Stellabeer's Swing

Nov 30, 2004

海猫／新宿ゴールデン街突入

テーマ：ＢＡＲ大好き！！(739)

カテゴリ：しあわせごはん

鑑賞券を頂いたので、仕事帰りに伊東美咲主演の「海猫」を観てきました。
１人で映画館行くの久しぶり～　しかもガラガラで快適～！！　

私は邦画に厳しいです。
同じ日本語だし、日本人だし、どうしても提供側に”共感させてほしい”と思ってしまうので、
映画の発しているオーラが自分と異なると、ひじょうに世界に入り込みづらい。

外国ものだったら”そんなこともあるかな？”と思えることが邦画では”どうして？”と思ったり・・

「海猫」は・・う～ん。
できごとを丁寧に描いているのだけど、感情の変化をはしょり過ぎで、ついて行けなかったです。

制作側も時間との戦いでしょうね。時間無制限で撮れればいい映画になるのは当たり前だし、
どのシーンをカットするかが、映画の出来を大きく左右する。
創造するのはどんなにか難しいだろうと想像します。（シャレではないのさ）

２１時に映画が終わり、その後Ｒｉｚと待ち合わせして、新宿ゴールデン街に行きました。

歌舞伎町の一角にあるこの街は、かれこれ５０年も続く飲み屋街。
元々はおじさんの為の（薄暗～い）飲み屋街だったけど、最近は若い人も趣向を凝らした店を営業しています。
青山の同潤会アパートみたいに、命を吹き込まれた古い建物たち。ものすごく活気あります。

実際一歩入ると、昭和に戻っちゃったような感覚になる。（昭和時代はここで飲んでないけど）
まるでラーメン博物館みたいな、街まるごとテーマパーク？な感じ。
店舗はどこも３坪から大きくても４坪程度の店ばかり。その狭さがまた昭和っぽい由縁。

現在２００軒以上あると言う店の中から選んで、足を運んだのは「音吉」と言うバー。
　理由＝Ｒｉｚによるとマスターが同い年のベーシストだから。話が合うに違いない！！

深呼吸してドアを開け「はじめまして～」<===　私は初めてのバーに行くときこう言います。

場末のスナックみたいな店内。黒電話とかあるし、照明赤いし、ＢＧＭは”テレサ・サン”だし。
お通しはモツの味噌煮込み。
最初から気さくなマスターと”そう言えば豚モツやばいよね～”と盛り上がる。

しばらくご機嫌で飲んでいると、レコードチェンジ。リッキー・リー・ジョーンズの「浪漫」でした。
”お～、私このレコード好きなんですよ～”と言ったところ、マスターの目がきらり。
その後トム・ウェイツとジム・ジャームッシュの映画の話になり、
”音楽まで飲んべえだね～”と褒められました。（褒められたのかな？）

今日は最初からハシゴするつもりで来たので、”次どうする～？”とＲｉｚとコソコソ話をしていたら、
隣に座っている女の子がゴールデン街に詳しく”変な店も多いですよ～”とのこと。
彼女曰く、この店は”アタリ”らしい。

１店目からアタリなんてラッキー！！
それでは”Ｒｉｚの酒飲み臭覚に乾杯★”と言うことで、今日はここで落ち着くことにしました。

その後は１人で来ていた隣の女の子、Ｋちゃんと仲良くなり、３人でワイワイと。
最後は３坪の狭い店内に７人がカウンターにぎゅうぎゅうとなり、全員で盛り上がって参りました。
狭い店って一体感が生まれていいですね。

そして久々に終電で帰宅・・つっ疲れた～！！

新宿ゴールデン街は、ハズレのお店も多いらしいのですが、探す楽しみのある街です。
本当は新宿って、雑多で、こだわりがなくて、ついていけない人種も多くて、とにかく嫌いだったのですが、
こうやって奥に入っていくと、ディープな世界が待っていることに気がつきました。

思い切って潜入してみて、発想の転換ができました。これからも地道に開拓していきま～す♪

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