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今回からスタンウェルをまとめて吸います。今回は「メランジェ」です。 これを最初にレポートしたのは2012年10月でした。当時は「メランジ『ュ』」と呼んでしまっていましたし、これがアプリコットの着香とは気付いていませんでした。(笑) まぁ、今でもアプリコット(杏)の味はこれだとハッキリと言える訳ではありませんが・・・。とにかく、そういう着香の煙草です。 それにしても、スタンウェルのパイプ煙草も随分と減ってしまいました。国内某ネットショップさんでは既に2銘柄しか残っておらず、私の方でこの頃確保できた銘柄も三つだけです。特に、「ガラナ」と「キール&アップル」という他にはない着香の銘柄がなくなってしまったのは残念です。これは海外でも同じで、米国某ネットショップでも既に2銘柄しか売っていません。 スタンウェルはパイプ本体を作るデンマークのメーカー(パイプ煙草はスカンジナビアン・タバコ・グループからのOEM)ですが、そちらの方でも事業整理が進んでおり、量産型パイプ(下位ラインか?)の製造は国外(多分イタリア)に製造拠点を移してしまっているようです。まぁ、煙草産業の斜陽化と、事業のグローバル化という二つの大きな流れの中にいるという事なのでしょう。色々と残念ではありますが、それでも生き残って行ってくれれば良しとしなければなりません。 頑張れスタンウェル![生き残る煙草ブログは此方 Click!]
2021.05.30
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パッケージがリニューアルされて再発売になったベントレーのシリーズの最後に吸う銘柄は「クラシックワン」です。 ベントレーのシリーズの中で、これだけ名称が変更になっていません。元から「クラシックワン」という名前でした。最初から名前に味や食べ物を表す単語が入っていないので、名称変更を免れたのでしょう。また、名称変更されていない銘柄があるという事は、供給者自らは名称変更をしたかった訳ではないという事が分かります。変えなくて良いなら変えたくなかった・・・、そういう思いが透けて見えます。 この煙草を最初にレポートしたのは2017年10月でした。その時と中身は変わっていないようです。比較的浅い熟成のバージニア&オリエントのブレンドで、カットは良く解されたレディラブドです。割りとスタンダードなバージニア系非着香煙草という風合いなので、誰でも身構える事なく吸えると思います。ただ逆に、この煙草でないとダメなんだという部分もないので、もうちょっと個性が欲しかったという面もあります。思い切ってフレイクのままにしても良かったかも知れません。 そういう訳で、リニューアルしたベントレーを集中的に吸って来た訳ですが、中身よりも名称変更とパッケージ変更にばかり気を取られてしまった感があります。特に名称変更については、何かスッキリしない感覚が残り、それがちょっと残念な喫煙となりました。次に吸う機会があったら、もうちょっと気持ち良く吸いたいものです。[気持ち良い煙草ブログは此方 Click!]
2021.05.26
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今回もベントレーの続きです。「ロンドンカーマイン」です。 この煙草の旧称は「ロンドンパイン」でした。ここでも「パイン」という食べ物の名前が「カーマイン(洋紅色)」という色の名前になっています。う~む・・・。 旧称時代の2018年3月に最初のレポートを書いていますが、今回の喫煙でもその時と同じ感想を持ちました。ラタキアに支配されないラタキア物で、微かな果物系の喫味もあります。ですから、ラタキアに慣れない人でも何とか行ける煙草ではないでしょうか。 ・・・あと書き残しておくべき話は・・・、紙箱と中のパッケージの話は書きましたし、名前の変更の事も書きました。中身が変わっていない事も既出です。このシリーズについて書くべき事は、もうないかも知れません。orz 次に吸う銘柄が一連のベントレーの最後になりますが、その前に既にネタ切れです。(笑)[行ける煙草ブログは此方 Click!]
2021.05.23
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紙箱入りになったベントレーを続けて吸っています。今は「バージニアルビー」を吸っているのですが、これの旧称は「バージニアハニー」でした。この銘柄でも、食べ物や味を表す「ハニー」が、非食物である「ルビー」に変更になっています。ベントレーの他の銘柄での変更と全く同じ変え方です。やっぱり何処かからの圧力で変えさせられたとしか思えない変え方です。煙草は味と香りを楽しむ嗜好品であるという事が分かっていない・・・。 この煙草の旧称時代の2017年11月に最初のレポートを書きましたが、今回の喫煙でも当時と同じ感想を持ちました。当時「洋酒と蜂蜜の非常にまとまりの良い落ち着いた喫味を最後まで楽しめる良い煙草でした。強い主張がなく、馴染みやすい味で、常喫や『ながら』喫煙に適しています。」と書いた通り、今回もそういう感想です。 こういう落ち着いた味わいの着香煙草を吸うと、何故かホッとします。私が着香煙草好きという事でもあるのですが、ラタキア物だと周囲の反応に対して過敏に身構えてしまいますし、非着香バージニア物だと妙に喫煙に意識が集中し過ぎてしまいます。また、過剰に派手な着香でも、完全にはリラックス出来ていない事が多いように思います。ですから、ある意味ちょっと地味なくらいの着香煙草が一番リラックス出来ます。「バージニアルビー」はそういう煙草だと思います。 地味な事は悪い事ではなく、もっと評価されるべき特質だと改めて感じます。[評価されるべき煙草ブログは此方 Click!]
2021.05.19
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新パッケージになったベントレーの三つ目「ロイヤルゴールド」を吸い始めました。旧称は「ロイヤルバニラ」で、私はその旧称時代の2014年1月と2018年1月に吸って記事にしています。ただし、2014年に吸った缶と2018年に吸った缶では、中身が変わっていたと思われ、恐らくその最初のリニューアルの際に製造元が替わったのではないかと推測しています。 この「ロイヤルゴールド」でも、旧称の「ロイヤルバニラ」の味や香りを示す「バニラ」の部分が、色や非食品である「ゴールド」に変更されています。前に吸った「オリエンタルアンバー」や「プランターズパープル」と同じ変え方です。・・・やはり何処かからの圧力を感じます。 さて、今回の「ロイヤルゴールド」ではミルク的な喫味は感じないので、2018年に吸ったリニューアル後の「ロイヤルバニラ」と同じであり、2014年に吸った「ロイヤルバニラ」とは別物ではないかと思います。果物的な喫味があるので、私としてはこっちの方が好きで、元に戻ってなくて良かったです。 果物系の喫味によって少しシャープな味わいになり、ベタベタ or まったりしない仕上がりの着香煙草です。シャキッとしたい昼間の時間帯に吸うのが良さそうです。[シャキッとした煙草ブログは此方 Click!]
2021.05.16
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復活したベントレーのパイプ煙草を引き続き吸っています。今回取り上げるのは「プランターズパープル」です。これは以前は「プランターズスイート」という名前で、旧称時代の2016年10月にレポートしています。味等については旧称時代と同じと思われ、チェリーに近い果物系の着香が美味しい煙草です。 因みに、2016年10月の記事では製造元をシェスター社としていますが、少なくとも現在はダン・タバコ社(DTM)になっているようです。2016年当時のラインアップは、既に一度リニューアルされた後のものなので、もしかしたら当時のリニューアル前の銘柄がシェスター社製で、リニューアル後はDTM製になっていたのかも知れません。 でも、製造元が前回から変わっていないとして、今回どうして名称変更をしたのでしょう。例えば、ロバート・マッコーネルのダンヒル・レプリカのように、レプリカ元からクレームがあったとか、或いは「マイルド」とかの強弱を表すような単語が煙草で使えなくなっての変更とか、そういう事なら分かるのですが、今回のベントレーの名称変更は理由が今一つ分かりません。前回吸った「オリエンタルアンバー」では「スパイス」が「アンバー」になっていて、今回の「プランターズパープル」では「スイート」が「パープル」になっています。何れも味を示す単語が色や非食品の単語に替わっています。もしかして、「マイルド」のような強弱を示す単語と同様に、味を連想させる単語も使用してはならない事になったのでしょうか。味と香りを楽しむ趣味である煙草の名前であるのに・・・。 名前を変更する事によって新製品と誤認させて売り上げを伸ばすという販売戦略を疑ったりもしたのですが、今回は未だ吸っていない「クラシックワン」は名称変更していないので、そうではなさそうです。「クラシックワン」には味を表現する単語が含まれていませんから、やはり味を想起させる単語を使用しないようにしたという線が濃そうです。 味の表現をも使えなくしたのは、供給者側の自主的な判断なのでしょうか。それとも第三者による圧力なのでしょうか。煙草の良し悪しを決める最も重要な要素である「味」についての表現を名前で使わないようにするとか、煙草の事を良く知っている人の仕業とは到底思えません。 ・・・何だか今回の記事は面白くない話になってしまいましたが、今回の「プランターズパープル」については、なかなか良く出来た美味しい着香煙草だと思っています。名前なんていう外面的な部分に気を取られる事なく、我々は淡々と煙草を楽しんで行きたいものです。[煙草の事を良く知っている煙草ブログは此方 Click!]
2021.05.12
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私は気付いていなかったのですが、暫く日本市場から姿を消していた「ベントレー」ブランドのパイプ煙草が、パッケージと名前を変更して復活したようです。姿を消していたと言っても、そんなに売れているイメージはありませんでしたから、国内流通在庫はずっと残っていたと思われます。ですから、あまり「復活!」の有難味は感じられないというのが正直な所です。 今回取り上げる「オリエンタルアンバー」は旧称を「オリエンタルスパイス」と言い、私は2017年9月にレポートしています。軽いラタキア銘柄で、製造はダン・タバコ社(DTM)です。 今回のロットで、前の50g丸缶から四角い紙箱50g入りに変更になったのですが、その箱は二枚目の写真の通り、割りと凝った作りの高級そうな物です。いやぁ、でも消費者のこっちとしては、高級そうな紙箱より、乾燥し難い丸缶の方が良いのですが・・・。それに、紙箱の中の銀色のビニール袋は手では非常に開けにくく、無理に手で開封するとビリビリに不規則に破れ、保管の際の密閉度が悪くなります。ビニール物のパッケージが手で開けにくいというのは、DTM製パイプ煙草に共通して見られる欠点で、DTMのパウチ物も手では綺麗に開きません。この辺は、丸缶よりはコストを抑えたいけど、パウチにして安物感は出したくない、或いは「ベントレー」という高級車ブランドに相応しい個性を出したい等といった供給者サイドの思惑なのでしょうが、どうなんでしょうねぇ・・・。少なくともユーザーフレンドリーではないです。 喫味の方は、以前レポートした時と変わっていないように思います。ラタキアに支配されないラタキア物、或いはスパイス程度に抑えたラタキアを加えたバージニア・ブレンドといった風な煙草です。ラタキア至上主義の方には物足りないとは思うのですが、私はこれくらいのラタキアの使い方が好みです。 まぁ、パッケージは別として、流石DTM製のパイプ煙草です。味については間違いはないと思います。[間違いない煙草ブログは此方 Click!]
2021.05.09
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今月分の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 私は全く気付いていなかったのですが、暫く日本市場から姿を消していたベントレーのパイプ煙草が復活したとの事で、その全6銘柄だけを購入しています。それらはどうやら名前も変わっているようで、旧称でどれが新名称のどれになるのか、今の所調べていません。でも、多分どれも一度は吸っていると思うんですよねぇ。まぁ、旧称との擦り合わせは、レポートを書く際に確認します。 という事で、各レポートをお楽しみに![名前も変わっている煙草ブログは此方 Click!]
2021.05.05
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ピーターソンに三つ追加された旧ダンヒル銘柄ですが、最後にレポートするのは「スタンダードミクスチャー」です。ダンヒル版当時のレポートは2014年3月にアップしています。また、ロバート・マッコーネルのレプリカ版である「ノッティンヒル」については2019年12月にレポートしています。 ブランドがダンヒルからピーターソンになったとは言え、ダンヒル撤退時の製造元(スカンジナビアン・タバコ・グループ(STG))はピーターソン版になった今も製造元として変わっていません。ですから、レシピは当然として、原料も製造工場も変わっていないでしょうから、ピーターソン版になった旧ダンヒル銘柄は、旧ダンヒル時代と全く同じ煙草であると思われます。実際に吸ってみても、私には喫味の変化が認識出来ません。今回吸っている「スタンダードミクスチャー」も同様です。 このラタキアが入っているのかどうか良く分からない熟成オリエントがメインの「スタンダードミクスチャー」の喫味は、2014年にレポートした時と同じに感じます。ピーターソン版になった今の缶にも「A BLEND OF VIRGINIA AND TURKISH TOBACCOS」と書いてあり、ラタキアの文字は見当たりません。勿論、ラタキアはターキッシュ(オリエント)葉の燻製ですから、ターキッシュと記載されていれば、それがラタキアを示している可能性はあります。また、実際の喫味でも、ラタキアっぽい部分があるにはあります。ですから私は、この煙草をラタキア用に使っているパイプで吸っています。 でもやっぱりラタキアっぽさは非常に希薄で、ラタキアに慣れていない人でも普通に吸えそうな煙草です。ラタキアっぽさが希薄なだけに、むしろラタキア入門には適さないかも知れないと思われるくらいです。例え、この煙草を吸い慣れたとしても、一般的なラタキア銘柄には立ち向かえないのではないでしょうか。 ま、そんなこんなで。とにかく旧ダンヒル銘柄の復活は喜ばしい事です。[喜ばしい煙草ブログは此方 Click!]
2021.05.02
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ピーターソン銘で復活した旧ダンヒル銘柄に三つの銘柄が追加されましたが、今回はその内の二つ目として「エリザベシアンミクスチャー」を吸ってみます。これはダンヒル時代の終盤で日本にも輸入されていた銘柄ですし、当時と製造元は同じですから、中身は全く変わっていないだろうと思われます。バージニア&ペリク(Va&Pe)のブレンドで、私の好きなタイプです。 因みに、ダンヒル時代に吸ったレポートは2015年4月にアップしています。喫味の細かい話はそちらをご覧頂くとして、今回は本当に同じ中身なのかどうか、ダンヒル時代のレポートを読みながら吸ってみたいと思います。 まず開封してみますと、ダンヒル時代と同じ香りとカット、湿り具合のように感じます。以前のレポートの通りです。で、吸い始めてみますと、以前よりちょっと辛みが出ているような気がします。ただ、この違いは、乾燥の進み具合、或いはパイプの違い等による喫味の変化の範疇にあるように思われ、同じ缶の煙草でも何回か吸っていると、これくらいの喫味の差は出そうです。 で、当時は「いきなり『ダンヒルらしい纏まりです』などと纏めてしまいたくなるような纏まり具合なんです。」なんて書いてますが、今回の喫煙でも同じ感想です。また「今まで吸ってきたダンヒルの煙草の中では最も好きかも知れません。」とも書いていますが、それも同じです。実は前回吸った同じくVa&Peのコインカット煙草「デラックスネイビーロールズ」に期待していたのですが、あれが予想外にもやや手応えに欠ける喫味だっただけに、「俺的ダンヒルNo.1銘柄」の地位は依然として「エリザベシアンミクスチャー」という事になりそうです。(笑) ま、そういう風で、やっぱりダンヒル銘末期時代と同じ煙草であるようです。私の好きなVa&Peカテゴリーの煙草ですし、纏まり過ぎてて面白味に欠けるなんていう思いは置いといて、取り敢えずこの煙草が復活した事を喜びたいと思います。[喜びたい煙草ブログは此方 Click!]
2021.04.28
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ピーターソンで復活している旧ダンヒル銘柄に、この度三つの銘柄が加わり、いよいよ日本に入って来ました。その三つの銘柄の内、最も注目されているであろう銘柄が、今回吸ってみる「デラックスネイビーロールズ」です。この煙草はダンヒルが撤退する以前も日本には輸入されておらず、吸った事のある人は少ないと思われます。 因みに、この煙草のレプリカであるロバート・マッコーネル「ハイゲート」については、昨年3月にレポートしていますので、それと比較してみるのも面白いと思います。 それでは開けてみましょう。 開封時の香りは、基本的に発酵した干草系ですが、何かの酸っぱい果物のような香りと、牧場の牛っぽい糞尿系の匂いも微妙に感じます。成程、バージニア&ペリク(Va&Pe)の煙草らしい美味しそうな匂いです。カットはコインカットで、直径が40mm、厚さ1mm程です。缶の中には、これが27枚半ほど入っていました。湿気は、この手の煙草としては普通だと思います。 火皿内径20mmのパイプに、このコインカットの煙草を2枚半ほど適当に折りたたんで詰めます。そうして着火しますと、割りと線の細い酸味が最初に来ました。果物系と漬物系の中間くらいの酸味なのですが、ガツンとは来ません。そしてその酸味の後ろからコクと微かな甘味が来ますが、これも意外に線が細く、強くは主張して来ません。つまり全体的に線が細く、良く言えば繊細、悪く言えば弱々しい喫味に感じます。香りの方は、やはり基本的に発酵した干草系で、これも開封時よりも主張して来ない感じです。 火付きと火持ちは意外に良いです。もうちょっと気を遣うかなと思ったのですが、何だか普通に吸えています。 喫煙中盤でも喫味の変化はありません。意外に主張して来ない喫味なので、少し押し固めて、煙草の密度を高めにした方が良いかも知れません。詰める量も2枚半と言わず、3枚でもいいかも。 で、過去に吸ったコインカットの銘柄を思い出しながら比較すると、これのレプリカであるロバート・マッコーネル「ハイゲート」の方が味わいが深かったように思います。実際、あっちの方が価格が高く、その分だけ美味しかった・・・。レプリカの方が高くて美味しいとは。(笑) ま、好みの問題かも。 ブランドも製造会社(STG)も同じであるピーターソン「スペシャルリザーブ2018」というコインカットの限定銘柄と比較すると、やはりあっちの方が太い味で美味しかっと思います。ま、でもあれは過去の限定銘柄ですし・・・。 ブランドは違いますが、製造元が同じであるコモイ「カスクNo.7」(既に廃止銘柄)と比較すると、喫味も価格も一番近いと思いますが、・・・う~ん、それでもあっちの方が好きかなぁ。あっちの方がペリク強めで、その分だけコクが太かったように思います。 後は、ダビドフ「フレイクメダリオンズ」との比較ですが・・・、価格が違い過ぎます。そりゃ、あっちの方が旨いわなぁ。 という事で、コインカットのVa&Pe銘柄の中で比較すると、今回の「デラックスネイビーロールズ」が一番低い評価となってしまいました。でも、価格的にもこれが一番安いので、価格なりとも言えます。そういう意味で、コモイ「カスクNo.7」が廃止になった現状では、コインカットのVa&Pe銘柄を最初に試す銘柄として、最もお勧めしやすい銘柄であるとは言えると思います。 結論が先になってしまいましたが、喫煙は続いています。ただ、喫煙終盤でも基本的に喫味の変化はないので、特に書くべき事はありません。 という事で喫煙終了。後味は細い酸味とコク、残り香は薄い干草系でした。 全体的に見て、コインカットのVa&Pe銘柄として喫味の線の細さに物足りなさはありますが、美味しくない訳でもありませんし、これならこれで気楽に吸える常喫系銘柄だと思います。・・・コインカットの煙草を気楽に吸うという景色に多少の違和感は感じますが。(笑) 現状では、日本国内で買えるコインカットの銘柄として、一番手を出しやすい煙草です。コインカット入門用、或いは常喫用として、お勧め出来る煙草だと思います。[気楽な煙草ブログは此方 Click!]
2021.04.25
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ドイツのプランタ社がパイプ煙草事業をデンマークのマックバレン社に移管してから1年以上が経ちましたが、ここに来てやっと移管後の製造品が日本に入って来ました。マックバレン製の「ダニッシュブラックバニラ」です。 上の写真がそのパッケージなのですが、何故かプランタのロゴが上の方に残っています。けれども、パウチの裏には小さく「A former PLANTA brand made in Denmark by Mac Baren Tobacco Company」と記載されていますので、マックバレン製である事が分かります。もしかしたら、「プランタ」というブランドもマックバレンで引き継いでいるのかも知れません。 さて、今回の移管では製造会社が替わった訳ですから、当然工場も替わったと思われます。煙草の場合、ブレンドレシピが同じでも、工場が異なると味も違って来るという事が当然のように起こります。ただ、「ダニッシュブラックバニラ」のように強い着香が施された煙草で、工場が替わった事による味の変化を感じ取る事が出来るかどうか。今回の喫煙では、その辺に注意を払いたいと思います。とは言え、プランタ製の時の味を明確に覚えている訳でもないので、過去の自分のレポート記事を読みながら吸ってみる事にします。 では、開けてみましょう。 開封時の香りは、かなり重い感じのバニラで、ちょっとレーズンを思わせる香りです。このレーズンを想起させる部分というのは、プランタ製の時もありました。カットはラフカットとリボンカットの混合で、湿気はやや強めに感じます。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、ややソフトになったバニラの中に、何かの花が混ざっているような香りが来ました。やや薬品的な部分もあります。この辺まではプランタ製も同じだったと思うのですが、薬品的な部分にマックバレン特有の癖を微妙に感じます。マックバレンの強い着香物に時折感じる薬品的な匂いを、この煙草にも微妙に感じるのです。 一方、味の方は意外に軽い甘さに仕上がっていて、この辺もプランタ製と同じように感じます。 火付きと火持ちに問題はありません。燃え過ぎて困るという事もありませんし、吸いやすい煙草だと思います。 喫煙中盤になってくると、着香分の香りと甘味が抜けて来て、ベースの煙草の味わいが表に出て来ますが、・・・う~ん、どうも何だか物足りません。ちょっとスカスカしてて、奥深さがありません。プランタ製ではもう少し手応えがあったように思うのですが・・・。でも、まぁ、元が強い着香だっただけに、それでもまだパイプ煙草として楽しめる範疇ではあります。 喫煙終盤で更にスカスカ感が増して来ます。香りや甘味が完全になくなった訳ではありませんし、不味いという事でもないのですが、序盤と比較するとちょっと厳しい状態です。ただ、渋味は出て来ませんから、まぁ悪くはありません。 という事で喫煙終了。後味は薄いミルク系の甘味、残り香は強めのバニラでした。 全体的に見て、バニラ着香の煙草としては及第点といった所だと思いますが、プランタ製と比べると、やや弱い感じがします。 マックバレンも下手なメーカーではありませんし、レシピ的には同じなのでしょうが、やはりプランタ製ほどの完成度には至っていないように私には感じられます。ただ、プランタ製の喫味をはっきり覚えている訳ではありませんし、その曖昧な記憶の中でも微妙な差しか感じ取れませんから、再現度としては十分かも知れません。この辺は、プランタ製を愛飲なさっていた方の感想を聞いてみたい所です。 また、プランタの他の銘柄、特に「ダニッシュブラックバニラ・フレイク」の復活も楽しみに待ちたいと思います。[楽しみな煙草ブログは此方 Click!]
2021.04.21
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ダビドフの今年の限定煙草を入手する事が出来ました。とは言え、一缶100gの内の半分くらいの中身と、紙製の外箱だけを譲ってもらっただけですから、懐は痛んでいません。何せ、100g缶で12,200円という超高額な煙草なので、まともに買わなくて済んでホッとしています。(笑) 今年の限定物には「イヤーオブザオックス」という名前が付けられています。これは「YEAR OF THE OX」、つまり「丑年」という意味です。明らかに中国を中心とした東アジア向けの名前です。もちろん、東アジアからの移民が多い南米とかでも干支が通じる国はあるそうですが、まぁ、市場規模から考えても殆ど中国向けでしょう。同じように干支に因んだ名前といえば、ダンヒルのパイプ本体にもそういう限定シリーズがありました。何を隠そう、ダンヒルの干支パイプは私も実は2本も持ってたりします。メーカーの思う壺です。(笑) それでは早速吸ってみましょう。 頂いた袋から出した煙草の香りは、果物と花・・・、と言うか殆ど強烈な芳香剤のような香りです。オーキッドとアニスの香りなのだそうですが、ほぼ「お部屋の芳香剤」です。このまま布の袋に詰めて匂い袋にすると女子受けしそうです。(笑) カットは、リボンカットとラフカット、それにブロークンフレイクが少し混ざっています。湿気は普通からやや強めの感じですが、頂いた袋には湿度72%固定の調湿剤が同梱されていたので、オリジナルの湿度状態ではないかも知れません。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、果物系の抑えた甘味と、果物&花の香りが来ました。甘味は予想よりありますが、香りに関しては着火前の延長線上にあります。甘味が意外とあるのは、ブロークンフレイクがブレンドされているからでしょう。ブロークンフレイク混じりの着香煙草は、大抵は甘味が強めに出ます。とにかく味も香りも非常に上品で、良く纏まった喫味だと感じます。 火付きと火持ちは普通からやや悪めですが、オリジナルの湿度状態ではないかも知れないので、何とも言えません。 喫煙中盤も序盤と同じ喫味が継続します。果物系の甘味と芳香剤のような強い香りです。果物系の甘味は好きなのですが、この強い香りは少しやり過ぎのように私は感じます。ちょっと食べ物の香りとは違っていて、口に入れるような類の物ではないような気がするからです。でも、この辺は好みの問題なので、人によって評価は違って来るでしょう。また、甘い香りの強い煙草は、味としては意外に甘くない事が多いですが、この煙草は香りが強い割りには甘味が良く出ており、そういう意味では良く出来た上質の煙草であるとは言えます。 喫煙終盤で味の方は変わってないのですが、鼻が慣れて来たのか、少し香りが弱まったように感じます。この流れは一般的な着香煙草と同じではありますが、それでも元々強い香りなので、この段階でもガッツリ着香っぽい喫味です。 という事で喫煙終了。後味は果物系で、残り香は強い芳香剤でした。 全体的に見て、非常に強い香りに好みが分かれそうではありますが、甘味も良く出ていて、非常に上質な着香煙草だったと思います。 ただ、やはりこれが50g換算で6,000円超の内容がある煙草なのかと聞かれると、ちょっと苦しい所ではあります。良く出来た上質の煙草なのは間違いないですが、普通の缶入りパイプ煙草の2倍以上の価格、或いはダビドフのレギュラー品の1.5倍の価格ほどの内容がある煙草だとは、自信を持って言えない気がします。 行きつけの煙草屋さんの話では、この煙草も意外と売れるそうです。高い分だけ入荷量も少なく、売れ残って困る事はないとの事。限定品というプレミアム性も効いているのかも知れませんし、ダビドフという名前の神通力もあるのでしょう。或いは、「話のネタに」という需要だけで十分に捌ける量しか売っていないって事かも知れません。 ま、経済的に余裕のある方は吸ってみて下さい。[余裕のある煙草ブログは此方 Click!]
2021.04.18
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今月分の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 ピーターソンの旧ダンヒル銘柄に新たに三つが追加されたので、まずはそれを買っています。それとパウチ物が二つ。一つは常備用なのですが、もう一つは新たにマックバレン製になった旧プランタ銘柄です。「マックバレンに移管されたはずのプランタ銘柄はどうなったんだ?」なんて事を、つい先日の記事で書いたばかりですが、既に供給が始まってました。(^^ゞ それと、新たに50g缶での販売も始まったラットレーを一つ買っています。ラットレーで一番好きな銘柄です。 出来るだけ新しい銘柄を優先的にレポートしたいと思っていますので、お楽しみに![新たに追加された煙草ブログは此方 Click!]
2021.04.14
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また過去の100g缶限定銘柄を吸っています。今回は既にパイプ業界から撤退したプランタが2015年にリリースした「アノMMXVエディション」です。 「MMXV」はローマ数字で「2015」を意味します。また「アノ(ANNO)」はドイツ語で「~年の」という意味だそうですから、名前の意味は単純に「2015年版」という事になります。プランタのイヤー煙草という位置付けになるでしょうか。私もこれは2015年3月に吸っています。 缶の中は密封された袋で、それに煙草が入っているのですが、開封してみますと意外に煙草の乾燥が進んでいるように感じます。で、最初に吸った時のレポートを見返してみますと、当時も比較的乾燥した状態であったようです。これがデフォなのでしょう。 少し乾燥した煙草なので、舌への刺激がやや強めに出ます。味としては、やや酸味のある果物系で、舌への刺激と相まって、かなりシャキッとした味わいです。寝覚めの一服目には丁度良さそうです。 それにしても、撤退して1年以上が経過していますが、プランタ製パイプ煙草の流通在庫は未だかなり残っているように感じます。OEM供給も含めて、プランタはかなりの数の銘柄を出していましたが、ダンヒルとかマクレーランドのようなマニアックなファンの多いブランドではなかったのでしょう。撤退時に流通在庫の争奪戦は殆ど発生しなかったようです。 それと、プランタの事業はマックバレンが引き継いだはずなのですが、マックバレンから旧プランタ銘柄が出てきたような話を聞きません。今どうなってるんでしょう? まさか引き継いだマックバレンがそのまま握り潰してしまっているとかではないでしょうね。 ちょっと気になる今日この頃・・・。[気になる煙草ブログは此方 Click!]
2021.04.11
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輸入が止まって二度と国内では買えないだろうと思っていたジャーマイン「スペシャルラタキアフレイク」が入荷していたので、思わず買ってしまいました。 私がパイプ煙草を始めて以来、国内販売されているパイプ煙草のすべてを吸ってしまうまで数年かかってしまったのですが、その間に輸入終了もしくは廃止になってしまって、結局吸えなかった銘柄が幾つもあります。ジャーマイン(J. F. Germain & Son)の殆どの銘柄も、私が辿り着く前に日本から姿を消してしまいました。辛うじて吸えたのが、この「スペシャルラタキアフレイク」とパウチの「ミクスチャーNo.7」、それとライセンス生産品の「バルカンソブラニー」だけです。 しかも悪い事に、そもそもジャーマイン社の生産量が少ないのか、米国の某ネットショップとかでもなかなかジャーマイン社各銘柄は在庫に入らず、入っても直ぐに完売してしまうような状況のようです。これでは、そう簡単には吸えません。見つけたら即買いです。 この「スペシャルラタキアフレイク」は、ファンが多くて輸入量も多かったからなのか、前に輸入がストップした際に最後まで売られていて、私も2017年6月にレポートしています。その時は角缶でしたが、今回購入できたのは丸缶になっています。また、今回購入した際に「バルカンソブラニー」もお店に入荷していて、どうやらこの二つだけは少量ずつでも輸入が継続されるようです。・・・う~ん、でもどちらも今後の生産量に不安の残るラタキアのブレンドなので、次に国内で買えるのは何時になる事やら。 ラタキア物のフレイクは非常に稀有な存在ですし、味も完成度が高くて吸いやすく美味しい煙草なので、ラタキアに抵抗のない方なら非常に楽しめると思います。ある時に買っといて下さい。[継続される煙草ブログは此方 Click!]
2021.04.07
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ソラーニの一気吸いの最後は「633」です。缶には「VIRGINIA FLAKE」とありますが、バージニア・ストレートではなく、ペリク入りのVa&Peブレンドのフレイクのようです。また、前に吸った時は角缶でしたが、最近は他と同様に丸缶に変わったようです。 フレイクの縦横の大きさは標準的だと思いますが、厚みがやや薄手で、しかもフレイクにしては乾き気味なので、テクニック的に吸いやすい煙草です。また、煙草の糖度もたっぷりあって、とても美味しいと感じまず。ただ、糖度が高過ぎるのか、ややアルカリの刺激が出がちではあります。 これも製造はコールハス社が行っている訳ですが、コールハス製のフレイク物は、この銘柄のように比較的吸いやすい物が多いように感じます。まぁ、一つ一つ調べた訳でもありませんし、単純にサミュエル・ガーウィズの難しいフレイクと無意識に比べてしまっているからかも知れませんが、同じくコールハス製のロバート・マッコーネルのフレイクとかでも吸うのに苦労した記憶がありませんし、私としては良いイメージです。 いつかコールハス製のフレイク物を集めて比較してみるのも面白いかも知れません。[良いイメージの煙草ブログは此方 Click!]
2021.04.04
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ソラーニの集中喫煙が続いていますが、今回は「369」です。所謂「ブルー369」です。 今回のソラーニ・シリーズの喫煙では度々ラベルのブレンド内容表記を話題にして来ましたが、この「369」のラベルでは「VIRGINIA, BURLEY, PERIQUE」となっています。実物を見ると明らかにブラックキャベンディッシュが入っていますので、ここでもブラックキャベンディッシュのベースになっているのであろうバーレーだけの表記になっています。 けれども米国某情報サイトによると、この煙草のブレンド内容は「Black Cavendish, Burley, Perique, Virginia」となっており、バーレーとブラックキャベンディッシュが併記されています。ですから、実際のブレンド内容は、ブラックキャベンディッシュ加工の施されていないバーレーと、バーレーがベースのブラックキャベンディッシュの両方が入っているのでしょう。これをひっくるめて「バーレー」とだけ表記する日本のラベルも如何なものかと思います。 ・・・それはさて置き。(笑) この「369」では、着香系では少数派のペリクがブレンドされています。確かにそれに起因するのであろうコクや旨味が、この煙草では感じ取れます。まぁ、オリジナルのペリクは某社によって独占されていて、パイプ用には供給されていないというような悲しい事実もありますが、ラタキアの供給に不安な未来しか見えない現在に於いては、パイプ煙草のコクや旨味を高める存在として、ペリクの注目度は今後もっと上がって来るのではないでしょうか。 私も非着香ではバージニア&ペリク(Va&Pe)の銘柄が好きですし、もっとペリク入りの煙草が増えて欲しいと思っている一人です。今後に期待したい所です。[期待の煙草ブログは此方 Click!]
2021.03.31
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ソラーニの「127」を吸っています。所謂「グリーン」というやつです。 最初に吸ってレポートしたのは2015年4月でしたから、約6年前です。その時は、ダン・タバコの傑作人気銘柄「ブルーノート」にも近い良質の着香煙草だと評価したのですが、今回の喫煙では、ちょっとバーレー葉系の舌への刺激が気になって、前回吸った「131」(レッド)の方が好みだったような気がしています。 事程左様に、パイプ煙草の評価というのは不安定なものです。特に吸う間隔が開いていると、正反対の評価にもなり得ます。煙草の葉っぱというのは農作物なので、同じ産地でも毎年作柄が違って来るでしょうから、幾らブレンダーが微調整を加えたとしても最終製品の生産ロットによって仕上がり具合は多少ぶれるでしょう。また、吸う側のパイプスモーカーも数々の経験を積み重ねて感受性は変わって来ますし、パイプ本体の特性、吸う環境の変化=気温とか湿度とかも喫味に影響します。 そう考えると、一度吸って好みに合わなかったとしても、数年後に吸うと違って来る可能性がある訳で、特定の銘柄を「もう二度と吸わない」と決めて付けてしまうのは多少勿体ない気がします。まぁ、勿論逆もあって、あの時あんなに美味しかったのに、今吸うと美味しく感じないというような事も・・・。(笑) 何事も決め付けずに、常に柔軟な気持ちで向き合うのが吉だという事だと思います。[柔軟な煙草ブログは此方 Click!]
2021.03.28
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このソラーニの「131」については、つい先日吸ったばかりなのですが、同じ銘柄のラベル違いが併売されていたので買ってみる事にしました。 前のラベルでは、警告表示の地の色が白なのに対して、今回のラベルでは銘柄のイメージカラーである赤に変わっています。しかも、その赤も少し橙色っぽくなっています。 また、これはもっと重要な違いなのですが、前のラベルには「VIRGINIA,BURLEY」と記載されているのに対して、今回のラベルでは「BRIGHT&RED VIRGINIA,BURLEY,BLACK CAVENDISH」となっています。今回の表記の方が内容的には妥当なのですが、同じ銘柄でブレンド内容の記載にこのような違いが出るのは、如何にも不自然に感じます。因みに、2014年に購入した缶のラベルには「VIRGINIA,BURLEY,SINGLE MALT SCOTCH WHISKEY」とあり、今回のラベルと近い内容です。 これは私の勝手な推測なのですが、前のラベルも今回のラベルも日本語の警告表示がシールではなく最初から印刷されたものなので、 日本の輸入元のスタッフが企画したラベルになっていると考えられます。そこでパイプ煙草に慣れないスタッフが担当してしまったので、ブレンド内容の表記でミス又は誤解をしてしまい、前のラベルで「VIRGINIA,BURLEY」と入れてしまった。ブラックキャベンディッシュがバーレー葉ベースでしょうから、これでも成分表示として完全な間違いとは言えないものの、あたかも非着香煙草であるかのようなイメージになってしまうので、パイプ煙草を良く知る人からすれば妥当な表現とは言い難い。そこで急遽ラベルを変更したのですが、既に前のラベルも生産されてしまっていたので、結果として二つのラベルが混在して売られるようになってしまったと・・・。そんな経緯だったのではないでしょうか。 利益追求、若しくは過度な競争を勝ち抜くため、近年は市場へのデリバリーを急ぐ傾向が強まっています。結果として、一つの製品に対するチェックやテスト・検討の期間が短縮され、未成熟な製品が市場に溢れるようになってきています。近年自動車のリコールが頻発しているのも一つの例でしょう。 またインターネット上に於いても、SNSの流行によって、短い文や写真をいとも簡単に感情的・衝動的に発信する人々が増加しています。こうした発信には、推敲や深い検討が伴っておらず、まるで子供が大声で喧嘩しているかのような炎上騒ぎになる事態が頻発しています。 一つの製品なり言葉や写真なりを世間に出す前に、それが本当に妥当なのかどうかを今一度冷静に深く考える必要があります。そういう理性的な態度は、人間社会にとってとても重要なのだと思います。[重要な煙草ブログは此方 Click!]
2021.03.24
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引き続きソラーニを吸っています。買った順番とは違いますが、暫くフレイク物を吸っていないような気がしたので「656」(エイジドバーレーフレイク)を選んでいます。 この煙草を最初に吸ってレポートしたのは2015年1月でしたから、ほぼ6年振りです。当時の角缶から、最近は丸缶になりました。ネットショップさんによっては未だ角缶の写真が掲載されていたりしますから、角缶になったのは最近のようです。ただ、丸缶と言っても、缶の中の紙包みは四角いままですから、フレイクの形は崩れにくくはなっています。 個人的には、フレイクは角缶に入っている方が好きなのですが、コスト削減に伴う丸缶への統一という流れは止まりそうもありません。外出先への持ち出しを考慮するなら角缶の方が便利ですから、何なら保管してある昔の角缶へ詰め替えるという手もありますが、家の外へ持ち出して吸うという事も最近は殆どありませんし、まぁ、このままでも支障はありません。それよりも、コストを削減して収益力を上げて、長く生き残ってくれた方が嬉しいです。 煙草の味としては、甘味を抑えた硬質さが特徴と言えるでしょうか。バーレーの単葉ブレンドではないようですし、バーレーも深く熟成されているようですから、バーレーキックの類は最小限に抑えてあります。それでも「なるほどバーレーですね」と思える程度にはバーレーっぽい硬質なコクがあって楽しめますし、過度な主張はして来ないので「ながら喫煙」にも向いています。 フレイク物はどうしてもバージニア・ストレートの銘柄が多いので、バージニア以外を前に出したこういう個性は大事にしたいですね。[長く生き残る煙草ブログは此方 Click!]
2021.03.21
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今月分の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 買ったのはスタンウェルのパウチ二つとダン・タバコ(DTM)の缶が五つです。本当はダビドフの今年の限定物を買うつもりだったのですが、他所で調達できる事になったので、今回は購入せずに済みました。何しろ、あの煙草は経済的負担がシャレになりません。orz で、ご覧いただいてお分かりかも知れませんが、前に購入したスタンウェルに続いて同ブランドを立て続けに吸い、その後でDTMを集中的に吸うつもりでいます。DTMについては暫く吸っていなかった銘柄も多いので、自分としても楽しみではあります。 それと、煙草屋さんからの情報によると、旧ダンヒルのピーターソン銘柄が新規に追加されるとの事で、それは来月に購入する予定です。更に、ラットレーの銘柄の内、今まで100g缶でのみ供給されていた物の50g缶バージョンが入り始めているようで、それも来月以降に買うつもりです。 という事で、暫くは記事ネタに困る事はなさそうです。(笑) それでは、各銘柄のレポートをお楽しみに![人気の煙草ブログは此方 Click!]
2021.03.17
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引き続きソラーニを吸っています。今回は「113」です。 黒いラベルの「113」ですが、私が最初に吸ったのは2016年8月で、その時は「スイートミステリー113」と呼ばれていました。今回購入した缶では、頭の「スイート」がなくなり、「Xミステリー」と記載されています。更に、お店にあった在庫の中には、ラベルデザインがもっと変更されたバージョンもあって、訳の分からん状態になっていました。この辺のラベルデザインのバージョン違いに関しては、また別の記事で云々する予定です。 この「113」は、果物&バニラの強めの着香が美味しい煙草なのですが、バーレー葉によるものと思われる刺激があって、それがチクチクと舌を刺すので、人によっては好みが分かれるかも知れません。けれども、こういう刺激は少し気分をシャキッとさせるので、私としてはそんなに嫌いではありません。これも一つの個性でしょう。或いは、こういう単なるマッタリ着香でない所が「ミステリー」という名前の由来なのかも知れず、もしそうであるなら、この刺激は生産者側が故意に仕組んだものという事になります。世間には、舌への刺激を求めるスモーカーもいるのでしょう。 ま、そんなこんなで。(笑)[刺激を求める煙草ブログは此方 Click!]
2021.03.14
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今月は国内ネット通販でも煙草を購入しました。購入したのは上の写真の通りで、利用したお店は「シリウスタバコ」さんです。 ここの所、集中してソラーニを吸っているのですが、地元の行きつけの煙草屋さんで在庫がなかった銘柄があったので、通販で調達したという訳です。購入したのは50g丸缶が三つですが、この内二つはフレイク物で、最近まで角缶で販売されていました。角缶から丸缶への変更は、最近は良くある事なので、特に云々すべき事ではないのですが、個人的にはフレイクは角缶に入っている方が好きだったりするので、この変更は少々残念です。 という事で、全て再喫銘柄ですが、各レポートをお楽しみに![個人的に好きな煙草ブログは此方 Click!]
2021.03.10
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ソラーニの「131」を吸っています。所謂「レッド131」です。最初に吸ってレポートしたのは2014年5月でしたから約7年前ですが、その間に缶のラベルが変更になり、警告表示の面積が増えると伴に、その警告がシールではなく直接印刷された日本向け専用タイプのラベルになっています。時代の流れですね。orz この「131」は、吸ってみると果物系の着香煙草なのですが、缶のラベルには「VIRGINIA,BURLEY」と記載されていますから、非着香煙草と誤解する方もいらっしゃるかも知れません。それ程強い着香ではありませんから、非着香好きの方でもそこそこ行ける煙草だと思うのですが、購入時には気を付けた方が良いと思います。 で、今回7年ぶりの喫煙なのですが、当時のレポートと今回の喫煙では少しイメージが違っています。7年前は微妙に糞尿系の臭みを感じたのですが、今回そういう匂いは殆ど感じません。そういう匂いがあると思って注意深く探せば、その系統の匂いがあるにはあるのですが、意識しなければ気付きません。 例えば「スカトール」という物質は強い糞臭を出しますが、「低濃度では花の香りを呈し、実際にオレンジ、ジャスミンやある種のトロピカルフルーツの花の香気成分に含まれている」そうです。この煙草の香りも、もしかしたらコレで、着香の残り具合によって糞尿の匂いに感じたり、果物系に感じたりするのかも知れません。そう言えば、先日我が家で購入した「ふぐ刺し用醤油」にも、かなり強い柑橘系の果汁が入っていたのですが、これも瓶の口に鼻を近付けて匂いを嗅ぐと、かなりの糞臭を感じます。これはきっと「スカトール」です。 このように、「匂い」のポジティブな表現である「香り」とネガティブな表現である「臭み」との間には明確な境界線はなく、「匂い」の濃度や成分の混ざり方、或いは各個人の感受性によって「香り」にも「臭み」にも感じられます。或いは常に「臭み」と表現されるような匂いでも、例えば納豆やブルーチーズ、煙草で言えばラタキアの匂いのように、その味が好きな人にとっては、むしろその「臭み」こそが好ましいと感じる事さえあります。先日食べた国産ブルーチーズは、熟成が足りていなかったのか、臭みが殆どなく、あまり美味しくありませんでした。 このように、「匂い」というのは非常に曖昧なものなので、それを以って物の価値を決め付けてしまうのは、実は適切ではないというお話でした。ちゃんちゃん。(笑)[好ましい煙草ブログは此方 Click!]
2021.03.07
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昨年末に購入したもう一つのパイプ「クラウン300」の方も慣らしが終わりましたので、レポートします。勿論、今回も使用する煙草はラールセン「ファイン&エレガント」です。 レポートするとは言っても、これもウィンズロウ氏の工房で作られたパイプで、やはり9mmフィルター仕様なので、喫味は他のとだいたい同じです。煙も良く冷えますし、喫味的には良いパイプだと思います。また、前回の「クラウン・バイキング」と同じように、このパイプのボウル内側にもテーパーがかかっていて、やや喫煙後半に難がありますが、前回の「クラウン・バイキング」程ではないので、こちらの方が吸いやすいです。当然、これも日常ローテーション入りさせます。 さて、ウィンズロウ氏の工房で作られるパイプの内、下位のラインとなるのが「クラウン」シリーズですが、その「クラウン」にも幾つかのグレードがあります。 前回レポートした「バイキング」が最も下に位置付けられ、グレインが最も期待できず、更に表面に瑕疵などがあったりします。ですから、部分的ラスティック仕上げになっている物が多いです。 その一つ上が「200」ですが、これは表面に瑕疵がなく、スムーズ仕上げに出来るものの、やはりグレインが美しくないと評価されたパイプのグレードです。グレインに期待できないので、濃い茶色の着色である場合が多いです。 更に一つ上が今回の「300」となりますが、グレインはある程度良くなり、表面の瑕疵もないので、そこそこグレインを見せる着色になります。 そして、「クラウン」の一番上のグレードになるのが「コレクター」です。これは「クラウン」のレベルでは最もグレインが美しく、かなり明るい色で着色されます。ただ、そういうグレードだけに、販売量が少なく、選択肢が限られます。 で、これら四つのグレードの内、私が最もお勧めしたいのが、今回の「300」というグレードです。一番下の「バイキング」は、数も多く選択肢が豊富なのですが、どうしても部分的ラスティックの個体が多く、好みが分かれます。「200」も数があって良いのですが、グレインを期待できないので、一品物としての面白みに欠ける面があります。一番上の「コレクター」は数が少なく、好みのシェイプに出会える事が滅多にありません。 で、お勧めの「300」は、グレインがなかなか良いですし、表面の瑕疵もありません。数もそこそこあるので、好みのシェイプに出会える確率が高いです。しかも、これは気のせいかも知れませんが、何故か「300」には大胆で面白い、或いはカッコいいシェイプのパイプが多いように感じます。ですから、デンマークのフリーハンドパイプの面白さを、比較的リーズナブルな価格で最も楽しめるのが「クラウン300」だと個人的には思っている訳です。 という事で、皆さんも1本使ってみてはいかがでしょう。[お勧めの煙草ブログは此方 Click!]
2021.03.03
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昨年末に購入した新パイプ「クラウン・バイキング」の慣らしが終わったので、いよいよ本格的に吸います。使用する煙草は、いつものラールセン「ファイン&エレガント」です。 吸い始めて感じるのは、やはり馴染みのある喫味だなという事です。私の日常ローテーションで使っているパイプは、ウィンズロウとクラウンの9mmフィルター仕様の作品が一番多いのですが、これらは喫味が比較的安定していて、どれも同じような味で吸わせてくれます。9mmフィルターによる煙の冷却効果が、パイプの個体差を吸収してくれているのだと思うのですが、他社の9mmフィルター仕様のパイプとの違いは出るので、やはりウィンズロウ工房の安定した製作能力による所が大きいのだと思います。これは上位ラインのウィンズロウ・シリーズでも下位のクラウン・シリーズでも同様です。 ただ、同工房の他のパイプと比べて今回のパイプで感じるのは、喫煙後半でやや喫味に乱れが出やすい傾向がある事です。今回のパイプは、ボウル内側にかなり強いテーパーがかかっており、喫煙が進むにつれて煙草上面の直径が急激に狭くなります。そうすると、残りの煙草の量に対して火種の大きさが相対的に大きくなる事になりますので、やや燃やし過ぎに近いような喫味になります。喫煙後半で意識的に火種を抑えるような吸い方をする必要があるのです。 私の手持ちのパイプの中では、ピーター・ジェップセンのパイプが、やはり強いテーパーのかかったパイプである事が多く、それらも喫煙後半で少し気を使わなければなりません。漫然と吸っているとボウルの底に近い側面で焦げが生じます。実際、テーパーの強いパイプで、私は結構焦がしてしまっています。orz そういう問題以外は、特にどうこう言う事はないかな。馴染みのウィンズロウ・パイプでした。安心して日常ローテーションに入れられます。[馴染みの煙草ブログは此方 Click!]
2021.02.28
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今月分の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 まずは、最近集中して吸っているソラーニを買い足しています。ソラーニの次に何を吸うかは迷っていて、とりあえずダン・タバコ(DTM)のパウチ物二つとスタンウェルを一つ買っています。それと、撤退したプランタの限定物の長期在庫品100g缶も買っています。更に、最近見かけなかったジャーマインの人気ラタキア物があったので、それも買っています。 ソラーニに関しては、行きつけの煙草屋さんに在庫がなかった銘柄を、国内通販で近々入手する予定です。どうも角缶が丸缶になっていたり、ラベルにおかしな事があったりするようなので、その辺について良く見ておきたいと思います。 という事で、各レポートをお楽しみに![煙草ブログは此方 Click!]
2021.02.24
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新しいパイプの慣らしと並行してソラーニの「779」を吸っています。日本で売られているソラーニの中で唯一のラタキア銘柄です(海外では、もう一つ「763」というラタキア銘柄があります)。 パイプの慣らしではマックバレンの「バージニアNo.1」を使っていますが、パイプを休ませる関係上、一日に何度も吸う事が出来ません。一方、ラタキア銘柄も出勤前とかには吸えません。ですから、この二つを同時並行にこなして行くと、一日分の喫煙量として丁度良い感じになります。 ソラーニの「779」は、日本のショップさんの表記では「ゴールド779」となっている事が多いです。確かに色分けされたソラーニの各銘柄の缶の中で、この「779」は金色のラベルが貼られています。けれども、その缶のラベルには「ENGLISH MIXTURE」という表記が入っており、逆に色に関しての記述はありません(輸入元が貼ったのであろう缶裏の日本向けシールには「Gold」の表記があります)。海外サイトでは、ラベル色で表記するサイトと、「ENGLISH MIXTURE」という表記になっているサイトの両方があります。で、自分としては、もうややこしいので、ブレンドナンバー「779」だけの表記にしようかと思っています。(笑) その「779」ですが、ネバネバ系ではなく、どちらかと言えば軽くて硬質な方のラタキア銘柄です。ですから、ラタキア慣れしていない人でも比較的吸いやすいと思います。私も、ラタキア銘柄の中では、こういう感じの喫味の方が好みです。因みに、製造はドイツのコールハス社です。・・・何か、コールハス製の銘柄って、意外と多いな。STG製の次くらいか? ま、そんなこんなで。(笑)[そんな煙草ブログは此方 Click!]
2021.02.21
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今日は毎年恒例のIPSD(International Pipe Smoking Day)です。珍しく土曜日という絶好の曜日に今年はなったのですが、私の近隣では特にイベント事とかの情報もなく、静かな一日です。コロナの影響も多少はあると思うのですが、まぁ、地方のパイプ界隈なんてこんなもんです。・・・と去年と同じような日記を書いてます。(笑) 最近は特に大きな話題もなく、去年に比べると静かです。スカジナビアン・タバコ・グループの一部の銘柄が廃止になるという話がありますが、これは以前から徐々に進んでいる事ですし、今更大きく取り上げる話でもないでしょう。ただ、パイプ煙草の銘柄数は確実に減っているようなのですが、それを吸うパイプ本体については、それほど減っているようには見えません。特に個人作家の数は、海外のネットショップのサイトとかを見ていると、むしろ増えているんじゃないかと思える程です。私も今まで試した事のないブランドのパイプを今年は買ってみたいという思いがありますが、果たして財力が足りるかどうか・・・。煙草の方の値上がりで、なかなかパイプ本体にまで手が届かなくなっています。orz という事で、今日は『「パイプスモーカーの連帯」、「世界の平和」を祈念して』『愛用のパイプに火を点し、思いを新たに』したいと思います。あ、それとコロナの早期終息も願って。[世界の平和を祈念した煙草ブログは此方 Click!]
2021.02.20
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昨年末に購入したパイプの2本目がこれです。ウィンズロウ氏の工房の下位ライン「クラウン」の上から二つ目のグレード「300」です。 これは個人的な感想なのですが、「クラウン」の各グレードの内、この「300」というグレードが一番面白いのではないでしょうか。 一番上のグレード「コレクター」はグレインが一番良いですが、数が少ないのでシェイプの面でお気に入りに出会う確率が限られます。逆に下の「200」は数が多く、シェイプが選り取り見取りですが、着色が濃い茶色で、グレインを鑑賞するようには出来ていません。むしろ最下位の「バイキング」の方が、部分的ラスティックさえ受け入れる事が出来れば、グレインとしては期待できます。こういう感じで、スムーズ仕上げでグレインの美しさを鑑賞しつつ、多くのシェイプがあってお気に入りを見つけやすいのが、この「300」というグレードなのです。 今回購入した「クラウン300」は3本目になりますが、やはりグレインはかなり見事です。殆ど綺麗なストレートグレインだと言えます。着色は黒系で、シェイプはポット或いはダブリンに近く、シャンクは真円断面、ベントはなくストレート、サドルタイプのマウスピースに、9mmフィルター仕様です。火皿内径は21~22mmくらいあります。 9mmフィルター仕様の割りにはシャンクが細く、やや華奢な外見イメージですが、火皿内径が大きめで、容量はそれなりにありそうです。ただ、ボウル内壁が少しテーパー状になってて、底に向かって火皿が窄まっている形状なので、その辺が喫味にどう影響してくるのかが気になります。 という事で、このパイプもこれから慣らしを行い、その後で喫味レポートを上げる予定です。ただし、前回の「クラウン・バイキング」と同様に、私にとっては勝手知ったる「クラウン300」なので、大した話にはなりそうもありません。(笑) それでは、喫味レポートをお楽しみに![見事な煙草ブログは此方 Click!]
2021.02.17
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昨年末に駆け込みで購入した2本のパイプの内の1本がこれです。デンマークのパイプ作家であるポール・ウィンズロウ氏の工房で作られている下位ライン「クラウン」シリーズの一つで、シリーズ中で一番下のグレードになる「バイキング」です。 ウィンズロウの工房の作品は基本的に全てフリーハンドで作られており、下位ラインの「クラウン」でも一つ一つが違うシェイプに仕上げられています。ただし、「クラウン」シリーズではシャンクエンドに異素材の装飾等が付けられる事がなく、且つグレインも上位ラインの「ウィンズロウ」シリーズほど良くはありません。そして「クラウン」の最下位グレード「バイキング」では、削り出した本体表面に瑕疵やスがあったのだと思われますが、見せたくない部分周辺をラスティック仕上げにしています。(この手法は上位ライン「ウィンズロウ」シリーズの最下位グレード「E」でも用いられています。) ですから、この部分的ラスティック仕上げは、パイプによって全くランダムな位置に施されます。 そういう「クラウン・バイキング」ですが、この個体のように黒系の着色を施された物は比較的少ないように思います。「バイキング」グレードでは主に茶系の着色が多く、黒系の着色は二つ上のグレードである「クラウン300」で良く見られます。私の手持ちでも、以前に購入した3本の「クラウン・バイキング」に黒系はなく、反対に手持ちの「クラウン300」では2本中1本が黒系ですし、昨年末に今回のと一緒に買った3本目の「クラウン300」も黒系です。因みに「バイキング」の一つ上のグレード「クラウン200」では濃い目の茶色の着色が殆どです。 で、今回4本目の購入となるこの「クラウン・バイキング」ですが、シェイプはホーンとかダブリンとかと呼ばれるようなタイプに近いハーフベントで、マウスピースはサドルタイプ、9mmフィルター仕様、ボウルサイズは21mmとなっています。グレインはかなり良く揃っていて、ラスティック仕上げ部分がなければ、二つ上の「クラウン300」グレードに出来たかも知れない程です。 という事で、これから慣らしを行って、その後に喫味レポートを上げる予定ですが、「クラウン」も含めてウィンズロウの9mmフィルター仕様のパイプは、喫味的には割りと均質で、殆ど外れがないので、レポートとしては凡庸な記事になりそうです。(笑) お楽しみに![外れがない煙草ブログは此方 Click!]
2021.02.14
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今回購入した三つのオルスボの最後の銘柄「ゴールド」を吸っています。 色んな所で使われていますが、例えばシリーズに三つの銘柄がある場合、それぞれを「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」と命名する事があります。オリンピックとかのメダルもそうですよね。パイプ煙草で言えば、今はもう廃止になりまりましたが、マックバレンのパイプ煙草「キューブ」シリーズが正にそれで、シリーズには「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」という三つの銘柄がありました。 一方、今回のオルスボ・シリーズには、今吸っている「ゴールド」と既に廃止になった「シルバー」はあったものの、「ブロンズ」はなかったように思います。その代わり、色の名称という見方をすれば、「ブラック」というのがあります。これは珍しいパターンです。或いは「ブロンズ」は市場に出る前に消えて行ったのかも知れません。まぁ、「ゴールド」と「シルバー」が純粋な金属の名称であるのに対して、「ブロンズ」は合金(銅と錫)ですから、元々それだけがちょっと違った存在ではあります(純粋な銅は「カッパー」)。 で、その「ゴールド」「シルバー」「(その他)」の三つがあると、当然「ゴールド」が最高若しくは基準となる最初の銘柄という事になりがちで、その他は派生品の位置付けであったりします。でも、それと味の好みは別物で、私も個人的にオルスボについては「ゴールド」が一番好きという訳ではなかったりします。う~ん、この前吸った「ブラック」の方が好みかなぁ。 という事で、名前を見ていると、銘柄開発の背景とかが想像出来て面白いですが、だからと言って味の好みの判断基準にはならないという、至極当たり前なお話でした。ちゃんちゃん。(笑)[基準となる煙草ブログは此方 Click!]
2021.02.10
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オルスボの「ブラック」を吸っています。これも残る銘柄なのかどうか分かりません。 某ネットショップさんのサイトでは、この「ブラック」と「バニラ」「ゴールド」が残り、「シルバー」と「チェリー」が廃止になったという表記になっています。過去に吸った事のあるオルスボ・シリーズでは、「マンゴー」がもう大分前に廃止になっています。まぁ、少なくとも着実に銘柄数が減ってます。orz 今年は廃止・廃業関連の話題は最小限に留まって欲しいという思いがありますが、果たしてどうなる事やら。昨年のプランタの例がありますから、スカンジナビアン・タバコ・グループやコールハス、マックバレン、コーネル&ディールでさえ安全とは言えませんが、やはり危なっかしいのは独立系でしょう。ダン・タバコやサミュエル・ガーウィズはファンが多いので、ちょっとやそっとでは廃業しないと思いたい所ですが、販売量で収益を確保しにくい小さな会社ほど危ないのは確かでしょう。ポッシェル辺りもヤバイかも知れません。 こういう話題をもう書かなくても良い一年を願います。[着実な煙草ブログは此方 Click!]
2021.02.07
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オルスボの「バニラ」を吸い始めました。 昨年末の買出しの際に、お店の人からオルスボが廃止になるという話を聞きました。シリーズ全部がなくなるというニュアンスに聞こえたのですが、もしかしたら残る銘柄もあるかも知れません。実際この記事を書いている段階では、残存する銘柄もあるようになっているネットショップもあります。 オルスボのシリーズはスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)が製造していますから、STGの銘柄整理に引っかかったという事なのでしょう。同じくSTG製のラールセンの煙草もかなり整理されてしまっていますし、ピーターソン銘になったSTG製旧ダンヒル銘柄も、復活していない銘柄の方が多いです。大手であるSTGも時代の流れには逆らえないといった所でしょうか。 オルスボのシリーズは日本では割りと売れている方の銘柄なのに、何故廃止にするのかという声があったとお店の人から聞きました。確かに、私もオルスボ・シリーズは美味しい銘柄ばかりだと思っていました。今吸っている「バニラ」も、ベタベタしたバニラではなく、果物的な味わいがある中でのバニラ香が非常に美味しい煙草です。こういう美味しいパウチ物の煙草は、是非とも残って欲しい所です。 今年も銘柄数的には厳しい年になりそうです。[売れている煙草ブログは此方 Click!]
2021.02.03
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コールハス製の限定100g缶を立て続けに吸っていますが、今回は新製品三つ目となる「カジノエディション2021」を吸います。 この煙草の名前については別のパターンがあって、某ネットショップさんとかでは「リミテッドエディション エディション2021 カジノロワイアル」となっています。一方、缶裏のラベルには「Kohlhase & Kopp Limited Edition Casino Edition 2021」とあり、また中に入っていた口上書きカードには「CASINO EDITION」と書かれています。缶裏のラベルには輸入元(柘製作所)の名前が入っていますから、輸入元が添付した物でしょう。一方、カードはドイツ語(コールハスはドイツのメーカー)と英語の併記になっていますから、製造元が書いたものでしょう。ですから、カードに書かれた名前がオリジナルであろうと思われます。 で、とにかくカジノに因んだ限定煙草という事らしいのですが、このタイミングで何故カジノに因むのか、その理由が良く分かりません。季節とか記念日、或いは何かのイベントとか、とにかく時節に絡む限定煙草なら理解できるのですが、いきなりカジノですか・・・。 前に書きましたが、コールハスの限定物には、幾つかの着香パターンを適当に各限定物に割り振ってリリースしてるような所があるので、もしかしたら試作はしたものの余ってしまった着香パターンを無理くりリリースするために、適当にこじつけただけの名前かも知れません。 ま、美味しければ、どうでもいいです。(笑) という事で、早速開けてみましょう。 開封時の香りは、甘い南国フルーツ系です。前述の口上書きにはマラスキーノチェリー、ココア、ピスタチオ、ピンクペッパーと書かれているのですが、まぁ、合わせると甘い南国フルーツです。(笑) カットは、ラフカット、リボンカット、ブロークンフレイクの混合で、やや湿気の強さが感じられます。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、砂糖漬けフルーツっぽい甘味が来ました。酸味もあって、唾液がどんどん湧いて来ます。この甘味の強さは、着香による物だけでなく、糖度の高いバージニア葉がベースであろうブロークンフレイクに起因している部分が大きいと思われます。過去、ブロークンフレイク交じりのブレンドには、こういう甘味が良く出た物が多くありました。一方、香りはほぼ開封時と同じ方向性です。 酸味もあってベタベタし過ぎない、美味しい着香煙草だと思います。 葉にやや強めの湿気を感じたので、気持ち緩めの詰め方をしたのですが、それが功を奏したのか、火付きと火持ちについては問題がありません。燃え過ぎる感じもないので、吸いやすい煙草です。 喫煙中盤、やや着香が薄まりながらも、フルーツ系の甘さは継続します。こりゃ結構イイですねぇ。食後のデザート的な吸い方も合うでしょうし、昼間に単独で吸っても楽しめそうです。ただ、割りと主張してくる系統の味なので、ながら喫煙向きではないかな。 喫煙最終盤で流石に喫味がスカッて来ますが、着香物としては普通ですし、それまで十分楽しめるので、これはこれで悪くないです。甘味も最後まで感じられます。 という事で喫煙終了。後味は南国フルーツ、残り香も同じ系統でした。 全体的に見て、南国フルーツ系の酸味交じりの甘味がたっぷり楽しめる美味しい着香煙草だったと思います。着香煙草としての完成度は、かなり高いと感じます。 上で「もしかしたら試作はしたものの余ってしまった着香パターンを無理くりリリース」したのではないかと書きましたが、成程これほど高い完成度の着香煙草であれば、お蔵入りさせるのは勿体ないです。こじつけでも何でもいいからリリースしたのは英断だと思います。そう思わせる美味しい煙草です。 着香好きの方は、ぜひどうぞ。[完成度の高い煙草ブログは此方 Click!]
2021.01.31
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前回はラットレーの冬季限定銘柄「ウィンターエディション2020」を吸いました。これはコールハス社によって製造された煙草ですが、今回はそのコールハス社が自ブランドで販売している冬季限定銘柄「ウィンタータイム2020」を吸います。コールハスがOEM向けに作った煙草と自ブランド向けに作った煙草とをどのように色分けしているのか。そこが非常に興味深い所です。 では、開けてみましょう。 開封時の香りは、南国のフルーツと言うより、もっと何かの花の香りに近い、非常に華やかな香りです。前のラットレー「ウィンターエディション2020」がアーモンドとかナッツ系の香りでしたから、非常に対照的ではありますが、基本的にどちらも強めの着香煙草である事は変わりません。カットはラフカットで、湿気は普通だと思います。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、やはり南国フルーツっぽい花の香りが来ました。開封時と同じ香りです。一方、味の方は植物系の苦みが僅かに混ざった薄いフルーツ系のようです。昨年、ラットレー「サマーエディション2020」という夏季限定銘柄を吸いましたが、これには青い花弁がブレンドされていて、独特の植物系の生臭い匂いがありましたが、今回のコールハス「ウィンタータイム2020」にもそれに近い植物系の匂いがあります。製造会社が同じですし、同じような方向性で作られた煙草なのだと思います。でも、この植物系の生臭い部分というのは、好みが分かれそうです。慣れれば、それなりに楽しめますが。 火付きと火持ちは普通だと思います。特に工夫を要するような燃え方はしません。 喫煙中盤になってくると、ブレンドされているブラックキャベンディッシュのベースであろうバーレー葉の刺激が舌を刺してくるようになりました。元々甘味が殆どない喫味なので、この刺激は結構目立ちます。香りの方は変わらず継続しているので、どうも味よりも香りを楽しむ煙草のようです。ですから味の面での楽しみは余りありません。この方向性も、前述のラットレー「サマーエディション2020」と同じです。 喫煙終盤も基本的には中盤と同じ感じです。花っぽい香りに、味は薄いフルーツと植物系の苦み、それとバーレーの刺激です。個人的には、もう少し香りを抑えてでも味の方に資源を割いて欲しかった所です。バージニアの割合をもう少し上げれば、甘味が増して、味の方でも楽しめる喫味になったように思います。 という事で喫煙終了。後味は薄いフルーツとバーレーの刺激、残り香は花の香りでした。 全体的に見て、味よりも華やかな香りを楽しむ煙草だったと思います。 前述のように、ラットレー「サマーエディション2020」と良く似た煙草で、その方向性をこの冬はコールハスの自ブランドでリリースしたという感じです。・・・という事は、この冬のラットレーの限定はナッツ系でしたから、今年の夏に出るコールハスの限定物はナッツ系の煙草のなったりするんでしょうか。(笑) 何か、コールハス製造の限定煙草用ブレンドパターンを、幾つかのブランドの限定物にテキトーの割り振ってるだけというような感じもしないでもない・・・。この辺は、製造しているブランドの個性が残っているように見えるスカジナビアン・タバコ・ブループの限定物と違う所なのではないでしょうか。 大手OEM供給元にも、煙草の作り方にそれぞれ個性があるとも言えます。面白いですよね。[個性のある煙草ブログは此方 Click!]
2021.01.27
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本来は年末年始向けの煙草だと思うのですが、入荷が遅かったので入手が遅れ、今になってやっと吸います。ラットレーの「ウィンターエディション2020」です。ラットレーと言えば、レギュラー品に通好みの渋い銘柄が多いので、こういう限定品でもそういう煙草を想像しがちですが、過去に吸った季節限定物は割りと普通の着香煙草であった事が多いです。今回はどうでしょう。早速開けてみます。 開封時の香りは、完全にアーモンド&ミルクです。これにチョコレートの香りが加われば、良く売られているアーモンドミルクチョコレートになっちゃいそうです。カットは基本的にラフカットで、湿気はやや強めに感じます。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、少しの砂糖を混ぜたホットミルクにナッツ系の風味を加えたような味が来ました。香りは、ナッツ系 or アーモンドが前にあります。アーモンドとミルクの組み合わせは、チョコレート菓子で馴染み深いですが、パイプ煙草の喫味としては珍しいように思います。ふむ、こういう喫味も悪くないですねぇ。 火付きと火持ちは問題ありません。湿気が強めにあるような気がしたので、やや緩めに詰めましたが、普通に詰めても良かったかも知れません。イージーに吸えます。 喫煙中盤で舌が喫味に慣れて来ると、如何にも糖分が高そうなアルカリの刺激が目立って来ました。ブレンドされているであろうブラックキャベンディッシュのベースであるバーレー葉の刺激かも知れませんが、それが甘いだけじゃない喫味を演出しています。アーモンド&ミルクと言うとマッタリ系の味を想像すると思いますが、意外にそんな緩い感じではなく、ちょっとシャキッとする部分があります。 更に吸い進んで喫煙終盤に入ってくると、喫味の中に明らかにバーレー葉のコクが見つかるようになり、煙草らしさが出て来ます。着香とブレンドの構成が意外と複雑で、安いパウチ物とは一線を隔する着香煙草である事が分かります。価格なりの着香煙草だと思います。 という事で喫煙終了。後味には、意外に太いバーレー系のコクが残り、残り香はアーモンド&ミルクでした。 全体的に見て、序盤のお菓子っぽい喫味から、後半の本格的煙草らしい喫味への変化が非常に興味深い美味しい煙草だったと思います。こういう煙草なら、着香好きは勿論、非着香派の方でも楽しめるのではないでしょうか。 今回の煙草も、ラットレー銘の煙草にしては着香感が強い銘柄でした。この辺は過去の同様の限定銘柄と同じです。一方、ラットレーのパイプ煙草はコールハス社が製造しており、そのコールハス銘の年末年始向け限定煙草も買ってありますから、両者の比較が興味深い所です。製造元のコールハスが二つ同時にリリースした限定銘柄をどのように色分けしているのか。その辺を意識して次回のコールハス銘限定煙草を吸ってみたいと思います。[本格的な煙草ブログは此方 Click!]
2021.01.24
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今月分の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 入荷が遅くて入手が遅れた各社の年末向け限定銘柄を三つ購入しています。後は久し振りのソラーニを二つ。それと、割引券があったので購入してみたガス缶が一つあります。 パイプ用ライターの王者「オールドボーイ」で有名なイム・コロナの純正ガス缶を買ってみたのですが、最も売れているであろう「共用ガスボンベ」とどれほど違うのか気になる所です。使い始めて違いが体感できればレポートしたいのですが、その記事を上げるのは随分と先の話になりそうです。何しろガス缶のストックが未だ2本もあるからです。(笑) とういう事で、各レポートをお楽しみに![違いがある煙草ブログは此方 Click!]
2021.01.20
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コールハスの「リミテッドエディション2014」を吸っています。もう7年も前の限定銘柄です。 今回吸っている缶は、製造されて7年も経つというのに、保存状態が良いです。完全に加湿なしで、そのまま美味しく吸えます。缶の中のビニール袋の開いた口をテープで留めているだけの封入方式であるにも関わらず、これだけ良い状態を保っていられたのは不思議です。 確かに、この封入方式でこれだけの状態が7年も保てるのであれば、短期間で消費されてしまう事が予想される限定銘柄で、この封入方式が時折見られるのも納得が出来ます。でも、これから消費が落ち込んでいく煙草業界では、もうそろそろこの方式も限界なんでしょう。同じ方式だったピーターソンの限定銘柄は、ここ1~2年で完全に袋の口を密閉する方式に変わりました。今後は限定銘柄であっても数年レベルで在庫が残る可能性が高くなっているとの判断が働いていると考えられます。 もしかしたら、100g缶限定銘柄そのものの数も減って、50g丸缶の限定銘柄に切り替わって行くかも知れません。ピーターソンには50g丸缶の限定銘柄「セントパトリックスデイ」なんていう煙草もありましたから、可能性としては有り得ます。いや、50g丸缶の方が買いやすいですし、むしろその方が良いような気がします。 まぁ、次の限定銘柄が出やすいように、とりあえず過去の限定銘柄の在庫分は、さっさと消費し尽くしてしまわないとね。(笑)[有り得る煙草ブログは此方 Click!]
2021.01.17
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前回に引き続きガレリアを吸っています。今回は「チョコレート」です。 この「チョコレート」は本当にそのものズバリのアメリカン着香煙草で、ブレンドも半分以上が真っ黒なブラックキャベンディッシュで構成されているように見えます。アメリカン・ブレンドらしく、このブラックキャベンディッシュはベースにバーレー葉を使っているでしょうから、着香の香りは強いけれども、糖度が高くなく、実は味はそんなに甘くないという煙草に仕上がっています。 日本のパイプ界は米英の影響を強く受けていて、特にアメリカのパイプ界の後を常に追いかけているようなイメージを私は持っています。それはドイツやデンマーク等では広く普及しているパイプ用フィルターの捉え方に於いて特に顕著で、アメリカと同様に日本でもフィルター入りパイプの人気は高くありません。中にはフィルター入りのパイプなんて邪道だというような意見も散見されます。 ところが、着香煙草に関して言えば、日本に於けるアメリカン着香煙草の人気は低く、ドイツやデンマークのメーカーが作る欧州系着香煙草の方が良く売れているように見受けられます。ちょっと不思議な現象です。 ・・・え? 私ですか? 私はパイプはドイツ&デンマークで大きく普及している9mmフィルター派ですし、煙草はデンマークのスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)製の物と相性が良いですから、完全に欧州本土系・ドイツ&デンマーク系パイプスモーカーです。(笑)[影響のある煙草ブログは此方 Click!]
2021.01.13
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今回はガレリアの「ラム&メープル」を吸っています。ブレンドに黒い葉は見当たらないので、ブラックキャベンディッシュは入っていないと思われる着香煙草です。 日本では「タバコ・ガレリア」ブランドでパウチ物として輸入販売されていますが、本国アメリカでは、製造元の「サトリフ(Sutliff)」ブランドからバルク販売される事が多いように見受けられます。そのガレリアも一頃は日本で10銘柄以上あったラインアップが、今では一部の流通在庫を除き、たった3銘柄しかなくなってしまいました。まぁ、その3銘柄以外は日本で売れているイメージがありませんでしたし、本国でバルク販売がメインであるなら、売れないパウチは消えてもしょうがありません。 ガレリアの着香煙草の多くが典型的なアメリカン着香で、アメリカン着香特有の風味があります。この風味は廃業したマクレーランド社の着香煙草にも共通していました。ただ、今吸っている「ラム&メープル」は、その独特な風味が少なく、比較的欧州系着香に近いような喫味です。もっとも、アメリカンである所以のバーレー葉の割合は比較的高いようで、当然、舌を刺すバーレー葉の刺激はあります。 マクレーランドは廃業しましたし、ガレリアも3銘柄を残すのみですから、今や典型的なアメリカン着香煙草は日本で希少な存在となってしまいました。他にアメリカン着香と言えばキャプテンブラックがありますが、既にスカジナビアン・タバコ・グループ傘下ですから、もしかしたらアメリカ国内では製造していないかも知れません。う~む・・・。[典型的な煙草ブログは此方 Click!]
2021.01.10
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今年最初のパイプ煙草レポートは、例年通りラールセンのイヤー煙草「2021エディション」です。今年の缶は、従来よりも更に小柄な缶になり、同じくスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)で製造されているピーターソンとかの限定100g缶と同じ形状になりました。色は紫で、シンプルなデザインです。で、写真に写っている警告表示シールの下に何かあるのかなと期待して、撮影後に剥がしてみたのですが、紫の地の色だけで何も描かれてはいませんでした。orz もう警告表示シールが貼られる事を前提にした缶デザインに最初からなっていた訳です。 では、早速開けてみましょう。 開封時の香りは、バニラ、トロピカルなフルーツ、クリームといった感じで、非常に華やかです。ラールセンの着香煙草らしい良い香りだと思います。カットは、ラフカットで、黒い葉と茶色の葉が半分ずつくらい混ざっています。湿気は普通です。 これを火皿内径22mmのパイプに詰めて着火しますと、華やかなフルーツ&バニラ系の香りと伴に、適度な酸味を伴った果物系の甘味が来ました。ん~、クッキーっぽいニュアンスも少しあるかなぁ。角が取れていながら、軽やかな味わいがあって、着香煙草として非常に美味しいと思います。やっぱりラールセンの着香は外れがありません。 火付きと火持ちには問題がありません。テクニック的にイージーに吸える煙草だと思います。ただ、吸い進むにつれて少し燃え進みが遅くなるような感触はあります。まぁでも、燃え過ぎるよりかはいいです。 喫煙中盤で、少し粉っぽい感触が出て来ました。何かの甘いパウダーが浮遊する空気を口に入れているような感じです。こういう感触の煙草は着香系で時々ありますが、何か特定の着香成分があるのかも知れません。それ以外の喫味に関しては序盤と変わらないと思うのですが、この粉っぽい感触によって、クッキーっぽさが前に出てきたようにも感じます。 喫煙終盤で、粉っぽい感触が強まり、同時に着香分が少し薄れてきたように思います。ただ、渋くなるほど薄くなるという訳ではなく、基本的に最後まで着香煙草らしい香りと味は楽しめます。この辺は、さすがラールセンの限定100g缶といった所でしょうか。 という事で喫煙終了。後味は少し粉っぽいお菓子系で、残り香は果物&バニラでした。 全体的に見て、序盤の華やかさが後半でお菓子っぽい感触に変わって行きますが、年末年始のおめでたい雰囲気に良くマッチした良い着香煙草だったと思います。 缶の形状の統一とか、一部ブランド&銘柄の廃止などを見ると、あのSTGでさえ事業整理が進んで、全体の規模が縮小して行っているのだと思いますが、ラールセンらしい個性は未だ「エディション」のシリーズに生きていると感じます。縮小の流れは今年も続くと思われますが、各ブランドの個性は、このように残って行く事を願ってやみません。また、今年も少しでいいので、新たな銘柄が登場して欲しいものです。 今年も美味しい煙草が楽しめますように。[楽しめる煙草ブログは此方 Click!]
2021.01.06
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新年、明けましておめでとうございます。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。m(__)m 大変な中での新年とはなりましたが、何とか頑張って今年も過ごして行きましょう。 さて、新年という事で、まずは今年の当ブログに於ける目標を書き残しておこうと思います。 昨年はレアなパイプを買うつもりでいて、結局は買えずに無難なパイプを年末になってから駆け込みで購入するという事になった訳ですが、今年もレアなパイプには手が届かないような気がしてます。ですから、余り冒険する事は目標とはせず、無難なパイプをちょっとだけ買う予定にしておきます。 一方、昨年レアなパイプを買えなかった原因であった新しいカメラを今年は一層活用して、パイプや時計のディティール写真とかをネタにした記事を幾つか書きたいと思っています。煙草の葉っぱの写真をネタにしても面白いかも知れません。ただし、煙草レポートの記事不足対策の記事にはなるので、数は書けません。 パイプ煙草レポートについては昨年同様に、新規銘柄は出来るだけ逃さず、また既存銘柄については気分次第で記事にしていく予定です。まぁ、この辺は安定操業が目標です。(笑) 葉巻等のその他煙草に関しては、もしかしたら何か書くかも知れませんが、今の所、全くのゼロでも構わないと思っています。 時計に関しては、前述のディティール写真の記事を幾つか上げられたらいいかなと思っています。現状では新たに時計を購入する意欲も原資もないので、手持ち時計の話になります。 という事で、今年はとにかく安定操業+新カメラの一層の活用という所を目標にしようと思います。世間的には安定操業でさえ難しい業界も現状ではある訳ですから、少なくともブログ上だけでも安定操業を確保したい所です。 それでは、今年も頑張って行きましょう![今年もブログは此方 Click!]
2021.01.03
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今回が年内最後の更新ですので、このブログの今年のまとめをしておきます。 今年、特に大きなトピックとしては、やはりブログ用写真を撮影するカメラを新しく2台も購入した事です。一つはコンデジで、これはパッケージの写真等の通常の撮影に使っています。もう一つは上の写真のミラーレス一眼で、これは接写・拡大写真や、特に綺麗に撮影したい場合に使っています。ですから、このブログでの使用頻度はコンデジの方が高く、一眼の方はまだ本格的には使っていません。ただ、将来的に記事不足に陥った場合は、一眼の出番は増えそうです。 で、そのカメラへの投資が大きかったので、パイプ本体の購入は年末まで持ち越され、且つ年末に購入した2本のパイプも、当初目標にしていた物とは違い、冒険しない安全パイな物となりました。尚、この2本については年明けの早い段階でレポートしようと思っています。 パイプ煙草について思い出されるのは、昨年末から今年初めにかけて吸ったロバート・マッコーネルのダンヒルレプリカのシリーズと、本家ダンヒルからピーターソンに移管されて復活した銘柄群でしょうか。どちらもダンヒルの撤退に絡んだ話ですから、大きく見て、ネタとしては一つです。(笑) また、撤退関係で言えば、やはりプランタの撤退というのが、話としては大きかったと思います。来年は新たな撤退話が出ない事を祈ります。 一方、今年全く新たに日本で発売になったパイプ煙草銘柄については、特に印象に残るような物はありませんでした。う~ん、強いて言えば、ダン・タバコ社の四つの日本新製品、中でも「アンタッチャブルズ」が良かったでしょうか。 その他の煙草分野に関しては、特に何もしませんでした。実際は試供品のリトルシガーやシガリロを時折吸ったりしていたのですが、ブログネタに出来るほどのボリュームは確保できませんでした。 時計に関しては、ムーブメントの拡大写真が撮れるカメラが手に入ったので、今後の記事不足の際にそういう写真で記事を書ける環境が整ったという感じです。 という事で、今年はこんな感じでした。カメラの件と、その影響によるパイプ購入延期が予定外でしたが、それ以外は凡そ年初の予想通りだったと思います。そして、残念ながら撤退絡みの話題の多い一年でもありました。 さて、今年の更新はこれで終了です。新年は正月3日に更新予定で、2021年の目標について書きます。また、通常記事は6日からの予定で、その日はラールセンの「2021エディション」を取り上げます。お楽しみに。 それでは皆さん、今年もありがとうございました。来年もまた宜しくお願いいたします。 良いお年を![年末の煙草ブログは此方 Click!]
2020.12.30
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今回はアークロイヤルを吸っています。 日本では主に売られている紙巻煙草の同シリーズの方が有名かと思いますが、その紙巻煙草の方はパイプ煙草の風味を楽しめるシリーズとされていますので、本来こっちのパイプ煙草の方がベースなのだろうと思います。 でも、以前にこの煙草を吸った際に手巻でも試してみたのですが、どうもパイプで吸うよりも美味しく感じたのです。もしかしたら、そういう煙草だったので、パイプ用より紙巻の方がメインになって行ったのかも知れません。 現代は紙巻煙草の市場規模の方がパイプ煙草のそれよりも圧倒的に大きいので、紙巻煙草こそが煙草の本来的な姿であって、ほぼ「煙草=紙巻煙草」であると思っている人が世間には多いと思うのですが、パイプや葉巻の愛好家から見れば、紙巻煙草というのは飽くまで煙草の即席簡易的でちょっと邪道な吸い方でしかなく、決して本来の煙草の姿ではないと感じています。少なくとも私個人はそう思っています。紙巻煙草しか知らない喫煙者も、そしてWHOを含む世間一般も、実は煙草本来の良さを全く知らないまま煙草を語っている・・・。 「おまえら何も分かっちゃいねぇな。」と言いたい事が時々あります。以前の私も紙巻煙草しか知らない喫煙者だったのですが・・・。(笑)[本来の煙草ブログは此方 Click!]
2020.12.27
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JTの「ロックンチェア2」を吸い終わろうとしている所です。ここの所、JTのパイプ煙草を割りと集中的に吸って来ましたが、この銘柄が最後になります。 で、改めてJTアイメックスのパイプ煙草ラインアップを見てみると、以前に吸った事のあるパウチ物の「ビッグホーン2」と「ビッグホーン2・テイスティスモーク」がカタログ落ちしている事に気付きました。い、いつの間に・・・。orz 「ビッグホーン2」は一応ラタキア物でしたから、ラタキアの供給不足になっている昨今では、廃盤になるのも頷けます。でも「ビッグホーン2・テイスティスモーク」の方は普通の着香物でしたから、残しても良かったのではないかと感じます。需要の低迷に伴う銘柄数の削減は、例え三大煙草メーカーのグループ企業でも避けられないという事なのでしょう。 同じ事は多くのOEM品やシリーズ物の製造元であるスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)でもあるようで、あの「オルスボ」シリーズが廃止になるという話を聞きました。私も評価していて、日本国内でも比較的売れていると聞いていたシリーズです。(このシリーズについては近々再喫するつもりです。) この流れは何処まで続くのでしょう。 せめて私の目が黒い内は、市場が生き残ってて欲しいものです。[売れている煙草ブログは此方 Click!]
2020.12.23
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JTの「シルクロード」を吸っています。最初に吸ったのは2011年12月でしたから、丁度9年前です。 この煙草については、喫味のイメージはほぼ変わりませんでした。当時の私だったらそう感じるだろうなというレポートを以前は書いています。でも今の私は、同じ喫味でももう少し高い評価にします。バニラ系の着香とは言え、ベースの煙草の味がしっかり感じられ、なかなかイイ感じの喫味です。かなり良い質の葉を使っているように思います。 カットが良く解されたブロークンフレイクであるというのも好きなポイントです。このカットの煙草は何種類か吸って来ましたが、大抵はバージニア葉の甘味がしっかり感じられる良品でした。この「シルクロード」もそうです。 気に入らない点は、40gパウチ入りだという所でしょうか。最近は100g缶を多めに吸っているので、40g入りだとアッという間になくなってしまっているように感じます。やっぱり40g入りだと、ちょっと物足りない気がします。 最近の私だったら、このパウチ二つを続けて吸っても抵抗を感じないかも知れません。それ位、美味しく楽しめる煙草です。[楽しめる煙草ブログは此方 Click!]
2020.12.20
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JTの「プロムナード」を吸っています。最初に吸ってレポートしたのは2012年6月でしたから、もう8年以上前です。 この煙草も、以前吸った時とイメージが異なる物の一つです。最初に吸ってレポートした際には、チョコレートやメープルシロップの味を感じていて、ショップさんの解説でもそういう風な味とされているのですが、今回吸ってみると、ウィスキーとかバーボンでケーシングした煙草のような味がします。ボルクムリーフとかにあるような、あの風味です。・・・う~ん、甘味はもっとあるかなぁ。少なくとも、チョコレートは殆ど感じません。長期在庫で着香が飛んだのかも知れません。 まぁ、でも結構美味しいです。着香感は希薄で、素のバージニアに洋酒が浸み込んでいるような風味なので、もう少し高い価格帯の煙草のようです。それと、ちょっとバーレー葉の刺激があって、良いアクセントになっています。バーレー葉が表に感じられるという意味では、販売元のJTアイメックスの説明にある「ソフトな甘味を生かしたアメリカタイプ」という表現も理解出来ますが、良くあるアメリカン着香の煙草よりもバージニア葉の甘味が感じられます。良いブレンドだと思います。 さて、これを含めてJTのパウチ物パイプ煙草は、現在40g入りで1,170円という価格設定になっています。これは50g換算で1,463円ですから、実際そんなに安い煙草ではなかったりします。マックバレンの「バージニアNo.1」より高いのです。製造元(マックバレン)も輸入・販売元(JTアイメックス)も同じなのに価格が高くなるという事は、「JT」というブランドに価値を持たせているという事になりますが、ことパイプ煙草の分野でプレミアを付けるだけの神通力が「JT」にあるとは思えない・・・。そういう所に疑問は感じるとは言え、悪くない煙草です。[プレミアな煙草ブログは此方 Click!]
2020.12.16
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今年はもう出ないのかなと思っていたピーターソン「スペシャルリザーブ2020」が入荷したので、買って来ました。例年なら、もっと早い時期に入荷していたように思うのですが、去年から今年にかけてのピーターソン或いはスカジナビアン・タバコ・グループ(STG)界隈は何かとゴタゴタしてましたので、少々の遅れは致し方ないのかも知れません。何か、幾つかのSTG製パイプ煙草の廃止話も聞こえて来ましたし・・・。orz 確か去年か一昨年辺りからだと思うのですが、今のピーターソンの限定100g缶は写真のようなコンパクトなタイプの缶になっています。これはラールセンの100g缶と同タイプで、どうやらSTG製はこれで統一されるようになっているみたいです。このタイプの缶は、缶自体は手で開けられる程度の密閉性しかありませんが、中の袋の口はしっかり閉じられていて、以前のピーターソンの限定100g缶に比べると、流通在庫期間中の劣化は少なくて済みそうです。 という事で、早速開けてみましょう。 今年の「スペシャルリザーブ」の開封時の香りは、メインは果物系で、そこにバニラとちょっとミルクか油脂系のクリーミーなニュアンスが混ざっています。角の取れた果物系という感じでしょうか。カットは、ほぼ明るい色の細かいリボンカットがメインで、黒いブラックキャベンディッシュのラフカットの葉は少ししか混ざっていません。湿気は普通です。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、意外や意外、非着香バーレー系のような喫味が最初に来ました。出だしの喫味の味わいが薄く、着香感も希薄です。開封時のあの香りは何処に行ったんだ?ってな感じです。 暫く吸い進むと味わいが見えて来ますが、やはりバーレー葉の硬質なコクと刺激が先に来ていて、バージニアの甘味と着香分は後ろにあります。単発勝負の限定物では珍しい、随分と硬派な喫味です。 火付きと火持ちは普通でしょうか。やや燃え難いニュアンスがありますが、普通に吸える範疇です。 喫煙中盤になると、着香分が更に薄れて来て、バーレー系の硬質な喫味がもっと強まったように感じます。バージニアの甘味は相変わらず薄いです。ですから、硬派な姿はますます明確になっています。こういう喫味は、サッパリしていて、むしろ夏向きだと思いますし、この「スペシャルリザーブ」のデリバリー時期も本当は夏頃だったのだろうと思うのですが、残念ながら年末に吸う事になってしまいました。でも、まぁ、忙しい年末に気持ちを引き締めるような喫味と言えなくはないかな。 喫煙終盤も硬質な喫味のままです。もう非着香バーレーがメインの煙草だとしか感じられません。少し気が引き締まりますし、ながら喫煙用で常喫するにも良いかも知れません、限定煙草ですが。(笑) と言う事で喫煙終了。後味は硬質で甘くなく、残り香は焚火系+少しの果物といった感じです。 全体的に見て、開封時の香りからは想像出来なかった硬派な非着香バーレー系がメインの煙草でした。甘々な煙草が吸いたくなる冬の休日向けではないとは思いますが、渋好みの人には適した煙草だと思います。 毎年恒例の限定煙草では、強めの着香系煙草が多くを占めますが、ことピーターソンの「スペシャルリザーブ」では時々こういう硬派な煙草が出て来ます。Va&Peの珍しいコインカット煙草も過去には「スペシャルリザーブ」で出た事があるくらいです。そういう方向性が、幾多の限定銘柄の中で「スペシャルリザーブ」が際立つ強い個性となっていますし、今後も続いてくれると嬉しいです。[硬派な煙草ブログは此方 Click!]
2020.12.13
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