ひだまりももカフェ

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'04入院原因はコイツ。(前)



「左卵巣のう胞性腫瘍(内膜性のう胞腫瘍)」となんだかムズカシイ病名を告げられ、
入院・手術を余儀なくされた私ですが、開けてみてびっくり。
卵巣は双方正常。
しかしその卵巣自体を包む膜が存在したのです。
MRIにはその腫瘍「ニセ腫瘍」が映し出させていた、という寸法です。

その正体はなにか?
それはおよそ20年前に受けた大手術が大きく影響していたのです。



およそ20年以上前、小学1年の時です。

私は「先天性巨大結腸症(ヒルシュ・スプルング病)」という病気で入院・手術を経験しています。

この病気は、生まれつき腸組織の一部が機能していない、あるいは機能そのものがないというもので、
新生児の場合は人工肛門を用いて体力がついてから根治手術(切除ですね)となるのだそうです。
現在では全国でもそれほど珍しくない病気なのだそうですが、当時は症例があまりなく、
何千万人に一人がかかる病気といわれていたとかなんとか・・・( ホントか?)。
基本的に赤ん坊の時に見つかる病気なのですが、
私は病気の発見が5歳。少々異例なのではないでしょうか。

小学校に上がってはじめてのレントゲン健診。
町の小さな病院の先生が、私のフィルムをみて、
「この子は横隔膜の位置が上すぎる。おかしい。」
と思い、母に市の病院を紹介したのがきっかけです。

横隔膜がヘンということで胃周辺を検査するも原因が分からず、
検査内容の検便にて
「腸がヘン」
という見解になったそうです。
今となっては笑い話ですが、
「この小さいからだのどこからこんなりっぱなものが!!?」
という検体だったそうで・・・・・・お恥ずかしい。
ソレがきっかけで検査対象は腸へ。
即座に異変が発覚するも、その病院でも手に負えず、
その日のうちに隣の市の大学付属病院へ送られ即日入院となりました。

9月12日。
入院から10日後の手術。
朝の9時から始まった手術は終わった時とっぷり夕方も暮れようとしていたとか。
目覚めた時は病室へ向かうストレッチャーの上で、
母が青い顔で覗き込みながら一生懸命付いてくるのが見えました。
その後10日ほど両手両足をベッドにくくりつけられて固定。
寝返りをうってはいけないから。コイツがなんともつらかった。
ねむれないので毎晩腕に睡眠導入剤の注射。
リハビリや毎日のようにある検査などを経て、誕生日も病室で迎え、ようやく退院検査を終えて10月17日退院。
その後も1年ごとに中学にあがるまでは経過検査にも通いました。

この手術をするに当たって、覚悟しなければならなかったのは、術後の「後遺症」でした。
担当医から言われていたのは、膨大な、それこそ「思いつく限り言ったんじゃないの?」という数の発症の可能性でした。

言語、歩行、知能、身体成長・・・。

手術でさわる部位にいかにたくさんの重要な神経が通っているかを物語ります。
現代でさえ、その術法が難しいとされる所以なのではないでしょうか。

結局、指摘されていたどの障害も出ることはなかった。
勉強は得意ではないけど、これは悲しいかな障害じゃないだろう。
背は確かに中2で完全に止まったけど、151センチなんて普通でしょう。
後に厚底ブームが来て「時代が来た」と思ったもんです。
なんてことはない。


          「'04入院原因はコイツ。(後編)」へ続く。


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