+スタンリーのアメリカンレポート

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Vol. 125  「14才の母」




結局、大掃除というほどもせず、外は寒いし、ちょっとかぜ気味もあり借りてきた”14才の母”をぶっ通しで観る大晦日。
嫁に言われるのは、
「あんた女の子やったら絶対子供産めへんと思うわ。」
37歳のええおっさんでも無理という出産を14歳の子が成し遂げた。
14歳のころ、俺に赤ちゃんが産めたやろか…。
いやいや、俺は男の子の立場で考えて、高校に行かずに働くという選択ができたやろか…。
何より14歳の彼女を支えてあげられたやろか…。
相手を想う、想われる気持ちがあれば、若さの勢いでっていうところもあるけど、
ドラマの場合、完全に離れることを前提にしていたし…。
やっぱり未希はよく頑張ったと思う。
そこには、素晴らしい家族の支えがあったことが大きい。
「1リットルの涙」でもそれが言える。
こんないいドラマがある日本で、なぜ若者の問題が多いのか…。
便利になりすぎているからか…。
ゲームの影響でたとえ死んでも”リセット”すればやり直せると思っているのか…。
人生はリセットできへんし、やり直しはできるとは言え、それに立ち向かう勇気と努力は不可欠。
まず、どんな疑問を感じられるか・・・
そして、その疑問に対して、どんな行動が起こせるか・・・
それがアイデンティティ。
アイデンティティ構築のためには、まず戦場に立たへんと始まらへんし…。
やっぱりここでも義務教育?
親と先生は子供を学校に通わせる義務がある。
その努力への訓練が、日々の生活で重要。
その辺は日本とアメリカで同じやけど、いじめや不登校の数は大きく違う。
それは、お父さんが5時半にいるか、いないかの差なのか…。
日本では、お父さんの帰りが遅く、週末くらいしか会うことがないに対して、
アメリカのお父さんは毎日5時半には家に帰っていっしょに夕食。
その部分はやっぱり大事なんやね…。
アメリカの車は、家族のために5時半になれば帰るので、トラブルが多い。
日本の車は、手抜きなく遅くまで働くのでトラブルはない。でも、家族がトラブっているのです。
アメ車に乗って、帰りが遅いアメリカ駐在員には最悪の結論が出てしまいましたね。
大事なのは家族、そして健康ですね。
みんな健康で新年を迎えられることに感謝して、年越しそばをおいしくいただきました。

2006年12月31日

テーマ曲 「しるし」 Mr.Children


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