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PPS(ポリフェニレンサルファイド) は 結晶性の高機能熱可土塑性エンジニアリングプラスチックのことで、 耐熱・耐薬品・難燃・保温性、 機能バランス抜群の多用途高機能素材です。
東レは、PPSの持つ耐熱性・断熱性・耐薬品性・難燃性などの 優れた高機能を活かし、 主に集塵機用の耐熱バグフィルターや絶縁材などの 産業資材用途に展開してきました。
東レでは、 耐熱性・耐薬品性・難燃性など多くの特性を有するPPS繊維に、 独自の技術を駆使して新しい繊維を開発し、 産業資材、衣料資材用途で培った複合化技術等の繊維技術を 一般衣料用途に応用、 PPS複合糸を用いた保温衣料素材 HOW (ハウ)を開発しました。
保温衣料素材 HOW(ハウ)は 従来素材では実現できなかった高い保温性を実現し、 熱伝導率が低いために体温の放熱を抑えるとともに、 着用時の接触冷感が少なくて、 冬場のひやっとした不快感を和らげます。
また、体温が保温されるので重ね着の必要がなくなり、 着用衣服が少なく(薄く)なることにより、 着ぶくれによる不快感を減少させます。 さらに、撥水加工などさまざまな付帯加工が可能です。
紳士・婦人衣料 (スーツ、コート、パンツ、スカート、シャツ、 ゴルフパンツ等) アウトドア、インナーなどさまざまな用途に適しています。
PPS繊維は保温性が高いことから衣料品にも展開が可能で、 さらにスチームなどの高温殺菌が可能なために、 医療・介護などの分野でも注目されています。