた白熱の攻防が始まる。ごじょう あきら と読むのですねー(。>0<。)ちょっとぉー、面白いんですけど!夢中になって、読んじゃいました。犯人については、予想通りというか、怪しくてやっぱりの人と、疑っててごめんよーの人。そして、「うわー!あの人があの人だったのー」みたいな。そういえば、登場人物が多かったので、最後につかまった犯人。「~さん」って、どんな人だったっけ?な私。苦笑そういう犯人探しはもちろん、動機は何?も、所々にちりばめられているヒントを元に一緒に考えていけて、楽しかったですわ。利用していながら、ほとんど何も知らない空港の中も、新鮮!主人公は、成嶋?砂村?まさかハル?とにかくこの2人と1匹、魅力的です。個人的に、成嶋は、ヤンみたいでタイプだなー(^o^) ちょっと違うけど、偉い人なのに普段はボーっとしてて、でも緊急時にはすごい能力を発揮するという。そういえば、犯人と一緒に最後にびっくりさせられるのが、タイトルでもあるROMES06。オホホホホー!(^o^) そうくるか!!!この本、映画化しませんか?きっと面白いよ!!いやー、シリーズ化しませんか?作者さん。成嶋・砂村・ハル・宮城・桜井・筑森。この辺良くない?!
2007.05.28
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夕暮れの枯野を火色の毛皮を光らせて駆ける子狐はふしぎな娘に出会った。“あわい”に生まれ、使い魔として生きる野火。“聞き耳”の力を受け継いでしまった小夜。そして、森陰の屋敷に幽閉されている少年小春丸。彼らは、隣り合うふたつの国の、過去の因縁と呪いの渦に巻きこまれていく。孤独でまっすぐな二つの心の物語。2004/2/20 完読 聞き耳の才がある小夜。(「さよ」なんだけど、読む時どうしても、「さや」に(^o^) )初めて人を殺した霊狐の野火。噂のある森の中の屋敷に閉じ込められている少年、小春丸が出会う。3年後、市で妙な男、鈴、大朗とも出会い、対立する国同士の呪いに巻き込まれていく。大好きだー。文句なく最高点。内容も・表紙の絵も・タイトルも・挿絵も、もー素敵。図書館に戻すのが、もったいない(^o^) 。買って一生残したい!(表紙はスキャンして、残してます(^o^) )まずストーリーが、最高!!なんと言っても涙したラスト。情景が浮かぶわー。そしてこのラストを導き出した親の愛等に感動。こうでなくっちゃ。もうこの本はブッシュやイスラエルの人等にも読んでもらいたい。少なくとも花乃の言葉「恨みのもとが、まだ見えているうちに。…このまま、殺し、殺されていたら、いつか、なにをしても消せない憎しみが凝り固まっていくだけ」は伝えたいなー。そして登場人物が魅力的。主人公の小夜も野火も小春丸も…。嫌いな人が、いないんだよねー。小夜なんて、わがまま?少年主人公とは大違いよのー。とにかく、大お勧めの本なのです。表紙だけでも、見る価値あり!
2007.05.10
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ロタ王国建国の伝説にまつわるおそろしき神“タルハマヤ”とタルの民との秘密とは…王家に仕える隠密カシャルたちが遠い昔かわしたロタ王家との約束とは…タルの美少女アスラは神の子か、それとも災いの子か。 2003/08/05 完読バルサ再登場ー。タンダもいるー。と。絵が戻っていてホッとしました。いや、別に特別好きなわけではないんだけど…。やっぱりシリーズものは統一して欲しいだけさ。イメージ狂っちゃうので。まだ途中という事で、ながーい導入という感じでしょうか。なので、それほどの感想はないのですー。国王兄弟が仲が良いっていいなーとか、ラマウ何考えてる?くらいかなー。あとアスラの母って、イーハンの愛してた人かしら?って思ったんだけどー。チキサとアスラが兄弟じゃないとOKなのよね。さあ、帰還編読もうっと。タルハマヤの伝説が実際にはどうだったのか。どうねじれてるのかなー。アスラは自らの力にめざめ、サーダ・タルハマヤ“神とひとつになりし者”としておそろしい力を発揮しはじめる。それは、人の子としてのアスラの崩壊を意味していた…はたして、バルサたちはアスラを救うことができるのだろうか。2003/08/15 完読うーん、一応話の結末としては、ハッピーエンドを匂わせていていいと思うんだけどー。いまいち…なんだよなー。虚空の旅人がよすぎたせいかも…。あとがきにはアメリカでのテロのことについて触れられてたけど、あの文章なかったら私は特に感じなかったような。ま、みんながみんなアスラのように強く行動すれば、あんな事は起きないかもね。作者さんは、もう少し登場人物たちと一緒に歩いてくれるそうなので、大喜びです。バルサはもちろん、タンダ、そして特にチャグムは本当に気がかりなので。そして今回出てきたシハナ(ライバル?)も今後出てくるのかな?
2007.05.09
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新ヨゴ皇国の皇太子チャグムが、シュガとともに向かったのは、ヤルターシ海のサンガル王国だった。新王の即位の儀に招かれたのだ。ところが、めでたいはずのお祝いの席で、新王は、傷つけられ、チャグムたちは、はからずも呪詛と陰謀の中に身を置くこととなる。2003/08/01 完読ずっと貸し出し中だったので、飢餓状態(^o^) 。手に汗かいて読み進めちゃいました。面白かったー。(絵の感じが違うなー。かわいらしい…気のせいか?と思っていたらやっぱり違う方なんですよ。何でこれだけ変えるのだ?)最初は又、守人を助ける話なのかと思っていたら、ねじれねじれて、最後は現代でも通用するようなお話に(陰謀とか)。特に政治的にうんぬんかんぬんというのは、興味深いよね。個人か国かみたいな。それだけに一般庶民の私は、チャグムやサルーナに肩入れしちゃうんだけど。チャグムもたくましくなってー。本当に国王になってくれればいいのだけどさ。シュガというたくましい味方もいる、そして国外にも。(チャグムの結婚相手みーつけたと思ったのは、私だけ?)そしてスリナァは家族に会えたのかな?これからの物語も、とても気になります。戦争は起こるのだろうか?チャグムは国王に?(ラスグはここだけの登場?)このシリーズは続くのか?(^o^) 終わり方がちょっと暗示的で気になります。チャグム、シュガ、死ぬなー。
2007.05.07
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人の世界とは別の世界で花をつけ実をむすぶその“花”は、人の夢を必要としていた。一方、この世をはかなんでいる者は、花の世界で、永遠に夢を見つづけることを望んだ。いとしい者を花の夢から助けようと、逆に花のために魂を奪われ、人鬼と化すタンダ。タンダを命をかけて助けようとするトロガイとチャグム、そしてバルサ。人を想う心は輪廻のように循環する。2003/04/20 完読人とは別の世界で夢を糧に育つ花。眠り続ける姪を助けるために、魂を奪われてしまったタンダ。タンダを助けるためにバルサ・チャグム・トロガイは。いやいや、忙しいですな、バルサ。だって、前作からほぼ日にちが経っていない設定のようですよ。それにしても、第1作の人物勢ぞろいで、うれしかったです。一年半経っているのかー。チャグムがかわいそうではあるけれど、いい王になれると思うので頑張って欲しいわー。良い周りがいるしね。ま、話の内容は、うーん…だわね。この倍以上の厚さの、もつれにもつれた人間関係の本を読んでばかりいるので、ちょっと薄い感じがしちゃうねー。まあファンタジーだからね。ハッピーエンドでよろしかろうという事で。
2007.05.03
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女用心棒のバルサは久しぶりに生まれ故郷のカンバル王国にもどる。幼い日、カンバル王に父を殺されたバルサは父の親友ジグロに助けられ、生まれ故郷をあとにしたのだった。しかし、ジグロはそのため汚名を着ることになった。バルサはジグロの汚名を命がけで晴らそうとする。野間児童文学賞、産経児童文化賞受賞の『精霊の守り人』の姉妹編。 2003/04 完読いやいや面白かったでやんの。闇の守り人=ヒョウル、そしてルイシャの秘密には唖然。ティティ・ラン等すごく幻想的。水の話より綺麗かも。しかし陰謀に次ぐ、陰謀。そんなに簡単に一件落着かーと、思わないでもない。それにしても、バルサ強すぎ。もっと実家にいて、技を伝えたほうがいいんでないかい。さあ、次はなんだろう。またバルサが出てくるのかな?
2007.05.02
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そうだ、本気になれよ。関係ないこと全部すてて、おれの球だけを見ろよ。中学入学を目前に控えた春休み、父の転勤で岡山の県境の街に引っ越してきた巧。ピッチャーとしての自分の才能を信じ、ストイックなまでにセルフトレーニングに励む巧の前に同級生の豪が現れ、バッテリーを組むが…。仲良しこよし、楽しいだけの子供版野球小説(ライバルがいて、勝った負けたの)かと思ったら、大間違い。自身満々・才能もある野球少年が主人公だけど、弟が病弱だからか、決して親との仲は良くない。というか、親はこの子の事、知ろうとしてない。野球を一緒にする事になるだろう友達も、まだ中学生にもならないのに、塾があるからと反対されてたり。読んでいて思うのは、親子って難しいなー。なんで子供の神経を、逆なでするような事言うかなー?って思うけど、きっと私も当人ならそうなんだろうな。まだ親になっていない私は、もうこの子達とはかなり年が離れちゃっているんだけど、子供目線でも親目線でも読めるので、複雑です。確かに、野球で将来食っていけるのは、何万分の一。ある意味、東大はいるより大変かも。だから、子供の将来を考えて、勉強=塾なんだよね。よーく、わかる!現に、この本の中でも、元甲子園出場の球児が出てくるけど、今は普通の人。でも、子供のときくらい、野球やらしてやれよ~!とっても高校野球が注目されているこの頃。なんか、切なくなります。薄い本で字も大きい、でも立派な人生の1ページを見たのでした。これから、どうなるんだろう…。
2007.04.22
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晴香の教育実習先の小学校で、逃亡中の殺人犯が焼死体で発見される。その死体は手首だけを残し、骨まで完全に燃え尽きていた…。超常現象「人体自然発火」に、赤い眼の名探偵・八雲が挑む! 「脳内映像」ミステリー第4弾。実はトリックが、ちょっとだけわかってしまった今回の事件。ま、でも、このシリーズは、推理が楽しみなだけではないから…。晴香が、3年生で教育実習。このシリーズ続いたら、就職とかどうするの?といらぬ心配。またしても1日で読みました。小説とはいえ、漫画みたいだから、すぐ読んじゃうんだよな。今回珍しく両目の赤い男は出なかったけれど、新たなる敵発見!ってところでしょうか?!はまっているこのシリーズ。少年コミックみたいに、50何巻までいってほしいな!そして、ふと気づいた…晴香が八雲からもらったネックレス。赤い石は、何だったっけ?多くの登場人物に、かなりの愛着を感じる今日この頃。やっぱり八雲は、私好きだなー。こういうなにげない優しさって…タイプ。
2007.04.04
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100年に一度卵を産む精霊〈水の守り手ニュンガ・ロ・イム〉に卵を産みつけられ、〈精霊の守り人〉としての運命を背負わされた新ヨゴ皇国の第二王子チャグム。母妃からチャグムを託された女用心棒バルサは、チャグムに憑いたモノを疎ましく思う父王と、チャグムの身体の中にある卵を食らおうと狙う幻獣ラルンガ、ふたつの死の手から彼を守って逃げることになるのだが・・・ バルサを筆頭に、みずからの運命を呪いながらも逞しく成長していくチャグム、おてんばバアサンの呪術師トロガイ、バルサの幼馴染みのタンダなど、登場人物のキャラクター設定には魅力があふれている。オトナの純愛物語、少年の成長物語としても深い味わいを残す本書は、子どもたちだけのものにしておくには惜しい1冊。2003年7月27日 完読水の守り人っていうよりは、ニュンガ・ロ・イムの方が語感がいいなー。かなり面白い本でした。はまる人の理由がよくわかる。登場人物魅力的。これからシリーズをザザザと読むつもり。っていうかこの本を読んで一番初めに驚いたこと。登場人物の年齢が高い。バルサが30!!!タンダが2才下。若いのはチャグム位。一応子供向けの本なので、かなり驚いた。チャグムは幼いのに、いいですねー。普通こういうのって、守られて「はいおしまい」なんだけど、この本はチャグムを皆で助けてるって感じだものね。かなりの成長ぶり。そして色々なことを知ったチャグムは、いい国王になるでしょう。いい星読みさんもいることだしね。しかし星読みが、極悪人でなくて良かった。もし陰謀めぐらされてたら、大変なことになってたわ。しかし最後、せつないー。おまけに登場人物勢ぞろいしないー。母・父・星読みさんの登場願うわよ。
2007.02.13
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卒業式を翌日に控えた高校で、突如として発生した学校ジャック事件。武器を手に、生徒を人質にとったのは、普段は目立たない中年女性教諭だった。彼女の周到に練られた計画と驚くべき戦闘力は、対峙した警視庁捜査第1課の精鋭「特警班」さえをも翻弄する。焦燥し、混乱する警察、保護者を前に、一人また一人と犠牲者が…。第一回ホラーサスペンス大賞を受賞した衝撃の問題作。超問題作じゃあないですかぁー。バトル・ロワイヤル読んだ私ですが、絶対こっちのほうが問題作だよー。何でバトル・ロワイヤルのように騒がれ・叩かれないのだ?だってね、バトル・ロワイヤルは、社会が違うんだよ。中学生が殺しあうのは、大人が仕組んだから、生き残りをかけてなの。大人がこんなあほな制度を作らなければいいだけ。でもこの本は、まさしく今現在の日本なわけ。現実味は、こちらの方がはるかに上です。っていうか、誰かが同じ事しても、おかしくない。読み始めて女の子が出てきたときは、ドキドキドキドキ。だって、多分この子が死ぬ。これだけの事件の原因なんだから、むごたらしく死ぬんじゃないかと。馬鹿男に因縁つけられてドッキン。で、え?ってあっさり死んじゃって…。卒業式、前日の事件がこの本。まー、現実だろうと本の中だろうと、センセーショナルな事件ですよね。ただね、私この殺人自体に、なんにも嫌悪感抱かないんだよね。それどころか、読み終わると爽快なの。っていうかもっとやれ!あっさり殺さずに、罪をのべてから殺せ!みたいな。主人公の女教師が言うように、私自身も、最近の少年犯罪には、ほんとむかついてて。年齢・性別・障害問わず、殺したら、殺されろ!きちんとした裁判を受ける権利はあっても、無罪にされる権利はない。どうしても無罪にしたかったら、無罪にした人間が今後全てに責任を持て。というわけで。そして、ただの高校生に対する復讐話かと思いきや、驚きの身代金の使い道&身代金の行方。生徒のラストは、驚きの人です。本人も驚いたろうけど、私も驚いたっつうの。ちなみに協力者については、私何にも驚きませんでした。ああ、やっぱりみたいな。随分、芝居がうまいのねーとしか。よくありがちなのでね。そしてラスト。私はね、思ってたですよ。この子は何したんだ?ってね。このまま無事ではすまないだろう、何かある?誰か来る?って思っていたら、ウワー―ですよ。そう来るかー、そうだったのかー、だからかーと心の叫び。というわけで、本の感想は「すごいクラスだ。全員死んで爽快。もっとやって」です。
2007.02.09
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おまえさんの負けだよ。ここじゃ、守らなきゃならないものを持っちまったやつは生き残れないのさ。そういうおまえも、無事に春を越せるのか……。「西ブロック」でイヌカシに仕事を紹介された紫苑。「NO.6」の研究員に連れ去られた沙布。紫苑の母・火藍からの緊急メッセージを受け取ったネズミはその事実を紫苑に隠す。ネズミの心の葛藤……。彼らは成功率がほとんどない仲間の救出に向かうのか?それとも……。疾走する近未来サバイバル小説 待望の第3弾!沙布がさらわれた事を知ったネズミ。どうする?どうなる?と思っていたけれど、あとがきにあったように、派手な展開も謎解きもなく、ほとんど話が進んでいない?状態で終わってしまいました。でも、私はだからこそ、この本は いいな と思います。だって友人がさらわれて難攻不落の施設にいるらしい…。そんな時どうします?死に行く訳ではなく、助けに行くのだから、情報も準備もして行くはずなんですよ、リアルなら。映画や、大人向けの小説ならそうじゃないかな。しかし、子供向けの小説やファンタジーとなると、必ずあっさり助けに行って、あっさり助かって、おしまいなんですよ。この本は、そんな事はなかったですね。なので、また気になるところで終わっちゃいました。紫苑・ネズミにも味方?が出来て、母親にも味方ができ…。面白くなってきました。それにしても、聖都市No.6と西ブロックの関係が、どうしても今現在の発展途上国との関係にだぶってしまいます。そういう意味では私も、聖都市に住む、何も考えず、疑念も挟まず、従事する、頭も心も不要の、五十万の群れなのかも。
2007.01.28
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驚異の漢方薬の謎を垣間見るランナー、かぎろいに翻弄されるディレクター、特殊能力を身につけたボクサー、それぞれの運命が交錯するとき……。月にまつわるサイファイ・ホラーの傑作中短編集!あの『二重螺旋の悪魔』から8年、鬼才が仕掛ける初の中短編集。2002年5月読破。初の中・短編集あー、待ってたよ。ほんとこの本見つけたとき、むっちゃうれしかったもん。何度も作者名確かめちゃったりして。期待に負けずおもしろかったさー。この作者天才!しかし本出るのは遅いが。なぜ私は、本がなかなか出ない作者ばかり好きになるのだー。5話あるんだけど、一部月の部の4話。つながってるんだねー。うーん。よくある、不思議な話集じゃあなかったのねー。ラストはすがすがしくて(というかボクサー・異能者同士の友情に感動。教えてあげたい)今後もある?あったらうれしい。特に胡蝶の体とか冬人夏草とか謎もあるからさ。この作者なら「本当のことか?」と思うような答えを出してくれるであろうし。(私、冬人夏草って人から生えると想像したのよね。だから秘密。だって冬虫夏草の場合は昆虫でしょう?)そして1話だけ違う「アルジャーノンに~」は展開が読めたとはいえ、猿の打撲死が多いことの真相と、ラストにはちょっとドッキリかな。
2006.08.10
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「君にも見えているんだろ。私と同じものが」-。赤い眼の名探偵・八雲の前に、敵か味方か、両目の赤い男が現れる。深まる謎、冴え渡る推理。「脳内映像ミステリー」第3弾。夢中になって、1日で読んでしまいました…。今回は、ネットもからんで、女性なら怒りに震えてしまって、「犯人ころしてしまえ!」って感じの事件。でも、事件より、登場人物の新たな一面の方が、印象に残っていたりして…。特に、後藤さんの奥さんへの印象は、変わった。ちょくちょく家出して、あほらしいと思ってたんだけど、実は後藤さんの仕事を思っての事だったりして。そーしーてー、この本1の見所は、八雲・晴香のラブシーンでしょう。イヤイヤ、とてもラブシーンとは言える事ではないんだけど(^o^) 1・2と読んできた私は、あまりの恥ずかしさに「アウアウアウ」と変な声出しちゃうしかなくて…。ニマニマ。だめだわー、私のタイプで。またそして、表紙の八雲が、セクスィーなのだわよ。
2006.08.07
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月読、それは死者の最期の言葉を聴きとる異能の主。故郷を捨て、月読として生きることを選んだ青年、朔夜一心と、連続婦女暴行魔に従妹を殺され、単身復讐を誓う刑事、河井。ふたりが出会ったとき、運命の歯車は音を立ててまわりはじめる。ものすごく、面白い本でした。何が良いって、本の中での全ての事件が絡まりあって、ラストに向けてギューってまとまっていくの。全ての事件の真相が見え、疑問が解消。途中まで、出生の秘密とか、色々で、おどろおどろしかったのが、ラストいっきょにはればれ。特に冒頭で、克巳のジョギング中に読者にちょっと紹介(^o^) されただけの、あれが関わってたのには、ほんとびっくりしました。それがかかわってたとはーーー。降参。読んでて気づかなかった事が出てくる本は、大好き!!舞台は現代であって、現代ではない設定。何だそりゃって感じですね。現代そっくりの、別な現代です。すっごく普通なので、何だか違うなーと気づくまでに、ちょっと時間が。それまで「え!そんな事あったの?」とか、「え!そんな歌歌ってたの?聴きたい」とか思っていた私です。タイトルの月読(つくよみ)とは、月導を読める人のこと。月導とは、人が死んだ時に残す思いが、何らかの形で残ったもの。かといって、この本は、その月読が、月導を読んで難事件の犯人を当てるとかそういうのではないんだよね。月導は何でもかんでも語ってくれるわけではないし、月読は全能ではない。といいつつ、別々な2つの事件の解決に現れた時には、おお!っと。ええ??そんな能力が?って思ったんだけど、普通に考えたら普通のことでした。(ちなみにその場面は、何だか京極堂のようですな)高校生ともども良い関係で、これからはシリーズ化?と思ったら…。やすしと克巳とけいこと刑事と月読で、シリーズ化お願いします。1つ残念な事を言うならば、ファンタジー系によくある現象だけど、氏名が難しいこと。炯子(けいこ)也寸志(やすし)類家明美(よりいえ あけみ)特に一番イラっとしたのが、高校生「絹来(きぬき)克巳」この場合は読める。まあ何とか。ただ名字が名字らしくないので、登場人物がそれぞれ名字と名前を呼び分けると、誰それ?って感じになる。登場人物の一覧もないので、登場の場面で克巳としか知らなかった少年を、直後少女が絹来と呼ぶ。は?って感じでしたよ。え?克巳じゃないの?ってね。なぜ、名前を難しくしたがるんだろう。内容がよければ、主人公が山田花子だろうと、山田太郎だろうと、良いものは良いのに。検索したら、こんなのが。
2006.07.23
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心霊探偵八雲(2)次々と起こる不可解な殺人事件。犯行の動機は、真相は!? 赤い瞳の名探偵・斎藤八雲が再び華麗なる推理を披露する、「脳内映像」ミステリー第2弾。連続女児殺人事件が、起こります。今回は、1冊で1つの話。相変わらず、おもしろーい。キャラクターの個性きわまれりで、こんなに事件おこって、危ない目にあっているのに、ギャグ漫画でもみている様&ほんわかムード。この本では、またしても、晴香の命の危機に、八雲のいい男っぷり(私的に)が炸裂。いいわー、鎖の痕って…と、うっとり。ただ、表紙は、変身後の八雲。裏表紙は、晴香の顔と、変身前の八雲の後姿。うーん、何だかちょっとイメージが違う…ような…。ところで、よく考えたら、設定が京極さんに似ているような。いつもいじめられて、事件に巻き込まれる関口=晴香。皮肉屋で何でも知っていて、結局いつも助ける京極堂=八雲。刑事で、豪快で、京極堂に何かと会いに来る木場=後藤。では、新しく登場した、これまた良い味出してる石井刑事は?(^o^)
2006.07.21
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心霊探偵八雲見えないものが見えるほど、恐ろしいことはない…。死者の魂を見ることのできる男・斉藤八雲。彼の赤い瞳が、次々に起こる殺人事件に挑む。新感覚のハイスピードミステリー。2003年刊「赤い隻眼」の改題改訂。面白い!主人公八雲とコンビは、どうしても別八雲のみっちー&平山あやを思い浮かべてしまうんだけど、支障なし(^o^) 1話完結で、短いので、さくさくと、あっという間に読めちゃいます。犯人探しも、難しくないし。でも、飽きないし、つまんなくないんだよなー。不思議だけど。そして、少しずつ、登場人物の性格がわかってくると、ほほえましいんだよね。あ、ちなみにですけど。八雲は、なにげに私の理想の男性像に近いかもです。日頃はボケっと、重要な時にはキリッと常人以上。銀河英雄伝説のヤン的なんだよなー。そして、謎があるのよねー。ラストの、両目が赤い人物は誰?刑事・後藤との出会いは?&、良いコンビの晴香なんだけど、周りに死人出すぎでない?その辺も、今後絡んでくるのだろうか?とりあえず、残りも図書館から借りてこよう!
2006.07.19
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近未来サバイバル小説第2弾。聖都市「No.6」のエリート候補生から一転犯罪者として逃亡中の紫苑。ネズミの言った「すべてを知ってもなおNo.6に帰りたいならオマエは敵だ」の真意は?深い・深すぎる。物語は架空の世界だけど、将来の地球のような気がするし、している事は今の時代と変わらないような気がする。何かを変えてみたい(平和とか)って思っている人が読むには、ちょっと辛いと思う。何巻まで続くかわからないけれど、納得の行く・ただの作り話でしょ的ではない終わり方ができるのかな?内容的には、色々ありました。ただ1番心に残ったのは、あとがきなんです。話を読み終わって、このあとがきを読んで、頭の中では911やテロ、飢餓の映像などがぐるぐる回って「ウウウウ…(。>0<。)」ときました。長いけれど、一部引用させてもらいます。(まずいかなー?まずかったら削除します)この物語のこのページを読んでくださっている今、みなさんの周りにはどのような風景がひろがっているのでしょうか。戦争は、飢餓は、世界は、どうなっていますか。殺戮は続いていますか。憎しみは溢れたままですか。嘆きは満ちたままですか。みなさんは、希望という言葉を信じていますか。わたしは信じたいと思っていました。この世界はまだ修復できる。人は武器を捨てることができる。いつか…。若い人たちに向かって物語を書くことは、希望を語ることに他ならない。絶望の中からは何も生まれてこないはずだ。わたしは、ずっとそのように思い、その思いに従順に容易く希望を語ってきました。略ネズミが紫苑に投げつけた辛辣な言葉の数々は、そのまま私自身に突きつけられた刃であり、突き刺さってくる針でした。そう、わたしは何も知らないまま、知ろうとしないまま、ここまで生きてきたように思います。身体に病はなく、明日の食べ物を憂うこともなく、ロケット弾や地雷に吹き飛ばされる危険など微塵も感じることなく生活しています。少し退屈だけれど平穏な生活を愛しんでいます。それはそれでいいのだろうけれど、その平穏な生活の表層をめくったとき、そこは遠い異国の地での戦争や飢餓にとても密に繋がっていることを見ないわけにはいかなかったのです。個人は必ず国と繋がり、国は必ず世界と結びついています。切り離すことはできないのです。そのことにやっと、気がつきました。略それは、国家というものの醜悪さ、人間の脆さ、自分自身の狡さに焦点をしぼり、そこから視線をそらさないということでしょう。そして、やはり最後に希望を語りたいのです。安易にへらへらと耳障りのいい萎えた言葉ではなく、自分を賭けた言葉でぼそぼそとでもいい、この手でつかんだ希望を語ってみたい。今、24時間テレビを放送しています。この本もたくさんに人の目に触れて欲しいな!(昨日のSmaSTATIONでのオードリー・ヘップバーンの特集。短くても凝縮されていて感動した)
2005.08.28
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閉店間際のコスモ銀行浜新地支店に、カッコイイ3人組の銀行強盗が現れた。5分で終わるはずだった銀行強盗は大事件となり、彼らは「スペーストラベラーズ」という9人組に変貌していた…。映画の小説版。02年4月の感想です。寿退社の日に銀行強盗にあい、人質に。映画見たかったけど、結局見られなかったんだよなー。見とけばよかったと思うほど、この本よかったです。半日で読んじゃったんだけど、笑いあり、涙ありよ。あえて映画では誰が誰をやってるか見ないで読んだんだけど、大体あたってたわ。ただエピソードで女の子に間違えられてたっていうから………役は………だと思ったのに………だったのは、ちょっと意外。(気になる方は本を読んでくださいな)そして最後には涙ちょちょぎれたよ、私。警察ー、写真返してやれよー。コピーでもいいからさー。(実はこの後にも感想は続いているのですが、ファイルが壊れちゃって読めません…)『踊る大捜査線』の本広克行監督が、お笑い集団ジョビジョバの舞台『ジョビジョバ大ピンチ』を原作に作りあげたエンターテイメントムービー。3人組が銀行強盗に入ったが、素早く逃走する計画が狂い、客や行員を人質に立てこもるはめに…。警察に取り囲まれた彼らは、身元が割れてないのをいいことに、自分たちを人気アニメの『スペーストラベラーズ』のキャラクターに合わせ、本格的な犯罪組織だと宣言する。人質も彼らの作戦に協力するようになり、銀行の中は奇妙な連帯感に包まれた。なにげに豪華メンバー。金城武、深津絵里、安藤政信、池内博之、渡辺謙
2005.08.08
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考古学者・葦原志津夫は、前代未聞といわれる青い土偶に秘められた謎と、行方不明の父の足取りを追い続ける。その頃、気象庁は各地で原因不明の異常気象を観測、NASAの探査機・ボイジャー2号からも宇宙の異変を示すデータが送られてきた。未曾有の危機は、ついに最終局面を迎える…。ヴェールに包まれた邪馬台国の真の姿とは?古代人は何故、蛇を神と崇め、円錐形の山を「神の火=カムナビ」山と呼んだか?すべての謎が一体となる「禁断の黙示録」、驚愕の最終章。2000年6月の感想です。三角形の山カムナビ(神の火の山)と青い縄文式土器(実在するはずがない)と蛇神信仰の謎を探る。すごーく長かったー。でもほとんどノリはノンフィクション。昔の文献もどこまでが本物なのかわからんよー。とにかく超お勧め。はっきりいって行きたい場所が山のように増えた。名古屋も舞台の一つだったんだけど、残念ー。N杯で行く前にこの本を読んでいたら…。すごく面白かったけど、疑問が一つ。ラスト意味わからず。真紀は封じられてしまったということ?心の御柱(しんのみはしら)は異次元との扉のスイッチ?わからんわー。もう一つはこの話続くのか?しっかしこの人の次の話はいったいいつ出版されるのだろう。なぜ私はこうもあまり出版されない人ばかり好きになるのだー。
2005.08.07
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2013年の理想都市「NO.6」。エリート居住区にすむ紫苑(シオン)は12歳の誕生日の夜、特別警戒地域から逃走した少年・自称ネズミと出会う。その瞬間、紫苑の人生はリセットされた。待つのは破滅……!?見ーつけちゃった、面白い本。1日で読みました。すぐ図書館行って、続き借りてこようっと。設定は何だかよく聞きますね。私がこういう話が好きなせいかもしれないけど。タイトルの「NO.6」も何か聞き覚えがあるなーと思ったら↓でですね。もうねー、とにかく面白いですわ。まず謎がたくさんあるので、とにかく読み進めたいのです。ネズミの正体、紫苑(僕の地球を守ってで振り仮名なしで読める)のこれから、ハチは何?黒幕誰?????がいっぱい。
2005.07.31
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もんのすごく感動しました。全てにおいて。末期がん患者の主人公。ここからどんな物語があるのさって思っていたら、あれよあれよと。話はセブンス・タワーに似ていると思います。(セブンス・タワーの感想は、後ほど…別サイトにあるので)外には住めず(住んでいる人もいるけど、迫害)塔の内部で生活。塔の高さで階級、差別。ファンタジーではあるけれど、まさに現代社会でも似たような事はあるわけで。また外に住めない原因が、ありそうなんだよなー。ラストは超ハッピーエンドです。なんで妻に渡すんだよーっ、とか、何で治るんだよーとかいうちょこっとした不満はあるけれど。何よりラストのココとの会話が泣き。(ボディーガードも生きてたし)(実は、ラルフ・イーザウの「盗まれた記憶の博物館」も同じような設定でした。その本でのガラスの・・・とは、ラスト悲しい別れがあったのですね。その思いがあったので、何だか優しいラストにホロッと来てしまったのです。興味ある方は、「盗まれた記憶の博物館」読んでみて!)そして話の感動に輪をかけたのがあとがき。9.11について人間の悪や残酷さを見たとき、ぼくたちはそれと同じ数だけきっとある光と優しさに目をむける必要があります。2度目のロンドンでの爆破テロの速報を聞きながら、あとがきを読んだのでいっそう感動しました。そして同じくあとがきにあるエドモンド・ハミルトンの「スターキング」という本を探したい!
2005.07.24
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将来の地球?移民惑星の最後の子供に起こされていく、世代が違う女性たち。彼女たちから語られる惑星の歴史。新井さんは文庫になったら必ず買う作家数人のうちの一人。今家に残っているのは、荒井さんと数人のだけ。なかなか文庫にならないので、図書館で借りて読んでしまった。いやー、悲しいよ、私は。最初はさくさく読んでいたのに、最後のほうはめちゃ時間がかかった。起こされた「子供産むのが生きがいさん」「絵が生きがいさん」辺りは、アホーと思ってました。ただレイディはねー。そしてルナも。どんなにか寂しいだろうと思います。もっと周りの人も考えてあげればよかったのに。タイトルがとっても心に残ります。最後の最後まで出てこないのに。早く文庫ー。
2005.05.09
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幽霊の謎、解消気づいたとき自分が殺されてる姿を見てた。そして2年間の記憶がない。とーってもおもしろかった。まず死後の世界の謎を、こんなにも綺麗に片付けちゃってて、今までの数々の謎も一気に解消。特に音声化するのは疲れるっていうのは、なるほどなーと。次々と思い出す主人公の人生。これは悲しいっす。もっとすごく悪いことを考えていたけど、それでもやっぱり真実はかわいそう。お金があってもねー。エンディングもあれでよかったと思うけど、その後を考えるとちょっと。そしてもう一つ、主のいない部屋はどうなるのー。
2005.05.08
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書きためていた読書の感想。こちらの日記に、今後書いていこうと思っています。私も、是非!女性を相手に体を売る男の子。まあタイトル見りゃあ、だいたいさっしがつくこの本。しかし中身はそんな感じじゃあない。いまどきの何にもやる気のない男の子が、天職を見つけるとどうなるかって話やね。古来から女が男に体を売る商売が存在してたんだから、男が女に体を売ったっていいよねーと私は思う。特にこんなにきちんとした組織ならばね。ちなみに私はお金さえあったらば、この主人公は買ってもいいぞい。肉体的にはともかく、精神的にわかってほしいもん。ひとつ気になったのは、友達のメグミ。片思いだったせいもあるだろうけど、「好きだからその人の為にしたことは正しい」って怖い理屈だよー。好きだったら何をしてもいいのかー。
2005.05.07
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