エアロカプセルとは、
糸の中に大きな空洞を作ることで繊維そのものの中に大量の空気を封じ込めた、
帝人が開発した高中空構造糸です。

中空糸とは、糸の一本一本が
マカロニのような穴（中空部）を持った繊維のことで、
エアロカプセルはその中空率を３５から４０％と
極限にまで高めて大量の空気を含むことにより、
従来のポリエステルと比べると格段と軽くなり、
合繊では最も比重の低いポリプロピレンよりも軽量となって、
自重の１．２倍の浮力で水に浮きます。

また、軽さのほかにもデッドエアーの封じ込めによる保温性能にも優れます。

用途としては、
フリースでの起毛素材、軽量・快適性を生かしたスポーツ素材、
一般衣料、寝装分野などです。