まうまうっとねー。

まうまうっとねー。

三原 順『はみだしっ子』

書籍名:『はみだしっ子』
著者名:三原 順
出版社:白泉社

感想:
連載当時はまだ私は「子ども」で、それでも「花とゆめ」誌上で毎回読んでいた。
その後、白泉社文庫版を買ったものの、そのまま寝かせておくこと数年。
「大人」になり、子どもも大きくなりつつある今、ようやく、
通して読み始める時期が来たような。

ほんとうに、なんと今日的な問題を先取りしていたのかと、あらためて驚嘆。
それから、流れるような台詞回しにあふれる思索。

「ボクらに必要なのは 親という名の大人ではなく――
  愛してくれる人なのだと……」

なんという、立脚点の明快さ。
4~7歳の「子ども」に、当時、これを言わしめていたというのは、
相当な衝撃だったんじゃなかろうか。
「親幻想」をふりほどこうとする意志とあがきと挫折と再生の物語。

そうせざるを得なかったグレアム。
それでも、救いは残されていたのだと信じたい。


点数:
考える  ★★★★★
笑える  ☆☆★★★
泣ける  ☆☆★★★



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