賃金を問う質問に対して伐採労働者の一人は、「毎月米ドルで約200ドル位を受け取っている」と答えたが、他の伐採労働者は「今年5月以降、賃金を受け取っていない」と答えた。伐採労働者の一人は、「私たちは果てしなく働く(I was working endless hours)」としながら、「北朝鮮では12時間労働が一般的だったが、ここでは12時間勤務がとても辛い。冬は非常に寒い。お腹が空いて働き難い(It's hard to work on an empty stomach)。住居条件は最悪だ」と言った。彼はまた「伐採した木が倒れると、たくさんの人が死ぬ。避けようとしても、余りにも寒くて動けないので、はっきり見えていても死ぬことが多い」と惨状を伝えた。
同放送は、「北朝鮮の伐採労働者が零下30度まで下がるシベリアの酷寒の中で、数え切れないくらい怪我をしたり死んで行く」としながら、「これに耐え切れなくて、過去20数年間に数千人が伐採所から脱出して、ロシアに隠れて住んでいる」と報道した。また、「こういった脱出伐採労働者たちは、北朝鮮人たちから背信者扱いを受ける(Treated as traitors)」と付け加えた。