テンプラ、テンプラ、テンプラ、お前だ!

テンプラ、テンプラ、テンプラ、お前だ!

vision of die


生き損ないの群れのなかで
誰もが衣を脱ぎ捨てるときに奇抜にも私の足元だけが枯れる
そこだけ誰も破ることのない沈黙をガラスでおおって身を隠した
白昼堂々スクランブル交差点で生きた人形が白眼になって倒れた

誰も死んだなんて気付づかない
アスファルトは黒く非情


公園のベンチでリンチを受けた少女が横たわって『いた』
『いた』というよりも無造作に『あった』で
粗大ごみに捨てられた自転車の様だった

ツカイステ

一匹の烏をが首をついばみ二匹の野犬が腹部をさらった
少女が目覚めた時、霊安室で身体は青かった
その日は快晴で、何人の子どもが笑みを作ったろうか
不幸にも駅前のビルが爆発し、狂気は血を笑った

私は凍る
生き損ないの群れのなかで

正論を受けた烏は首をついばまなくなった…



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