砂菩に詠む月

砂菩に詠む月

詩のようなものかも


at 2004 08/07 05:27 編集





2002 09/19 23:21



あしたは、きっと

出遭ったことの無い、僕に会える予定なんだ

知らない自分との対面の時だ。



ああ、どんな人だろう。

優しくて気さくなそれで

照れ屋ででも女好きで、涙もろくて、臆病だけど最後は僕らの為に命をも擲って前進してくれる。

死を恐れずに...



そんなひとだといいなぁ。会いたいなあ...

あしたこそ。









2002 09/21 01:09



今日 その僕にあったよ。



向こうから「やあ、はじめてのきがしないね。」って。



でも顔が良く見えなかった。僕と同じ顔のはずなんだけど...



その僕が言うには「僕に協力してくれよ、頼める相手がほかにないんだ!」って切実そうにいうんだ。



「僕はなんでも出来るように成れる。そう謂う才能はあるんだ、ただ何をすれば好いか?何がしたいのか?

それがいつもわからなくなるんだ。だから...」



その後困ってるみたいに言葉を 宙に浮かせたまま



瞬きもせずにボクをみつめる。



ので仕方なく訊ねてみた。



「それをボクに見つけろってこと?」



とても嬉しそうに手を広げて肩をたたいた。痛いくらいだった。



「そう!それだけを判って欲しかったんだよー。」



そしてボクと僕は紅茶を2杯ずつ、ラベンダーティーと

アールグレイを。



ゆっくり話もせずにのんだ。





眩しかった西日が 一瞬の夕焼けを

コマーシャルくらいの時間だけ魅せて、夜に逃げ込んでいった。少し照れたのかもしれない。



そして ふと目を還すと、



空のTae カップが



   2つ。



テーブルに在るだけだった。



その時の気分は今は巧く説明できそうに無い



叱られたような…誉められたような…

不思議な感覚が



いまも 胸に



       残って…いる。









2002 09/23 01:38



僕とボクの会見が終わって ボクはとてつもない重要な任務が与えられたことに、改めて気づいた。



     「ボクが僕の目的をみつける?」



声に出していってみる。

まるで現実感の無い乾燥した声だった。

煙草の煙みたいに行き場なく、言葉は宙を漂った。



         「…やれやれ」



今度はやけにソリッドな声だった。

鉛の銃弾みたいに重く、それは床に転がった。



とにかく、ボクには為すべき事が与えられたわけだ。



こうしてボクは大人への階段を登り始めることになる。



出掛けにボクはイングリッシュ・ブレンド・ティーに

たっぷりのブランデーと 薔薇の形の角砂糖2つを放り込んで、一息に飲み干した。



そうしてボクは

   狭い自我の、重い扉を開けて

            世界へでていった。



あとには琥珀色の吐息だけが、まるで迷子の様に残っていた。



僕とボク 

at 2002 10/11 23:46 編集



困った奴がやってきた。



こいつは良く頼みもしないのに勝手にやって来ては、僕の思考に逆説を吐く。



大抵が批判だ。



更に困ったことに秘とが決断しようとしたり、不本意な事があったとき、まさに

電光石火の早業でやって来て批判するんだ。



今日もそうだ。



仕事上で些細な誰でもやるミスをした。早速やって来てモチベーションを下げ捲くってくれた。



「やれやれ」



誰も居ないのを見計らって僕はつぶやいた...





彼の名は これも本当に困ったことに



     「ぼく」    

というのだ。



僕とボクとぼく



 やれやれ。

ひょっとしたら天才 児 か知れないボクの面倒を見つつ。



       僕の仕事や生活を悉くを、          批判し否定する。



「由緒正しい反対派」のぼく。



こいつ等を引き連れて僕はまた明日を迎える為に何かしなくちゃいけないんだ。



総ては僕等自身の為に... 





「やれやれ」



結局これ以上の台詞を僕は思いつくことが出来ずに、紅茶にブランデーを落とした。

その時    音も無く、日付が変わった




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