ぷるぷるぷりん

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「路傍の石」written by 零



結局、何もわかっていなかったということだ

自分だけは理解していると勘違いしていただけ

そういう風に思っていた僕の愚かさ

君にとっての僕は特別だと、そう考えて何を疑うのか

ただ信じて疑わなかった

それでも所詮他人は他人

他人の心などわからない

そんなことにも今まで気づかなかった

結局僕は周りと同じモノ

気にもかからぬ路傍の石

何処にでもいる大多数だ

個としての僕は必要無い

でも

君の隣にいられるのなら

今はまだ路傍の石で構わない

いつか君の望む石になるから


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