sweet better~エレメンツ

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愛人 ラマン


自伝が原作の映画。

フランス領土だったころのインドシナ(だっけ?毎度てきとーで
すいません)を舞台に15歳の少女と年上の中国系青年との
エロティックな関係が始まっていく。

濃密な映画、という感じが強い印象の話。早熟(というかこのころは
14、15歳でもきちんと大人だった人がまだいたんだろうな)
な少女と女に慣れているお金持ちの32歳の男との

日々の逢瀬が描かれていく。

単なる愛欲なのか、それとも…

やがて別れの時が近づいたとき、少女は鳴咽をもらして泣き崩れる。
あれは愛だったのだ、と。

当時高校生だったラブリーはなんだかすごくハマッてしまい
このシーンの時同じように鳴咽して泣いた覚え(ブサイクだなー)
があります。

ラブラブな恋愛より、素知らぬふりをしながら心の奥に深い
愛を秘めた、抑圧された恋愛の方が響きます。

その抑圧された恋愛は激しく苦しく、何よりもエネルギーを使う。
愛とは深い精神と肉欲が一体となった深いものだと思うのです。

また32歳の大人の男と交わる15歳の少女の体は未成熟で
逆にそれが映画にエロティシズムを与えていると思います。

さわやか恋愛が素敵と思ってる人には理解しがたい映画かも。
でも私は好きよ。


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