すももの病気と仲良く生きる!

すももの病気と仲良く生きる!

③最悪の結婚記念日

プー&ピグレット


ギョエ~、血だぁ~。

それは忘れもしない、1998年10月13日。7年目の結婚記念日。
その頃、パソコンスクールでインストラクターをしていて、個人のお宅でも出張講習をやって
いたので、ちょうどその日が出張日だった。
自転車で行ける距離で、午前10時~11時半までの授業を終えて、お茶を頂いてその方の
お宅を後にした。
大通り横の歩道をいつものように自転車でスクールに帰る途中で事故?は起きた。

歩道が狭くなっている所があり、そこには歩行者用の信号がある。
信号待ちをしているおじいさんの自転車が、歩道を通行止めのように止まっている。
私もそこで止まって待てば良かったのだが、ほんの少し通り抜けられそうな余裕があったので
無理に通ってしまった。その時左の足首に何かが当たった。「いっ、痛い、何だろう?」しばらく
走って、自転車を止めて足を見ると血がダラダラと流れているではないか。
だからと言って、自転車を降りて歩くのも何なので、そのままとりあえずスクールまで自転車
を漕いで帰った。

(何がどうなったのかと言うと、自転車を止める時に降ろす“スタンド?”に足をすってしまった
のだ。このスタンドは自転車に乗っている時は後ろに飛び出ている。普段は意識していなかっ
たので、その飛び出ているスタンドの事まで考えなかったのだ。
それ以来、自転車に乗っていても歩いている時でも、人の自転車のスタンドを見ると、あの時の
記憶が蘇ってちょっと怖い)

スクールに着いてイスに座ってみると、まだ血が流れている。なのにストッキングは切れていない。
運良く旦那が会社を休んでいたので、電話をして車で迎えに来て貰い、ウチの目の前の救急
病院に行った。私の足を見た受付の方がビックリして、車いすを用意してくれて、午前の診療
が終わって休憩時間にもかかわらず、外科の診察室に案内してくれた。
またまた運良く、Dr.がまだいたのですぐに診察して貰えた。

Dr.も看護婦さんも「どうしたの?」と驚いて、ベットに寝るように言われ、ストッキングを切って
足を診察すると、皮が鍵の手(L字)にぺろっと剥けているらしい。
麻酔をして皮を縫い合わせようとしたら、Dr.曰く「皮に針を通すと破けそうで縫えないから、
テーピングで止めるからね。それにしても麻酔していて良かったよ。してなかったら痛くて大変
だったよ」と言われました。

足が痛くて歩くのもやっとの状態。病院が目の前で良かったけど、踏切という最大の難関を
渡らないといけない。ゆっくりしか歩けないので、途中で電車が来たらどうしようと冷や汗もの
だった。

この日はそう、結婚記念日。夕飯をレストランで食べようと予約してあった。このレストランは
自家製のパンが食べ放題で、リーズナブルなお値段。楽しみにしていたのに・・・。
せっかく予約してあったし、行き帰りはどうせ車なのだからと、無理をして行く事にした。
ウチはアパートの2階、階段まで一番遠い部屋。車はすぐ裏の駐車場にあるけど、何て遠い事だろう。
いつもならあっと言う間に行けちゃうのに。

お店についても、ゆっくりゆっくり歩いて何とか席に着いた。足のケガがなければ、おいしい
お料理とパンで、満足なはずなのに・・・。最悪だぁ~(-_-;)。

次の日から翌年の2月頃まで、殆ど毎日消毒に通った。目の前だから何とか通えた。
途中形成外科で皮膚を移植するか相談をしたが、「移植をしてもしなくても、傷跡は同じだ
ろう」と言われたので、それだったらわざわざ何ともない所まで、痛い思いはしたくないので、
移植はしない事にした。

私は薬のせいもあって、ただでさえ傷の治りが遅い。おまけに血管も弱くてすぐアザになる。
Dr.や両親に「ケガはしないように、ぶつけないように」と言われている。
信じられないだろうが、座布団の角や新聞の角にぶつかっただけでもアザになる事もある。
こんな事があった。Dr.が診察中に「足はどう?」と様子を見ながら少し強く指で押した。
「ダメだよ、そんなに強く押しちゃ。すぐアザになるんだから」と私が言うと、「まさかぁ~」とDr.
が笑っていたけど、数分後本当にアザになったのを見て「本当なんだね」と驚いていた。

解っているけど、おっちょこちょいな私は、知らない間にアザが増えている。買い物の荷物を
腕にかけてもアザになっている。自分の体ながら、情けない事である(-_-;)。


© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: