ベルリンマジック
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何の脈略もないけど母自慢私の母はすごい、自分が年をとればとるほど彼女のすごさが見えてくる母・中尾厚子は陶芸家、50年以上焼き物を作っている、それだけでもうすごい。津和野生まれの厚子さんは子供のころからいろいろな習い事を経験日本舞踊、お琴、お茶、お花、着物、、、学生時代は卓球、西日本で上位に入るほど、プロを目指していたという不運な交通事故でプロへの道は諦める、、、でも前向き人生は諦めない。当時の女性としてはめずらしく車の免許を早々と取得バイクにも乗って、西日本なのにスキーも得意とにかく何でもやる、男も女も時代も関係ない。お茶も着物もお花も続けながら、子育てもしながら、唐突に陶芸を始める少し習った後はひたすら独学、本を買いあさり、人の作品展を見て回り、、、美大を出たわけでもなく大師匠についたわけでもないコネも推薦もなく果敢に公募展に出品、日展にも何度も入選しているバブルの波にもうまく乗って、多くの大手百貨店での個展も成功元卓球選手のお言葉「運も実力のうちなのよ、おほほー」。女流陶芸という肩書は彼女にあてはまらないし、自身も全く意識していない作品を見る人、評価する人、買う人はみな「男性の仕事かと思った」と言う。厚子さんの大人になってからのその他の習い事着物の帯紐などを編む「組みひも」、栃木県滞在時代の木彫り「日光彫」スペインへ行ってきた勢いで始めた「フラメンコ」夫の出張についていったオーストラリアでは移民に混じって「英語」さらにオーストラリアのやきもの教室にて現地ならではの「絵付け」ドイツのムスコを訪ねるために数年かけて「ドイツ語」津和野ではなぜか「太極拳」なんかもやっているもちろんやきものの手法に関しては赤絵や三島手、あれやこれや無数とにかく何でもやる、なんでも夢中でやる、すごい。主婦業はというと、これも手は抜いていない毎日3人の子供たちの弁当とダンナの遅い夕食を作り、家事はしっかり守ったちなみに私は大学時代も弁当を作ってもらった(いつも金欠、学食代節約)厚子さんの実家は料理屋だったので調理師の免許も持っているから美味しいのだ。もうじき85歳の厚子さん、数年前からまた卓球熱に火がついたプロのコーチについて特訓再開、ユーチューブを見ながら研究の日々シニアの世界選手権を目指すという、、、すごすぎる陶芸もまだまだやる気で、最近新しい窯を購入、30年は使える、30年生きるつもり。厚子さんはマグロみたいだよね、と私は言う止まると死んでしまうのだ、寝ているときも泳ぎつづける回遊魚。両親を早く失い、弟たち二人ももういない「私はあの人たちの分も生きなきゃなのよ」と言う厚子さんけっこう実践してる、すごい、ご立派!マグロのようなすごい厚子さんはギャラリークンストホーフにおります着物、お茶、お花の話、卓球、ドイツ語、フラメンコ、エトセトラエトセトラ話題は豊富、お話に来てください、エアコン無いですけど。写真【津和野のマグロ?】
2024/07/10
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